ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

石・・・

2011-11-02 | 3~4歳

 母ちゃんにとってはぼくのうんちやおしっこ、お宝らしいよ!


 アリエスの医療保険の新規加入申請をおこない、12月の4歳の誕生日を前に、保険期間に入った。若干複雑な心持だけれども、自分の中での良いジンクスに守られていると信じることにした。
 
 そんな中、知人のワンコの病院通いが続いた。別々の家族で、偶然ながら2頭とも尿路結石だ。大型犬のほうは結石の陥頓により乏尿になりかけたが治療食で経過観察中。小型犬のほうは結石摘出術を受けた。犬の石で多いのはストラバイトとシュウ酸カルシウム結石だそうだ。最近の原著論文をチェックすると、世界的に罹患犬が増加傾向で特に小型犬種に多いが、大型犬種も飼育の小型犬化によりリスクが高まっているという論調が一般的のよう。要するに適度なストレスもなく運動も不足し、異種であるヒトの食べ物を安易に与えられている環境のせいってことか。

 腎臓が血液を濾過し、再吸収や再分泌を経て尿を作り出す働きをする。できあがった尿の中には、今現在は体に不要な物質が、溶けていたり混ざっていたりする。血液中の特定物質の濃度が腎の再吸収能力を超えて過剰になる、あるいは何らかの原因で特定物質が濾過直後の原尿から吸収できなくなったりすると、その物質が析出してやがては石を形成する。石のある場所により、「腎結石」や「尿管結石」「膀胱結石」などの名前が付けられる。

 腎臓の役割として有名なのは「濾過」であろうが、血液中の重要物質が流出しないようなバリアの機能、血液の酸塩基平衡と浸透圧の維持、ある種のホルモンの分泌等々、実は多くの仕事がある。ヒトでもイヌでも、おしっこやうんちなどの排泄物をつぶさに観察することで、もちろん充分とはいえないが、多くの情報が得られる。採血などのように痛くない検体、大事大事。
 
 

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