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NFL2007week02

2007年09月23日 23時59分00秒 | アメリカンフットボール
◎SD 14-38 NE

今週最大の注目カードはワンサイドゲームとなった。これが実力差とは思わないが、現時点ではペイトリオッツの地力が勝っているのは事実だろう。WRモスの存在をどう封じるかは今後ペイトリオッツと戦うチームの大きな課題となる。チャージャースは序盤のミスが響いた。まだまだ若いチームなのでシーズンを通して成長していけるかどうかがプレイオフでの再戦の鍵になると思う。

◇Oak 20-23 Den OT

開幕戦にまずまずの数字を残したレイダースのQBマッカウンは3INTでわずか73ヤードと酷い結果となった。RBジョーダンが159ヤード走ってなんとか戦えたといったところか。2週続けて接戦を制したブロンコスだが、QBカトラーは2INTと決していい数字ではない。それでも勝てるという点は評価に値する。勝つことでチームに勢いを与えられるかどうかが注目だ。

◎NYJ 13-20 Bal

共にエースQBを故障で欠いた戦い。共に控えは控えでしかないというパフォーマンスだった。レイヴンズのQBボーラーは経験は豊富。しかし、強いとは言えないジェッツの守備に苦戦した。一方、初先発のQBクレメンツはレイヴンズの強力守備に散々の出来。NFLで通用するには苦しい印象だったが、終盤は慣れてきたのか少しいいパフォーマンスを見せた。結果は守備力の差が現れた形だが、早くQBが戻ってこないと厳しい戦いが続くのは必至だ。

◎KC 10-20 Chi

QBに課題の多い両チーム。ベアーズのQBグロスマンは成長が見えない。安定してパスを投げていても急に不安定になる。RB陣のボールセキュリティの低さと共に今シーズンの苦しい戦いが予感される内容だった。チーフスのQBヒュアードは能力的に物足りなさが目立つ。ベアーズの守備の強さもあるが、状況を打破する力を持っていないのも事実だ。最後に登場したQBクロイルを試合に使いつつ育てていくことが必要だろう。

◇Sea 20-23 Ari

接戦を制したのはカーディナルス。若いQBライナートがベテランQBハッセルベックに投げ勝ったと言うべきだろうか。課題だったOLの向上も勝利の要因となった。パスプロテクトだけでなく、RBジェームズのランにも大きく貢献した。シーホークスはスタッツだけでは敗因は分かりにくい。RBアレキサンダーのランがもう一つだったにしてもそれだけで負けるとは思えない。相対的に力の差が無くなって来たといった感じだろうか。

◇Min 17-20 Det OT

オーバータイムを制したのはホームのライオンズ。双方共に5つずつのターンオーバーを喫する荒れた試合となった。ライオンズの乱調の原因はQBキトナの負傷退場にあった。第2クォーター途中からQBはバックアップのオサリバンが務め、第4クォーター途中にキトナが復帰した。一方、ヴァイキングスのQBジャクソンも大乱調で4つのINTを喫した。オーバータイムではQBボリンジャーが登場したが彼のファンブルが敗因となってしまった。期待のRBピーターソンも66ヤード止まりと物足りない数字だった。

◎Dal 37-20 Mia

前半は接戦だったが最後は地力の差が出た形だ。カウボーイズのQBロモはそういい出来ではなかったが、きっちりと結果を残すプレイぶり。WRオーウェンスの存在が大きいのも事実だが、勝てるQBになった印象だ。対するドルフィンズのQBグリーンは4INTと散々だった。優れたパサーだがまだチームにフィットしていない感じだ。しかし、それ以上にランが確立していない点が負担となっている。早急な対策が必要だろう。

◎NO 14-31 TB

バッカニアーズが完勝。QBガルシアの獲得がチームにプラスに作用しているのは間違いない。ただWRギャロウェイへのロングパス主体では安定した攻撃には繋がらない。また守備陣は以前の輝きにはほど遠い出来だろう。セインツは危惧したとおり厳しい戦いが続いている。もともと守備には不安が多いので、攻撃の建て直しが急務だ。パスプロテクトの強化とWR陣の成長が欠かせないが果たして。

◎Cin 45-51 Cle

今週最大のアップセット。ベンガルズはいいドライヴからTDを奪い、楽勝ムードも漂ってきつつあったが、あにはからんや守備が崩壊しよもやの展開となってしまった。先週多くのTOを奪った守備は明らかに雑な印象を受けた。チーム全体に慢心があったのかもしれない。
ブラウンズのQBアンダーソンはずば抜けた能力は持たないが無能ではない。昨シーズンも後半先発の座を得たように試合の中で結果を見せるタイプのQBだろう。結果的にはRBルイスのランの数字が目立つが、試合を制したのは彼のパスだ。簡単にQBクィンに先発の座を明け渡さない意地を見せてもらいたいものだ。

◇SF 17-16 StL

2試合続けて接戦をものにした49ナーズに勢いを感じるが、果たして……。獲得ヤードはラムズの392ヤードに対して186ヤードと大差を付けられたが、タイムオブポゼッションには大差は無く、ターンオーバーを奪った数は1つ上回った。スタッツからでは窺い知れない勝負強さが身に付いてきたのか。ラムズはFGが多くTDは1本止まり。フィールドポジションが悪いことがその要因となっていそうだ。

◇Hou 34-21 Car

パンサーズが2本のTDを先制したがテキサンズもすぐに追い付き、更にFGで逆転。後半追加点のTDを奪った後のキックオフリターンでパンサーズKRファガンズがファンブルし、それを拾ってTDまで獲得して一気に流れを掴んだ。こうしたビッグプレイを生んだ背景にはQBシュワブの安定したプレイがある。パンサーズはランが出ないのが問題だろう。

◎GB 35-13 NYG

パッカーズQBファーヴが勝利数で歴代単独首位となった。ここ数年低迷が続くチームだが負け越しはわずかに1シーズンのみ。それを支えているのはもちろん彼の肩。この試合ではレシーバー陣の奮起が目立った。ここ最近イージーなドロップの多いパッカーズだが、この日は集中力が感じられた。これをキープできれば面白い存在になるかもしれない。
怪我をおして出場したジャイアンツのQBマニングは精彩を欠いた。プレッシャーが無ければ安定するが、プレッシャーを受けると不安定さが目立つ。RBバーバーはそれを常にフォローしていたが、彼が引退してマニングの真価が問われている。なお、DEストレイハンはまだ現役なのね。

◎Ind 22-20 Ten

一方的になるかと思われたが、後半タイタンズが追い上げあと一歩まで迫った。それはQBヤングの力に拠る所が大きいが、彼のランに頼る戦いはチームに安定した力をもたらさない。コルツはルーキーWRゴンザレスがいい働きを見せた。デプスに不安のあるチームだけに若手の台頭は頼もしい。

◎Atl 7-13 Jac

逆転でホームのジャガーズが勝利を飾った。しかし、スタッツはともかくQBギャラードは褒められた内容ではない。いつまで彼で戦うのかHCデル・リオの決断が注目だ。ファルコンズは初戦に比べれば攻撃は機能するようになった。しかし、Kプレイターがチームのモメンタムをぶち壊した。攻撃、守備、スペシャルチームの3つがかみ合って初めてチームは勝利を手に出来る。それぞれに課題を残す試合となってしまった。

◇Buf 3-26 Pit

前半スティーラーズは攻めあぐねて4本のFGでリードは奪うも物足りない内容だった。後半2本のTDで突き放し完勝。攻撃にはまだ不満も残るだろうが、守備は今シーズンは期待できそうだ。ビルズはQBロスマンのスタッツはそう悪いものでもないが、得点に結びつかなければ意味が無い。獲得ヤードやタイムオブポゼッションで大差を付けられ一方的な内容になってしまった。

◎Was 20-12 Phi

開幕戦同様プレイに精彩を欠くイーグルスQBマクナブ。ホームでTDを上げられずに敗北した。彼を守り立てるレシーバーもいない印象で攻撃の建て直しには時間が掛かりそうだ。レッドスキンズは若いQBキャンベルがまずまずの出来。目を見張るようなものはないが、経験を積めばそこそこのQBになるかもしれない。RBやWRがよく支えていてそれがチームにいい雰囲気を与えているようだ。


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