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またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

JUDAS PRIEST in 武道館

2008-09-30 | 音楽・ライブレポ
思えば私のライブ通いは2005年11月のモトリー・クルーの
リユニオンツアーがリターンのきっかけになったのだった。

15年ほど音楽から離れた生活をしていたので、
かつて雲の上の人たちだったロックスターが
未だ変わらず元気にしている姿や、
ライブの迫力に魂を抜かれたようになり、
それ以来、機会をみつけてはライブ通いをするようになった。

そのモトリーが新アルバムをひっさげて10月に来日!
ラウドパークにも出演するとあって心躍っているのだが、
その周辺でホワイトスネイク&デフレパードやら
行きたいライブが目白押しなのである。

この来日ラッシュのなか、先陣を切って(?)、
ジューダス・プリースト、通称メタルゴッドが来日!

ジューダスは70年代から活動しており、その長い歴史の中で
新作を含めて通算18枚のアルバムを出している。

私は当時からだとペインキラーとラムイットダウンしか聴きこんでおらず
ファンというにはあまりにもさわりの部分しか知らないモグリなのだが
メンバーの高齢化も気になるので、ヴォーカルのロブ・ハルフォードが
元気なうちに一度は見ておこうという気になった。

とりあえず新アルバム「ノストラダムス」を買う。
私の好きな2枚のアルバムとはずいぶん様子が違うので
とまどったが、聴きこんでいくとまた感想も変わるだろう。

タイトル曲の「ノストラダムス」はジューダス史上もっとも
評価されたというペインキラー(こちらもタイトル曲)と
なんとなく構成が似ているような気がする。

アルバム「ペインキラー」は捨て曲なしの名盤で
私はこれをすりきれるほど聴いてきたけれど、
今回はどのくらいこのアルバムからやってくれるかな。

ジューダスも3年前に来日していて、こちらは2005年5月。
私がライブ通いを再開したのが11月なので
このときの公演はみていない。

yumiko-98さんがこの時に行かれたので記事をリンクしておこう。
洋楽フリークス:【Judas Priest】LIVE in Osaka Joh Hall REPORT

そのジャパンツアーの武道館公演は、
のちにDVD化されたので予習をかねて観た。

全編ハイトーンのペインキラーでは、ロブが苦しそうで
ステージ上のモニターにがっくりとうずくまったまま息も絶え絶えだ。

出ない声をふりしぼり、額にくっきり浮かんだ青筋といい
苦しそうというより悔しそうな表情がまるで断末魔のようで
思わず「ロブ死ぬな!」と叫びそうになる。

うなり声をあげつつなんとか歌いきったその姿に
滂沱の涙で画面が見えなくなったが
3年前でこんな調子では、いくら新アルバムのレコーディングが
できたとはいえ、今回のステージはどういうことになるのやら…。

チケットをとるか迷いつつ、関連記事をチェックしていたら
ジューダスのオフィシャルサイトにワールドツアー中のロブが
どこかの国の回転すし屋で楽しんでいる動画がアップされていた。

不思議だけれど、なんだかそれを観たら急にその気になって
うきうきとチケットをとってしまったよ。
おいでませジャパンへ!!

そんなこんなで楽しみに待っていた武道館。
今回のツアーは名古屋からだ。
UDOによるとセットリストは以下のとおり。

1. Prophecy   album『Nostradamus』('08)
2. Metal God   album『British Steel』('80)
3. Eat Me Alive  album『Defenders of the Faith』('84)
4. Between the Hammer & Anvil  album『Painkiller』('90)
5. Devil’s Child   album『Screaming of Vengeance』('82)
6. Breaking The Law   album『British Steel』('80)
7. Hell Patrol   album『Painkiller』('90)
8. Death   album『Nostradamus』('08)
9. Dissident Aggressor   album『Sin After Sin』('77)
10. Angel   album『Angel of Retribution』('05)
11. Electric Eye   album『Screaming of Vengeance』('82)
12. Rock Hard Ride Free   album『Defenders of the Faith』('84)
13. Sinner   album『Sin After Sin』('77)
14. Painkiller   album『Painkiller』('90)
--------------
15. Hell Bent for Leather   album『Hell Bent for Leather』('79)
16. Green Manalishi   album『Hell Bent for Leather』('79)
17. You've Got Another Thing Comin'  album『Screaming of Vengeance』('82)

このうち私が知っているのは半分くらいかな。
まあでも、行けばなんとかなるだろう。

東京は朝から冷たい雨が降っていて寒い。
11月を思わせる気温だ。
開演は19時からだが早めに出よう。

武道館は小学生の頃に学校行事で行ったことがあるはずなのだが
それ以来ご無沙汰なため、行き方を含めて何も覚えていない。

半蔵門線に乗って出口は2番と。
開演3時間前に出ただけあって、電車内にそれらしい様子の人はいない。
メタルゴッドに敬意を表して黒いデニムに皮のブーツ、
黒い革ジャンを小脇に抱えて金具をカチャカチャいわせながら
ホームに降り立ち、2番出口を探して外に出る。

それらしい看板でも出ているかと思えば何もなく、
あれ?と思いながらうろうろしているとお堀端に出たが
橋の向こうにある詰め所は真っ暗でひと気がない。
あれは違うよね…とさらにウロウロしていると交番があったので
そこで聞くと「歩いていくんですか? そこをずーっといくと
靖国通りに出ますので、右に行けばありますよ」。

お礼をいって、歩きだしつつ
たしか駅から徒歩5分だったはずだけど
いやに遠いんだな…「歩いていくんですか?」
と最初に言われたのがひっかかるけどまあいいや、と
吹きつける雨にびしょぬれになりながら進む。

ここは街中。暗いし雨だし、このあたりの土地勘は
まったくないので自分がどこにいるのかわからなくなる。
学校があったり、日テレがあったり、
どう考えてもこれはまた道を間違えている。

そもそも「それらしい格好」の人に
今日はまだ一度も会っていないではないか。

開演時間までまだ余裕があるけれど
さすがにこれはまずいと思い始めたところに
東京メトロの駅があったので近づくと、「麹町」とあった。

ここからどう行けば武道館までたどりつけるか
わからなかったので、あきらめてタクシーを拾った。

18時過ぎで渋滞している道路をハラハラとながめつつ、
ようやく武道館へ! けっこう遠かったな~。
タクシーなので入り口に横付けだ。

ほほほ、VIP気分♪(赤じゅうたんはないけれど)なんて
今だから言えるが、実際は雨の中を延々さまよったあとで
ボロボロのクタクタ。到着したのが開演30分前で本当によかった。

売店でビールを買い、席についてようやく一息いれる。
今日はスタンド1Fの最前列だ。

武道館は1万人収容の会場なので、スタンド最前なら
見晴らしはいいだろうがステージまでは遠いだろうと
思っていたところ、すりばち状のつくりのせいか案外ステージは近い。
オペラグラスも持ってきたけどね。

そのかわり1人あたりの座席も小さいというか狭い。
建物じたい古いので、昔の日本人の体格に合わせて
作ってあるのかもしれないが、私の両隣は男性で
全員がきちんと腰掛けるとギュウギュウ詰めになって
体の側面が密着する。

武道館というくらいだし、体のガッチリした武道家たちが
座ることになったらそうとう厳しいのではないかしらん。


さてビールを飲みつつまわりを見ると、
2階席は南東~南西のみ開放で全体では9割の入り。
男女比7:3~6:4で年代は50~30代くらいかな。
そして9割の人が黒い服、もとい黒Tシャツを着ている。

全体が真っ黒な中、アリーナに一人だけ、
たとえは悪いが冷凍品を運搬するのに使う、
アルミを吸着した保冷バッグみたいにギラギラ光る
銀色の上着を着た人物が現れてめちゃくちゃ目立っていた。

びっくりしたが、あとでこれはロブの衣装を模したものとわかる。

横目で時計をにらんでいると、19時になったあたりで
会場のあちこちから野次と歓声が飛び始め、
19時5分、照明が落ちてはじまりはじまり~。

神秘的な、荘厳なオーケストラ風の出だしに
もやのかかったステージ。
息を詰めて見守っているとメンバー登場!

キターー! 鳥肌たってしまった。
ツインギターにベースの楽器隊がまるで
櫓をこぐように楽器と頭を上下させているが
これがとってもカッコいいのだ。

ロブもゆっくりした動きながら元気そうで、声もよく出ていた。
新アルバムからのProphecy、いいじゃないか!
なぜだか目頭が熱くなる。
会場全体の盛り上がり方もすごい。

ツインギターのグレンとKKも年をとっているはずだけれど
スタイルのよさとふさふさヘアーで全く年齢を感じさせない。
二人とも華があってカッコいいな~。

ライブは上のセットリストどおりに進み、
Breaking The Law は知っているのでサビで叫ぶ。
ロブとの掛け合いが楽しいなあと思っていたところで
Hell Patrol へ。

これはとても好きな曲で、最初のドラムから高揚するし、
ツインギターが追いかけてくるところが気持ちいい。
それまでまあまあおとなしく見ていたけれど、
ここで目の前のロブが自分に憑依したごとく
熱唱、ヘッドバンギング、じたばた足踏み、理性はどこへやら。

3分半くらいの短い曲なのだが、もうこれだけで満足です。

あとはまたのんびりとみる。
知らない曲でも適当にのれますなー。

そしてペインキラーへ。
文字どおりのキラーチューンだが、
やはりこれが一番ロブには苦しそうだ。

3年前よりはずっと声も出ているけれど
そろそろ封印してもいいのでは…。
これを楽しみにしているファンも大勢いるから
なかなかそうもいかないんだろうけど。

ペインキラーのあと、ロブはハーレーに乗って登場。
バイクにまたがったまま Hell Bent for Leather だ。

野鳥の会よろしくオペラグラスでステージを眺める私。
ロブはバイクのライトをつけたり消したりしていた。

私の席からは、肉眼だとロブの頭が
ちょうどうずらの卵くらいの大きさに見える。
見事なスキンヘッドで頭皮にタトゥがあったが
彫るとき痛そうだな、あれは。

Green Manalishi のあと、ロブによる合唱指導があった。
ロブ:Yeah~Yeah~♪
観客:Yeah~Yeah~♪
(yumikoさんとこ見たら前回もこれやってたのね)

この繰り返しをメロディを変えつつ
けっこう長くやっていたが楽しかった。
あまり英語がわからない私としては
長いMCを必死にヒアリングするより、
こっちのほうが交流している気分がでてよいかも。

音楽は言語の壁を越え…なんてかっこいい言葉を浮かべつつ、
私はいつ、ロブがリーロリロレーロと言い出すか
気になってたまらなかった。が、言わなかった。


そして最後に You've Got Another Thing Comin' で
和やかに大団円。あー楽しかった。
次のツアーでは、ぜひノストラダーマスをやってください。

余韻を味わいながら人の流れに乗って駅に向かう。
九段下…あれ? 行きに私が降りた駅って…。

詳しい方ならすでにおわかりと思うが
私は何を勘違いしたのか、降りるべき駅をひとつ間違え
手前の半蔵門駅で下車していたのだった。恥ずかしい。

しかしこれで来月のデフ・レパード&ホワイトスネイクのときは
迷わずに来られそうだ。

*

会場で配られていたもの。

実物大の時計型フライヤー。

ベルト部分に切れ込みが入っているので
腕にはめることができる。


いずれ商品化されるものなのかどうか
わからないけれど面白いね。




Queen Rock Montreal cine sound ver.に行ってきたよ

2008-09-05 | 音楽・ライブレポ
予告どおり新宿バルト9に出向き、
前方寄りの席にドキドキと座っていると、
気合の入った一団が中央付近で歓談していた。

白いタンクトップにヒゲ、ジーンズの男性もいて、
フレディみたいだなと微笑ましい気持ちになる。
客層は40~50代が多かった。

私自身はしんみりした気分でいたところに
東郷かおる子と今泉圭姫子が登場。

ミュージックライフは読んでいなかったけれど、
東郷氏の名前は聞いたことがあったので興味津々だった。

私は湯川れい子とイメージを混同していたようで、
シンプルな外見のおばちゃんが現れたことに少し驚いたが、
話しだすとちゃきちゃきしていて
いかにもアタマの回転が速そうな人だった。

今泉氏はラジオでも活躍しているそうで、
ナビゲーターとしてうまく場をまとめていた。

両氏ともにフレディに会ったことがあるなんて羨ましいなあ。

何度も予定をすっぽかされて腹が立ったこともあったが
いざ会うとサービス精神旺盛で細かく気を配ってくれた、とか
なぜか火鉢を10個買って帰ったとか(これはどこかで読んだ気がする)
Born to love youのPVを5~6回連続で見せられた、とか
その場の様子が目に浮かんでくるようだった。

と、そこでゲストが登場。
マニアックイーンのROYさんだ。
フレディのコスプレで有名な人なのだが、
きっと客席にいるものと思っていたので
ステージにやってきたことにびっくり。

まじまじと眺めてしまう。
本格的なコスプレをした人を実際に見るのってこれが初めてだわ。
髪型とか身ごなしとかよくつくりこんであって感心した。

そこで「フレディらしい腕のあげかた」を
レクチャーしてくれたので家に帰ってからやってみたよ。
右手のこぶしを握って後ろからグンと上にまわしあげるそうな。

トークショーは30分ほどで終わり、
いよいよモントリオールの映像が始まる。

ライブDVDはいくつか持っているけれど
モントリオールは未見のはず。

場内が暗くなると、さきほどの中央にいた一団が
全員立ち上がって手に手に光る腕輪をはめている。
そして画面に向かって大声援。

この集団の真後ろの席にいたら
必然的に私も立たざるを得なかっただろうけれど
幸い自分よりも後ろなので気にならず。

のんびり座って鑑賞したが、
場内も7割は座っていたのではないかしら。

さて映像も音も素晴らしく、
画面の半分を埋め尽くすフレディのどアップや
久しぶりにきいた懐かしい曲の数々に感激。

ん~ところどころ覚えのあるシーンがあるんだけど…と
帰ってから手持ちを調べてみたら、
このDVDも持っていた!

字幕がチェコ語でリージョンフリーの輸入版だが
(DVDタイトルは WE WILL ROCK YOU)
どこにもモントリオールと書いてないので
わかりませんでした。


私はウェンブリースタジアムのDVDがお気に入りで
こっちはあんまりみてなかったんだな。
あとでこっちも見なおそう~。

今日はフレディの誕生日ということで
特別にバンドエイドの映像も流れた。
こちらは自宅で何度も見たけれど、
やはり映画館で見るのはイイ。

フレディ最高~♪

帰宅してからなんとなく動画サイトをまわったら
英語で フレディ、お誕生日おめでとう!と
書いている人が何人もいて泣きそうになった。

私はクイーンのファンというよりフレディのファンなんだな。
映画館でライブ映像鑑賞は、全身で堪能できていい感じでした。





Queen Rock Montreal cine sound ver.に行くよ~

2008-09-04 | 音楽・ライブレポ
来日ラッシュの中、UDOのサイトをみていたら
1981年のQueenのモントリオールでのライブ映像を
映画館で上映します とあった。

映画館の巨大なスクリーンと優れた音響効果で
実際のライブのような大迫力を味わえるとのこと。
つまりフィルムコンサートというやつでしょうか。

音響はもちろん、画質もデジタルリマスターされているので
かなりクリアな状態で楽しむことができそう。

http://queen-cinesoundver.net/?synclsid=perrhb45egu6bioq0rmnva4bj3

明日9月5日はフレディの誕生日だ。

それを記念して新宿バルト9では
特典映像プラス東郷かおる子&今泉圭姫子の
トークショーもやるということなので
劇場まで行って座席指定でチケットを買ってきた。

http://wald9.com/information/index.html#info1088

新宿に出たのもずいぶん久しぶりで、
バルト9は伊勢丹の近くということしか知らず、
交差点に立ってきょろきょろしていたら
マルイの上階にあった。

チケット売り場&軽食コーナーのフロアは
見事に若者だらけ。平日の夕方だからかな。

首尾よく希望の席を押さえて
伊勢丹をのぞいてから帰ってきた。

さてライブも映画も1人で行くのには慣れているけれど
こういうフィルムコンサート(あえてこう呼ぶ)は初めてだ。

主催者の記事を読むと、
「涙や大歓声、総立ちで盛り上がります」とあるけれど、
映画館といえばあまり身動きもせず
静かに見る癖がついているので
実際どういうテンションで臨めばいいのか悩むわ。

新宿バルト9は全席指定だけれど、
同日のイクスピアリなんて席指定なしの全席自由だもんな~。
目の前にあるのはスクリーンだけど
本当のライブみたいなノリになるのかな。

いや~明日が楽しみです。

*

こちらは過去記事→READY FREDDIE??




CHICAGO/HUEY LEWIS & THE NEWS in パシフィコ横浜

2008-04-22 | 音楽・ライブレポ
昨日は日曜のシカゴ&ヒューイで気合を入れて拍手しすぎたのか
背筋が筋肉痛になり、ヴッ…といいつつ
かがむこともできなかった。

今日は渋谷のCCレモンホールでFIREHOUSE vs NIGHT RANGER、
パシフィコ横浜でシカゴとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースがある。

CCレモンのFH vs NRもすっごく気になっていたけれど、
さんざん迷った挙句、本日はシカゴに決めた。

パシフィコ横浜というと、モトリーの楽日に演目を減らされた
記憶があるけれど、果たして今日はどうなることやら。

さすがに今日はHOTEIは来ないだろうけれども
楽しみに行ってきます。

*

パシフィコ横浜はWHITE SNAKEで来て以来だわ。

1Fが8割、2Fは1割くらい埋まっていたように見えた。
年齢層は40~50歳、男女比6:4。

開演20分前にはグッズが全て売り切れ。
CD、DVDは残っていた。

私は上手側のスピーカー近くだったので、
片耳だけ耳栓をしてステージを注視する。

ヒューイが19:00-20:30の90分のステージ。
セットリストは広島と同じだったかな。

20:55-22:40でシカゴ。
こちらのセットリストも広島と同じだったように思う。

本日のサプライズは、シカゴの演奏に加わったヒューイ達が
パシフィコホテルから借りてきた白いガウン(和風の細帯つき)を
羽織って登場。アイヤーと空手の決めポーズをとったりしているのを
ツアースタッフたちが楽しそうにカメラに収めていた。

今日の私の席からパンコウさんはみえにくかったけれど、
他のメンバーもそれぞれ見所満載なので、
やはり最後まで楽しく、満足して帰ってきた。

平日の火曜日に22:40まで、演目をはしょることなく
きっちりと演じきってくれたのは嬉しいな。
最後の曲、「長い夜」そのままのステキな晩でした。

*

さて、NR vs FH の渋谷はどうだったんだろうと調べてみる。

最後にやる特別な1曲が、
土曜はDEEP PURPLE Smoke on the water(これは見た)
日曜はAC/DC Highway to Hell
今日がOZZY Crazy Train

ブラッドの弾く Crazy Train ですか…!
みたかったなあ…。

まあ、でも、こればかりは仕方ない…。
自宅RANGERに戻るとします。



CHICAGO/HUEY LEWIS & THE NEWS in 東京国際フォーラム

2008-04-20 | 音楽・ライブレポ
東京国際フォーラムAホールのキャパシティは5000人。
昨日、NR vs FHで行った赤坂ブリッツが1400人だったので、
ホールに向かう人の多さに圧倒される。

UDOは「R40感涙!」なんてコピーをつけていたので
対象はそんなに上だっけ?と思っていたのだが
まわりを見ると本当に40~60代がメインだった。
男女比は6:4かな。

メタル系のライブとは違って、
黒いTシャツを着ている人はほとんどいない。
いかにも休日らしいカジュアルな服装の人が多かった。

私の席は前から4列目でステージまでは6~8mくらい。
ふかふかの椅子に座って後ろを振り返ってみると、
さすが5000人規模の会場は大きく、びっしりと奥まで
埋まっている客席は壮観だった。

ロビーにドリンクと軽食のコーナーがあり、
会場内は飲食物の持ち込み禁止なので、急いでビールを飲む。

席に戻ると照明が落ち、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの登場だ!

太いハの字眉毛に割れたアゴ、困った犬のような顔をしたヒューイ。
さすがにふけたとは思うが、スリムなスタイルは昔のままだ。

わ~、ヒューイだヒューイだ。
感極まって3曲目くらいまで涙をこらえるのに苦労した。
…が、ちょっと冷静になってみると、なんだか曲のテンポが遅い。

こんなだったっけ? 
もともとのんびりした曲をさらにスローテンポにしているような。

なにか、一拍おきに手を叩くような感じ…。
ブンチャッチャー、ブンチャッチャーというお遊戯会のような。

あ~こういうときに知識がないとうまく説明できなくてダメだな。

古き良きアメリカンロックという雰囲気はとてもいいのだけれど、
アップテンポの曲とのんびりモードの曲を組み合わせるなどして
メリハリをつけてほしい。Hip To Be Square も聴きたかったです。

ザ・ニュースの面々の顔と名前が一致しないのだが
途中でアカペラあり。美しいコーラスにしみじみする。

管楽器隊は下手側のさがった位置に3人並んでいた。

途中でシカゴからギターのRobert Lammと
ドラムのイケメンTris Imboden、
ボーカル兼ベースのJason Scheffが加わり、和やかに盛り上がる。

満席とはいえ観客の反応は全体におとなしめだなあと
思っているうちにアンコールも終わった。

叩きまくった手のひらがじんじんする~。
心配していた音響の具合もばっちりでよかった。

途中、ヒューイがマイクを通さず生声でしゃべるという場面もあり
(そのとき会場はとても静かだった)、
全体にほのぼのとしたステージだったな。

HUEY LEWIS & THE NEWS in TOKYO Apr.20 setlist

01.The Heart of Rock & Roll
02.You Hurt Me
03.New World
  (I Want a New Drug~ Small World)
04.Doing It All for My Baby
05.The Power of Love
06.Jacob's Ladder
07.Do You Believe In Love
08.So Much In Love
09.Uh Huh
10.Heart and Soul
11.But It's Alright
12.We're Not Here for a Long Time
~~ENCORE~~
13.Back in Time
14.Bad Is Bad
15.Workin for a Living

Huey Lewis (lead vocals, harmonica)
Johnny Colla (sax, guitar, vocals)
Bill Gibson (drums, percussion, vocals)
Sean Hopper (keyboards, vocals)
John Pierce (bass)
Stef Burns (guitar, vocals)
Marvin McFadden (trumpet)
Ron Stallings (tenor sax)
Rob Sudduth (baritone sax)

1700-1830

*

30分ほど休憩を挟み、シカゴが始まった。

2002年に出たコンプリートアルバムで予習をしたが
メンバーの顔も名前も全く知らないまま来てしまった。

シカゴはブラスロックというジャンルになるらしく、
普通はボーカルがフロントマンをつとめるイメージなのだが
ここではトロンボーン、クラリネット、サックスの金管トリオが
センター前方でずずいと主張。

ボーカルは誰がやっているのだろう?とキョロキョロすると
キーボードだったりギターだったりする。
どうやらボーカルは4人くらいで兼任しているようだ。

こういうタイプのライブに来るのは初めてなので
なんだか愉快な気分になる。
目の前で高らかにパッパッパア~♪とくるのが気持ちいい。

トロンボーンのJames Pankowに目を奪われた。

総白髪のおじいさんなのだが、
袖なしシャツからのぞく上腕筋は盛り上がっているし、
精力的な演奏ぶりや、ついと決めるポーズが実に小粋だ。

力強くくりだすスライド管にみとれつつ、もしかしてリーダーは
この人なのかなと漠然と考えていると、Pankow氏は

「コンバンワトーキヨ! ミナ サイコウ!
 ニホンニ カエッテコレテ ウレシイデス!」

とメンバーの中で一番に挨拶をしていた。おお~~。


つねづね Hard to Say I'm Sorry(素直になれなくて)から
~Get Awayへつなぐのが不思議でたまらなかったのだが
これは金管トリオがバンドのメインであるということを
考えると、当然の流れなのであろう。

途中、ヒューイたちも参加して、ヒューイのホーンセクションと
シカゴのメンバーがずらりと並んで賑やかに演奏するさまがすごかった。


さて布袋寅泰はいつ出てくるんだろうと思っていたら、
アンコールになってからの登場だった。

金色に染めた髪にサングラス、燕尾服みたいな形の黒い上下に白い靴。
シカゴのメンバーに混じっても、上背があるので見劣りしない。

本人を生で見るのは初めてなのだが、びっくりするくらい足が細っ!
アジア人だから華奢なのだというわけではないのだろうが、
40歳過ぎであれを保っているのはすごい。

そして観客に対しては一言もしゃべらないままクールにギターをかまえ、
BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY が始まった。

これを聴きたかったので嬉しい!
この曲に金管パートがあるとは気づかなかったわ。
…チャーチャー! チャ!

私のまわりの観客も「HOTEI~~!」と大声援。
その細い足をクニャクニャと、不思議な動かし方をしながら
演奏していたけれど、これがなぜだかカッコよく。
ちょっとファンになりました。

その後「25 or 6 to 4(長い夜)」でのギターバトルも面白かった。


オフィシャルブログでシカゴ共演の喜びと興奮を語るホテイさん

http://hotei.com/blog/2008/04/chicago-1.html

リンク先の記事の一番下にある画像をクリックすると拡大されるが、
一番左の前列にいるのがJ・パンコウさんだ。

>ヒューイ・ルイスさん(僕の後ろ)テンション高かったです!(笑)

と書かれているが、時計を見るとこれはヒューイが自分の
ステージを終えて、楽屋にさがってきてすぐに撮ったものですね。
そりゃテンションも高かろう~。


今日はヒューイ、シカゴと合わせて3時間強のステージだったが、
充実していて楽しいライブだった。
余韻にひたりながら、うきうきと家路に着いた。

01.Introduction
02.Questions 67 and 68
03.Ballet for a Girl in Buchannon
04.Time (with Huey Lewis)
05.I'm a Man (with Huey Lewis& The News)
06.Feel
07.If You Leave Me Now
08.Call on Me
09.Alive Again
10.I Don't Wanna Live Without Your Love~Look Away~You're Not Alone
11.Love Me Tomorrow
12.No Tell Lover
13.Hard Habit to Break
14.You're the Inspiration
15.Beginnings
16.Just You 'N' Me
17.Saturday in the Park
19.Feelin' Stronger Every Day
20.Hard to Say I'm Sorry
21.Get Away
~~ENCORE~~
22.Battle Without Honor or Humanity (HOTEI with Chicago)
23. 25 or 6 to 4 (with HOTEI)


Robert Lamm (keyboards, vocals)
Lee Loughnane (trumpet)
James Pankow (trombone)
Ray Herman (sax)
Bill Champlin (keyboards, vocals)
Jason Scheff (bass, vocals)
Tris Imboden (drums)
Keith Howland (guitar)

1900-2040



NIGHT RANGER vs FIREHOUSE in 赤坂BRITZ

2008-04-19 | 音楽・ライブレポ
私は二階席にいた。
年齢層は30~40代が8割といったところ。
男女比は7:3くらいかな。

ベースとギターのスタンドマイクの間隔が
二階からだと4~5mほどに見えるこじんまりとしたステージ。

会場のキャパシティは1400人と小さめだからか、
どの場所からでもよく見えそう。

ドキドキしながら開演を待っていると照明が落ち、
しょっぱなからOvernight Sensationで
C.J.ののびやかな声に圧倒される。

アルバムを聴いて予習していたけれど、
それは17年前に発売されたものなので
相応の衰えは覚悟していただけにびっくりした。

噂にはきいていたがC.J.は日本語が上手だった。
「ゲンキデスカ」を「イカガデスカ」と言い間違え、照れて大笑い。
ライブ中にはあまり使わない挨拶だよね、イカガデスカは。

事前に家で90年代に来日したときの映像を見ていたのだが
今は見た目が全員別人のようになっていて、どれが誰か悩んだわ。
しかし、C.J.のキラキラした目は変わってなかった。

歌も演奏もよかったので、欲をいえばもう少し
ロケンローラーらしい格好をしてくれると嬉しいな…。
地味さ加減は先日のWINGERみたいな感じ。

ぜひ聴きたかったDon't treat me badもやってくれて満足。
アンコールはやらなかった。

会場の反応は2~3割といったところで、
ほとんどがナイトレンジャー目当てだったのかもしれないが
これを機にファンが増えるといいな。

FIREHOUSE setlist AKASAKA BRITZ

01.Overnight Sensation
02.All She Wrote
03.Oughta Be a Law
04.Holding On
05.When I Look into Your Eyes
06.Shake & Tumble
07.Door to Door
08.Hold Your Fire
09.Love of a Lifetime
10.Reach for the Sky
11.Don't Treat Me Bad

C.J.Snare(Vo) Bill Leverty(G)
Allen McKenzie(B) Michael Foster(Dr)
1700~1815(75分)

*

30分ほど休憩を挟んでNIGHT RANGERへ。

昨年のセットリストとはガラリと変えてきた。
「20…いや25年ぶりにライブでやるよ、この曲を!」で
ナイトレンジャーという曲をやっていたが、
(サビでナーイト レーンジャーと叫ぶ)
私はこれは知らなかった。

しかし階下を見るに、この曲に限らず、
全曲もれなく全員が両手を挙げて盛り上がっていて、
年季の入ったファンの多さに感心。

ジャックは元気であいかわらず動きが可愛い。
小柄なのもあるのかもしれないが、ちょこまかした動きが
米国のアニメにでてきそうなコミカルさで見ていて楽しい。

ケリーは今日はあまりのどの調子がよくないようだった。
日本に来て風邪でもひいたのではと心配だ。

ブラッドはあの赤いギターでじゃんじゃん弾きまくっていたが
途中でハウリングがとまらなくなり(?)、オレンジのに替える。

今回の助っ人ギターはレブではなくJoel Hoekstraが来ていたが
おとなしい感じの細い人で、メンバーに気を遣いながら演奏。
けっこう上手だった…と思う。

同じく助っ人キーボードのChristian Cullenは
楽器が小さく見えるほどの大柄な人だったが
終始ニコニコしながら丁寧に自分の仕事をこなしていた。


ナイトレンジャーはテンポがよく、ステージ進行の上手さはさすが。
The Secret of My Successももちろんやってくれて嬉しかったが、
ジャックは「明日も、火曜のCCレモンでも、どんどん違うセットリストで
いくから楽しみにしててね!」と張り切っていた。


アンコールになってロックインアメリカが終わると、
ジャックがFIREHOUSEのメンバーを呼んだ。

なかなかでてこないので、「はずかしがらなくていいんだよ!」などと
声をかけつつ、「さあブラッド、なにをやろうか?」と相談。

ブラッドが「じゃあ、○○は…」といいかけると、
ジャックが「シャーーーラップ!!」と叫び、観客が笑った。

そして何が始まったかというと、スモークオンザウォーターだった。
ギター少年がまず最初に始めるあのリフ、
ジャッジャッジャー、ジャッジャッ ジャジャー のあれ。

ファイヤハウスでもナイトレンジャーの曲でもなく、
観客みんなが知っていそうな曲という意味でいい選曲だ。

私はファイヤハウスの面々がまた見られたので嬉しく、
いや~今日は来てよかったとしみじみ。

NIGHT RANGER setlist AKASAKA BRITZ

01.You're Gonna Hear from Me
02.Man in Motion
03.When You Close Your Eyes
04.High Enough
05.Night Ranger
06.Panic in Jane
07.This Boy Needs to Rock
08.There Is Life
09.The Secret of My Success
10.Sing Me Away
11.Can't Find Me a Thrill
12.Four in the Morning
13.Sister Christian
14.Don't Tell Me You Love Me

15.(You Can Still) Rock in America
16.Smoke on the Water ~with FIREHOUSE

Jack Blades(Vo, B) Brad Gillis(G) Kelly Keagy(Vo., Dr)
Joel Hoekstra(G) Christian Cullen(KB)
1840~2010



岩分強化ウィーク?

2008-04-18 | 音楽・ライブレポ
鉄道ファンが「今日は列車に乗りまくるぞ!」と
いう日のことを鉄分強化デーというそうだが、
これが船舶ファンになると「塩分多めの皆さん」と称されるらしい。

*

今週末は土曜にNIGHT RANGER & FIREHOUSE(赤坂BRITZ)、
http://udo.jp/artist/NRFH/index.html

日曜にCHICAGO/HUEY LEWIS & THE NEWS(東京国際フォーラム)と
2日連続でライブに行く。
http://udo.jp/artist/CH/index.html


招聘元はどちらもUDOなのだが、どういうわけか東京・横浜での
開催日が2グループともに土日火の3日間全て重なっており、
どちらにも複数回行きたかった私としてはせつない状態になった。


NIGHT RANGERは昨年2度見たので
今年はそんなに肩に力を入れているわけではないのだが、
FIREHOUSEは9年ぶりの来日だそうで、私には初見。

FIREHOUSE単独でクアトロで6500円、
水曜日に…とかじゃダメだったんでしょうかね?

予習のためにアルバムを集め、
Don't treat me bad(live)を聴いてテンションのあがる私だが
アコースティックな曲も楽しみだ。

今回の来日をきっかけに、FIREHOUSEが
今秋のラウドパークにも来てくれたら嬉しいな。

*

日曜のCHICAGO/HUEY LEWIS & THE NEWSは
どちらも80年代に聴いてはいたが、ライブを観たことはなし。

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースは映画 Back to the future の
The Power of Love でご存知の方も多いのではなかろうか。

当時 SPORTS や FORE!! などのアルバムを熱心に
きいていたので懐かしくてたまらない。
この目で観られる日が来ようとは…。

yumiko-98さんによると、ヒューイは16日に大阪で
Foo Fightersのライブにサプライズで参加したらしい。

【Foo Fighters】LIVE in Zepp Osaka セットリスト&プチレポ
う~ん、うらやましい!
しかし若い人はあまり知らないのかもね。



シカゴといえば、私が聴いていたのは
ピーター・セテラが脱退する前後で、
いまや結成40周年を迎えたシカゴのほんの一時期に過ぎない。

コンプリートアルバムを買ってみると、
CMなどで聞き覚えのある曲が多いことにびっくり。

曲の良さはもちろん、シカゴにはトランペットや
サックスといった金管楽器隊がいるのも楽しみだ。

彼らはすでに広島、大阪、名古屋の公演をこなしている。
UDOが広島公演のセットリストをアップしてくれたので
こちらに転載しておこう。

~~~~~~~~
4/14(月)@広島厚生年金会館 <第一部>ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

1. The Heart of Rock & Roll
2. So Little Kindness
3. New World
4. Doing It All for My Baby
5. The Power of Love
6. Jacob’sLadder
7. Perfect World
8. It's Alright
9. Under the Boardwalk
10. Heart and Soul
11. But It's Alright
12. We're Not Here for a Long Time (We're Here for a Good Time)
13. Back in Time
14. Bad Is Bad
15. Workin for a Living

4/14(月)@広島厚生年金会館 <第二部>シカゴ

1. Introduction
2. ~Questions 67 and 68
3. Ballet for a Girl in Buchannon
4. Time
5. I'm a Man
6. Feel
7. If You Leave Me Now
8. Call on Me
9. ~Alive Again
10. I Don't Wanna Live Without Your Love
11. ~Look Away
12. ~You're Not Alone
13. Love Me Tomorrow
14. ~No Tell Lover
15. Hard Habit to Break
16. ~You're the Inspiration
17. Beginnings
18. Just You 'N' Me
19. Saturday in the Park
20. Feelin' Stronger Every Day
21. Hard to Say I'm Sorry
22. ~Get Away
23. Free
24. ~25 or 6 to 4
~~~~~~~~~

You're The Inspiration もやるんだね!
これを聴いているとなぜか涙腺が刺激されるのだ。

そして20日のシカゴには特別ゲストとして
布袋寅泰氏が参加するそうな。


オフィシャルブログで喜びを語るホテイさん

CHICAGOと競演!!!


へええ。布袋寅泰は単独ライブに行くほどのファンではないけれど
今回一緒にみられるなら嬉しいな。嫌いではないし…。

BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY (Kill Billのテーマ)
などもやってくれたらうれしいな~。


UDOのトップページをみたところ、
19、20日のシカゴ&ヒューイはソールドアウトで
当日券も出ませんとのこと。

当日券なし、というのは久しぶりにみた。
今からとっても楽しみだ。

この週末は万全で臨みますわよ。



ALICE COOPER in 新木場Studio Coast

2008-03-25 | 音楽・ライブレポ
私が好きなバンドはアリス・クーパーの影響を
受けている人が多いのだが、
私自身は彼についてほとんど知らなかった。

KIP WINGERつながりで昔のPVをネットで
見たところ、これが面白かったので
ようやく興味をもったのだった。


そのアリスが20年ぶりに来日すると決まって
慌てて予習をするも、国内のレーベルとは既に
契約切れになっており、殆どのアルバムが廃盤になっていた。

仕方なく中古や輸入CDを必死にかき集めて聴いてみると、
どれも馴染みやすく、好きなメロディラインだったので
ライブの日を心待ちにしていた。

そしてついに今日がその日。
整理番号は比較的早い方だったので、スタジオコースト内の
段差で高くなっているところに陣取る。

観客の年齢層はまあ高め…30~40代というところか。
20年ぶりだなんて、なんでそんなにあいてしまったんだろう?

どうしてか日本ではそんなに人気がなかったのよね。
今日、初めてアリスを見るという人も多かったんじゃないかな。
会場が8割ほど埋まったところでステージが始まった。

セットリストを見つけたので貼っておく。

Alice Cooper 2008年3月25日Setlist:
1.SE~It's Hot Tonight
2.No More Mr Nice Guy
3.Under My Wheels
4.I'm Eighteen
5.Is It My Body?
6.Woman Of Mass Distraction
7.Lost In America
8.Feed My Frankenstein
9.Be My Lover
10.Dirty Diamonds
11.Muscle Of Love
12.Keri's Acc. G Solo~Desperado
13.Halo Of Flies(Inc. Percussion Jam&Ds Solo)
14.Welcome To My Nightmare
15.Cold Ethyl
16.Only Women Bleed
17.Steven
18.Dead Babies
19.Ballad Of Dwight Fry
20.Medley:Devils Food~Killer~I Love The Dead
21.School's Out
[Encore]
22.Billion Dollar Babies
23.Poison
24.Elected


知らない曲が4曲ばかりあったけれど、
アリスの場合は知らなくてものれるので大丈夫。

本国ではずっと変わらず、大きな会場が埋まるほどの
人気があるアリスだが、新木場の小さなステージで
あちらと同じように大掛かりなセットを組んでくれるのか
ふたをあけてみるまでわからなかった。

しかし、これが嬉しいことに、まずアリス自身が
その昔から容姿も声も衰えておらず、
(若い頃から老けメイクだったのは大きい)
身ごなしにキレがあり、軽やかに杖を振り回しながら
ぴしっ、ぴしっと決まるポーズが小気味よい。

本当に還暦なんですか。
さすが毎日ゴルフで鍛えてるだけのことはあるわ。


楽器隊もイケメン揃いで見どころじゅうぶん。
ドラムのソロ(?)のときに、両脇にギタリストたちもついて
盛んにタイコを叩くのだが、これが和太鼓に似ていて楽しかった。

私がカッコいいと思ったのは、ステージ右側にいた
ギタリストのJason Hook。
http://www.jasonhook.net/

グッズ売り場には、楽器隊の生写真&ピックが
1人につき2000円で販売されていた。買えばよかった。

またステージでは、昔のDVDなどで見るしかなかった
Welcome to my nightmareの世界を再現。

あの寸劇をきちんとやってくれたことに驚いた。
アリスがステージでギロチン・ショーをやるのは
知っていたが、今回は首吊りショーだった。

「シアトリカルなショックロッカー」が彼の肩書きなので、
まさにその真髄を見た。
たしかにショッキングでした。

寸劇においてアリスの娘のキャリコが好演しており、
あの気合の入り方はキグルミをかぶっていても
これが彼女だとすぐわかるくらい。
猫背具合が父であるアリスとよく似ていて楽しい。


中だるみがなかったというわけではないが、
ひとつの手抜きもなしに、ここまで充実したステージを
みせてくれたことに本当に感激している。

1969年にデビューしたアリスの集大成を
今日のステージで見たような気がした。

70年代のアルバムからの曲も多かったな。
Elected、最高~~。

ずっと楽しみにしていたけれど、行ってよかった…!
もしかして今年のベストライブになるかも。


今日はアイラインを黒く、太めに目を囲むようにして
入れていった私であった。
気分だけでも、ALICE  CΦΦPER





ウィグワマニア増殖御礼キャンペーン当選!

2008-02-07 | 音楽・ライブレポ
昨年10月のラウドパークの頃、
WIG WAM の MADE IN JAPAN(DVD)と
LIVE IN TOKYO(CD)を両方買って期日までに応募すると
ウィグワムグッズが当たるかも、という企画があった。

当選者には11月中に送付するとあったのだが
音沙汰がなかったので、すっかり忘れていたところ、
昨日になって急にキングレコードから宅配便が…。

「ウィグワマニア専用ゆのみ」が来た~ッ。


製造工程で予想以上に時間がかかったために
送付が遅れました、とのことだが嬉しいな。


すし屋の湯のみサイズ。

宇伊具輪夢…?



具羅夢(歌)  → グラム
手偉似(六弦) → ティーニー
不羅津主(四弦)→ フラッシュ
酢舗手威(太鼓)→ スポーティ

なんじゃこりゃ~?!

では、さっそく。


ノルウェー出身の彼らに敬意を表して、
ノルウェー産のスモークサーモンと
ピーラーで薄くむいたキュウリ、
クリームチーズの太巻きを作成。



でっかい湯のみは安定感あっていいですね。
いっぱい入るし御寿司屋さん気分。

ちょいと洋風な太巻きも美味しい。
醤油なしでいけますわ。

この同じ湯のみをWIG WAMのメンバーが使っている画像を
どこかで見たような気がするのだが思い出せない。

しかし予想外のプレゼントが本当にうれしかった。

キングレコード メタル・フロンティアスタッフのみなさん
どうもありがとうございました。
新アルバムも楽しみにしております。



ALICE COOPER くるんですね

2008-01-23 | 音楽・ライブレポ
あれこれとよくないニュースが続いていて
鬱々とした日々を過ごしていたところに
ALICE COOPER来日の文字が!
http://www.creativeman.co.jp/2008/alice/index.html

へえ~、彼の曲は全く知らないのだけれど、
以前akivilさんが教えてくださったKip在籍時代の映像を
youtubeで見て面白かったのを思い出し、
迷わずチケットをとってしまった。

こういう意味でyoutubeって役に立ってると思うわ。

予習のためにCD、DVDを手配し、
アリスのmyspaceもチェック。
http://myspace.com/officialalicecooper
まじまじと見たことなかったけれど、
彼、なかなかハンサムですね。

新木場でもあんな感じの演出をやってくれるのだろうか?
ステージ全体を見渡せる場所をゲットできるように頑張るぞ。