【その1】
お風呂に入ろうと服を脱いだところで用事を思い出した。皆寝静まっているからいいだろうと思い、そのまま出てきた。すると。グースカ眠っていたアリエスがギョッとしたように飛び起き、慌てふためいて走り去った。「・・・」失礼な。やや憤慨して居間に行くと、今度はアリ子母がなぜか台所に現れて腰を抜かさんばかり。原人が泥棒に入ったかと仰天したそうだ。・・・何よ。あんたたち。ところで息子よ、どこまで逃げた。避難しすぎだろ。
ワイルド系? カワイイ系?
コスモス植えるんだって
【その2】
なんだか急に思い出したのだが、以前に出会った犬の専門家が、犬の排泄についてこう言っていた。「しつければトイレは外にできます。朝と夕の1回ずつでOK、夜中の心配は無用。犬は、夜は膀胱の機能が止まっているから、行かなくて大丈夫なんです」。ほほう。機能がね。結局我が家では、庭と室内どちらも採用した。その説明には全然納得できなかったからだ。ヒトが留守にする生活サイクルであるなどの必要性に迫られていないというのもある。体調も気温もいつも一定ではないし、2回でなく3回排泄したい時だってあるだろう。夜間行かなくてもいいのは、膀胱機能が止まっているどころか活躍しているからだよ。「犬は」とかテキトーすぎだろ。制限の多い生活ではあるけれども、ごはんとトイレくらいは、思う存分にさせてやりたいものだなぁ。
ヒトの都合に基く誤解って、たくさんあるんだろうなと思う。そもそも、ヒトと暮らすことを選んだイヌは、生き残り繁栄したけれど、「幸せ」の心情を抱いていたかどうかはまったく未知だ。アリエスもまた、自分で望んでここに来たわけではない。結局はどうやっても自己満足かもしれない、難しい問題。
片足は床に踏ん張って奮闘中
早くください、それ
それとは・・・軍手。悪い顔しとるな
お風呂に入ろうと服を脱いだところで用事を思い出した。皆寝静まっているからいいだろうと思い、そのまま出てきた。すると。グースカ眠っていたアリエスがギョッとしたように飛び起き、慌てふためいて走り去った。「・・・」失礼な。やや憤慨して居間に行くと、今度はアリ子母がなぜか台所に現れて腰を抜かさんばかり。原人が泥棒に入ったかと仰天したそうだ。・・・何よ。あんたたち。ところで息子よ、どこまで逃げた。避難しすぎだろ。
ワイルド系? カワイイ系?
コスモス植えるんだって
【その2】
なんだか急に思い出したのだが、以前に出会った犬の専門家が、犬の排泄についてこう言っていた。「しつければトイレは外にできます。朝と夕の1回ずつでOK、夜中の心配は無用。犬は、夜は膀胱の機能が止まっているから、行かなくて大丈夫なんです」。ほほう。機能がね。結局我が家では、庭と室内どちらも採用した。その説明には全然納得できなかったからだ。ヒトが留守にする生活サイクルであるなどの必要性に迫られていないというのもある。体調も気温もいつも一定ではないし、2回でなく3回排泄したい時だってあるだろう。夜間行かなくてもいいのは、膀胱機能が止まっているどころか活躍しているからだよ。「犬は」とかテキトーすぎだろ。制限の多い生活ではあるけれども、ごはんとトイレくらいは、思う存分にさせてやりたいものだなぁ。
ヒトの都合に基く誤解って、たくさんあるんだろうなと思う。そもそも、ヒトと暮らすことを選んだイヌは、生き残り繁栄したけれど、「幸せ」の心情を抱いていたかどうかはまったく未知だ。アリエスもまた、自分で望んでここに来たわけではない。結局はどうやっても自己満足かもしれない、難しい問題。
片足は床に踏ん張って奮闘中
早くください、それ
それとは・・・軍手。悪い顔しとるな
深夜の原人の泥棒!小話ではすまないね。
色々な専門家がいるからよくわからんね。
聞いてると「ウンウン」だが、思い返せば「ん?」みたいなこともあるしね。
小話シリーズ次回も期待してるよー。
はりきる現原人もコワいか・・・
疾風くんとお母さんの戦い、目に浮かびますねぇ。軍手はたまらないでしょうね。ぴらぴらしたのが5本もついてて。
まあ、アリエスが飼い慣らせるのは軍手くらいです。