フットボールの場合実際に見てみないと戦力分析できない傾向が顕著なので、Week1を見た上で今シーズンの予想などを簡単にしてみたい。とはいえ、見ていないチームも少なくないので、のちに第2弾を書いたりするかもしれないが。
●AFC EAST
NEの強さは本物。地区優勝は間違いないだろう。対抗馬不在の感が強いが、強いて言うなら今年もJets。
☆New England Patriots
Key Player: RBローレンス・マローニー
パス攻撃は飛躍的に上昇したが、それだけでは守備に負担がかかる。グラウンドアタックが有効に機能してこそ安定した勝利がもたらされるだろう。
☆New York Jets
Key Player: QBチャド・ペニントン
開幕戦でいきなり負傷したが、このチームは彼次第。彼がいなくなれば勝ち星は望めない。
☆Miami Dolphins
Key Player: RBロニー・ブラウン
ダン・マリーノの時代からラン攻撃が課題と言われ続けた。QBグリーンの加入でパスは計算できるがランが機能しなければ勝利は困難だ。
☆Buffalo Bills
Key Player: QB JP・ロスマン
ロスマンはNFLでは通用しないというのが私の評価。それを覆す活躍ができなければチームの浮上はないだろう。
●AFC NORTH
Cincinnatiを本命に推す。ただし3強にそれほどの差はない。長いシーズンを見据えて戦えたチームが地区を制するだろう。
☆Cincinnati Bengals
Key Player: CBデルサ・オニール
オニールに限らず守備で一昨年のようなターンオーバーをたくさん取れるかどうかが鍵だ。攻撃力は安定しているだけに、守備の浮沈が今シーズンの行方を左右する。
☆Baltimore Ravens
Key Player: RBウィリス・マゲイヒー
マゲイヒーのランが機能しないとQBマクネアへの負担が増え、怪我などのトラブルの要因になりかねない。守備はNFL屈指の力を持つだけに、ボールコントロールできるかどうかがポイントだ。
☆Pittsburgh Steelers
Key Player: WRサントニオ・ホームズ
攻守のバランスが取れているが、一方で他の2チームほどのストロングポイントも見当たらない。それだけに1戦1戦確実に勝利を積み上げていくことが肝心だが、不安材料はホームズのボールセキュリティ。昨シーズン彼のファンブルでいくつか試合を落とした。開幕戦でも大事には至らなかったがファンブルがあっただけに、昨シーズンの二の舞とならないか心配だ。
☆Cleveland Browns
Key Player: QBブイレディ・クウィン
QBフライが早々にトレードで放出され、当面はQBアンダーソンを起用するだろうが、ルーキーQBクウィンの登場も早まりそう。守備はそう悪くはないが、攻撃はQBが課題。ただし、ランが出ない上にレシーバー陣の落球も非常に目立つので、QBだけの責任ではないが。クウィンを育てるためのシーズンになりそうだ。
●AFC SOUTH
Indianapolisの優位は間違いない。そこに絡む存在としてHoustonに興味を持っている。うまく波に乗れればシンデレラチームとなるかもしれない。
☆Indianapolis Colts
Key Player: RBジョセフ・アダイ、Sボブ・サンダース
昨シーズンはRBローズとの併用だったが今年は一人でRBを担うアダイ。シーズンを戦い切るスタミナがあるかどうかがポイントとなる。一方守備はSサンダースがいるかどうかで全く別のチームに様変わりする。怪我がちな選手だけに彼がどれだけ試合に出られるかが鍵を握りそうだ。
☆Houston Texans
Key Player: RBアーマン・グリーン
QBシュアブはスターターとしては初のシーズンだが評価は高い。ただ彼を生かすためにもランが重要となる。大ベテランのRBグリーンの獲得は頼もしい。これでOLのパスプロテクトが安定すればかなりの勝ち星を期待できるだろう。
☆Tennessee Titans
Key Player: QBヴィンス・ヤング
勝ち運を持ったQBなのは事実。ただ安定した勝利には不向きだ。パサーとしてのスキルの向上が不可欠だが、今のところそれが成功しているとは言えない。レシーバー陣にも人材を欠き、苦しいシーズンとなるかもしれない。
☆Jacksonville Jaguars
Key Player: QBデイヴィッド・ギャラード、QBバイロン・レフトウィッチ
QBギャラードで開幕戦をスタートさせたが、彼では攻撃が機能しないだろう。QBレフトウィッチも決して一流とは言えないQBだがギャラードよりはマシ。レフトウィッチが危機感を持ってスターターを取り戻し、発奮して戦えればチームの浮上も可能だろうが、それができなければ低迷しそうな気配だ。
●AFC WEST
SDが大本命。Denverがどこまで追えるかが注目だろう。
☆San Diego Chargers
Key Player: QBフィリップ・リヴァース
攻守にタレントを擁し、見据えるのは昨シーズン逃したスーパーボウル出場。HCショッテンハイマー解任は妥当な判断だ。AFCを制するにはQBリヴァースの更なる成長が必要だ。これまでは周りのサポートで戦っていたが、よりリーダーシップを発揮し、自信を持ってパスを投げて欲しい。
☆Denver Broncos
Key Player: QBジェイ・カトラー
若手QBの中ではパスが安定している。ただ力強さに欠ける印象もあり、評価しづらい。チャージャースを追うには彼のリーダーシップが不可欠だが、果たしてそれが発揮できるかどうか。
☆Oakland Raiders
Key Player: Kセバスチャン・ジャニコウスキー
期待のルーキーQBラッセルは契約の遅れから今シーズンのデビューは早くてもシーズン後半か。開幕戦ではQBマッカウンが結果を残した。経験も豊富なQBなので、彼を中心に攻撃の形を作りたいところだ。最大の課題はキッカー。ジャニコウスキーの不調は様々なとろこにしわ寄せを与えている。再建途上のチームだけに確実に得点を積み上げることが必要だ。
☆Kansas City Chiefs
Key Player: RBラリー・ジョンソン
昨シーズンQBグリーンの負傷の穴を埋めたQBデイモン・ヒュアードだが正直スターターとしては力不足に感じる。2年目のQBクロイルの実力は未知数だが、彼を育てながら戦うシーズンとなりそうだ。QBの不安を埋めるためにはランが重要だが、契約問題が長引いたRBジョンソンが万全ではなさそうで気がかりだ。素晴らしいランナーだがやや波があって、そこに不満を感じていたが、今シーズンは厳しいシーズンになるかもしれない。
●NFC EAST
前評判の高かったPhiladelphiaは開幕戦精彩を欠き、むしろDallasの出来の良さが目立った。QBロモを軸とした派手さもある攻撃陣はこの地区の華となりそうな気配だ。あえてDallasを本命と見る。PhiladelphiaやWashintonが後を追うだろう。
☆Dallas Cowboys
Key Person: HCウェイド・フィリップス
QBロモはスターQBの座を掴みそうだ。RBも二枚看板を擁し、WRにはTOが健在。グレンの長期離脱は不安だがそれを補うだけの戦力はある。課題は守備。ただタレント的にはそう悲観したものでもないので、フィリップスの3-4ディフェンスが根付けばNFC屈指のものになる可能性は十分。彼の指導力がどれだけ発揮されるかが注目だ。
☆Philadelphia Eagles
Key Player: QBドノヴァン・マクナブ
開幕戦を見た限り彼の出来ははっきりと悪かった。個々の能力の高い選手は多いが、マクナブ以外にチームを引っ張る選手が見当たらないのも気になるところだ。マクナブ頼みからの脱却が図られないと、彼が抜けると今シーズンは下位低迷の危険も孕んでいる。
☆Washington Redskins
Key Player: QBジェイソン・キャンベル
昨シーズン後半からスターターに付いたQBキャンベルだが実際にプレイを見る機会が少なく未だその実力を測りかねている。RB・WRには人材がいるので、QB次第で攻撃力を発揮できそうだ。チームの浮沈を握るのは守備だが、攻撃で時間を使えれば守備の負担も軽減できる。
☆New York Giants
Key Player: QBイーライ・マニング
QBマニングに対する私の評価は非常に低い。これまで苦しい場面でRBティキ・バーバーの個人技に助けられてきた感が強いせいだ。そのバーバーが引退し、マニングの真価が問われるシーズンとなったが、彼の穴は埋められないという予想だ。OLが強く、レシーバー陣は屈指の力を備えているので、攻撃力が目に見えて下がることはないだろうが、ここ一番でマニングが勝負できるかどうか疑問視してしまう。
●NFC NORTH
スーパーボウル出場のChicagoがいる地区だが、QBグロスマンに拘るようなら地区優勝も危ういと見ている。QBファーヴの花道を飾りたいGBに期待したいところだが実力的にはやや落ちる。本命はMinnesotaだ。
☆Minnesota Vikings
Key Player: RBエイドリアン・ピーターソン
開幕戦は衝撃的だった。彼の走りが本物なら、ランアタックは対戦相手の脅威になるだろう。これにより若いQBジャクソンの負担も軽減するし、ボールコントロールができれば守備も楽になる。それだけのブレイクの期待ができるランナーだ。
☆Chicago Bears
Key Player: QBレックス・グロスマン
レイヴンスがQBボーラーに拘って勝利を逃し続けたように、ベアーズがQBグロスマンに拘るなら今シーズンは苦しいシーズンになる可能性がある。守備やスペシャルチームは今シーズンも健在だが、昨シーズンのような神がかった戦いは難しいだろう。
☆Green Bay Packers
Key Player: WRドナルド・ドライヴァー
実力通りに戦えば良くて5割といったとろこだろう。QBファーヴのターゲットとして、以前のWRフリーマンのように実力以上のパスキャッチのようなものがWRドライヴァーにも欲しいとろこだ。WRに人材を欠き、エースのドライヴァーさえもポロポロとパスを落とす現実では勝機は見出しにくい。
☆Detroit Lions
Key Player: WRカルヴィン・ジョンソン
過去5年で4人目のドラフト1巡WRであるジョンソン。彼がQBキトナのターゲットとして活躍できれば攻撃の幅は広がりそうだ。課題の守備は簡単に強化できるものではないが、改善できれば上位浮上の目も十分にあるだろう。
●NFC SOUTH
安定感という意味ではやはりCarolina。特に大きな上積みはないが、相対的にこの地区でトップの位置を占めそうな感じだ。昨シーズンのシンデレラチームNOは厳しいシーズンとなりそう。ヴィックを失ったAtlantaは再建の年だろう。
☆Carolina Panthers
Key Person: OCジェフ・デイヴィッドソン
怪我人の絶えない守備陣だがそれでも安定感は信頼できる。昨シーズン不調だった攻撃の建て直しがチームの躍進の鍵を握るだろう。エース級は怪我さえ無ければ信頼できるが、攻撃陣も怪我が多い。それをいかにカバーできるかがOCの腕だ。
☆New Orleans Saints
Key Person: HCショーン・ペイトン
昨シーズンはシーズンを通してモメンタムを得ていた。今季は実力が試されるシーズンだ。QBブリーズは一流だがWRに人材を欠く。RBは二枚看板だが、ずば抜けた走力があるとは言えない。守備は平均点で、キッキングゲームも可もなし不可もなし。特にRBブッシュを使った奇策は今シーズンは相手に研究されている。開幕戦を見た限り今シーズンは苦労するシーズンとなりそうだが。
☆Tampa Bay Buccaneers
Key Player: DEゲインズ・アダムス
このチームを支えてきた守備が高齢化などもあって危機に瀕している。ドラフト1巡DEアダムスの獲得はその再建の第一歩。攻撃の建て直しにはまだ時間が掛かりそうなだけに、守備にはまだまだ頑張ってもらわねばならないところ。攻撃ではQBガルシアの獲得はプラス材料。ただOLがしっかりしないと攻撃が機能しない可能性も高い。
☆Atlanta Falcons
Key Person: HCボビー・ペトリーノ
QBヴィックが抜け、今シーズンは再建のシーズンとなりそうだ。QBハリントンは悪いQBではないが、チームのシステムが機能するまでには時間が掛かりそう。これまでのヴィック頼みのオフェンスから抜け出すにはプレイヤーの意識改革が必要だ。攻撃の不振を支えられるほどの守備力はなく、早期の攻撃システムの構築が必要とされている。
●NFC WEST
地区全体のレベルが低く、どんぐりの背比べ状態だが、安定感で一歩上を行くのはSeattle。ただSFやArizonaは若手の成長次第でブレイクする可能性を孕む。
☆Seattle Seahawks
Key Player: RBショーン・アレキサンダー
昨シーズンは主力の怪我が響いたが、攻守にタレントが豊富な割には強さを感じないチームだ。それでも別格の雰囲気を持っていたのがRBアレキサンダーだったが、昨シーズンの故障で今シーズンの出来が非常に気になるところ。地区優勝だけならそう難しくはないだろうが、それより上を目指すには彼がリーディングラッシャーを取るくらいでなければ厳しいだろう。
☆San Francisco 49ers
Key Player: CBネイト・クレメンツ
QBスミスやRBゴアにWRジャクソンらが加わり、攻撃陣は安定してきた。課題は守備。CBクレメンツを始めLBバンタ=ケインやSルイスなどの補強に成功し、改善に期待できるようになった。守備次第では地区優勝の可能性も見えてくる。ようやく名門復活の機運も高まってきた。
☆St.Louis Rams
Key Player: TEランディ・マクマイケル
攻撃のタレントはここ数年同じ顔ぶれが続いた。ビッグネームが並ぶもののそれが成績に結びつかなかった。そんな攻撃に新たなケミストリーがあるとすればTEマクマイケルの加入だろう。守備は今シーズンも不安視されているだけに、ハイパワーオフェンスの復活が待たれている。
☆Arizona Cardinals
Key Player: OTリーヴァイ・ブラウン
シーズン前に毎年のように期待されながら、低迷を続けるカーディナルス。QBプラマーの時代からOLの弱さが攻撃を破綻させてきた。HCが代わってその伝統を打ち破れるかどうかが課題だ。守備も不安。8シーズン負け越し続きだけに、勝負弱さが身についてしまい、その脱却も求められている。
スーパーボウルの予想は、期待も込めてAFCはSD、NFCはCarolinaが実力的には来そうだが、あえてDallasを推す。
●AFC EAST
NEの強さは本物。地区優勝は間違いないだろう。対抗馬不在の感が強いが、強いて言うなら今年もJets。
☆New England Patriots
Key Player: RBローレンス・マローニー
パス攻撃は飛躍的に上昇したが、それだけでは守備に負担がかかる。グラウンドアタックが有効に機能してこそ安定した勝利がもたらされるだろう。
☆New York Jets
Key Player: QBチャド・ペニントン
開幕戦でいきなり負傷したが、このチームは彼次第。彼がいなくなれば勝ち星は望めない。
☆Miami Dolphins
Key Player: RBロニー・ブラウン
ダン・マリーノの時代からラン攻撃が課題と言われ続けた。QBグリーンの加入でパスは計算できるがランが機能しなければ勝利は困難だ。
☆Buffalo Bills
Key Player: QB JP・ロスマン
ロスマンはNFLでは通用しないというのが私の評価。それを覆す活躍ができなければチームの浮上はないだろう。
●AFC NORTH
Cincinnatiを本命に推す。ただし3強にそれほどの差はない。長いシーズンを見据えて戦えたチームが地区を制するだろう。
☆Cincinnati Bengals
Key Player: CBデルサ・オニール
オニールに限らず守備で一昨年のようなターンオーバーをたくさん取れるかどうかが鍵だ。攻撃力は安定しているだけに、守備の浮沈が今シーズンの行方を左右する。
☆Baltimore Ravens
Key Player: RBウィリス・マゲイヒー
マゲイヒーのランが機能しないとQBマクネアへの負担が増え、怪我などのトラブルの要因になりかねない。守備はNFL屈指の力を持つだけに、ボールコントロールできるかどうかがポイントだ。
☆Pittsburgh Steelers
Key Player: WRサントニオ・ホームズ
攻守のバランスが取れているが、一方で他の2チームほどのストロングポイントも見当たらない。それだけに1戦1戦確実に勝利を積み上げていくことが肝心だが、不安材料はホームズのボールセキュリティ。昨シーズン彼のファンブルでいくつか試合を落とした。開幕戦でも大事には至らなかったがファンブルがあっただけに、昨シーズンの二の舞とならないか心配だ。
☆Cleveland Browns
Key Player: QBブイレディ・クウィン
QBフライが早々にトレードで放出され、当面はQBアンダーソンを起用するだろうが、ルーキーQBクウィンの登場も早まりそう。守備はそう悪くはないが、攻撃はQBが課題。ただし、ランが出ない上にレシーバー陣の落球も非常に目立つので、QBだけの責任ではないが。クウィンを育てるためのシーズンになりそうだ。
●AFC SOUTH
Indianapolisの優位は間違いない。そこに絡む存在としてHoustonに興味を持っている。うまく波に乗れればシンデレラチームとなるかもしれない。
☆Indianapolis Colts
Key Player: RBジョセフ・アダイ、Sボブ・サンダース
昨シーズンはRBローズとの併用だったが今年は一人でRBを担うアダイ。シーズンを戦い切るスタミナがあるかどうかがポイントとなる。一方守備はSサンダースがいるかどうかで全く別のチームに様変わりする。怪我がちな選手だけに彼がどれだけ試合に出られるかが鍵を握りそうだ。
☆Houston Texans
Key Player: RBアーマン・グリーン
QBシュアブはスターターとしては初のシーズンだが評価は高い。ただ彼を生かすためにもランが重要となる。大ベテランのRBグリーンの獲得は頼もしい。これでOLのパスプロテクトが安定すればかなりの勝ち星を期待できるだろう。
☆Tennessee Titans
Key Player: QBヴィンス・ヤング
勝ち運を持ったQBなのは事実。ただ安定した勝利には不向きだ。パサーとしてのスキルの向上が不可欠だが、今のところそれが成功しているとは言えない。レシーバー陣にも人材を欠き、苦しいシーズンとなるかもしれない。
☆Jacksonville Jaguars
Key Player: QBデイヴィッド・ギャラード、QBバイロン・レフトウィッチ
QBギャラードで開幕戦をスタートさせたが、彼では攻撃が機能しないだろう。QBレフトウィッチも決して一流とは言えないQBだがギャラードよりはマシ。レフトウィッチが危機感を持ってスターターを取り戻し、発奮して戦えればチームの浮上も可能だろうが、それができなければ低迷しそうな気配だ。
●AFC WEST
SDが大本命。Denverがどこまで追えるかが注目だろう。
☆San Diego Chargers
Key Player: QBフィリップ・リヴァース
攻守にタレントを擁し、見据えるのは昨シーズン逃したスーパーボウル出場。HCショッテンハイマー解任は妥当な判断だ。AFCを制するにはQBリヴァースの更なる成長が必要だ。これまでは周りのサポートで戦っていたが、よりリーダーシップを発揮し、自信を持ってパスを投げて欲しい。
☆Denver Broncos
Key Player: QBジェイ・カトラー
若手QBの中ではパスが安定している。ただ力強さに欠ける印象もあり、評価しづらい。チャージャースを追うには彼のリーダーシップが不可欠だが、果たしてそれが発揮できるかどうか。
☆Oakland Raiders
Key Player: Kセバスチャン・ジャニコウスキー
期待のルーキーQBラッセルは契約の遅れから今シーズンのデビューは早くてもシーズン後半か。開幕戦ではQBマッカウンが結果を残した。経験も豊富なQBなので、彼を中心に攻撃の形を作りたいところだ。最大の課題はキッカー。ジャニコウスキーの不調は様々なとろこにしわ寄せを与えている。再建途上のチームだけに確実に得点を積み上げることが必要だ。
☆Kansas City Chiefs
Key Player: RBラリー・ジョンソン
昨シーズンQBグリーンの負傷の穴を埋めたQBデイモン・ヒュアードだが正直スターターとしては力不足に感じる。2年目のQBクロイルの実力は未知数だが、彼を育てながら戦うシーズンとなりそうだ。QBの不安を埋めるためにはランが重要だが、契約問題が長引いたRBジョンソンが万全ではなさそうで気がかりだ。素晴らしいランナーだがやや波があって、そこに不満を感じていたが、今シーズンは厳しいシーズンになるかもしれない。
●NFC EAST
前評判の高かったPhiladelphiaは開幕戦精彩を欠き、むしろDallasの出来の良さが目立った。QBロモを軸とした派手さもある攻撃陣はこの地区の華となりそうな気配だ。あえてDallasを本命と見る。PhiladelphiaやWashintonが後を追うだろう。
☆Dallas Cowboys
Key Person: HCウェイド・フィリップス
QBロモはスターQBの座を掴みそうだ。RBも二枚看板を擁し、WRにはTOが健在。グレンの長期離脱は不安だがそれを補うだけの戦力はある。課題は守備。ただタレント的にはそう悲観したものでもないので、フィリップスの3-4ディフェンスが根付けばNFC屈指のものになる可能性は十分。彼の指導力がどれだけ発揮されるかが注目だ。
☆Philadelphia Eagles
Key Player: QBドノヴァン・マクナブ
開幕戦を見た限り彼の出来ははっきりと悪かった。個々の能力の高い選手は多いが、マクナブ以外にチームを引っ張る選手が見当たらないのも気になるところだ。マクナブ頼みからの脱却が図られないと、彼が抜けると今シーズンは下位低迷の危険も孕んでいる。
☆Washington Redskins
Key Player: QBジェイソン・キャンベル
昨シーズン後半からスターターに付いたQBキャンベルだが実際にプレイを見る機会が少なく未だその実力を測りかねている。RB・WRには人材がいるので、QB次第で攻撃力を発揮できそうだ。チームの浮沈を握るのは守備だが、攻撃で時間を使えれば守備の負担も軽減できる。
☆New York Giants
Key Player: QBイーライ・マニング
QBマニングに対する私の評価は非常に低い。これまで苦しい場面でRBティキ・バーバーの個人技に助けられてきた感が強いせいだ。そのバーバーが引退し、マニングの真価が問われるシーズンとなったが、彼の穴は埋められないという予想だ。OLが強く、レシーバー陣は屈指の力を備えているので、攻撃力が目に見えて下がることはないだろうが、ここ一番でマニングが勝負できるかどうか疑問視してしまう。
●NFC NORTH
スーパーボウル出場のChicagoがいる地区だが、QBグロスマンに拘るようなら地区優勝も危ういと見ている。QBファーヴの花道を飾りたいGBに期待したいところだが実力的にはやや落ちる。本命はMinnesotaだ。
☆Minnesota Vikings
Key Player: RBエイドリアン・ピーターソン
開幕戦は衝撃的だった。彼の走りが本物なら、ランアタックは対戦相手の脅威になるだろう。これにより若いQBジャクソンの負担も軽減するし、ボールコントロールができれば守備も楽になる。それだけのブレイクの期待ができるランナーだ。
☆Chicago Bears
Key Player: QBレックス・グロスマン
レイヴンスがQBボーラーに拘って勝利を逃し続けたように、ベアーズがQBグロスマンに拘るなら今シーズンは苦しいシーズンになる可能性がある。守備やスペシャルチームは今シーズンも健在だが、昨シーズンのような神がかった戦いは難しいだろう。
☆Green Bay Packers
Key Player: WRドナルド・ドライヴァー
実力通りに戦えば良くて5割といったとろこだろう。QBファーヴのターゲットとして、以前のWRフリーマンのように実力以上のパスキャッチのようなものがWRドライヴァーにも欲しいとろこだ。WRに人材を欠き、エースのドライヴァーさえもポロポロとパスを落とす現実では勝機は見出しにくい。
☆Detroit Lions
Key Player: WRカルヴィン・ジョンソン
過去5年で4人目のドラフト1巡WRであるジョンソン。彼がQBキトナのターゲットとして活躍できれば攻撃の幅は広がりそうだ。課題の守備は簡単に強化できるものではないが、改善できれば上位浮上の目も十分にあるだろう。
●NFC SOUTH
安定感という意味ではやはりCarolina。特に大きな上積みはないが、相対的にこの地区でトップの位置を占めそうな感じだ。昨シーズンのシンデレラチームNOは厳しいシーズンとなりそう。ヴィックを失ったAtlantaは再建の年だろう。
☆Carolina Panthers
Key Person: OCジェフ・デイヴィッドソン
怪我人の絶えない守備陣だがそれでも安定感は信頼できる。昨シーズン不調だった攻撃の建て直しがチームの躍進の鍵を握るだろう。エース級は怪我さえ無ければ信頼できるが、攻撃陣も怪我が多い。それをいかにカバーできるかがOCの腕だ。
☆New Orleans Saints
Key Person: HCショーン・ペイトン
昨シーズンはシーズンを通してモメンタムを得ていた。今季は実力が試されるシーズンだ。QBブリーズは一流だがWRに人材を欠く。RBは二枚看板だが、ずば抜けた走力があるとは言えない。守備は平均点で、キッキングゲームも可もなし不可もなし。特にRBブッシュを使った奇策は今シーズンは相手に研究されている。開幕戦を見た限り今シーズンは苦労するシーズンとなりそうだが。
☆Tampa Bay Buccaneers
Key Player: DEゲインズ・アダムス
このチームを支えてきた守備が高齢化などもあって危機に瀕している。ドラフト1巡DEアダムスの獲得はその再建の第一歩。攻撃の建て直しにはまだ時間が掛かりそうなだけに、守備にはまだまだ頑張ってもらわねばならないところ。攻撃ではQBガルシアの獲得はプラス材料。ただOLがしっかりしないと攻撃が機能しない可能性も高い。
☆Atlanta Falcons
Key Person: HCボビー・ペトリーノ
QBヴィックが抜け、今シーズンは再建のシーズンとなりそうだ。QBハリントンは悪いQBではないが、チームのシステムが機能するまでには時間が掛かりそう。これまでのヴィック頼みのオフェンスから抜け出すにはプレイヤーの意識改革が必要だ。攻撃の不振を支えられるほどの守備力はなく、早期の攻撃システムの構築が必要とされている。
●NFC WEST
地区全体のレベルが低く、どんぐりの背比べ状態だが、安定感で一歩上を行くのはSeattle。ただSFやArizonaは若手の成長次第でブレイクする可能性を孕む。
☆Seattle Seahawks
Key Player: RBショーン・アレキサンダー
昨シーズンは主力の怪我が響いたが、攻守にタレントが豊富な割には強さを感じないチームだ。それでも別格の雰囲気を持っていたのがRBアレキサンダーだったが、昨シーズンの故障で今シーズンの出来が非常に気になるところ。地区優勝だけならそう難しくはないだろうが、それより上を目指すには彼がリーディングラッシャーを取るくらいでなければ厳しいだろう。
☆San Francisco 49ers
Key Player: CBネイト・クレメンツ
QBスミスやRBゴアにWRジャクソンらが加わり、攻撃陣は安定してきた。課題は守備。CBクレメンツを始めLBバンタ=ケインやSルイスなどの補強に成功し、改善に期待できるようになった。守備次第では地区優勝の可能性も見えてくる。ようやく名門復活の機運も高まってきた。
☆St.Louis Rams
Key Player: TEランディ・マクマイケル
攻撃のタレントはここ数年同じ顔ぶれが続いた。ビッグネームが並ぶもののそれが成績に結びつかなかった。そんな攻撃に新たなケミストリーがあるとすればTEマクマイケルの加入だろう。守備は今シーズンも不安視されているだけに、ハイパワーオフェンスの復活が待たれている。
☆Arizona Cardinals
Key Player: OTリーヴァイ・ブラウン
シーズン前に毎年のように期待されながら、低迷を続けるカーディナルス。QBプラマーの時代からOLの弱さが攻撃を破綻させてきた。HCが代わってその伝統を打ち破れるかどうかが課題だ。守備も不安。8シーズン負け越し続きだけに、勝負弱さが身についてしまい、その脱却も求められている。
スーパーボウルの予想は、期待も込めてAFCはSD、NFCはCarolinaが実力的には来そうだが、あえてDallasを推す。
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