今日の考え事〈applemint1104〉

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「家売るオンナの逆襲」7話の感想

2019-02-22 11:35:28 | ドラマ

今回は最高に面白かったです。
シリーズ2となると初回のメンバーに加わって新しい人が登場し、レギュラー陣にもそれぞれ転機があって話が重層的になっています。

留守堂謙治の登場で面白くなってきました。
彼は万智を尊敬し慕っています。万智と家を売るのを競い、競り合いながら何度も負けています。
留守堂の性格はどこか抜けていて、鈍感。それが可笑しさを誘っています。
見かけも貴公子のようですが、上品でおっとりしているのが憎めないのです。

それは色んなシーンに如実に現れています。
フェンシングの更衣室で突然停電になった時、足立に抱きつかれ「好きです」と言いかけたのに気が付かなかった。
また、開脚でボーリングする万智を「素敵だ…」と見とれている。その世間ずれした姿。

今回は女性プロジェクトとして、やり手の朝倉(佐藤江梨子)と、時短で働くワーキングママの宇佐美との立場の違いからくるバトルが見ものでした。
理路整然と話す朝倉に対して、子供を育てているというのを前面に出して免罪符にしようとする宇佐美。
長引く会議が終わらないのを承知でさっさと退社してしまう。

朝倉に家を探してあげる万智。一緒に内見をし、朝倉が気に入って買おうとしている所へ留守堂が宇佐美をつれてやってきました。
宇佐美もこの家を気に入りました。ここでも二人のバトルです。それがどちらも真っ当な理屈です。
思わず納得。まったくセリフの無駄がありません。
そして二人のどちらかが家を買うかを決めるのに抽選をするのですが、なんと万智はガラポンでズルをしてしまいます。
咎められて、留守堂は「では僕と万智さんでボーリング対決をしましよう」と提案します。

今までボウリングなどした事がなかった万智ですが、白洲美加に指導して貰って練習しました。
対決の日、なんと、万智は見たことのない開脚ポーズで、球を投げます。
次々にストライクを決めるも、さいごの一回で一本残しました。あわや万智の負け…と思ったら、なんと留守堂が線を踏んでいました。
ファールで負け。結局、万智の客の朝倉が家を買うことになりました。

万智は宇佐美に言います。
「あなたは育児を持ち出せばだれもがひれ伏すと思っている。でもあなたもズルい。会議を30分で切り上げて帰ってしまう。もっと皆の事を考えて仕事時間をコントロールすべきだ」と。

宇佐美はプロジェクトを辞退します。が、万智は「最後にあなたの見せたい家があります」と宇佐美に言い新しい家を見せるのでした。
提案したのは一戸建てで夫の勤め先から3分の場所の家。

「でも自分の勤め先から遠い」というと、万智は、宇佐美の夫の会社に託児所が出来るのだといいます。
万智の言い分はこうです。
「宇佐美さん、何もかもあなたが背負う必要はない」「女性プロジェクトとは、女の人が家事と育児を両方背負って頑張る事ではない」
あなたは両方やろうとしてムキになっているだけ、「これからは男性も家事と育児をやって輝く時代なのです」と、男性が半分を負担することを提案します。
万智は宇佐美に向かって「あなたは今でも充分輝いています」とエールを送ります。
宇佐美は素直になって涙ぐみ「私は輝いているのですね?」と尋ねます。
夫が入って来て「君がそこまで追い詰められているとは思わなかった。これからは協力するよ」と言ってくれました。そして家を買うことを決めました。

この場面が良かったですね。
結局この嫌味で可愛げのない宇佐美は、家事と育児両立させようとして頑張りすぎておかしくなっているのでした。
(と思います)分かるなぁ‥

徐々に万智の色んな側面が見えて、ロボットみたいに同じセリフしか言わないと思っていたのが、段々人間味あふれて見えて来ました。
いつの間にそんなに考えているんだろうと思うほど行動が早く、考えも深い彼女です。

ボーリングのポーズは決して忘れられない可笑しさでした。留守堂のボケ加減といい、足立の可愛さといい、
万智への恨みつらみに執念を燃やす白洲、よろめいている矢代など、登場人物のキャラが立ってて面白さ満載です。
白洲は屋代に女を紹介して浮気させ、万智を陥れようと思ってるみたいですね。くわばらくわばら。



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