奇想庵@goo

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NFL2007week03

2007年09月30日 22時01分17秒 | アメリカンフットボール
◎Dal 34-10 Chi

前半は両チームとも攻撃が振るわずジリジリするような展開。後半になってカウボーイズが本来の持ち味を発揮し一気に突き放した。QBロモとWRオーウェンスとのホットラインは現在NFL屈指と言っていいだろう。
ベアーズはQBグロスマンではこれが精一杯。いつまでこれを続けるのだろうか。

◎NYG 24-17 Was

前半17-3とリードしていたレッドスキンズだが、後半はふがいない戦いで逆転負け。ランが十分に機能せずボールコントロールが出来なかったのが敗因だが、手痛い一敗となった。
ジャイアンツは今シーズンの初勝利。QBマニングの出来が良かったとは思わないが、こうした勝利を拾っていくことが今後に繋がるだろう。RBワードはかなり安定した走りを見せた。

◎Car 27-20 Atl

ファルコンズはミスで自滅した印象。QBハリントンは決して悪くないと思うが、リーダーシップを発揮できなければQBレフトウィッチの出番も早まりそうだ。
パンサーズはRBフォスターのランが機能して勝利した。QBデロームのパスは安定に欠ける印象だ。負けが込むような事態になればQBカーの出番も出てきそうだが……。

◇Jac 23-14 Den

共にランでボールコントロールするチーム同士。しかし、それが出来たジャガーズと出来なかったブロンコスと明暗がはっきり分かれた。ブロンコスの敗因は2度の自陣でのファンブルロスト。だが、深刻なのはランが出なかったことだ。RBヘンリーが35ヤードでは厳しい。
ジャガーズはQBギャラードが12回で52ヤードのラン。QBレフトウィッチを放出し、ギャラードが名実共にエースとなったが負傷が心配となる数字だ。

◇Cle 24-26 Oak

先週の爆発がまるで嘘のように攻撃はパッとしなかったブラウンズ。特に前半はクリブスのキックオフリターンTDまで苦しんでいた。後半は2本のドライヴでTDを奪い追い上げを見せたが逆転を狙うFGをブロックされてジ・エンド。。
レイダースはQBマッカウンが負傷で後半はQBカルペッパーが登場。スタッツ的には二人共にQBはあまり目立ったものではなかった。攻撃を支えたのはRBジョーダン。HCキフィンにとってNFL初勝利となった。

◎Cin 21-24 Sea

ベンガルズにとって先週に続き手痛い敗戦となった。先週崩壊していた守備は立て直せたが今度は攻撃のリズムが悪かった。4つのターンオーバー、10のペナルティ、RBルディ・ジョンソンが17回のキャリーでわずか9ヤードのゲインとチームの勢いを削ぐプレイが目立った。そのためQBパーマーのロングパスが増え、それがインターセプトに繋がる悪循環だった。
シーホークスもWRバールソンの落球が目立つなど決していい内容ではなかったが、RBアレキサンダーのランを軸に手堅いフットボールを見せた。今後に向けてチームのモメンタムをどうつけていくかが課題だろう。

◎Ari 23-26 Bal

前半は3-20と一方的な結果となり、カーディナルスはQBをワーナーに変更。これが功を奏し残り2分を切って同点にまで追いついた。OLは以前に比べると改善されているが、レイヴンズの圧力にQBライナートを守れなかった。プレッシャーの中での判断の早さには定評のあるワーナーならではの追い上げだった。
レイヴンズは最後はQBマクネアがきっちりドライヴして決勝FGを決めて勝利。しかし、前半の流れからするともう少し余裕を持って勝たなければならない試合だったと言えるだろう。

◎Mia 28-31 NYJ

獲得ヤードでは圧倒したドルフィンズ。ようやく攻撃が機能し、QBグリーンのパスは300ヤードを超え、RBブラウンも100ヤード超のラン。しかし、それが勝利に結びつかない。詰めの甘さがこの結果をもたらした。つまらない反則も目立った。
ジェッツはRBワシントンのKORTDなどで奪ったリードを守りきった。執拗なラン攻撃が功を奏した形だ。スタッツは目立たないがやはりチームリーダーであるQBペニントンの復帰が非常に大きい。OLが彼を守れるかどうかが今後のポイントとなってくるだろう。

◎Buf 7-38 NE

現時点ではNFL最強チームがペイトリオッツであることに異存はないだろう。攻守に渡ってほぼ完璧とも言える状況だ。特に攻撃は新たに加わった3人のWRが非常に有効に機能している。これをいかに止めるかが今シーズンの他の31チームの課題とも言える。やや個人の能力に頼っている点がこのチームらしくない印象でそこが衝くべきところかもしれない。
エースQBロスマンがいきなり負傷退場したビルズ。しかし、替わったルーキーQBエドワーズはペイトリオッツ守備相手に健闘した。チーム力の差は歴然としているがその差を埋めていくには若手の台頭が必須だ。RBリンチ共々今後の活躍に注目したい。

◎SD 24-31 GB

チャージャースにとって先週の敗戦は痛くはないが、今週の敗戦は非常に痛いものと言える。課題は3つ。RBトムリンソンのランをいかに出すか。反則やタックルミスなど特に守備陣の規律をどう立て直すか。そして、最大の課題はパスラッシュがQBに届かず、それがDB陣の負担になっている点をいかに改善するかだ。早急に対応しないと今後に不安を残すこととなる。
QBファーヴの記録ラッシュがチームのモメンタムとなっているパッカーズは開幕3連勝を飾った。ランが全く出なかった中でもファーヴの肩で試合を勝利に導いた。その豪腕ぶりは素晴らしいの一言。ここ数年限界が囁かれていたが、今シーズンは復調が目立つ。この勢いをどこまで持続できるかが非常に楽しみだ。

◎Ind 30-24 Hou

エースWRジョンソンを欠き、ランが全く機能しない中で、それでも食い下がったテキサンズ。負担が圧し掛かったQBシュアブの2INTは仕方ないところ。現時点での力の差はまだ歴然としているが、若いチームだけにこういう戦いを続けていけばその差は埋めていけるだろう。
コルツにとっては手堅い一勝。KORTDを許すなどスペシャルチームには課題が残った。それ以外はきっちりと仕事をこなした印象だ。特にRBアダイは安定している。ただバックアップRBには不安が残る。

◇Det 21-56 Phi

イーグルスが大量得点で今季初勝利を飾った。開始から5つのドライヴを全てTDに繋げリードを奪った。不振に喘いでいたQBマクナブは381ヤードで4つのTBパスを決めた。RBウエストブルックも110ヤードで2TDと活躍。これで即座に復活とは言えないだろうが、そのきっかけにはなりそうだ。
マクナブを上回る446ヤードを投げたQBキトナ。ライオンズはランを捨てて追い上げようとしたが届かなかった。守備がここまで崩壊しては試合にならない。開幕2連勝スタートを切ったものの、この守備の再建は緊急課題だ。

◎SF 16-37 Pit

開幕2連勝同士の対戦だったが地力の差がはっきりと出た結果となった。スティーラーズはRBパーカーのランが安定し、守備も試合をコントロールした。開幕からの好調さをキープする戦いぶりは今後が楽しみに感じられる。
49ナーズは守備は比較的安定していたがここ一番でのタックルの甘さが目に付いた。攻撃はまだ波に乗れていない状況。QBスミスは成功率5割を切り、RBゴアは39ヤードに押さえ込まれた。シーズンを戦い切るにはやはり攻撃力の安定が求められる。もうワンランク上への実力アップが必要だ。

◇StL 3-24 TB

ラムズは3INTに2つのFG失敗とミスが目立った。攻撃もRBジャクソンのラン以外は抑え込まれてしまった。得意のパスアタックが機能せずTDを奪えずに終わった。攻撃陣に怪我人が出たことも原因だが、主力の高齢化も気になるところだ。
前半はバッカニアーズも攻撃は機能しなかった。ルーキーRBグラハムが終盤に活躍した。QBガルシアは安定したスタッツを残した。チームにモメンタムを与える勝利になるかもしれない。

◇Min 10-13 KC

QBにホルコムを立てたヴァイキングスだが攻撃をコントロール出来たとは言いがたい内容。期待のルーキーRBピーターソンは102ヤードを走ったが、試合を支配することは出来なかった。QBジャクソンの復帰が待たれるが、それがチームにいいインパクトを与えることとなるかどうか注目だ。
チーフスは逆転勝利。QBヒュアードはいいスタッツを残したが、RBジョンソンの不振が気になるところだ。守備は5つのサックを上げる健闘を見せた。今季初勝利を上げたが、今後も厳しい戦いは続きそうだ。

◎Ten 31-14 NO

第3クォーター終了までは3点差の接戦だったが、第4クォーターに3つのINTを喫して大差での結末となった。セインツは5つのターンオーバーで自滅に近い内容。ランは全く機能せず、QBブリーズへの負担は著しかった。彼を支えるレシーバーもいず、攻撃のリズムは完全に狂ったままだった。
タイタンズは守備の健闘もさることながら、QBヤングが落ち着いたクォーターバッキングを見せたことが収穫だろう。スタッツはそれほどでもないが、スクランブルに頼らずに試合をコントロールした。ただし相手の守備の弱さに助けられた側面もある。ヤングの真価を問うにはまだ見続ける必要があるだろう。