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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

D-Day

2019年07月09日 | 研究
期末考査が先週で終わり、やっと課題研究が再開されました。
今日は調査日なので各自、自分の育てている植物を調査します。
それと同時にいよいよブルーベリーの収穫作戦を実行する予定です。
先週はちょっと雨が降ったこともあり
小鳥たちの被害も今のところありません。
期末考査でハンターズが姿を見せなかったこともあり
もしかして彼らも油断しているかもしれません。
先手必勝。何としても無事に収穫して今年の戦いに勝利したいと考えています。
さてこのブルーベリー、好みの土はなんと弱酸性。
pHにすると5前後でよく育ち、逆に他の植物が
好きな中性だと枯れてしまうこともあるといいます。
つまり育てるためには土壌を酸性化させなければなりません。
アルカリにするならすぐ石灰を思いつきますが
酸性にしろといわれるとちょっと悩んでしまいます。
そんな時、欠かせない改良資材がピートモス。
植物が堆積した泥炭を乾燥粉末にしたものでpHが3〜4と酸性です。
このピートモスを混ぜることで土壌を簡単に酸性にすることができます。
でもなぜブルーベリーは他の植物と違い酸性土を好むのでしょうか。
そもそも野生のブルーベリーは北欧などの落ち葉の堆積した林で育ちます。
このような土壌は酸性土。つまり酸性にしてあげるのは
彼らの故郷である森林の土壌環境を再現しているのです。
鉢にピートモスを加えて管理してきたハンターズ。
それではお待ちかねの収穫スタートです。
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ポップコーン

2019年07月09日 | 環境システム科
環境システム科が管理している小さな畑。
そこにある授業でトウモロコシが植えられました。
実はこの場所、昨年も糯性デンプンを持つ「もちトウモロコシ」を育てたところです。
でも大丈夫。トウモロコシは連作障害が出にくい作物なのです。
今年植えられたのはみなさんが大好きなポップコーン。
おそらく名農祭で販売しようと考えているかもしれません。
さてよくポップコーンをお菓子の名前だと思っている人がいますが違います。
火にかけると爆発する種類のトウモロコシの名称で、日本語では「爆裂種」といいます。
つまり人間にもいろいろな人種があるように
トウモロコシにもいろいろな種類があるのです。
例えば爆裂するのはポップコーン、
モチモチした食感が懐かしいもちトウモロコシはワキシーコーン。
メキシコ料理でお馴染みのトルティーヤの材料はフリントコーン。
家畜の餌になるのはデントコーン。
名前の通り、まるで歯のような大きな実がつきます。
では私たちがいつも食べているトウモロコシはなんでしょう。
こちらはみなさんも知っているスィートコーン。
このように性質によっていろいろ分類されているのです。
それにしても雑草が繁茂してきました。
夏休み前に一度除草しなければならないようです。
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