企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

同じ失敗を・・・

2005年02月11日 | 過去の不満たらたら記事
亡くなられたご家族、そして巻き添えとなった乗客の方々、また、多くの関係された方々についてお気の毒に思う。昨年3月にも、同じ踏切で列車と自動車の衝突事故があったという。それなのに、一年もしないうちに同じ場所で事故が起こってしまった。前回は志望者が出なかったとのことだが、今回は人が亡くなっている。なぜ、同じ種類の事故が繰り返されたのだろうか?
想像だけで記事を書くのはどうかとは思うが・・
○JR側の危険予測が不十分だったこと(一度事故が起きた場所であるため、住民が注意するだろうという希望的な考えを持ってしまっていたのではないか)
○今回の運転手の不注意があったのではないか?(警報機がない、本来自動車が通ってはならない踏切である。通常の踏切の感覚でわたろうとしてしまったのではないか?また、この踏切を何度か利用していて慣れもあったのだろう)
だが、事はこの現場の話だけではあるまい。裏側には。。。
○この踏切を利用する必要性が高い理由が存在している?(迂回路というか、本来の道を通ると相当な時間・距離のロスとなるような道路事情があったのではないか。例えば、よく混雑する踏切があるとか、近くに線路を横断する道がないとか)
○踏切事故も含めて、なぜ事故が起きたのか、またその対策についてメディアなどで報じられていない(多くの人が事故があって電車や汽車が遅れた経験をお持ちだろう。だが、何が原因でその事故が起き、それに対してどのような対策が打たれたかを知らされていないと思う。日比谷線の事故なんかは、徹底して原因が調べられ、報道もされた。だが、通常の事故については、起きたこと。直接の被害だけが報道されるのみだ。どんな背景があったのか、などがもっと事例として公開されてはどうかと思う。例えば、警察でも、踏み切り事故についてはほとんどの場合、音が鳴っているのに突っ込んでいった場合の話しかしてくれないのではないか?(免許更新の時)まもってあたりまえ、ということで深く突っ込んでいないのではないか?


JR日光線で電車と乗用車が衝突、一家4人死亡 宇都宮 (朝日新聞) - goo ニュース


以下は、失敗について、過去に読んだ本だ。どれも、なかなか深い。今回の事故を教訓に、以下の本なども含めて読んでみてはどうだろうか?

失敗のメカニズム―忘れ物から巨大事故まで

角川書店

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無責任の構造―モラル・ハザードへの知的戦略

PHP研究所

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失敗に学ぶものづくり

講談社

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事故は語る―比類なき“トラブル事例集”

日経BP社

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ルポ大事故!―その傷痕

講談社

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人はなぜ誤るのか―ヒューマン・エラーの光と影

福村出版

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