ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

これで終わりってことで!

2013-11-14 | 5~6歳
 昨年と今年、秋はアリエスの手術の季節となりました。といっても体表の小さな手術なので、全身状態に及ぼす影響はほとんどありませんでした。

 昨年、おしりにできたおできを摘出。その後すぐに、前足に同じようなのができているのを発見。外見があまりに似ているので、これは生検をせずにそっと経過観察していました。うんともすんとも言わないおとなしそうなやつだったのだけど、獣医さんと相談して一応取っておくことにしました。

 おそらく摘出術自体は縫合も合わせ30分程度のものだったと思います。麻酔が覚めるまでの時間を利用して、心エコーと腹部エコーで内臓のチェックもしてもらいました。おかげさまで、先生が「ほんとにきれいでした~」とコメントしてくれるほどだったので、胸をなでおろしたのでした。

 おできの病理診断ですが、血管内皮系の増殖性腫瘍であることは同じ。いずれも病理医がだいぶ苦しみながら記述している様子がありありです。病理学の医師は「Doctor's Doctor」とも称される重責を負っていて、組織検査をおこなった際にはその判断が最終診断となります。医療関係の事柄について「絶対に○○」と断言して恥じないのはワイドショーとドラマだけだべ~。迷いながらも、目の前の現象をなんとかしてとらえようという姿勢を感じて、ほんとにありがたく思いました。

 さて、良性か悪性かという問いについては、昨年と今年それぞれ「グレー判定」と「ほぼシロ判定」といえそうです。

 微妙な判定の場合、誠実であろうとすればするほど、当然のこととして慎重な説明をすることになります。アリエスの場合も、十分注意しながらフォローしましょうね!という方針ですね。エコーは昨年の結果を踏まえておこなったわけでした。

 親である私達のほうは、医療者のそういった心情を察しつつも、「大丈夫なんじゃなーい」と楽観的に構えています。あくまでも同一の出来事として考えるなら、2回の組織診をしてみて、増えている細胞自体の「悪そうな」感じがあまりしないからです。かゆみがあって歯でチッチッチッと刺激しているうちに反応性に細胞が増えたのかもと想像しています。年齢と麻酔にともなうリスクなどを天秤にかけて、今後似たようなのを発見しても、余程でない限り経過観察でどうかなと話し合っています。1回だったらやっぱり迷っただろうなーー

 ヒトでもそうですが、ある種の癌以外は、皮膚表面にできるおできというのは内臓にできるものより悪性度が高くないことが多い。そして目についたり触って見つけることができるので、早期発見の可能性が高くなる。幸いなことにアリエスは内臓がピカピカにきれいとお墨付きを頂いたので、これからもベタベタとスキンシップしながらチェックしていこうと思っています。


包帯交換も楽しくね! ↓↓ もう抜糸して、きれいさっぱりよ~





 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿