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企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

指の長さの比で、そんなことも分かるの?

2013年06月30日 | 本の紹介(ビジネス)
男性の右手の人差し指と薬指、それぞれの長さを測ります。その比がどうか、を統計的に比較したところ、面白いことが分かった・・というお話です。
手相と比べると、ものすごく簡素化した見方ですね。シンプル手相forMenとでも名付けてよいのかも。
それでもいくらか比率の違いが、性格によって出てくるということが、どうやら統計的には言えるのだそう。
正直、そんな単純じゃないだろう、と思うし、例外も多いと思います。

統計的にどうか、ということを言うなら、本書の中で多用されている平均値だけではなく、その平均を構成する要素としての、ばらつき状況や標準偏差を表して欲しかったなぁと感じます。
そういうのは、どこかに論文でもあるのかな?

ただ、とかくわかりやすく誰でも簡単に調べられる要素でもあるので、飲み会ネタとしては重宝しそうです。
血液型占いよりは、なんとなく数字を使うので信用できそう・・って思ってしまうのでは?

ま、私も、周りの人にいろいろ数字をはからせてもらって、本当かどうか検証してみようとは思っておりますよ。

指からわかる男の能力と病 (講談社プラスアルファ新書)
クリエーター情報なし
講談社
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日本悲観論はメディアがつくったと思える本

2013年01月04日 | 本の紹介(ビジネス)
日本って、世界と比べると全然住みやすい国なんだと改めて認識することになる、そんな本でした。
将来がひどいとか、諸外国と比べて住みにくいとか、そんなことはない。相当、恵まれている環境なんだなぁと思えます。

内需もある程度あるし、世界から食品含め調達できる今、という限定がつくかもしれませんけれどね。20年後どうなるか、という意味では、確かに課題は多いでしょう。しかし、他国に比べたら、庶民の暮らしは相当いいのかも、と思ってしまいました。
2011-2012年頃の20カ国の状況についてのお話です。

間違いなく楽しんで読めます。そして、日本の良さを再認識できることでしょう。是非手に取ってみてください。


値段から世界が見える! 日本よりこんなに安い国、高い国 (朝日新書)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版
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危機管理、もっと手前の話も含め・・日本人ってこうだよね。。という話

2012年12月12日 | 本の紹介(ビジネス)
危機管理という言葉を見るから、やや引いてしまうかもしれないですが、要は日本人、日本の組織って、どういうところをよく考えず、ミスしやすいから、危機を目の前にしてこんな問題が起こる・・ってことをいろいろまとめています。
メディアの言う、安易な指摘・・例えば、人口が減少しているからデフレ・・ということについて、どう間違えているのか?などを丁寧に解説しています。知っている人からすれば、当たり前の事が多い。
一方、思考停止してしまった多くの日本人は、深く考えることをしないし、自分から情報を求めないんですね。
この本を読んで、立ち上がって、変革を志すか。あきらめて海外移住するか。
最近の政治についての報道を見ていると、ほんとうに、逃げ出したくなります。

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書)
上念司
光文社
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節電必須時代のお鍋(減圧調理)

2011年05月18日 | 本の紹介(ビジネス)
自宅で使っているお鍋ネタです。調理が速い。熱が少なくて済む。火をかけている時間が短い!そんなお鍋♪
私自身は、火をかけっぱなしにして、別のことをして、空炊きさせたり、焦がしたりしてしまいます。
このロップタックは、火をかけている間は、普通のお鍋と同じなんですが、火を止めてから減圧調理というのが始まります。
余熱で調理する、というのに近いとは思います。
私の理解では、ふたをした鍋の中が、徐々に気圧が下がっていく。そうすると、温度が多少下がっても沸騰状態が継続されて、対流が続いているんですね。調理って、別に100度以上でなければ、火が通らないというわけではないですよね。
なので、火を止めた状態でも、お鍋の中(正確には水分に浸っている部分)では、ずっと調理がされている状態になるわけです。

更に、これ、調理を終えたときに、ふたを開けると・・「バシュッ」という音とともに空気が鍋の中に取り込まれます。どうやら、このタイミングで、野菜などの中から抜けた空気の穴(見えないですが)に、出汁などが吸い込まれるようなんですね。

そうすると、比較的短時間で、長時間煮込んだような、味のしみこみ方をします。で、煮崩れしない(逆に言えば、ちょっと崩れたような状態を作るのは苦手かも・・まぁ、それは火をかける時間を長くすればよいのですが)。

だから、カレーなんかを作ると、角があって固そうなにんじん、じゃがいもが目に映ります。実は口に入れてみると、歯がさくっと入っていくんですね。こればかりは、作って食べてみないと分からない(爆)

この夏、多くの地域で、節電しなきゃならないです。ガスを使うにしても、火を使う以上換気扇を回したり、冷房を使いたくなりますよね。短時間しか火にかけないで、しっかりした料理ができる減圧鍋「ロップ・タック」。私が買ったときより、値段が安い(Amazonは、こういうのが安いですよね)のが、ちょっと残念な気持ちもしますが。。

どこまで暑くなるか分からない、そんな今年です。節電、エコグッズとして、一つ置いてみては?

ちなみに、お湯を沸かすのも、意外と速い!料理以外には、足湯用のお湯沸かしにつかってます♪


ロップ・タック 【かしこくお得な減圧鍋】 IH対応深型両手鍋 19cm 4L RR-4346
クリエーター情報なし
和平フレイズ


ロップ・タック 【かしこくお得な減圧鍋】 IH対応マルチパン 24cm 3L RR-4349
クリエーター情報なし
和平フレイズ


ロップ・タック 【かしこくお得な減圧鍋】 IH対応深型両手鍋 24cm 6L RR-4348
クリエーター情報なし
和平フレイズ


ロップ・タック 【かしこくお得な減圧鍋】 IH対応浅型鍋 19cm 3L RR-4347
クリエーター情報なし
和平フレイズ
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最近、ブログしてませんが・・・本をいくつか

2010年07月31日 | 本の紹介(ビジネス)
この本、文庫になって出たのですが、随分前と印象が違うように感じました。完全版と書いてあるのは、少し詳しくなったのかもしれません。
この本を読むと、クラシック音楽て、こういうことなんだ~というのが分かります。しかし、紹介されているチェリビダッケのロメオとジュリエット、廃盤で、中古オークションで5000円強。メーカーは、こういう本で強く紹介されている盤は、しっかり店頭に並べたりしないのかな?
店頭プロモーションしたいお店の立場考えたら、そういうのってもっとありだと思いますが、メーカー側が、あまり気持ちがないのか???もったいないことだと思いました。

クラシックを聴け!完全版 (ポプラ文庫)
許 光俊
ポプラ社

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高校生でも、地元で働けるような経済にするには・・・とはじまり、成長戦略、デフレ対策と触れている本。
たぶん、裏側にしっかりした考察があって、その要点だけを記してあるのだと思います。所得税ゼロ、相続税100%という案だったり、教育の改革だったり、まぁ、今、有利な立場にいる人からすればものすごく嫌な提言なんでしょうが、著者の立場ははっきりしてますね。
可能であれば、アイディアだけではなくて、その実現可能性についてもしっかり説明した別の本でも出していただきたいものです。相続税100%というのは、ある意味、資産家を国家で管理するということになるので、オーナー企業が長く続いて雇用を維持してきたこの国の経済事情からすると、問題もおきそうですね。
銀行が個人保証を求める相手がいなくなるわけで、銀行も変わらなきゃならないし・・・。と、ちょっと思いつく影響だけでも、かなりインパクトがありそうなんですよ。そのあたりをどう考えているのか?など知りたいと思いました。


日本の成長戦略
堀 紘一
PHP研究所

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難しい本です。でも、とてもよくまとまっていると思います。経営についてのライトタッチの本を2冊読む暇があれば、ぜひこの本を1冊じっくり読んでもらいたいです。戦略コンサルタントとか、読まずに、戦略を語らないでほしいなぁ、と感じる内容でした。

経営戦略の思考法
沼上 幹
日本経済新聞出版社

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ハカることの意味

2010年05月19日 | 本の紹介(ビジネス)
仕事で感じることとして、多くの方が、ハカることが嫌いか苦手、ということがあります。あくまで印象ではあるので、実際は、皆さんハカること大好きなのかもしれません。
いや、正確には身の丈についてはハカって比べるのは皆さん大好きなんですよね。尺度が自分勝手なだけで、常にいろいろハカって比べてるわけです。なのに、客観的(といっても、純粋に客観っていうのはないわけなんですが)な秤は嫌うというか、そうした指標を一面的だと毛嫌いしていないかな?と感じます。
私なんかは、尺度は多いほうがよい、と思うほどです。仕事の上ではいろんなハカり方があります。だから、たくさんの指標を作ることはできる。
それらが、少しずつ組み合わさって結果に結びついているんですね。ごく一部の指標だけが結果の指標であって、多くのハカったものはプロセスの指標なんですよ。
だから、そうしたプロセスの秤をたくさん持って、見ていってあげればよいと思うんですが。。
そうすれば、より多くの人を褒めてあげられる!!モチベーションアップにつながりますものね。限られた指標で判断しようとするから、不平不満も多くなるわけで。結果のところではこうだけれど、プロセスについても見ていて、そのところは評価しているよ!って言ってあげられるとよいんだと思います。
で、この紹介する本は、ハカることについてのアイディアをいろいろ与えてくれる本です。読み物としても楽しめますよ★


ハカる考動学
三谷 宏治
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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ここ最近読んだ本です

2010年05月03日 | 本の紹介(ビジネス)
まずは堀江さんの本から。この人は、相当誤解されたままなんではないでしょうか?私は、かなり誤解してました。さすが小さな会社を大企業に育てた方ですね。しっかりデータで語ってます。また、主張がはっきりしています。これまでの本よりは、読み応えがあると思います。
場合によっては、地方切り捨て論とも捉えられる議論も、きちんと主張してます。私も賛成です。山奥の鄙びた里に、ユニバーサルサービスは不要でしょう。否、サービスはあってもよいけれど、対価を払ってもらいたい。
確かに、高度成長してきたのは、そうした地方の努力によるという側面はありますが、バブル+失われた20年の30年間も時は過ぎました。そのツケを、働く場所がなくて都会に出てきた若者に負わせるのはどうか?と思うところです。
この本、かなり明快なのですが、データの裏取り含めて読むと結構時間かかります。でも、参議院選挙を前に、本当に多くの人に読んでもらいたいです。理想を言えば、定価をあと200円ほど下げてもらいたかったかも。

格差の壁をぶっ壊す! (宝島社新書 311)
堀江 貴文
宝島社

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判断ミスを、ひとことでヒューマンエラーと片付けてはなりませんよね。ヒューマンエラーと言っても、しっかりプロセスに分けてその対策をするわけなんですが。時として、簡単に片付けようとしてしまう例を見ます。そういう行為こそ、エラーを産むということが分かっていない。
本書は、失敗の事例について、結果に至るまでの間に、どの程度意思決定することができたのか?そして、それのどこが問題だったのか、を、決定された意思だけではなく、その環境も含めてどういう問題があったのかを明らかにしていっています。
また、様々な意思決定についての勉強の仕方を、事例を交えて紹介しており、読むだけでもかなり幅広く物事を考えられるようになるのではないでしょうか?

一瞬の判断
マイケル・ユシーム
アスペクト

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政権交代したけれど、どうも、期待にあわないな?と感じませんか? 民主党を積極的に応援したわけではなかったけれど、今となっては応援せざるを得ない人もいらっしゃるでしょう。また、参院選でなんとか民主党をひきずり降ろしたいと思っている方もおいでかも。
今、政治でおきていることがどういうことか?について知るには良い本ではないか?と思います。全てを語るものではないかもしれないけれど、報道されている内容だけではない側面がある、ということが分かるのではないでしょうか?
政治家の方には、こういう本に書かれていることについて、本当のところどうか?ということを説明していただきたいように思いました。

偽りの政権交代 財務省に乗っ取られた日本の悲劇
高橋 洋一,須田 慎一郎
講談社

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アロマセラピー好きとしては、こういう本はタイトルだけで買ってしまいます。で、読んでみると、かなり難しいことを書いてある。言葉の上では、平易な言葉で説明をしていただけているのですが。。。内容がハイレベル(専門家からしたら基礎なんでしょうが)に感じるほどでした。
匂いが脳の中でどうなっているのか?という本は、確かに初心者向けの本はあまりなかったのかもしれません。アロマ好きの人は、ぜひ読んでみて欲しいです。

脳のなかの匂い地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)
森 憲作
PHP研究所

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なんでも売れる!なんて、と思いました。でも、一流のセールスマンは、かなり多くのモノを売れます。モノを売る、サービスを売る。この本は、テクニックがたくさん書かれているように見えて、そうではないな、と感じました。
正直、いつ使えるかわからないテクニックなどは、本でも出ているものが少なくないですが、使えない(笑)でも、この本は、そういう内容も含まれてはいるけれど、売らなきゃならない状況を自分で作り出して、更にその環境下で、役者になってやれるだけのことをやる、ということを教えてくれました。
ただのビジネス書かもしれない。そして当たり前のことばかりかもしれない。でも、筆者の生い立ち含めて、読んでみると、自分も動き出さなきゃ、と思えてきたのでした。

私に売れないモノはない! (Forest 2545 Shinsyo)
ジョー・ジラード
フォレスト出版

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掲示板の設置:ご感想をお願いします

2009年12月25日 | 本の紹介(ビジネス)
apple2のブログへのご訪問まことにありがとうございます。
blogの一番上に常に表示される掲示板を設置します。
当blogへのコメント、メッセージ、足跡など、どんな内容でもけっこうです。
一言残していただけますと励みになります。
よろしくお願い申し上げます。

apple2


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この盆に読んだ、読んでいる本達

2009年08月14日 | 本の紹介(ビジネス)
大前氏の本をこれまで読んできた人にとっては、あまり発見はないのかもしれないな、とは思います。私も全てを読んできた訳ではないのですが、見たことのある議論が結構見られました。氏が一貫して言っているのは、自分で考えろ、ってことと思います。古くからの教養はいらない(とまでは言わないが・・)というのも、現実、それらの教養の他にも学ばなければならないことがたくさんありすぎる時代背景を考えると、全く否定できないどころか、その通りであろうなぁ、とは思います。
世界の人々がどんなことに興味を持っているか?みたいな話は、正直、ただのブームみたいなもので、どんどん移り変わっていくので、この本を読んで、環境の話やエイズの話を真剣に勉強してもあまり意味はないだろうな、と思います。そのあたりの認識が、どうなんだろうな?とは思いましたが(汗)
もっとも、総じて、集団IQがしていっている事についてはその通りだと思いますし、単にIQレベルというよりは、その判断の結果のレベルが落ちているのかな?と感じます。
とにかく、いろいろと考えさせられる本であることは間違いないので、是非とも一読を、と感じました。しかし、下で触れるような、差別の問題なんかは大前流で解決できるのかな?と感じます。どうも、社会の様々な問題のうち、差別であったり、根が深そうな問題については、大前氏はあまり論じたがらないような気がします。
様々な、負の解消のためのエネルギーを、もっとプラスに働かせることができるようになれば、相当なパワーになるのだとは思うのですが。。

「知の衰退」からいかに脱出するか?
大前研一
光文社

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予想通りに、不合理なんだそうです。人間の判断というものは。○○学とか、そういう難しい言葉は抜きにしても、この本は読めます。そして楽しめます。人はどれくらい、様々な環境事象によって、判断をゆがめられるのか?ってことが、これまではあまり世に出てこなかった事例(と私は感じました)を通じて、知ることができます。
○だから◎になる、とか△だから×になる、みたいな単純化したセオリーを得ることができるか?というと、不合理なだけあって、簡単ではないのですが、それでも、物事を理解するという側面からは、様々な要因について考えなければならないという意味での勉強になりました。
論理的には、すっきりとは説明できないような事柄についても、統計的に、人間はこう判断するんだ、という裏付けがとれることで納得するということもありではないでしょうか?
マーケティングとか勉強している人は、ぜひ読んでみて欲しいですね。

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
ダン アリエリー,Dan Ariely
早川書房

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差別という言葉だけで、目を背けたくなるということが、現代人にはあるのではないか?と思います。自分は関わっていないから、別にそういうことを知る必要もない、とか、考えたりしがちではないでしょうか?
私自身、野中広務氏がどんな人かはよく知らず、ある意味、自民党の裏側のボス、みたいなイメージで悪役として勝手に判断していたところがありました。この本を読み、その多くが、マスメディアによって作られた像であったのだなぁ、という理解につながりましたし、差別というものが、逆差別などになることなく、本当に解消していくためにどうするか?と言う視点で頑張ってこられたのだ、ということを知りました。
現在の日本においても、まっとうな補償を受けられない状態にある人や、インフラ整備の恩恵にあずかりにくい立場の方が少なくないということが、対談相手の辛さんによって語られています。こうした本を読まなければ、知ることができなかったことで、今の薬物汚染報道ばかりのテレビ番組を作っている局や製作会社は何をしているのかな?とか感じます。スポンサーもそうかもしれない。。
、在日問題に限らず、経済的弱者、また組織の中で動くに動けなくなってしまった人、待機児童や待機している要介護の人々、等々、どうしても弱者の声って一般には届きにくいのかな、と感じます。
上の大前さんにも、そうした困難な課題について、表向き経済的に解決したからいいじゃないか?みたいに見える議論で済まさないで、突っ込んで議論に加わってもらいたいな、と感じました。確かに、経済発展が、ある程度の割合で、弱者問題を解決していく側面は否めないとは思いますし、今の日本が経済発展を目指して動いているわけでもないということも解ります。
ただ、そうした停滞の中だからこそ、こうした問題を解決していかなければならないのかな?と感じてなりません。


差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)
辛 淑玉,野中 広務
角川グループパブリッシング

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寄食という言葉は、気色悪いという言葉と読みが同じでもあり、ちょっと顔を背ける人もいるのではないでしょうか?確かに、寄食ばかり載ってます。発酵食については、小泉武夫氏に譲るとしても、それ以外の変わった食べ物(と日本人が感じるもの)を多数紹介しています。

世界奇食大全 (文春新書)
杉岡 幸徳
文藝春秋

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Excelグラフ大事典、理工系離れ、推計学、統計、リスク工学

2009年05月06日 | 本の紹介(ビジネス)
Excelのグラフ機能は、慣れないと本当に使いにくいと思います。世の中にある簡単にグラフを作れるソフトが売れる理由がわかるなぁ、と。作りたいグラフのイメージがわかっても、それが普通にエクセルで作れるのかわからない。でも、この本なら、かなりのグラフが、少々トリッキーな手順を踏んで作ることができるようになる。Excel2003まで対応です。2007で同じようなのを出して欲しいところですが、まぁまだまだ世の中では2003が中心でしょうからね。この本を買うと、ウェブからマクロなどのダウンロードを求められます。トリッキーな手順を覚えるだけではなく、マクロを入手することで、より多くの作業負荷が減る感じ。同系統の本の中では3000円と高いですが、そのマクロを手に入れると考えたら安いものではないでしょうか?加えて、いろんな手順も覚えることができます。

データを「見える化」するExcelグラフ大事典
寺田 裕司
シーアンドアール研究所

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私自身は、文化系大学出身でして、高校2年から文系コースを歩んできました。もっとも数学や物理が嫌いなわけではなくて、当時の先生が気に入らなかっただけ、なんですけれどね。大学在学中に、一般教養で物理学(実態は量子力学でした)を受けたり、近くのキャンパスにあった理工学部で、力学系の講義をとったりしていたので、少なくとも嫌いではない。
でも、高校レベルの物理すらわからないし、正直、数学も中学レベルしかわからないのではないか、というほど今では苦手になってしまった。
今、理系離れが起きているという。少なくとも団塊ジュニア世代までは、できる奴は理系へ、というムードだったと思い出している。私が過ごした地方の公立高校では、明らかに私学文系志望は、格下に見られたいたような覚えがある。理系の国立進学クラスと違って、先生にまともに相手にすらしてもらえなかった、というと言い過ぎだが、理系は偉い、みたいな雰囲気は明らかにあった。
でも今はそうではないらしい。経済学部が偉いんだそうだ。その背景と現実に起こりつつある問題をまとめている本。広く、ビジネスマンには読んでもらいたいと思った。

「理工系離れ」が経済力を奪う (日経プレミアシリーズ)
今野 浩
日本経済新聞出版社

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統計的にものをみるとどうなるか。難しい統計学だけが本当に必要とされているわけでもなく、データをどう見つめ、捉えてどう活用するのか?ということが必要とされているんでしょうね。ビジネスマンについて言うと、統計のスキルがなさ過ぎると思います。統計学を勉強してきても、いざ使うとなると、ソフトに頼ってしまって、思考ができない人もいる。この本は、その統計的な考え方の入門という意味ではとても良い本だと思います。

不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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上の本が、入門だとすると、下の本はもう少し詳しく書いてあります。ブルーバックスだから、内容が軽いか?というと、まぁ、専門家から見れば軽いのかもしれないけれど、検定の意味など、かなりわかりやすく説明している。できれば、こちらの本である程度理解を深めて、実用に至って欲しいところだ。

推計学のすすめ―決定と計画の科学 (ブルーバックス 116)
佐藤 信
講談社

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リスク工学という視点、あまり知らなかったがそういう分野があるらしい。データを誤って読んでしまうリスクなども含めて、様々なリスクをどう想定していくべきなのか、について勉強になる入門書。こんなリスクも考えるんだ、という意味ではよい勉強になりました。ヒューマンエラーの本とあわせて読むと、様々な仕組み作りについてとても役立てると思います。

リスク工学との出会い (リスク工学シリーズ)
遠藤 靖典,伊藤 誠,掛谷 英紀,宮本 定明,岡島 敬一,村尾 修
コロナ社

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最近役立った本

2009年02月08日 | 本の紹介(ビジネス)
だいぶご無沙汰してしまいました。本も読んでいますし、仕事も頑張っています。ですが、どうにも発信する気持ちにはなれず。やっと気持ちに余裕ができてきました。

まず一冊目。なぜビジネス書は間違うのか?と言っていますが、本のことを書いてあるというよりは、もっと突っ込んだ話題。ハロー効果と言っていますが、中身では、もっと統計的な課題についてもふれられていました。
有名な本で書かれた会社の多くが、今は業績不振になっている・・とか、少し刺激的な内容ですが、どんな素晴らしい会社(業績が)にしても、なにもかもが素晴らしいわけではなくて、あるとき、ある環境で、うまくいっていた、ということに過ぎないんだと思います。ハロー効果という言葉よりも、書いてある中身を読むには、とても勉強になりそうだと思います。

なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想
フィル・ローゼンツワイグ
日経BP社

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次は、分析の本。といっても分析手法の紹介とかではなくて、分析をどう経営に役立てるか、という視点で、うまくやれている会社や事業について紹介しています。また、分析力で成長できる企業になるためのステップを、なかなか現実的なところまで踏み込んで書いていると思いました。
事実の分析を重視する私としては、ほうっておけない内容。★5つ♪ですね。

分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学
トーマス・H・ダベンポート,ジェーン・G・ハリス
日経BP社

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そして、最後に、アンケート調査や統計解析についての本。私が読もうと思ったのは、いろいろな検定のエッセンスと多変量解析についての簡単な説明をするために参考にしようと思いました。
文面が少し足りないためか、初心者が読むとちょっとつらいかもしれません。でも、ポイントは押さえていると感じます。
どちらかというと、同じ類の本は、社会調査や心理学系の本が多いなか、ビジネス視点でまとめられているのはよい、と思いました。でも、例が貧弱かも。。

実務入門 図解アンケート調査と統計解析がわかる本―アンケート調査の企画・実査・集計から統計解析の基本と多変量解析の実務まで (実務入門)
酒井 隆
日本能率協会マネジメントセンター

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ところで、ポメラが気になっています。14800円くらいなら買ってしまうかも。1ファイル8000文字とかいうのが気になるのと、ATOKの使い勝手がちょっと悪いのとで、即買うことは無かったのですが。いろいろ調べています。
電池駆動のテキスト入力マシンがほしかったのですが、少し機能を制限しすぎたかもしれませんね。
理想は、少し大きな電子辞書くらいで、テキストエディタとして使えるようなものなんですが。。小型ノートパソコンくらいの大きさのキーボードは確かに魅力ですが。VAIOのType-Pが出た今、どうかな?とは思っています。

KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10クロ プレミアムブラック

キングジム

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デジカメ、寿司屋、思考・論理・分析 の本

2008年12月19日 | 本の紹介(ビジネス)
少し面白く読めた本がありましたのでご紹介申し上げます。このところ、一般受けしないような本ばかり読んでいたので、ブログ更新もご無沙汰しておりました。
まず、デジカメに1000万画素はいらない、という刺激的なタイトルの本です。これまで5台ほどのデジカメに、4台のカメラ付携帯をつかってきましたが、最近は500万画素のポケットデジカメすら持ち歩かないようになって来ました。
最初は30万画素だったんだよなぁ、とか思い出しながら(笑)。今から思えば、オリンパスのCAMEDIA2020Zは230万画素ながら、レンズが大きくて写りはよかったなぁ、と。
その後、ちょこちょこ買ってきましたがEXILIMで打ち止めです。また、オリンパスを出してこようかな、とか思います。スマートメディア、接触が悪くて使い勝手よくないのだけれどねぇ。

デジカメに1000万画素はいらない (講談社現代新書)
たくき よしみつ
講談社

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寿司屋の裏側を知ることができる本。とっても楽しく読むことができましたよ。ビジネスモデルの裏側にある考え方が理解でき、他の業種にも充分当てはめられる内容と思います。たまには回転寿司も行ってみなければ、と思い始めました。

寿司屋のカラクリ (ちくま新書)
大久保 一彦
筑摩書房

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ロジカルシンキング本の決定版と言ってもよいくらいの、内容の濃い本だと思います。多くの本が、実際のノウハウを教えるような内容を実現しようとしながら、限られた範囲でしかそれが成功していないのに対し、この本は思考のあり方を深掘りし、どうしてそうなるのか、を明確に記載してあります。
ロジカル本を読んだけれど・・・どうもなぁ、という人にはオススメです。

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践
波頭 亮
産業能率大学出版部

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少し本の話 斉藤孝の読むチカラ

2008年11月13日 | 本の紹介(ビジネス)
企業の建て直しに関わってきて、コンサル時代も含めればぼちぼち10年になろうとしています。そんな中で思うことは、ビジネスパーソンの国語力の課題についてです。ロジカル・シンキング以前の問題。コミュニケーションができないことがよくあるのですね。
特に、現在40代後半から50代前半くらいの層が、どうも国語力にバラつきがあるように思っています。この世代は、まぁ、企業の中ではベテランに属する人々なんですが、経験で仕事をするようになってしまった人に、一部、論理とかでしゃべったり理解したりできない人が少なからずいるように感じられます。
現在、ある企業でもロジカル・シンキングの講習なんかをうけもったりもしているのですが、因果関係や仮説というものを考えたり、フレームワークを作り出したりするチカラ以前のところに、読解力というものが必要なんじゃないか?と考えるようになっています。
紹介する本は、東大入試の国語の問題、ということでかなりハイレベルなのですね。まぁ、漢字の書き取りは、簡単なんですが。。
実は、これとあわせて、中学入試問題(小学生が受験する)もみているのですが、こちらもなかなか難しい。それらを教材に使って、国語力をアップさせていきながら、ロジカルシンキング力を高めていこうと思っています。
なお、この本のうち、前半は、試験問題を解くということを解説している部分なので読むにはよいと思います。後半は、試験問題を考える必要があるので、時間のあるときにでも・・・

齋藤孝の読むチカラ [宝島社文庫] (宝島社文庫 D さ 1-4)
齋藤孝
宝島社

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一方、こちらの本は将棋の本です。私は、将棋好きなんですが、ぜんぜん強くなりません。なぜか?自分で真剣に考えないからなんですよね。本気で考えに考えまくって将棋をすれば、少しは強くなるんだろうなぁ、とは思います。
で、この将棋を考えるというのは、実は、漏れなく先読みする訓練にはなるんですよ。3手詰めくらいの詰め将棋なら、まぁ、必死で考えたら正解は見つかるものです。そういう訓練をやっていかないと、ロジカルに真剣に考えることもできないのかなぁ、なんて思っています。
3手詰めで、ひらめきが重要だったりしますが、そのひらめきとは、局面を見たときにどう理解するのか?ってことで、フレームワーキングなんだと思うのです。
そういう意味で、多少、将棋はロジカル・シンキングに活用できそうかなぁ、と思っています。(もちろん、詰め碁でもよいとは思いますよ)

イメージと読みの将棋観
鈴木 宏彦
日本将棋連盟

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Newsweek日本語版に

2008年11月01日 | 本の紹介(ビジネス)
バーンスタイン生誕90周年の話が掲載されていました。
1960年代に、音楽を広く取り扱い、さまざまな人にそのよさをわかってもらえるよう、演奏だけではなくしっかり解説もしていった、そんな人だったんだと、今になって知りました。
私は、バーンスタインの自作は、そんなには聴いていません。ほとんど、指揮者としての彼の成果しか耳にしていない(マーラー7番はDVDを観ましたが)ので、劇的な演奏をする人なんだ、ということくらいしかイメージとして持っていませんでした。
そんなこともあって、改めてバーンスタインの指揮した演奏などを聴き返していっております。何度も聴いた演奏としては、チャイコフスキー5番、マーラー5番(VPOのライヴ)、ショスタコーヴィチの5番(1959、79とも)、など5番のほか・・マーラー7番(新旧とも)、9番(BPO)、新世界(NYPO、イスラエル)、運命、ブラームス1番(旧盤)、幻想といったところ。

で、ほかの演奏を聴こうと・・、フランク、シューベルトのグレイト、メンデルスゾーンの宗教改革、シベリウスの5、7番、モーツァルト後期など聴いていく計画をしています。
フランクはかなりゆったり、グレイトは起伏があって楽しげ・・など少しずつ感じがわかってきました。
バーンスタインに浸ってみる。そういう11月になるのかも。。
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本、読んでますか? 私は体調よくなく・・あまり読んでません

2008年10月15日 | 本の紹介(ビジネス)
季節の変わり目?でしょうか、鼻風邪を引いてしまいました。今週は、仕事を控えめに(いつも?)して、身体をいたわりながらの生活です。不思議なもので、職場に出ると元気になってくるんですね。緊張感のおかげなのかも。

さて、久々の記事アップですが、本を挙げさせていただきます。ひとつは、恐慌前夜、すでに読まれた方も多いとは思いますが、著者は預金封鎖の話からして、一貫した主張をされています。
単なる予言・警鐘ものと違い、論旨としてはそうだよなぁ、と思わせるものであるため、全部が正論とは思わない(割り引いて考えたい、と思うほど)ものの、おきても不思議じゃないことを書いてあるんじゃないか?なんて感じます。
経済、金融がどういう状態にあるのか、あったのか、ひとつの理解としては知っておいてよいだろうことが書かれています。アメリカのI-Bankの破綻については、いずれそうなる、と予告していましたが、本当にそうなってしまっている。。
金融業界の人や、資産家の人は当然ながら、さまざまな業種で活躍している人にとって目を通しておく価値のある本ではないか、と考えますよ。

恐慌前夜
副島 隆彦
祥伝社

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あなたはSですかMですか?と一言で聞かれても、多くの人の場合、その両方の側面を持ち合わせているのではないか、と思います。S=サディスティック、と言っても、性の嗜好上の話ではなくて、性格的にS的資質をもっているのかどうか、ということは、感覚的にしか理解していないし、言えないのではないでしょうか?
そんな、サディスティックな性格というものについて、どういう傾向があるのか、どういう対処をすればよいのか、などを考えさせてくれる本が、今回紹介の「サディスティックな人格」です。
身の回りに、困ったサン、困った君がいないひとは皆無かと思います。そうした困った人のうち、パーソナリティ障害という面からサディスティックな性格を見て、どういうところに気をつけるべきか、など考えていけるようになります。
そういう本に目が行くことからして、私自身も、まったくSっ気がないか、というよりは、Sっ気がある方?でして・・。一部の著述については、自分もこういう面あるよなぁ、と思って読んでおりました。
なお、この本はSだけを論じた本ではなく、他人に依存してしまう人についても論じています。Mではなく、依存してしまう人、というのが、Sと同様に困った人になりえることから、それをまとめています。
組織でコミュニケーションの問題に悩まされている人、には、ぜひ一読をお勧めいたします。


サディスティックな人格―身のまわりにいるちょっとアブナイ人の心理学
矢幡 洋
春秋社

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