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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

君の強さと僕の弱さで

2020年11月07日 | 研究
大掃除を始めているハンターズ。
今年は植物栽培をしていないので、片付けは簡単でしたが
厄介なものがたくさん残っていることに気がつきました。
それが彼らが作ったたくさんの三和土のサンプル。
コンクリートのように硬いので、
その辺に捨てるわけにはいきません。
しかしハンターズが世界大会で発表したように壊すのは簡単。
このように衝撃を与えると、あっという間に
土というか砂のような状態に戻っていきます。
そこで壊しては自然に戻すことにしました。
掃除でも研究でも黙々と取り組めるのはハンターズの良いところ。
壊した三和土の状態を確認しましたが、
これなら廃棄しても問題ないようです。
「強そうで弱い」。これが三和土の長所。
「弱そうで強い」。こちらは名農生の長所。
世界グランプリは、こんなお互いの長所によって
生まれた奇跡かもしれません。
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自前です

2020年11月07日 | 学校
これまた名農祭での風景。
第二の校訓ともいえる「緑育心」の石碑の上に
オレンジ色のカボチャがのっています。
なぜなら毎年のように名農祭はハロウィンと重なります。
そこで来場者を楽しませようとカボチャのランタンがあちこち飾られるのです。
皆さんは家畜の飼料になる大きなカボチャをご存知ですか。
堆肥をたくさん与えると100kg以上にも育ちます。
アメリカに倣って日本でもそんな巨大なカボチャの大きさを競う
コンテストが開催されていますが、それに用いる品種が
アトランティックジャイアントというやはりオレンジ色のカボチャです。
ハロウィンカボチャはこの仲間で、人が食べることはないため
スーパーマーケットの野菜売り場には並びません。
おそらくお洒落なお店はディスプレイにするために
どこからか高値で購入されているはずです。
ところが農業高校は違います。この日のために栽培しているのです。
かつて近隣の小学校から飾りたいので
貸して欲しいとの依頼があったこともあります。
名農祭の商品はもちろん、ディスプレイまで自前で準備できる。
これぞ農業高校の底力です。
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