外苑茶房

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イラク派遣 10 年の真実

2014-04-18 22:10:14 | 社会全般

4月16日に放送されたNHK「クローズアップ現代」に衝撃を受けました。

人道復興支援活動のためにイラクに自衛隊が派遣されて10年が経ちました。
5年間に陸海空で延べ1万人の自衛隊員が派遣され、幸いにして戦死者ゼロで活動を終えました。
しかし、無事に帰国した後、28名(NHK調べ)の隊員が自殺したというのです。

道路補修などの復興支援活動にもっぱら従事した自衛隊。
しかし、現地には秘密裡に棺も用意されるなど、最悪の事態も覚悟の上での活動でした。

隊員たちの自殺とイラク派遣との因果関係は明らかでないというのが防衛省の公式見解です。
しかし、昼夜を問わず、いつ武装集団から攻撃を受けるか分からないという恐怖の連続が、隊員たちの心に深いダメージを与えたのは間違いありません。

このような厳しい現実を私は全く不勉強で知りませんでした。

国民の1人として、自衛隊員の皆さんに対して深甚なる敬意を表するとともに、イラクでのご苦労に対して、改めてお礼を申し上げます。

番組の詳しい内容

集団的自衛権の議論が始まりました。
どのような法的プロセスを経るにせよ、自衛隊に新たな任務が増えることは確実な情勢です。

与野党の皆さんには、必要性の説明にとどまらず、それに伴うリスクに関する議論も避けないでいただきたいです。
必要性とリスクの両面を検討した上で、国民一人ひとりが覚悟と決意をすべき問題です。

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