山王小の二枚看板?のもう片方、アカバ君の棋風は、ホントに外連(けれん)味のない正統派の将棋を指す。まだ未熟な面もあるけれど、筋の良さにはウッキーも良く感心。 しかも結構粘り強く最後までベストを尽くそうとしているのもまた良い…
と、ベタ褒めしておいてなんだけれども、逆に優勢の時の決め方がオカシイというか、棋歴が浅いからか、それとも気が緩むのか(なんといっても小学生だもの。)…
3回戦、早々に棒銀が成功して、なおかつ馬まで作った局面は間違いなく先手良し。 ただウッキーは(もしかしてやるんじゃないか…?)と秘かに心配していたのだけど、その通りの手順に進むんですねぇ…(溜息
銀を持ったのでイヤ~な予感がw ▲5三銀△4三金引に、やってくれました▲4四歩…
5三の銀がタダなんだけどなー(苦笑 相手の子も気がつかず△4二金引とかしたもんだから、アッという間に先手勝勢⇒ほどなく勝利なんだけど、う~ん、こういうところ厳しく指導した方がいいんだろか?(悩
決勝戦、アカバ君の相手は嬉野流使いのお兄さんの方。実は前回の王将戦予選で当たっており、その時は普通の将棋?から、アカバ君が馬をただ取りするという大優勢の局面に。しかし、懐深く粘られている(ミレニアムっぽく△1二玉のルートまで見せられて)うちに逆転されてしまったが、県代表相手を土俵際まで追い込む将棋を見せてくれたのでチョット期待してたのだけど…
ノトダイ君のテンションが移ったのか、「嬉野流だったら棒銀で行くぞ~!」「お~!!」というノリで対局に入ったのを見るとまたイヤな予感が… 当たるんですよねぇこういうの(溜息
▲2四歩の交換を入れずに一直線に棒銀に行くのが、チームの作戦?だったと思われるが、それに対して後手の△5三銀~4四銀から△4五銀と浮いたのが、用意の受けというか指し慣れてるというか。
中高生だと、初見でこの手を見れば数分は考えるところ。 明らかに相手の土俵なので、そこに突っ込んでいくのには躊躇するのだけれど、小学生だとそういう変な気遣いはせず?一気に行こうとするのね…
▲2四歩同歩同銀2二歩に▲2三歩と合わせたときに、△3四銀と引くのが用意の手だろうし、研究・経験のある手だと思う。 ▲2二歩成△同金まではこう進むところ。ここでじっくり考えてほしかったのだが…
ここで手ありと見て、▲3五銀!(敗着級)△同銀に▲2四歩と垂らした手に期待したのだけど、△3四銀と手厚く(当然)受けられて、早くも劣勢。開始5分も経ってないんですけどね…
う~ん、決勝戦とか優勝と言った言葉に、気持ちが止まんなかったのかな… (でも、ここから一応はノトダイ君より時間は使って負けたw) 来年優勝するだけのモノはあると思うし、また鍛えていこうと思うけれども、ぶっちゃけ棋力よりも精神面がメチャクチャ不安…w
前の花里小の時は、コータ君は6年で県代表も数回の経験豊富、イツキ君はキャリア半年ほどでふあんだったけれど、やはり6年生の落ち着きが。 ヒロ君は4年生だけど、軽口一つ言わない安心感が。 …勢いと才気という面では今の山王小チームの方がもしかするとあるかも。(今年準優勝するとは正直思ってなかった、どこかでやらかすwと思ってました>汗)
さて残り一年、チーム意識を育てながら、個々の棋力も伸ばしながら… あとは、もう少し大人になってくれい!と祈りながら、ボチボチ気長に行きますかね…