保険・・・つづき

　保険なんてまったく無知の私だが、それなりに検討した。しくみが呑み込めてくると、色々な観点で商品が設定されていることが何となく分かって結構おもしろかった。知識ゼロの人間の疑問がズバリ本質であることもある。プロがみれば笑っちゃうだろうけど、私がチェックした内容↓。あくまでも自分だけのためであり独断に過ぎないものだが、見直す時のためにも、頭の整理としてズラズラと書いてみる。

　根本的に押さえるべき点は、①自分のニーズ ②会社の能力 ③会社の性格だと思った。その上で、④商品の特徴 ⑤商品の金額。

　ニーズ。これまでの通院経験で考える。検査なんかは同じでも、大型犬は体重により薬の投与量などが多いために、同じ疾患名でも1回あたりの医療費は高い。老犬でない限り病気にかかる回数は少な目と仮定すれば、年間上限額が決まっているとしても、1回あたりの限度額は低すぎないほうがいい。同じく今の年齢なら入院より通院の比重が高い。ケガの補償は必要だが疾病のほうが需要が多い。

　会社の能力。格付けの他、支払いの余力とでもいうべき数字もある。これまで安全と言われたラインでも破綻が相次いだと聞く。毎年の財務状況について几帳面に公開しているところもあった。

　会社の性格。認可を受けているか否か。保険会社にするのか、短期少額保険会社か、共済か。外資系か国内か。他の保険業務も手がけているか、ペット単独か。
　共済は非営利互助組織であるので掛け金は少なく済むが、補償額も少な目。少額保険会社は、会社の存続に支障が生じた場合の契約者保護機構を設置する義務がない。
　外資はあくまでも本国本社の意向が重要で、日本支社の扱いはどの程度のものか不透明だが、国内での危機の場合は傷が小さいかもしれない。
　複数業務があれば、単独分野でのリスクは減るのか。あるいは他分野のリスクが波及してしまうのか。
　それから契約者を、どんな存在と捉えているのか。なんとも素人的発言かもしれないが、クチコミや過去の事例を調べると、結構トラブルにつながる点を含んでいる。それは契約前から、資料やHPの作成、電話対応などからも伺えるかもしれない。「人による」可能性もあるけど、確認しないよりはまし。資料とは何より、重要事項説明書や約款・・・いちばん細かい字の書類がいちばん大事で、事前に知っておくべき内容が全部記載されているのか否か、質問したら明快な返答が得られるのか否か。誤解なき新規加入へ導いてくれる姿勢があるのかどうかということだ。

　商品は定率、定額、実額保障に分かれ、色々な特約を付帯することができる。自分のニーズにより、選びたいものは絞られてくるだろう。掛け金額が家計に合えばよし。

　そんなこんなで、最終的に2社の商品について詳しく比較することにした。どちらも数か所、似たような内容で微妙な言い回しの部分があったので尋ねてみた。この手のことは必ずメールか書面でやり取りする。あとで確認するのに必要な手間。
　1社は即座に返事がきたが、部署名のみで担当者は不明、書類に書いてある言葉を繰り返す回答で欲しい情報は秘匿されている。もう1社は時間をおいて部署名担当者名で返事がきて、質問別に詳しく答えたものであった。内容をもう一度吟味して、家族や詳しい人の意見を聞いたら、決定しようと思う。

　ちなみに、保険請求の仕方はあまり重視しなかった。病院の会計の時点ですぐに差し引いてもらえるか、後日書類を郵送するのかというようなことだけど。あと、人の対応がドライだと評判が悪くなる傾向にあるが、優しさよりも、正確・適切であるかどうか感情を排して判断すべきと感じた。
　一番問題だと思ったのは、翌年度以降の継続についての内容かな。


　見せてあげるだけだよー

　使用前と使用後

　母ちゃん保険掛けてふたつ買ったべーー

　撮影の舞台裏