花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

トマトなのに桃太郎!

2015年09月23日 | 環境システム科
環境システム科の2年生が学んでいるマーケティング。
教科書だけではなかなか理解しにくいので
少し体験をいれながら具体的に学んでいます。
題材となるのがこのトマト。
オレンジ色をしていますがミニトマトではありません。
名前はご存知の方もいると思いますが、桃太郎ゴールドといいます。
桃太郎といえばタキイ種苗が育種した日本を代表するトマト。
このトマトを使ってトマトピューレを作りながら
マーケティングに必要な知識と技術を学んでいます。
この桃太郎は見ての通り、保存のため凍らせています!
さて凍らせても上手にピューレができるか楽しみです。
では現在、桃太郎ブランドにはいくつ品種があるかご存知ですか。
実は25品種もあるそうです。
桃太郎を開発する際、タキイが目指したのは硬い果肉。
硬い果肉を持たせ、熟した状態で収穫しても
すぐ柔らかくならないようにするというものでした。
当時のトマトは柔らかくなりやすかったので
出荷する際は青い状態で収穫していました。
これでは美味しくありません。
そこで長い年月をかけて誕生したのがこの桃太郎。
今までにない美味しいトマトなので
わざと野菜らしくない名前をつけたといいます。
消費者と生産者の双方のニーズに応えた桃太郎。
そのおかげで今や日本のトマトのかなりのシェアを占めています。
みなさんが食べているトマトは何ですか?

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