今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「BORDER」7話の感想

2014-05-23 18:02:57 | ドラマ

昨日はなでしこ戦で時間が押して裏番組予約と重なってしまい、録画を取れませんでした。
家事をしながら見ていたので細かい部分が分からなかった所もあります。
多少間違った事を書いていても、大目に見て下さい。

今回はいつもと違った展開でした。

スムーズに運ぶ筈の解決はおろか、時間が進むにつれて石川の苦悩が濃くなり、焦りで暴力的になったり大声張り上げたり。
見ていて辛かったです。
深夜のひき逃げ事故が起こります。
ひき逃げされた大学生は親思いの素直ないい人物なのに、事故を起こした男は元公安委員長で現職の大臣の息子ということから、警察上部から揉み消しの動きが起こる。
亡くなった被害者から真相を聞いて動き出す石川。
更に別の仕事人が入って、石川を妨害する。それもプロの証拠隠滅屋である。
石川のかつてない苛々と無力感が伝わってくる回でした。
現実もこんな風に体制側から何らかの圧力がかかるもんなんでしょうか?
社会主義や共産主義だけじゃないのかと思うと何か暗澹としてしまいます。

犯人が見えてしまう能力、でもそれが返って本人を苦悩に追い込んでしまう。
犯人を挙げられない苛立ち。真実が必ずしも通用しない現実。
そんなもんなのか‥。

ところで、大分このドラマの輪郭が見えてきました。
死人と語り真相を知る石川。
それを解明していくのが、ダークサイドの人たちです。
バー経営の情報屋。(クロサギの山崎努さんを思いだしました)
色々な裏の世界の情報を集めていてそれを石川に教えてくれます。いるんですかね、本当にこんな人が。
また、司法書士事務所の看板とは裏腹にハッカーをしている二人組。
そして何でも屋の滝藤。
こういった陰のスタッフに石川は支えられているのです。
普通ならあり得ませんよね。

私にはハッカーの二人組がとてもかっこよく見えます。
「悪いことはしない、正義のためのハッカー」であり、もの凄い仕事をやってのける。
こういう特殊な才能があれば、食べていけるんですね。羨ましいわ~。
でも悪いことは毅然として断ります、今回もバチッとモニターを消して石川の仕事を拒否してみせました。
こういう所がいいんです。
でもそういう人たちにも力の及ばない権力の壁というものがある。
残念ですが‥。
いつも淡々としている小栗さんが、乱れ、感情をあらわにする姿は迫力がありました。
ひき逃げだとやはり軽く扱われてしまうんだろうなぁ‥
人の死に変わりはないのにね。(それにしてもあの放蕩息子!腹が立つ)

毎回テーマが全く違っていて驚きです。
他のドラマはそろそろ中だるみでつまらなくなっていますが‥。
来週はちゃんと録画して見ようと思います。



コメントを投稿