酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

箱根大混戦=ドングリの背比べ?

2009-01-03 17:25:20 | Weblog
 第85回の箱根駅伝は東洋大の初優勝でフィナーレとなった。不祥事に伴う監督交代を力に変えた戦いぶりは見事の一言だ。おめでとう。

 とはいうものの、好コンディションにもかかわらずタイムは去年より4分以上悪かった。選手が入れ替わる大学駅伝で記録の比較が適当かどうかは判断に迷うところだが、東洋が飛びぬけた力を持っていたから勝ったのでないことだけは確かだ。

 快走といえるのは初日に山を登った一年生の柏原ぐらいで、他の選手は堅実な走りに徹していた。粘ってつなげば何とかなるということだ。負けない駅伝のセオリー通りではあるが、迫力には欠けた。

 追う早稲田は策がなかった。前半突っ込んで終盤突き放されるパターンを繰り返した。知恵がなすぎる。残りの区間トータルで借金を返す走り方がなぜできないのか。渡辺君も瀬古譲りで、作戦が苦手なのかもしれない。

 復路の走者は全体的にスピード不足が目立った。4位から14位あたりまでタイム差がなかったことがそれを裏付ける。箱根人気は盛り上がる一方だが、「参加することに意義あり」的な風潮も散見される。テレビ中継、監督車のあり方、今後に課題を残した大会でもあった。

 でも、ランナーは良く頑張った。

 
コメント
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