企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

イノベーションは公平から生まれるのか?

2007年07月29日 | 企業の一般的な話
キャノン会長の話、実際どういう文脈で話をしたのかわからないから、あくまで記事に対しての意見だと思ってください。なんせ記事が朝日新聞だから、扇情的なんだろうな、とは思っていますので。
新卒採用時から、評価に差をつけましょう、給与も変えましょうというのは、あくまで、ひとつの例示ではないかな?と思う。もし、本気でそんなこと考えているとしたら、あほ、やろな♪と。社会保険庁じゃないが、エリートコースの国1と、そうでない公務員とをわけましょう、みたいな議論に聞こえるから。
実際は、新卒もそうだし、それ以上に、年功序列的な仕組みについて、それではいかんだろう!って言っているのだろう。成果主義の失敗により、年功序列への揺れ戻しが起きている。一人ひとり、暮らしの事情が異なるのは当たり前だが、社会そして会社では、成果に対して公平に評価をしていくべき!って議論なんだと思う。
結果の平等ではなく機会の平等、というのが公平な仕組み!という意味合いで使われてきたことが多いと思うが、今回の公平というのは、より進んでいる概念かな?と思うが、そのあたりはどうなのか?明確に報道してもらいたいものだ。
さて、表題にも載せたが、イノベーションは公平から生まれるか?というと、この公平の概念にもよるのだとは思うけれども、そう簡単なものではない、と思う。革新って一言で言っても、パラダイムシフトレベルの大革新もあれば、企業経営におけるちょっとした改革もあると思う。
前者は、そう簡単には起こらない。後者については、新卒などの給与体系とかよりも、トップの問題のほうが多いのではないか?昔ながらのやり方を守ろうとする勢力、社内・社外政治ばかりしているトップ集団、そして大局観をもたない経営者。そういう勢力を維持したままで、革新が起こるのかということ。
従業員と、社外勢力とが一致して改革を進めようとして、もっとも抵抗するのは、古いものを引きずった経営陣である、と言っていいだろう。トップが抵抗勢力である限り革新なんて起こりえない。経団連だってそういうことはわかっているはず。でもそれを言わないのは、皆に革新されてしまうと、既存の勝ち組勢力が困ってしまうからではないか?
でも、日本の国際競争力がどんどん落ちてきていると言われる現在、だめな企業やだめな社長を放置しておいて良いのかな?とは思う。まぁ、経営陣もそうだが、株主も同様に古かったりして・・。それに、従業員も意識が低いと。。。そうだな、顧客に見捨てられる!ということかも。
円安(特に、対ヨーロッパ、アジア・オセアニア)が続くと、生活が苦しくなってくる人が出てくるだろう。輸出系企業はそうでもないのかもしれないけれど、輸出系メーカーとそれ以外での格差なんてのが、いずれは問題視されてくるのではないだろうか?経団連ってのは、グローバル企業、それも多くはメーカーが牛耳っているような組織だから、結局は、メーカーの利益を追い求めているようにも感じられる。

あ、最後に、新卒の給与を分けるって話は、それはそれでやるべきだと思います。学生時代にがんばってきた人で、即戦力って人もすくなからずいる。そういう人に、ある程度報いて上げられる給与制度は、特に大手企業には少ないと思いますね。昇進っていったって、まともなポストにつくのは10年後とか。。それでは遅いでしょう。
成長するためには、時にはお金も必要。若いときこそ、いろいろ体験するためのお金を持っていた方がいいタイミングもある。自分自身も、まだ小僧ではあるものの、しっかり投資するときは、したい♪
そうした意識の高い人、で、かつ実績も残せる人には給与だけではないかもしれないが、いろいろ経験をさせてあげられるような仕組み、そしてトップの決断が必要だとは思います。

「入社時から給与に格差を」経団連会長、フォーラムで(朝日新聞) - goo ニュース
日本経団連の夏季フォーラムが26日、静岡県小山町で開幕した。約40人の財界人が参加し、初日は教育問題を議論。御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は、学生を成績や論文で評価し、入社から給料に格差をつける仕組みの導入を提案した。
 御手洗会長は、採用の改革について「平等に採用して会社では年功序列。競争の原理からほど遠く、イノベーション(革新)は生まれない。社会正義を平等から公平に変え、それに沿った学校教育、採用試験、給料体系にしないといけない」と呼びかけた。
 また、教育再生会議座長代理の池田守男・資生堂相談役が講演の中で、初等・中等教育現場の問題点を指摘し、学校選択制の導入やゆとり教育の見直しの必要性を訴えた。
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リーディング・リテラシー

2007年07月28日 | 企業の一般的な話
10年前のビジネス書事情と比べ、最近はなんだか原理原則への回帰、そして基本についての本が多いのだろうか?ロジカルシンキングにしても、難しい本から出てきて最近は、中学生向けの本がベストセラーになるほど。また、○○の人、××の人、など反対の意味の言葉を並べる(対意語/反意語・・これってどっちが正しい?)タイプの本とかがかなり売れている気がする。
10年前、というかもっと前かもしれない。このジャンルの本はどちらかというとノウハウ本が多かったような気がしている。純粋なビジネス本よりも、経済書か、わかりやすいノウハウ系ばかりだったのが、MBAブームなどを経て、多くの人がビジネスについて関心を持つようになったのだろうか?
とはいえ、数が増えている一方で、質の悪いマーケティング関係本なども増えていると思う。もっともそういう本はAmazonでは書評がつかないか、ついても酷評されている。そういう本が有名書店では9割。中小書店でも7割くらいはあるのではないか?本を読めといわれた人が、書店に行くとどれを選んでいいかわからなくなる、ということは大いにありえるのではないか?
読書=趣味のひとつ、という位置づけの人については特に何も申し上げることはないが、読書=勉強の一形態、という人へは、ぜひ書評やランキングなどを参考にして本を選んでもらいたいと思う。
私も、はずれ本を書店で選別してはいるが、それでも1/3は結果的にははずれを引いている。これがネットで買うときにはもっと多い、半分ははずれ(泣)
まぁ、はずれも勉強、だとは思っているが・・・。多くの人が、リーディング・リテラシーをつけて、よりよい本が出回り、またレベルアップされることを願う。(それに、自分でもよい本を出したいものだと思う)
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王様になれますか?それとも・・・

2007年07月22日 | 本の紹介(ビジネス)
時間の王様、お金の王様とはよくいったものだなぁと思いました。この本、いろいろな成功者とされる人々の、お金と時間にまつわるエピソードを紹介しながら、著者の考えるお金、そして時間についての考え方を披露しているような本ですね。
時間当たりの生産性をあげること。これは、とても重要な考え方だと思います。その結果として、時間を作れるようになると、もっともっと人生豊かになるんだろうなぁと思いますね。
本書には、いろんなコンセプト、考え方が掲載されています。足し算ではなく掛け算で、とか、マジックナンバー1万時間とか、まぁ、他の本でも出てくることのあるネタではあるのですが、エピソードが面白いのと、文章がテンポよく読めるのがお勧めですね。
類書はたっくさんあると思います。だから、こういう類の本を読み飽きた人にとっては、発見となる考え方は多くないかも知れません。が、一つ一つのエピソードは、なかなかよく選ばれていますので、文庫ということもありますしざっと呼んでみてはどうでしょうか?

なお、一点だけ気になる箇所がありました。将棋の内藤九段が、タイトル戦で3連敗の後4連勝したという記述があるのですが、これは何かの間違いでしょう。将棋界ではそういう事例はなかったはず。碁ではありましたけれどね。どういう情報ソースをつかっているのか、こういう些細なミスではあるかもしれませんが、ひとつでもあると他の話が疑わしくなってしまいます。

「時間の王様」VS「お金の王様」
中島 孝志
ベストセラーズ

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新幹線グリーン車。のぞみ・ひかりとこだまではサービス違うとは

2007年07月21日 | 企業の一般的な話
三浦展の富裕層の本のあとがきに、新幹線グリーン車をもっとアップグレードすべきという話が載っていた。国際線のファーストクラスと比べると、だいぶサービスが違うんだそうだ。まぁ、ビジネスクラス(といっても、一往復しか乗ったことないが)と比べても、新幹線のグリーンはぱっとしないなぁ、とは思う。
ただ、飛行機に比べると一般席の価格との差はさほどない。東京名古屋間3500円程度、京都・大阪で4500円程度、博多までいっても8000円程度ではなかったか?ビジネスクラスが通常エコノミーの倍はすることからすれば、価格も低いし、ちょっとしたましな座席ということができる。国内線のスーパーシートみたいなものか。
で、今日の話はそんな富裕層向けの話ではなくて、もっと一般的な話。仕事で浜松に出張したのだが、帰りの新幹線、指定席が満席だった。これを逃すと、一時間ほど時間ができてしまう。。ということでグリーンに乗ったのだけれど。
初めて知ったのだが、こだまのグリーン車は、おしぼりもなければ、グリーンアテンダントもいないということ。値段は一緒だし、乗車時間は長いのだから、逆にサービスをしてほしいと思ったのはある。
ただ、乗ってから思ったのは・・・、こだまって指定席が少ない。自由席が圧倒的に多い。実は自由席はそれなりに空いていたようだ。加えて、グリーン車はガラガラ。こだまで長距離移動する人はあまり多くないのだろう。ひかり停車駅なら、そちらを待って乗る人が多いと言うこともあるんだろうなぁ。
それにしても、こだまのグリーン車はいけてない。というか300系のものがいけてない、というべきか。のぞみでも、この車両走っているんだろうからね。(その辺、鉄ちゃんじゃないのでわからないのですが)
浜松や豊橋出張のときは、ひかりの指定席に乗るのが、普通席であってもぜんぜんストレスなくてよいのかな?と思いました。こだまのグリーンで逆にストレスためて(おしぼりないしーー、ごみを持っていってくれないしーー、と、小さなことだけれど)
浜松の会社の社長が、浜松からだとこだまの自由席に乗る!といっていたのがよくわかりましたね。昼間時間帯2時間に1本なんで、こだまに乗らざるを得ないときもあるんだそうですが、自由席のDE席を独り占めしたほうがよっぽどゆったりできる♪

で、話を戻して、グリーン車のアッパー化は個人的には賛成かも。1車両くらいは、別の色の車にして、席数も今の半分くらいで、フルフラットのリクライニングつけ、車内販売を変える。値段はそのかわり、普通運賃の2.5倍くらい。僕は乗らないだろうけれど、2時間とか、ゆったり乗りたい人もいるとおもうし、東日本か西日本で試験的にやってみては?(東海はやらないと思うなぁ)
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せめて駐停車禁止くらいは守らせないと・・・

2007年07月20日 | 企業の一般的な話
違法駐車に激突して死亡って、すごいまれな話ではあると思いますが、おきるんですね。ヘルメットをかぶっていても、競技用自転車ってスピードもすごいし危険な乗り物だったんだ、と思いました。私も高校時代は自転車通学していましたが、6km程度の距離を8-10分で行っていたのを思い出します。これ、もしぶつかったりしていたら、大怪我したんだろうなぁと。。
それにしても、駐停車禁止ってどれくらい守られているんだろう?軌道敷内、トンネル、坂の頂上、交差点・曲がり角・横断歩道の端から5メートル、などなど。そこでとまっていたら別の人の迷惑になるところが中心。普通に考えたら、そこに止まってたらいかんだろう、ってところ。
今回の話は、駐車禁止だっただけかもしれないので、なんともいえないけれど。。駐車禁止は、上記に加えて消火栓とか消防設備などの周り。ま、違法駐車って、たいてい駐停車禁止のところではないだろうか?

私も、車で移動していて困ることがある。池袋丸井前の角。バスどおりのところ。交差点にタクシーがずっといてるんですよね。看板があってタクシー待ち禁止とか書いてあるんだけれど。夜はたいていいてます。あそこを車に占有されると、はいっていける道は一車線になってしまう。なお、劇場通りは、北からは二車線が曲がってこれることになっているほどで、曲がりきれないことがよくある。
タクシーとかは、模範的に交通規則を守ってもらわないと、と思うのだけれどね。


自転車部の練習中、高校生2人が駐車の車に衝突死…千葉(読売新聞) - goo ニュース

2007年7月19日(木)21:08
 19日午後1時50分ごろ、千葉市美浜区美浜の市道で、いずれも競技用自転車で走行中の同市花見川区、千葉県立京葉工業高3年高橋匠さん(18)と、同県東金市田間、同須藤哲也さん(17)が道路左脇に駐車中の乗用車に衝突、2人とも頭などを強く打ち間もなく死亡した。
 千葉西署の調べによると、現場は片側3車線で見通しのよい直線道路。2人は所属する自転車部の練習中で、他の部員2人とともに1列で走行していた。
 同署は、自動車運転過失致死の容疑で、車を駐車していた千葉市内の運転手男性(31)から事情を聞いている。
 同校によると、2人は自転車競技の県代表選手として、佐賀県で28日から行われる全国高校総体に出場する予定だった。
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日本、このままではマズイ。そう強く感じる本

2007年07月20日 | 本の紹介(ビジネス)
本のタイトルで損している。ひきこもり国家、だって?グローバル化?いまさらって言葉の気がしてしまう。でも、著者を見て、え?っと思った。高城剛氏が国家論?なんで?と。この人デジタル系の人だったよな、とか。グローバル化はいいとして、国家ってどうして?と。(これは、私が彼のことをあまり知らないからなのかもしれません)
日ごろ会っている人だったり、最近どこかであって話をしたとか、講演を聴いたとかした人以外は、この人が、国家という言葉を持ち出してくるなんて、違和感を感じるんじゃないか、と思えてしまう。
よくよく読んでみると、著者は世界をいろいろ見てきて、今の日本って、やばいだろう、と真剣に思っていることがわかる。それを、データを用いながら、またエピソードを披露しながら説明している。
いや、本当に、この本を読んでいて、世界で通用するプロにならなきゃ、って思いました。日々、すっごい努力しているプロを何人か知っているのですが、そういう人を思い出してもっと自分もがんばるようにしないと。だらだらしていられない。あせってしまいます。
そんなにあせっても、所詮、蛙の子は蛙!とか言われるのかもしれない。でも、努力の方向性が間違っていなければ、ある程度のところまではいけるはず。こう書くと、自分ひとり、逃げ出したいんだとか、批判もされる(特に実家の方ではそういうことをよく言われたもの)かもしれないけれどね。そうじゃない。
そうして、あせってでもよいので、世界に通用する人をもっともっと増やしていかないと、日本って本当に、国際競争力なくなって、それこそ今、3Kをブラジルやアジアの人に頼っている状態が、10年後には逆になってしまうんじゃないか?とか危機感を持たなきゃ、ということ。
追いつけ追い越せ、の時代ではなくなったのはもう10年以上前の話。日本がバブルでもたもたしているうちに、欧米先進国はだいぶ先の方へ行ってしまいました。そして、猛烈な勢いで、いくつかの国が迫ってきている。
平和な日本の中だけを見て、出生率とか年金、ニートとか談合とか裏金とか、そんなことを問題視だけしていたらいい常態ではないんだ、と強く実感。もちろん、身の回りのこともとっても重要だけれど、それだけを見ていたんじゃ、ほんと、日本という国が多くの国においていかれて、それこそ貧困!国になってしまわないとも言い切れないんだ、って多くの人にも思ってほしい。

この本、ホント、今の50代、60代とかの人に読んでもらいたいです。30年先の話を言っているのではなくて、10年先のこと。この10年で中国の富裕層がどれだけ増えたか、を知れば、危機感が多少は伝わるんじゃないか?と思います。

相変わらず支離滅裂な文章ですが・・・熱意だけでも感じ取っていただけましたでしょうか?

「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)
高城 剛
宝島社

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東海地区の呉服屋の方と食事しました。思ったこと・・

2007年07月20日 | 和の話(呉服業界など)
先日名古屋で、ある東海地域の呉服屋さんで働く方とお話をしました。会食といっても、高島屋の上のイタリアン&マリオットのバーで、カジュアルなお話。いや、タケウチ後、いわゆる呉服専門店も、いろいろたいへんなようです。
老舗とは言え、単独立地の専門呉服店では、なかなか新しいお客様がやってこない。ハレの日の商売なんで、ずっと待ちの商売をやってきたこと。バブル以降、呉服が売れなくなってきたこと。その後、NC(ナショナルチェーン)やLC(ローカルチェーン)が、GMSなどに出店していく中、その呉服屋は昔からの立地を守ってきた形。そりゃ、人の動きも変わるし、嗜好も変わってきているので、苦しいはずです。
今、呉服に関心を持った人がいたとして、どういうところに相談に行くでしょうか?老舗からすれば、信用力のある、そして値入の低めな呉服店が、本来は選ばれるべき、と思っている節はあるのですが、お客から見ればそうともいえない現実。
専門店って馬鹿にされそう、とか、難しいことを言われてわからなくなってしまいそう、とかなんだか敷居が高そうに感じてしまうんですよね。その点、NC/LCは、親しみが持てそうな、若い人やパート主婦っぽい人が店頭にいるから、なんだか入りやすそうに感じてしまう。
まぁ、そういう言い尽くされた議論をしても仕方ないので、店頭活性化についての話を残しておこうと思います。今の呉服店、店頭活性化と称して、小物とかで顧客をひきつけようとしています。まぁ、そこまでは許せる。でも、それがよいのは小物コーナーだけであって、呉服コーナーや、アパレル商材コーナーは、相変わらずなんですよね。
もっと顧客にとって開かれた展示ってできんものか?とか話をしました。他の業界、特に高価なものを売っている商売を見てきたら、どれだけ顧客側のストレス軽減と上質さの演出を両立させることに気をつかっているか。長年、お店で商売しているがために、他の業種の店頭を見ることを忘れてしまっているんでしょうか。
また、本気でいろんなお客様呼びたければ、店頭にもっともっと、着物をマネキンに着せて展示したっていいじゃないか?とか。呉服屋がきものを買ってくるのはおかしな話ですが、リサイクルで安物買ってきて、販促用に展示したっていいと思っています。
やはり仕立てた着物のほうが、きれいに写る。絵羽をいくらきれいに見せても、着たときのようにはなりませんし。あえて値札をつけず、着たおした古着を見せたりしながら、いろんな話ができないか?とか。
リフォームにしても、ビフォー・アフターを見せるような演出だってできますよね。決して、価格の高いリフォーム業者を使うだけではなくて、世に出ているリフォーム本を置いて、顧客が自分でリフォームするのを後押ししてあげたってよいじゃないですか?
店頭に賑わいがほしいなら、にぎわえる環境をつくらないと、と思うんですけれど、そういうことをやる人はいてませんよね。あまり・・・。
いっそのこと、呉服店、買っちゃおうかな?無理?数年内につぶそうと思っているとかそんな呉服屋さんあったら、お店ごとゆずっていただきたいな、なんて思い始めました。
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こういう人と仕事がしてみたいな、と思いました

2007年07月18日 | 本の紹介(ビジネス)
産業再生機構でがんばっておられた冨山さんの著書。機構時代に、コロンビア大学主催の講演を聴きにいったことがありましたが、その時は、あまり感動を覚えなかったです。が、本を読んでみて、あ、この人、同類だ!となんか安心感を覚えたと同時に、こういう刺激のありそうな人と一緒に仕事してみたいなぁ、と感じました。
共感できることは多数。胆力の話、自分が社長をやってでもなんとかしてみせるという想い、ロジックだけでは動かない現場、そして言語が通じないこと。ほとんど同じ事(まぁ、規模は小さいかもしれませんが)を体験してきたと思います。もちろん、ミドルレベルでの話しですけれど。
そろそろマネジメントやりたいな、とは思うようになりました。ただのエリートには負けたくない。想いが違う!とは考えてます。ちょうど、自分の目標を考えているタイミングで、この本を読んだのは、本当によかったというか、順番違ったらまた印象違ったんだろうな、と思う。
古典を読まなきゃなぁ、と、肌感覚で思ったことも、間違いではなかったんだ、とか、なんか、自分の数歩(数十歩)先を行っている人がいてくれる、なんて勝手に安心。まぁ、おまえなんて格が違うと言われるんでしょうけれどね。
別記事でアップしますが、高城剛氏の本にも影響を受けました。日本というマーケットだけみていたら、世界に取り残される。。それもまた正しいと思います。
まぁ、今は、目の前のあるフィールドでいかに勝負していくか。世界に通じる商材をもっている会社とも付き合いがあるし、この会社はもっともっと改革しなければならない。
長期の目標は別ですが、中期の目標は見えてきました。
あ\\ 本の紹介になっていない。何か改革をしなければならない、と思っているけれど動き出せていない人、人生の中でちょっと考えることがある人には、とってもよい刺激になる本だと思います。ぜひ、手にとって見てほしく存じます。

指一本の執念が勝負を決める
冨山 和彦
ファーストプレス

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ヤマダ vs ビック オープン4日目

2007年07月17日 | 企業の一般的な話
台風もあったので、中二日をおいて、オープン4日目のヤマダとビックを見てきた。相変わらずヤマダはすごい人の入り、いやビックも入っていたけれど、店内が客と従業員の熱気ですごかったのはヤマダです。
うーん、比較して思ったのは、ビックはどちらかというと、店員も多いけれど、店員がいなくてもきちんと説明を表示して(一部もれもあるけれど)、客に自分で考えさせる売り場になっていますね。一方、ヤマダは、詳しい説明は店員に聞いてくれって売り方。店員がつかまればいいけれど、つかまらないと、ただたくさん並べられた商品を見るか、自分でカタログを探して見るしかない状態です。
まだ、オープン景気ということもあり、ヤマダにはかなりの応援者が入っているようですが、どうでしょうか?これがどこまで続くかな?とは思います。

家電製品を買うときに、下調べをしっかりしていく人は多いのでしょうか?よほど忙しい人でないかぎり、店頭でいろいろ勉強してから買う、ということにはならないか?(ウェブで比較することもできますが、店頭にはウェブよりもたくさんのメーカーの同機能の商品が並んでいます)そういう商品を、見て触って、勉強して買うには、ビックの方がやりやすそうに感じました。
一方、買いたいもののスペックが決まっている商品について、詳しく聞いたりしたいとき(ウェブとかではわからないような細かなこと)は、ビックでもヤマダでもよいものの、ヤマダの方が、業界ナンバーワンだけあって応援も多く、また商品知識も詳しそうな感じを受けました。(あくまで扱っている商品について)
で、いつもは、ビックかさくらや(仕事関係)で、家電製品を買うのですが、ヤマダで買ってしまいました。ヘルシオのAX-1000ってやつ?ポイントつかず、現金で75000円切る程度。(Amazonで84675円だから、まぁよいかな?)以前、ビック西口で買おうとして話を聞いたときは、10万くらいだったような・・、そのときメーカーの人が説明していたのだけれど、的を射ず、まぁ急がんでもよいか、とおいておいた商品。
価格.comでは、最安値は65500円なんだそうだけれど、まぁ、家電量販で見る限りはそれなりに安いし、送料込みやからええかな?と。物流は、自社便だと2100円だそうですが、今回は佐川委託で無料サービスだって。
まだ、ヤマダのシステムはよくわからない。今回のヘルシオも、ビック、さくらやで値引きさせることもできたかもしれないけれど、正直儲けにならないだろうから、そっちで買うのはやめてみた。

まぁ、そんな購入の話はおいておき、2社を見て思ったことは・・・、白物家電などはヤマダのほうが種類が多く値段も安そう。一方、オーディオ、パソコン系は、ビックのほうが品揃え豊富。どちらもいいところがありそう。また、落ち着いてきた頃にじっくり見比べに行くとしましょうか。

思い出したように書き留めるけれど、梅田のヨドバシでは、DENONのイヤホンが置いていなかった。もちろん関連アクセサリーも。ヨドバシって、地方はあまり力はいっていないのかな?
そういえば、ビックについても、池袋で商品を調べておいて、なんばや名古屋で同じものを見ると、たいてい値段が高い。(商品にもよるが)そのビック池袋へ値段で対抗してくるヤマダのことだから、結構がんばっているのかなとも思う。普通のヤマダと値段や店員の質がどれくらい違うのか?とっても気になってきた。
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目標の見つけ方を950円で買う!

2007年07月16日 | 本の紹介(ビジネス)
以前紹介した、自分ブランドの本もなかなかよかった。その後、自分のポジショニングを意識して仕事をしてきたと思う。だが、自分の目標は?といわれると、現時点では、明確なものがなくなってしまっている。根底にある、人に影響を与えたいという欲求は、理解できるものの、ではそれをしてどうしたいのか?とか、自分にとっての目標が何なのか?ということについては、それを意識せずともすごせてきてしまっていた自分がいる。
仕事で月に何度かいく百貨店があり、暇な時間があると館内の書店やアロマコーナーへ行くのだけれど、その書店で見つけてきた本。マイ・ゴールという本は以前、結構売れたんだっけか?見たことあったかな?とは思うけれど、本書はそのダイジェスト版らしい。
といっても、内容は十分。いや、いかに自分がここ1年ほどは、適当に暮らしてきたかということを反省させられました。巻末に、273の質問というのが載っています。これに答えようと思い出すことが多数。そしてそれらの自分の過去が、今の自分をつくっていることを、まざまざと見せつけ?られました。
自分を理解することが、ここまで重要だったのか!と思うようになったところ。273の質問は答えてみただけ、しっかり考えるのはこれからになりますが、とにかくこの本たった950円で、すっごい内容がある、というか、ヒントになる本です。
ぜひとも、お近くで手に入るなら読んでみてください。このブログの読者ならもう読んでいるのかも?

【ダイジェスト版マイ・ゴール】これだっ!という「目標」を見つける本

イーハトーヴフロンティア

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アロマが流行るのはうれしいですが・・

2007年07月15日 | 企業の一般的な話
最近、相当アロマ系が流行ってきているように思います。オイルを販売する店が増えているし、ブランドも増えてきている(もちろん、減ってもいますが)。小さな瓶ひとつで2000円とかするし、高いものは万円単位になることから、そうたくさんオイルを買うことはないとは思うけれど、それでも買う人が増えているんだろうなぁ、とは思っています。
これだけメジャーになってくると気になるのは、その使用方法。エッセンシャルオイルというからには、エッセンスが詰まっていると思ってもよいくらい、相当刺激のある成分が含まれています。たまたま天然由来の植物性というだけであって、内容としては薬物に変わらないようなものも少なくない。
安易に、風呂に入れたり、うがいに活用したりするのはいけませんね。私も、以前本の少しだけレモンオイルを風呂にたらして、その後、とても皮膚がひりひりした覚えがあります。せめて石鹸に混ぜて、バブルバスにすればよかったのですが。。
エッセンシャルオイルはさすがに高価なので、どばどば使うことはないとは思いますが、それでも、使用する上では、塩素系の洗剤を使うときのような慎重さが必要。成分表を見て、また本などで使い方をしっかり読んでから使うようにしましょうね。
どこかで、誰かがへんな使い方をしてしまうと、免許がないと購入できないとか、そういう面倒なことになってしまいますし(汗)


心と体、癒やして守る 虫よけアロマ 手作りも魅力「正しい知識」大切(産経新聞) - goo ニュース
夏本番を控え、害虫駆除効果のあるアロマオイルへの注目度が高まっている。成分表示をめぐる偽装問題が社会問題化する時代に、身近でなじみがある植物などから抽出した精油で作る点も魅力の一つになっているようだ。ただし専門家は「使い方には気をつけてほしい」と注意を促している。(竹中文)
 アロマテラピーに使う精油などを販売している「ニールズヤードレメディーズ」(東京都渋谷区)。虫除け効果があるラベンダーやユーカリプタス、シトロネラなどの精油を配合した製品「シトロネラフォーミュラ」の売り上げが、夏になると春の約3倍にのぼるという。
 広報の倉園かおりさんは「成分表示に対する関心が高まってきているなか、自分の目できちんと確かめて、天然成分を体につけたいという考え方が広がってきたようだ」と話す。子連れで来店していた世田谷区の主婦(35)は、「アトピー性皮膚炎の二女のために、昨年から虫除けに効くアロマオイルを活用しています。今年は自分でも虫除けスプレーを作ってみたい」と語った。
 虫除けアロマオイルに人気が集まる背景には、成分表示への疑心のほか、環境への気配りもあるようだ。
 ハーブ・アロマテラピーの専門店「生活の木」(渋谷区)販売促進部の安田昌史さんは、「成分表示をめぐる偽装問題が相次ぐなか、手作りの良さが再認識されるようになった。アロマテラピー用のオイルは身近な植物や葉から抽出しているのでなじみやすいようだ」と話す。
 アロマテラピー商材を取り扱う「パシフィック プロダクツ」(中央区)では、防虫効果があるとされるアロマオイルに関する問い合わせが今年5月ごろから増えてきた。マーケティング部の高橋優弥子(ゆみこ)さんは「(防虫だけでなく)アロマオイルの心地よい香りや手作りで楽しめる点も魅力のようだ」と分析する。
 また、殺虫剤メーカー「アース製薬」でも昨年3月、害虫が嫌がるユーカリやレモングラスなどの成分を配合した設置型虫除け剤「アース天然ハーブの虫よけゲル」を発売した。広報担当者は「天然の植物成分を配合した虫除け剤を使用する消費者が増加傾向にあるため、開発に力を注いでいる」としている。
 時流に乗り、広がる人気。だが、「精油を直接肌につけると刺激を感じたり、水ぶくれになったりする」と注意を促すのは、自然療法総合スクール「マザーズオフィス」(中野区)の講師、大山カオルさん。
 アロマオイルを活用した虫除けスプレーを作るときには、無水エタノールや精製水に、精油を数滴ほど加えるのが一般的だ。大山さんは「スクールのなかには、店員に間違った使用方法を教えられたという生徒もいる。説明書を読むなどして正しい知識を身につけ、使用してほしい」とアドバイスする。
 「虫除け効果を発揮する精油は、自己防衛のために害虫を寄せ付けないにおいを発するようになった葉などから抽出したものが多い。最近は自然に寄り添う暮らしを求める傾向にあるので、この人気は続いていくだろう」と話している。
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JVC XRCD24のサンプラー

2007年07月15日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
XRCDというフォーマットの音楽ディスクがある。XRCDこちらでクラシックだけじゃなくてジャズも見ることができる。SACDやDVD-Audioなどは、専用プレイヤーがないとその音質で聴くことができない一方、XRCDは普通のCDプレイヤーでも、かなりの音質で聴くことができるんだそうだ。正直、ウェブの説明を読んでもなんのことやらわからない(泣)
で、たまたま、バッハのトッカータとフーガのオルガン版が聞きたくなって(うちには、管弦楽編曲版しかなかったので)、購入してきたのがXRCDだった。それに、サンプルディスクがついてきたのだけれど、なんとも情けないことに、知らない曲が多数入っていた。聴いたことがあるけれど、曲名を想い出せない曲とかかなりあって。。
如何に、曲を知らないかということを、あらためて認識した次第。偏った曲しか聴いていないから、かもしれないけれど。これでクラシック好きとか言っていたら、ちょっと小ばかにされそう。
たとえば、カバレフスキーの道化師とか、バルトークの管弦楽のための協奏曲とか、こういうのは、ちょっとすぐには曲名が出てこなかったです。ま、ショスタコーヴィチとかは、5、7、9、12番くらいしか知らないし、ブルックナーも00、0、1、2あたりはぜんぜんわからない。たまには、読書もせず音楽だけ聴いているようなときもあっていいのかもしれません。
仕事でパソコンいじりばかりしているのではなく、もっと考える。一方で、目を酷使しないように、音楽を聴きながら目を瞑っているというのがよさそう。これから台風が来るわけだし、ゆっくりしようっと。
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池袋戦争 ヤマダを迎え撃つビック

2007年07月13日 | 企業の一般的な話
池袋東口のビックカメラ池袋本店から20メートルも行かずに、ヤマダ電機がついにオープンした。やはりというか、オープンから数日は安売り競争になってしまっている様な感じ。普通の土日であってもビックカメラ前は、人の通行がとても多かったのだけれど、これからは普通にビック前が混雑するのだろうなぁ。
夕方、ざっと両店を見てきたけれど、あれれ?ヤマダあんまり買い物をする客がいない。(いや、普通に客は入っているけれど、想像したよりは少なかった)金券付のポイントカードを求めて並ぶ人はとても多い一方で、買い物客はどうか?というと、そうでもないな、と感じた。
それでも、初日から品切れがぼちぼちあるところ(それも普通の商品)を見るに、昼間は結構売れたのかもしれない。ただ、初日から、特売でもない商品が売切れてしまうというのは、いかがなものか?まぁ、他の店舗からさっさと持ってくるのだとは思うけれど。
ヤマダは、あれだけの混雑には慣れていない(車の整理は得意かもしれないけれど、店内の混雑対策はできていない)ので、どこまでこの池袋で、その弱みを克服するか、なんではないかな?と思います。
その点、迎え撃つビックは、ヤマダ効果で逆に集客が増えて、売上についてはかなり上げられるのかも。ヤマダの品揃え、じっくりとは見てはおりませんが、ビックとはちょっと違っていました。池袋住民としては、新宿や秋葉原への運賃なしで、比較購買できるのはうれしいこと。でも、当面はヤマダで価格を見て、ビックで買うのではないかな?
あ、さくらやを忘れてはなりませんね。ビック品切れ時の、受け皿店舗だったわけですが、これからポジショニングをさらに考えないと、池袋での生き残りは難しいのかも。(でも、後ろにベスト電器がついていたんだっけ?)
当面は、様子見。近所でもあるので、詳しく見たらレポートアップしますね。
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日本の富裕層、147万人も!

2007年07月08日 | 企業の一般的な話
日本の富裕層、147万人というのは本当だろうか?現在の税金は、基本的には所得と固定資産に対する税金であるため、金融資産についての統計って存在していないと思う。だから、こうしてメリルリンチなどの推計データがニュースに掲載されるのだろう。それにしても、147万人。ひとつの世帯に2人以上そうした富裕層もいるかもしれないので、ちょっとさっぴいても100万世帯はそうした富裕層世帯が存在していると言うことだ。ちなみに、単身者世帯を除く世帯数は3400万世帯。ということは34世帯に1世帯は富裕層ということになるのだろう。
果たしてそんなにいるのかなぁ?とは思う。これが金融資産ではなくて、不動産なども含めてよければ、それくらいの人数はいてもおかしくないかな、とは思うのだが。
あ、でも金融資産って、現預金だけではないんでしたね。株なども入るし、最近、地方で売れていると言う個人向け国債なんかもそうなんでしょう。株なんかは、IPOした企業とかで持ったままの人は少なくないのでしょうね。
しかし、お金って使って初めて効用を生むものであって、そんなに溜め込んでどうするのかな?とは思います。知り合いにも、親の代からの不動産を処分して、億円あまりを手にした人がいますが。。まだ運用には手がつけられていない状態のようです。
税金による富の再配分が必ずしもうまくいっていないこの時代、いろいろなお金の使い方を考えてみてはどうだろう?と思いますね。



日本の「富裕層」、147万人に…金融資産100万ドル超(読売新聞) - goo ニュース

100万ドル(約1億2300万円)以上の金融資産を持つ日本国内の「富裕層」が、昨年1年間で5・1%増加し、147万人となったことが、米証券大手のメリルリンチなどが実施した調査でわかった。
 増加率は、前年(4・7%)を上回った。富裕層は企業経営者が多いとみられ、同社は「戦後最大の景気拡大が続き、ビジネス環境が好転したことが要因ではないか」と分析している。
 世界全体の富裕層は、新興国の急成長を背景に8・3%増えて950万人に達した。日本の富裕層はこのうち15・5%を占め、米国に次いで世界2位となっている。
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将棋の本ではない・・うーんメタ認知とか系かな?

2007年07月08日 | 本の紹介(ビジネス)
羽生善治、現在もなお将棋界の第一人者。森内、佐藤、渡辺がすごいとは言っても、やはり羽生には当分かなわないのでは?(個別タイトルでは勝てるかもしれませんが、他の人が4冠とかってあまり想像できません)本書は、その羽生さんの思考について論じている本です。読み物としては面白いと思いました。一方、自分の考え方に参考になるか?といわれると。。あんまり参考にはならなかったかも(笑)。
自戦記が、客観的に書いてあり、名前ではなく先手・後手と表記することや、対戦相手が悪手を指すといやな顔をすること、なんかを知ると、この人って本当に将棋の世界に生きている人なんだなぁ、と感じてしまいます。
読者のほとんどは、すごさを知りたいのではなくて、そのすごさの一部をどこかまねできないか?と思い読んでいくことになるでしょうが、うーん、そんな簡単ではないような気がしますね。
たとえて言えば、ビジネスの世界では、本当に大事な要素については一切妥協せずに徹底して調べるのと似ているでしょうか?True Northを目指す会社もそうだったような気がします。
ただ、その本当に大事なことというのが何か、がたいていわからない。だから、間違えてしまい、多くの業務が無駄になることがある。
これって、将棋での形勢判断にも近いかもしれませんね。ビジネスも、将棋も、最後の詰めの段階までは、すべてを読みきることはできません。その中で、どう形勢を判断し、どう着手していくのか。なるほど、そういう読み方をすれば、参考になるのかも。でも、その仕方はこの本には書いてはいないです。

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