金融業界、そして金融商品についての認識を検めさせられた本。今、プロでもなかなか業績を上げにくいのはなぜか?ということを、とても分かりやすく説いている。金融に批判的な人に言わせれば、世の中、プロでもなかなか好業績を続けられないのだから、素人がやっても無理、もしくは、プロがやっても素人がやっても成果はそんなに変わらない、というだろう。だが、そういうことではない、というのだ。
考えてみれば簡単な話だ。プロが少なく、素人が多いマーケットでは、プロが確実に勝ちを重ねるだろう。正確には、勝負の回数が多くなればなるほど、プロの勝率が高まる、ということではないか?一方、プロばかりの戦いでは、皆がそこそこの勝率に落ち着く中、ずっと継続して勝ち続けられる人が減ってくる、というもの。
市場全体の動きを誰もカンペキには予測し得ない不完全情報のゲームであることから、たとえて言えば麻雀なんかが理解しやすいのだと思う。
一度の勝負では、プロを負かすことがあっても、回数を重ねれば、プロには勝てない。まぁ、これは技術や精神力をもって戦うスポーツにしても同じことが言える。スポーツは市場に比べると情報が多い(というか打ち手がルールで制限されることが多いこと、また参画しているプレイヤーが見える範囲の数である)ため、強いプロが確実に星を重ねることができる。
一方、マーケットは、とにかくバリエーションも豊富で、人も多い。全体を見通して、常に最適な運用ができる、なんてことはない、と言って良いのだと思う。極端な話、運がよい人をみつけて追いかけ続けている、とも言えそうなくらい。
もちろん、素人で運が良いのではなく、基本的なことは全て分かっているプロにおける運の良さ、なんだけれど。
で、この本の結論は・・本書を見て欲しいところだけれど。
☆ 投資は、自分で取れるリスクを考えてやれ
☆ ただし、商品的にはインデックス系で十分
☆ ほかは、信託報酬が大きかったり、運用フィーの部分(スプレッドもそうか。。)が大きいから損する可能性高い
☆ 生命保険は入る必要ない
☆ 博打は確実に損をする
という話し。結論は、他の投資本に近く、新たな発見はそんなにはないかな?でも、流れがとても分かりやすい。あと、金融業界(とくに、運用するところ)に興味のある人は読んでみるといいだろう。
考えてみれば簡単な話だ。プロが少なく、素人が多いマーケットでは、プロが確実に勝ちを重ねるだろう。正確には、勝負の回数が多くなればなるほど、プロの勝率が高まる、ということではないか?一方、プロばかりの戦いでは、皆がそこそこの勝率に落ち着く中、ずっと継続して勝ち続けられる人が減ってくる、というもの。
市場全体の動きを誰もカンペキには予測し得ない不完全情報のゲームであることから、たとえて言えば麻雀なんかが理解しやすいのだと思う。
一度の勝負では、プロを負かすことがあっても、回数を重ねれば、プロには勝てない。まぁ、これは技術や精神力をもって戦うスポーツにしても同じことが言える。スポーツは市場に比べると情報が多い(というか打ち手がルールで制限されることが多いこと、また参画しているプレイヤーが見える範囲の数である)ため、強いプロが確実に星を重ねることができる。
一方、マーケットは、とにかくバリエーションも豊富で、人も多い。全体を見通して、常に最適な運用ができる、なんてことはない、と言って良いのだと思う。極端な話、運がよい人をみつけて追いかけ続けている、とも言えそうなくらい。
もちろん、素人で運が良いのではなく、基本的なことは全て分かっているプロにおける運の良さ、なんだけれど。
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☆ ただし、商品的にはインデックス系で十分
☆ ほかは、信託報酬が大きかったり、運用フィーの部分(スプレッドもそうか。。)が大きいから損する可能性高い
☆ 生命保険は入る必要ない
☆ 博打は確実に損をする
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