企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

社長はこうあるべし・・・と書いてあります

2006年01月31日 | 本の紹介(ビジネス)
先日紹介した「社長脳を鍛える」という本がありますが、今日紹介する本は、もうちょっと前に出版された本で、人材を採用するお手伝いをしている会社の社長が、数多くの社長と会ってきて感じ、考えたことをまとめた本です。社長である、ないに関わらず、組織の中で動く人にとって大変勉強になる要素を含んだ本ではないでしょうか?
締めの言葉の一つに、会社が成長するということは、従業員の人生を充実させるということだ、というものがありました。社長が変わらなければ、会社は変わらない。どう社長に変わってもらうのか?従業員も考えなければなりませんよね。
きちんとした戦略に基づいて適正な利潤を取っている会社と、多少給料がいいけれど、オーナー一族等が子会社などをつくって個人に所得を回している会社、どっちがいいですか?
この本では、オーナー企業の問題もいろいろ書かれています。日本の企業の大半はオーナー企業ですが、そんな企業で働くあなたも、ぜひ一読していただきたいです。


採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長

サンマーク出版

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額に汗して?

2006年01月30日 | 企業の一般的な話
ライブドア事件を受けて、どうも世の中の過剰な反応が気になってきた。それは、「額に汗して」働くことがよいことで、そうじゃない仕事をすることがよくないことだ、という風な言葉が聞かれるようになったことだ。
気になるのは、こうした言葉を言っているのが誰かということ。たいていは、額に汗して働いていない人が言っている様に思える。もしくは、ただの過剰反応の人か?日本では、古来から額に汗してこつこつと働くことが美徳とされて来た、それが日本らしさだ、なんてことを平気で言っている。
過去、そういう時代が続いたのは、支配層と被支配層とが明確に分かれており、長い間、農民と生まれればずっと農民をするしかなかった様に、成り上がりになることができなかったからだと思うのだが。(そういうと、秀吉の話とかでてくるが、秀吉の場合は、通常農業をする傍ら戦になると合戦に参加する類の人であり、完全な農民とは異なっている)
階級が明確にあった時代だからこそ、農家は農家として、工にたずさわる人はずっと、こつこつとやるしかなかったのではあるまいか?と思っている。いずれにせよ、仕事にも精を出し、また余暇もほどほどに取りながら、日々生活していった時代が長く続いたことは誰も否定しまい。

では、現代はどうか?目的を持って頑張り続ければ、国会議員になることもできるし、企業でサラリーマンとして経営に参画する人もいる。昔は、よほどのことがない限り、勝ち上がることができなかったのに対して、最近では起業し、また投資して勝ち上がることができるようになっている。(もっとも、金銭だけが尺度とも思わない。お金を尺度としなくても、スポーツの世界、文芸の世界、芸能の世界で大成することは可能)

こつこつと仕事をするだけで、本当に社会に役立つのか?とか、無駄にこつこつと同じことをやっていることが、効率としてよいのか?(ここで、出た効率という言葉も、競争社会だからこそ注目されるわけだが)こつこつさえ仕事をしていれば、皆、幸せになるのか?という疑問に答えることなく、額に汗して働け、なんてことを言うことがおかしいのは、ホリエモンでなくても分かる。(稼ぐが勝ち、に同様のことを書いてあった)

最近のコメンテーターは、階級が生まれていることを是として、こつこつと働け、なんてことを言っているのだろうか?そうしたコメンテーターが、上流社会でぬくぬくとしているのだとも思うのだが。。。

(決して、粉飾を肯定しているわけではないです。が、なんでも、こつこつ働けでは、企業も、社会もよくなっていかないと思います故)
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今年に入って2度目のリアルな夢

2006年01月25日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
今年に入って2度ほど、かなりリアルな大地震の夢を見ています。小さな地震の夢も1回あったと思うのですが、2度の大地震は、登場人物が知っている人物であること。どちらも、かなり身体がゆれる感覚をいまだに覚えていること、など共通しているのですね。加えて、その夢の後は、余韻もありながらもきちんと目が覚めているのも同じです。夢判断では、自らに変化があることの予兆とか、書かれていますがなんなんでしょうか?
なお、夢で地震に遭った場所は、どうもよく分からないのですが、一度目は、立派な石の柱がある名所のようなところ。二度目は、職場のようなところです。二度目の1/24の朝の場合は、その後場面が変わって自宅(東京)から地震の跡を眺めている風景も覚えていて、なんとも奇妙な夢でした。
なお、それぞれの夢の登場人物は、大阪および名古屋の人々。大阪、名古屋での仕事で、自らに大いなる変化があるのかもしれませんね。
いろいろなテレビ番組とか、書店におけるマップとかを見ているせいか、なんらかの不安が夢にあらわれているのかもしれませんが。。普通に移動していて、ふとしたときに地震を意識してしまっている自分がいたりもします。対策はしっかりしておき、あとは、地震発生時に、企てた対策をきちんと実行できることを願うのみです。
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ちょっと昔話~徳島ねた

2006年01月23日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
ヤングマリン、海賊丸、と言われて、それが昔(海賊丸は今も一つ)存在していた名所のいくつかであったことが分かる人は、やはり結構いるのだと思う。この言葉を検索する人がどれだけいるか?というのは分からないけれど。。。
ヤングマリンは、つめたばし(漢字失念)近くにあったプールで、私も何度か行ったことがある。当時は、とても大きなプールだと思っていた。最近では、あのようなプールは流行らないのだろうか?飛び込み台があったりで、結構面白かったのだが、いつぞや無くなってしまった。海賊丸、船の外観の、イケス料理屋。定食はあまり美味しくなかったかもしれないが、刺身はそれなりによかったのを覚えている。今では、南太平洋に客が行ってしまったようで・・・。そもそも船も見えなくなった。
池田のダムの側の、回るステーキ屋、二度だけ行ったことがあるが、あのようなお店も、もう無くなってしまったのだろうなぁ。初めて、まともなステーキを食べ、牛肉の脂が美味しいことを知ったのだった。それまでは、学校給食で出てくる、カレーライスにはいった不味い脂身しかしらなかったため、肉の脂は大嫌いだったのだが・・・。
自分の初めて、を思い起こしてみて、結構その場所が無くなってしまっているのが残念でならない。グリーンキーパーで買った工具。近所のプラモデル屋で買ったガンプラ。幼少の時に通いつめた宇野商店。あの当時は、自分がいった範囲が世界のすべてだったような気がする。

今や、峰太郎が公太郎になり、札幌ラーメンどさん子の多くはなくなり。その地で暮らしていないからこそ、鮮明に覚えている記憶があるのだけれど、その記憶が頼りにならない状態となってしまっている。

それにしても、幼少から暮らしていながら、先日初めて行ったのが、ゆたか屋。鮎、猪料理の有名店であったことをやっと知った。なにせ、中学校の目の前にあるお店、ということ位しか知らなかったのだから。今年87歳になる祖母が、戦前に、祖父(戦死)と一緒に食事をしたところだ、というから驚いた。
ここ数日、80歳を過ぎた親戚4名と話をしてきたのだが、そうした先人たちのことをちょっと軽視しすぎているのかもしれないなぁ、と感じることが多かった。96のじいさんを、邪魔者扱いする60前の嫁さん。。。一緒に住んでいるのだからわからないこともあるだろうけれど。人として生きるなら、やはり老いても、しっかり生きたい。よき時代を思い出すばかりでなく、新しい時代も作っていかねばならないなぁ。
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POPのちから

2006年01月18日 | 企業の一般的な話
フーディアム三軒茶屋で、商品説明の多さに圧倒されてからもう結構な時間がたちました。たまたま寄ったコンビニで、気になる説明を発見したのでレポートです。そのコンビニとは、ampm上本町駅店(店名は正確ではないですが)。以前、おにぎりが、古いものしかないという苦情を載せた店舗です。店には対応能力がないはなしなのでしょうね。今日も、1/17の23時半に行って、1/18午前2時までのおにぎりしかおいていませんでした。が、それはおいておき・・・。
「タカキベーカリー」のベイクドチーズケーキ、105円。いつもは、そんなに気にならない商品群なんですが・・・弁当もない、おにぎりもない、というところで、こういったデイリー洋菓子まで見ていたところ・・・

「とてもお勧め、105円とは思えないくらい美味しい」

という類のコメントのPOPが付いていたのです。いや、あまり甘いものが好きじゃない私も、そこまで言うならば買ってみよう、と買ってしまいました。明日の朝食べようと思ったのですが・・・。やっぱり記事を載せたいと思い食べてみたのですね。で、味は・・・。105円だったら、こんなものかなぁ( ̄ー ̄;。不味くはない。でも、劇的に美味しいわけではない。もうちょっとしっとりしていたら、歯触りも良かったのかもしれないです。確かに、126円でも同じような商品はあるかもしれないので、安いのでしょうね。
でも、まぁ、そのPOPで買ってしまって、さほど後悔していないわけですからある意味、客単価のアップが実現できた瞬間なんでしょう。カロリーは223kcal、誰かさんのところで吸収されてしまいましたが(; ̄ー ̄A

商品説明のPOP、Point of Purchaseというだけあって、いろいろな業界でも使われていると思います。小さなことかもしれませんが、セルフでの売場や、人手が足りない売場では、こうした情報ってかなり重要かなぁ、と思いました。
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みんながこの本を通読している企業があったら・・・

2006年01月17日 | 本の紹介(ビジネス)
バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」、コンサル業界に限らずとても有名な本であります。この本の、実践編というかワークブックなるものが出版されました。こんな本を、しっかりと読んで、練習している社員ばかりの会社とか、役所とかあったらどうでしょう?怖いような気がします。小学校の教員が、みんなロジカル・・・( ̄ー ̄;。楽しそうですけれど。
原理原則は、難しいことではないのですが、いざ自分でやろうとすると、なかなかカンペキに実行するのは難しいものです。ぜひ、手にとって読んでみてください。

考える技術・書く技術ワークブック (上)

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ルービックキューブを解く考え方。実は論理的に。。。

2006年01月17日 | 本の紹介(ビジネス)
この本でよかったのは、ルービックキューブを著者がどう解いたか?ということを書いた章以降の部分です。真ん中の色は、相対的一関係としては必ず動かないわけだから、そこを鍵にして他のキューブの場所を論理的に詰めていけば、かならず解けるというあたりが、なるほどなぁ、と思いました。これまで分からなかった自分が恥ずかしいです。
いろいろな問題に対して、どう論理的に考えていくか?をまとめている部分で、ここは、人に紹介したいと思うほどの内容でした。
それ以外の部分も、論理(特に、AND、ORなどの概念)を分かりやすく著している本ではあると思います。
ただ、一つ気になったことがあります。著者は、ORのつもりで書いた例題(手元に本がないので、例は異なりますが、構造は同じ)、「太郎君は、図書館かレコードショップのどちらかに行く、と宣言して出かけた」が、それがウソだとわかった。というもの。ウソであるということは、実際はどうだったのか?という設問ですが、どちらかに行くがORだったら、確かに本書の通りに、その否定が、両方行っていないが真実なんでしょう。ただ、どちらかにしか行かない、という意味で使っていたとしたら・・・(XORの場合)。両方共に行ってしまったという場合も、ウソになる。そこを見落としていたのではないか?(というか、この程度は論理演算の基本だと思うが)と思ってしまいます。
基本書としてはよいかもしれませんがXORが欠けているのはちょっと残念。現実に、そういう会話があり得ると思うので(^-^;△フキフキ


仕事に克つ論理力―東大合格請負人の思考プロセス

ライブドアパブリッシング

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社長脳って鍛えられる?

2006年01月17日 | 本の紹介(ビジネス)
タイトルに惹かれて買ってしまいました。社長脳とは、いったい何なのか?実際は、脳というよりは考え方のことなんですけれどね。できる社長なら、こう考える!という風な内容です。たくさんの事例について、どう考えるか?をまとめてあり、読みごたえあります。もっと固い本だと、清水龍瑩(しみずりゅうえい)氏の本があるかもしれません。学術書ですが、こちらも参考になる。
でも、社長脳の方が、考えながら読むには良いかな?

社長脳を鍛える!

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オリジナル投稿日 2006/1/17
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ちょっとまじめな話・・・少子化って怖いことでは?

2006年01月04日 | 企業の一般的な話
今年のキーワードは、人口減社会なんだろう。いくつかの新聞で、年頭の社説で取り上げられていた。第二次大戦以降経験したことがない人口の減少ということで話題になっている。日経、読売の大新聞が取り上げていることもあり、多くの人がこの問題を目にしていると思う。これらの社説では、政治的観点また経済的観点から、この問題を論じている。しかしながら、これらの論調では、読者に今後おきうる問題について、危機感を抱かせ切れないのではないか?と思ってしまう。
もう少し、本当に起きてもおかしくない身近な問題について触れてもよかったのではないか?と思うのだ。例えば、このままの出生率で想定される30年後の人口構成を想像すれば、高齢者による高齢者の介護はもとより、高齢者による医療も当然起こる話。交通機関も、今に比べ高齢者によって運営されることも多くなるだろう。交通事故が増える虞もある。いろいろな肉体労働的サービスに従事する若い人が減少もすることから、若い人を必要とする単純労働(たとえば、道路やビルの建設)の一部は、競争が激しくなり、コストアップするかもしれない。
若い人に年寄りが養ってもらうというよりは、若い人にしっかり働いてもらえるように、更にお金をかけていかなければならなくなるのではないか?等々、先読みしていくと、身の回りでやるべきことも、また行政としてやるべきこともいろいろ出てくるのだと思う。
実際、地方の多くの自治体では数年前から人口が減少局面に入っている。それらの自治体で、いったい何ができているのか?今の住民がなんとか暮らしていければよい、という類のサービス拡充はあっても、20年後を見据えた民間、そして公的なサービスというのはまだ存在していないと言っていいのではないか?(ちょっとリサーチ不足だが)
自分自身が、団塊ジュニアの一人であり、また東京に住み、大阪などで仕事をしている立場にあるため、本当の問題が見えていないのは事実。もっと現実を見ていくと、将来に向けてなすべきことが見えてくるような気がする。
今年一年、もう少し前向きに、自分の周りだけでないところも見ながら活動していきたいと感じている。
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