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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

危うい美しさ

2022年04月09日 | 学校
気温がぐんぐん上がったせいで、露地のクリスマスローズが4月5日に咲きました。
この植物の正式名称はヘレボルス。クリスマスの時期に咲くのはニゲルという原種だけ。
純白の花はとてもきれいです。それに対してこの春先に咲くのはオリエンタリスという系統。
こちらは黄色や紫、緑などいろいろな花色が特徴で、別名はレテンローズといいます。
今から10年ちょっと前、日本ではクリスマスローズの大ブームとなり
ひと鉢数万円の花が飛ぶように売れました。その時の主役が今咲いているオリエンタリスです。
当時人気とはいえ高価だったオリエンタリス。草花班だったTEAM FLORA PHOTONICSは
この花の魅力をみなさんに知ってもらおうと種子から育て、毎年名農祭でワンコインで販売。
破格の価格で提供したため地域の皆さんに大いに喜んでもらいました。
しかし毎年のように播種して育てるのですから、いつしか温室はクリスマスローズでいっぱい。
そこでメンバーが卒業する時は、好きな花を一株持ち帰ってもらったものです。
園芸科学科時代、草花好きの女子で構成されていた頃の話です。
しかし当時の記憶では露地のオリエンタリスの開花は4月下旬。
ゴールデンウィークに満開になる青森県の桜のちょっと前に咲いたものです。
ところが10年も経つと開花は4月上旬。桜と同様に2週間は早くなっています。
きれいな花が咲き始めているTEAM FLORA PHOTONICSの
クリスマスローズガーデンですが、なんだか温暖化の危うさも感じます。
ちなみにこの濃紅色の花、しだいに色が変わってきます。
後日ご紹介するので、この色を覚えておいてください。


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