goo blog サービス終了のお知らせ 

花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

苦あれば楽あり

2025年08月28日 | 環境システム科
この1学期、FLORAは農業クラブだけではなく
学会主催の発表会などで発表するためいろいろ走り回ってきました。
取り組んでいる時は、忙しくて先を見る余裕などないのですが
今は、少し一段落。ゆっくり今後の計画を立てられるようになってきました。
こちらにあるのは研究の成果をまとめたレポート。
まだ完璧ではありませんが、6冊もあります。
もちろん1学期に行われたさまざまな大会に参加するうえで
必要に迫られて作ったものです。
でもこれが忙しさのご褒美。
嬉しいことにまだ2学期が始まったばかりなのに
レポートがこんなに出来上がっているのです。
苦あれば楽あり。あとやることは残った実験が少しだけ。
秋のFLORAは、新たな大会に臨みますが
時間があればのんびりクールダウンもしたいと思います。
さて本日FLORAは、プレゼンのため東京Googleオフィスを目指します。
コメント

人気作家と無名の小説家

2025年08月27日 | 環境システム科
これは農業クラブ東北大会での記録簿展示。
研究活動の様子やデータなどを1冊のファイルに綴じて提出しますが
この出来も得点化され、発表の評価に加算されます。
そんなわけでどの学校もとても上手に作っています。
これは審査後、一般公開された記録簿を見ようと集まっている
東北各地の農業高校生たちです。
何度かご紹介しましたが、農業クラブの東北地区では
ここ数年、ある学校が飛び抜けて評価されています。
それを知っている東北地区の高校生たちは、
真っ先にその学校の記録簿に群がり、全てのページの写真を撮っています。
TOPセラーの作品なので、見たい読みたい気持ちはよくわかります。
その点FLORAは農クでは無名の作家。記録簿には人が集まりません。
また他校に比べてFLORAはページ数が多くありません。
かつて無茶苦茶、分厚くなった時代があり、その反省から
コンパクトにまとめるよう取り決めたと思いましたが、
時代は繰り返すようで8年ぶりに戻ってきたらまた同じになっていました。
すると記録簿の写真を撮りまくっていたある女子生徒が
FLORAの記録簿を開きました。
なぜなら名門校の記録簿には、人が盛り上がっていて見ることができないから。
FLORAの記録簿だけ見る人がいないので、仕方なく開いたようです。
すると開口一番「これ見やすい!」
ページをめくるたびに感動の声をあげ、気がつくと写真を撮っています。
やったね!小さなガッツポーズをするFLORA です!
コメント

懲りない面々

2025年08月27日 | 環境システム科
農業クラブの東北大会もボランティアの全国大会も先週終わり
2学期がスタートした名久井農業高等学校。
それなのにまたFLORAが発表練習を始めました。今度は何があるのでしょう?
実は明日、FLORAは再び東京で発表することになっているのです。
つい数日前、東京から青森に戻る際、
途中で新幹線が止まるアクシデントの影響を受け
3時間遅れでやっと帰ってきたというのに懲りない面々です。
しかし今回、彼らはとても楽しみにしています。
なぜなら発表する場所は、なんと渋谷のGoogle日本のオフィス。
スタッフの皆さんに泡農薬のプレゼンをするのです。
泡農薬は農業クラブなどいろいろなところで披露しているので
発表は何種類かあり、それぞれプレゼン方法も内容も違います。
今回チョイスしたのは大阪万博バージョン。つまりノー原稿で行うスタイルです。
大阪万博から1ヶ月。すっかり忘れているかと思ったら
みんなスラスラとスピーチします。どれだけみんなあの時、集中して
プレゼンを自分のものにしたかよくわかります。
もちろん練習は1回で終了。明日はいざGoogleです!
コメント

FFJとQ1

2025年08月26日 | 環境システム科
農業クラブ(FFJ)の東北大会で除草剤の泡散布技術について発表するFLORA。
ご存知のとおり、先月下旬に彼らは「知の甲子園」といわれる
Q1発表会でもこの研究を発表し、日本一に輝いています。
発表時間はどちらも10分以内。Q1が先に行われたので
FFJの発表はこれを少しアレンジして作られました。
さてここだけの話。Q1とFFJでは同じテーマの発表ですが
科学性の面においてかなり違います。
どちらの方が科学性が高い仕上がりだと思いますか?
答えはQ1。特に泡の表面張力試験について丁寧に説明しています。
しかしFFJの方は細かい数字などは端折っています。
その代わりFLORAが行っているモニタリングや
普及啓発活動などに少しボリウムを割いています。
FFJも科学性を目標の一つにしていますが
研究とはいわずプロジェクト活動といいます。
おそらくこの「活動」という言葉は、
生徒たちの取り組みを指すとFLORAは考えています。
したがって研究発表ではあまり使わないメンバーが活動している風景、
失敗を含めた試行錯誤などの様子がわかる画像や
感情などを表現する言葉を多用しています。
大会によって内容構成や画像、表現まで変えるFLORAです。
コメント

Where are you from

2025年08月26日 | 環境システム科
砂漠の砂の研究に2023年から取り組んでいるFLORA。
今まではナミビアのナミブ砂漠の砂を用いていました。
ところがFLORAの倉庫にある在庫もだいぶ減少。
そこで新しい砂漠の砂を手に入れました。
ところが問題発生!原産国が中国であること以外、わからないのです。
中国にはゴビ、タクラマカンなどたくさん砂漠があり
その土地によって性質が異なるといいます。
研究を進めるうえ、どこの砂なのかを知る必要があるの困っていたところ
実験をしているうちに偶然にも、その疑問が解けました。
この赤い砂を見てください。水を加えて乾燥させたものですが
ご覧のように固化しています。もちろん指など入りません。
赤くて微細な粒子、そして濡れた後に乾燥するとガッチリと固化する性質。
調べてみるとこの特異で厄介な性質をもつ砂漠はひとつだけ。
「黄土高原」です。黄土高原は土壌流出、塩害、砂漠化が激しいことで
知られている中国北西部の砂漠。微細で固化しやすいとは
なんとも厄介な性質。その砂が土肥実験室にあるとは不思議です!
コメント