ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

自主入院

2010-11-13 | 2~3歳
 先日ケガのことを日記に書いたら、ヤツは見越したようにやや大きな傷を負った。両前足の肉球をちょっと深くえぐる裂傷。

 垂れた血を見ていると、あんなふうに書いたがほんとに洗浄だけでいいのかよ・・・と心配になる。しかしやはり正解は「ひたすら洗うこと」だそうだ。受傷時だけでなく、一日に何回か、ちょろちょろ水流でもいいから流す。本当は半閉鎖系にして持続洗浄がベストとのことだが、どだい無理な話なので、できる範囲で。あまり液体を流すと、凝固物質や上皮形成を促す液性因子まで流れ去ってしまうのではと思ったが、実際はそうでもないらしい。昔は傷を乾かすことが大事に思われていたが、現在では清潔な湿潤環境をいかに維持するかが、治癒への早道と考えられている。ま、ヤツはどっちにしても自分でなめて治してたけど。

 テーピングで保護してやらないと、傷が直接接地するのでうまく歩けない。慣れない人が松葉杖で歩くような、ヒョコヒョコとした妙な歩行だ。それも両足なので、どっちをついても痛い。うー見てても痛い。そんな中、さらにしみるシャワーはかわいそうだったけど、朝晩は必ず、可能なら昼も頑張った。処置そのものより、精神的に嫌なんだよな。

 今日あたりから露出面も自然に乾いてきて、少し痛みがひいてきたようだ。室内で歩く限りは、普段と変わらない。こうなると笑い話にできるのだが、ケガの翌日はちょっとおもしろかった。私が仕事に出かけると、ヤツは大体居間か玄関でぐっすり寝るのだが、その日はヨタヨタと2階へ上がり、一日中ハウスへ引きこもったらしい。それまでわりと元気だったくせに、手当てをされた途端に「ケガ人」になった。ヒトが熱を測って急に病人になるのと似てる。病院へ連れて行くまでもなく、自主入院したのかと不謹慎にもバカうけした。

 しかーし。さらに翌日判明したことに、それはケガのためじゃなかった。ハエだ。1階にハエが入り込み、虫のたぐいにビビりまくるアリエスは、ハウスに避難していたのだった。ハエを退治していると、ものすごーく遠くから顔だけのぞかせて事態を見守る。「手伝え」と言うと別方向を向いて聞こえないフリ。今回は「都合が悪いので入院」だったわけね。おまえはどこぞの政治家かっ。


 しばらくは散歩と運動おあずけ

 小鳥ちゃんと遊ぶくらいがちょうどよろしい

 評判がよかったので母ちゃんは調子に乗る

 そして、やっぱりまんざらでもないオレ

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2 コメント

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Unknown (さぎっちょ)
2010-11-13 21:07:53
アリ様、お怪我ですか?それも両足とは。片足だったら不自由ながらも接地せずに歩くことが出来ますけど両足だったらそうもいかず大変ですよね。「都合が悪くて入院」のそぶりが出来るほどに回復なさってなによりです。
 しかし、手ぬぐいに続きまたも巻き物系。「真知子巻き」(←分かる人いるのか?)もお似合いですよ~!
横からのショットは耳が巻き込まれて見えない分、うなじ部分から頭頂部が長く見えますね。
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Unknown (ariko)
2010-11-14 13:15:25
 おかげさまで、回復ぶりは順調のようですー
いやぁ、痛そうでつらかったです。

 まちこ巻き、分かっちゃいますよ!アリがかぶらされているのは、私のネックウォーマーです。お上品なワンコ達は、外出の時に耳が傷つかないように、スヌードとかなんとかいうのをかぶるらしいですね。それ風ですが、ヤツの場合は単なる一発芸です。
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