酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

議員宿舎は女人禁制か

2009-01-15 05:35:08 | Weblog
 きょう発売される「週刊新潮」の記事でまた官邸の周りがざわついているという。参院議員宿舎の鴻池官房副長官の居室に女が出入りしていたことがばれてしまったらしい。
 

 《鴻池祥肇(よしただ)官房副長官が居住する参院議員宿舎に既婚女性が出入りしていたとの記事が15日発売の「週刊新潮」に掲載されることが分かり、河村建夫官房長官は14日の記者会見で「記事が出るようだという話は(鴻池氏から)あったので、雑誌が出た時点で改めて事実関係を聞く」と述べた。野党からは辞任要求も出ており、政府は対応に苦慮しそうだ。

 週刊新潮の記事によると、鴻池氏の参院議員宿舎(東京・麹町)を女性が複数回訪ね、宿泊したとしている。記事中で女性は訪問は認めているが、鴻池氏の部屋での宿泊は否定している。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は党の会合で、「鴻池官房副長官に大きなスキャンダルが発生したようだ。今のうちに早く官房副長官をお辞めになった方がいい」と発言。公明党幹部は「事実なら不適切。(本人が)しっかり事実か事実でないか説明しないといけない」と語った。

 一方、鴻池氏は14日、毎日新聞などの取材に「たいそうなことになったな」と語ったが、進退問題への波及は「ないでしょう」と否定した》=毎日web=。


 なぜこれが進退問題になるのかが理解できない。記事を読んでいないので即断はできないが、問題になっているのは「女を議員宿舎に引っ張りこんだ」ということのようだ。議員宿舎に「使用者と性を異にする人物の立ち入りは禁止する」などという類の規則があるのだろうか。

 それなら、女房や亭主も部屋を訪ねられなくなる。そんなことはあるまい。鳩山や公明党幹部氏が言いたいのは「みっともない」「国会議員の恥さらし」ということだろう。それはその通りだ。でもそれまでの話である。

 かつて中川秀直が女とのベッド写真を撮られてやがて官房長官を辞めさせられたことがある。あの時の女は覚せい剤事件に絡んでいた。鴻池の女もそういう関係なのかどうか。

 国会が騒ぐような話か。民主党はこれを口実に参院での2次補正予算審議をさらに引き延ばす……などということを画策してはいないか。他人のあら捜しより、実効性ある政策の提示に力を注いでほしい。

 女の不始末など、たたき出したらキリがあるまい。国会の品位? を自ら貶めてどうする。条件反射はやめて、少しは考えて行動してもらいたい。これはメディアも同様だ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする