酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

「東国原首相」 いけるかも

2009-06-24 05:31:33 | Weblog
 そのまんま東、あらため東国原英夫が首相(自民党総裁)の座に色気を見せているらしい。朝日などの報道ぶりからは、本気とも取れる。

 《自民党の古賀誠選挙対策委員長は23日、宮崎県庁で東国原英夫県知事と約20分間会談し、次の総選挙に自民党から出馬するよう正式要請した。知事側は自民党総裁候補とすることなどを出馬の条件に挙げたが、結論は出なかった。

 東国原氏は総選挙で「次期総裁候補」として当選した後、総裁に選ぶように求めたと見られる。

 古賀氏は会談で「自民党も自浄能力を発揮して変わっていかないといけない」と出馬を要請。これに対し、東国原氏は(1)全国知事会でまとめた地方分権に関する方針を自民党の政権公約(マニフェスト)に盛り込む(2)自分を次期総裁候補とするとの2条件を提示した》=朝日com=

 東国原はその後出演したテレビなどで「722分の1(1国会議員)にはならない」と述べるなど、意欲を見せていたという。

 まあ、冗談と受け止めるのが妥当だ。大阪府知事の橋下徹は「断るためのしゃれ」と解釈しているが、いいところを突いている。東国原の要求が自民党に受け入れられる可能性はゼロだからだ。無理難題を吹っかけて、相手の要請を交わす。昔からある手法だ。

 東国原の条件提示を真っ正直に解釈して、発想を疑うなどと批判する諸君も大勢いる。気持ちは分かるが、センスが無い。同じことを言うにしても、別な言い回しがあるだろう。

 《自民党の古賀選挙対策委員長が宮崎県の東国原英夫知事に次期衆院選への出馬を要請したことについて、大島理森国会対策委員長は23日、「総裁になりたいなら、国政での経験、研さんを積んで、期待が集まってからだ」と否定的な見方を示した。

  一方、民主党の鳩山代表は「知事はまだ1期目も終えていない中で、政党を救うため、知事の職を投げ捨てるみたいな発想が県民、国民に理解されるのか」とけん制した》=読売ONLINE=

 大島はまじめそうな人だから、こんな発言になってしまう。経験と研鑽を積んで期待が集まった連中の中に、安倍、福田、麻生も入るのだろう。それを思い浮かべると国民はしらけてしまう。宇宙人・鳩山も根は正直なのか、通り一遍の反応だ。

 イチモツを満座で披露? したり、淫行や暴行で活躍した東国原である。常識に掛からない言動や行動があっても不思議ではない。国政転出は冗談半分、色気半分というところだろう。こんな条件を出せば、自民党の古い部分からは総すかんを食う。それも織り込み済みなのではないか。そう考えると、怪しい雰囲気も漂う。

 麻生も東国原もたいした違いはない。というか、麻生よりはましな気もする。自民党が本気で東国原を担ぐと面白い。面白いが、選挙で負ける確率がさらに高まるのも確かだ。「国民をおちょくってるのか」と大ブーイングが沸くだろう。でも、東国原ブームが起きる可能性もゼロではない。どの道、自民党は負けるのだ。東国原を担いで賑やかにお祭り選挙兼自民党葬送選挙をやればいい。大敗した後は政界再編だ。

 

 

 
コメント
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