企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

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2009年12月25日 | 本の紹介(ビジネス)
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ご無沙汰しております。和装業界の話

2009年12月18日 | 和の話(呉服業界など)
仕事の関係で、和装業界からちょっと距離を置いておりましたが、実は細々とつながりを保っておりました。それは、和装→別の世界への進出という壮大なプロジェクトの話です。
和装で培ってきた技術を、別のところへ転じるという話であることから、なんらかの寄与ができるかな?と思い、プロジェクトに加わっております。
和装業界ですが、上場各社の有価証券報告書や四半期決算開示資料を見る限りは、かわらず厳しい状況が続いているようですね。
催事販売というスタイルは、そう急には変えられないわけで、ずっと続いているわけなんですが、きもの、買う人増えているのでしょうか?
林真理子さんの本「着物の悦び―きもの七転び八起き」光文社文庫、書店で平積みになっていますが。。最近は、そこそこ着物の人を見るようになった気がします。(もちろん、町中でです。祇園や銀座ではなくって)
が、そうして見る着物、どちらかというと、気軽なおしゃれ着的なモノが多く、リサイクル店などで買ったのか、親から譲り受けたものか?と思えるような感じでした。
小売業界が大幅に小さくなっていることから、問屋、メーカーは生きていくために、少しでも利幅が取れるように、ムダを無くしていっているように思います。
ムダなツアーや、ムダな勧誘、ムダな人員の排除をしていき、粗利と経費のバランスを少しずつ変えて行っている。
逆に言えば、同じ事をやって、売上が減少したままで、いずれは景気は回復するはずと耐えている会社は、残念ながら、もうお先はあまりないように感じます。
メーカー、販売店、そして顧客ともに高齢化が進んでおり、特に、ベテラン販売員とVIP顧客の高齢化が大きな打撃になっていますが、5年先、残っている呉服店がどれほどあるか、と心配になってしまいます。
2兆円産業であった時代から、ついには3000億円程度の市場にまでなってきたとも言われていますが、それって、ユニクロ1社の売上(連結ではなく)よりも小さいという規模にまでなってしまっているわけですね。
業界の慣習とか、いろいろ問題はあって、急激な変化を受け付けない体質ではあるのですが・・。催事販売というものだって、ずっと昔からあったわけではない。そういう意味では、次の時代の呉服・和装業界のあり方を模索し、打ち手を打っていくべきタイミングが本当に来てしまったのではないでしょうか?
和装業界の方に申し上げたいのは、せめて、業界の人くらい、もっと着物を着ましょうよ♪ってこと。以前関わっていた会社で、呉服(作務衣含む)通勤手当を支給してでも、街で歩く姿を見せるべき、なんて極論を言ってました。当然、採用されるわけもなく。
しかし、業界の人がやらんでいて、誰がやるんですか?と。ユニクロの社員は、また他のアパレルの社員は、自社ブランドの商品を着て出社します。トヨタの社員が、日産に乗ったりはあまりしないですよね。
業界の人、古い販売員の中には、きものが好きで好きでたまらない、って人はいますが、多くの人は、ただの商品としか思っていないように見えます。自分が売っている商品に惚れ込めない・・、そんな業界では、将来は・・苦しそうにしか見えないなぁ、と。
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