花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

除幕式

2014年10月17日 | 学校
70周年式典も翌月と迫った先日、
とうとう校歌の歌碑が完成しました。
そこで全校生徒で除幕式を行い、
みなさんにお披露目となりました。
写真はまだ白い布を被った状態です。
今度じっくりサトウハチロー氏の文字を
みなさんに紹介したいと思います。
また名農祭で来校された際はぜひご覧下さい!
さて歌碑の後ろにそびえ立つ高い木。
つい数日前まで黄色に色づいた葉を
たくさんつけていました。
しかし台風による風雨で
かなり葉を落としてしまったようです。
とはいっても青と黄色のコントラストがとてもきれい。
さわやかな秋の一日でした。

コメント

マイクロバブルの底力!

2014年10月17日 | 研究
現在チームの2年生が取り組んでいるのは
樹木医さんの依頼を受けて行っている
マイクロバブルによる塩害土壌の再生試験。
酸素を充填した微細気泡を含んだ泡を塩害土壌に流したら
きっと好気性細菌が再生しやすいのではないかという
チームの疑問を解決するため調査することにしました。
塩害土壌になると酸欠になり好気性細菌が繁殖しにくくなります。
この細菌は土壌の有機物を分解して肥料分を作る役目があるため
このままいくと栄養不足の土壌になってしまうのです。
しかし今回の実験結果は予想外!
水もマイクロバブルも微生物の繁殖では大差ありませんでした。
実は一昨年の実験と使った土が違うため
塩害土壌を作った割りにはヘドロ化しなかったのが原因だと思われます。
ところが不思議なこともわかりました。
土壌改良剤をまいてからマイクロバブルで
除塩した区はなぜが微生物が少ないのです。
もしかしたら土壌改良剤の成分であるカルシウムにより
繁殖が抑制されているのかもしれません。
除塩は土壌改良剤を散布してから水で流すのが常識ですが
土壌微生物のことを考えると問題があるかもしれません。
今回の実験結果から土壌改良剤なしでマイクロバブルを使い
除塩することでナトリウムも多く排出でき
微生物も繁殖させることがわかりました。
コメント