中国産食品は本当に危険なのか?ということを、中国の工場をたくさん視察してきた著者が伝えている。結論としては、大手の工場については、日本の品質管理レベルをそのまま持ち込んでいるどころか、中国の当局が厳しい検査をしているとのことで、まぁ、製造段階については、安心できるというものだ。
食品工場というのは、ヒューマンエラー一つがビジネス面で命取りになる虞もあることから、とかく徹底して管理されている。エラーが起きないように、様々な対処をしているものだ。これは日本のまともな工場も同じ。運営面では、ひょっとしたら中国の方が日本より規則に厳しく運用されているのでは?と思うような叙述が目だった。
日本の工場においても、まぁ、きちんと運営しているところもあるだろうが、雪印の例を見てもわかるように、人を人と思わないような扱いをするわけではなく、ある程度、現場監督者や現場に裁量をもたせているところが多いように思われる。その意味、中国では単純労働含めて、かなり厳密なルール運用がされているような印象を受けたのだった。(自分自身、いくつか日本の食品工場を知っているが、とても厳しい工場とそうでない工場があったのは鮮明に記憶している)
本書の最後、あとがき部分には、中国に依存している食品事情について、将来を見据えての著者としての考えも掲載されている。食に関心のある人には、ぜひ一読してもらいたい本。
もう一冊。英雄と言われる人の話を中心に、世界の歴史を追いかけていくという本。順序は、決して古い順ではない。歴史にifはない、というのは当然のことながら、それぞれの英雄が現代社会に及ぼした影響、を面白く指摘しているところは、とても勉強になった。一人一人の章はそう長くないし、カバンにいれておいて通勤中(電車・汽車の人)なんかに、読んでみてはどうだろうか?
食品工場というのは、ヒューマンエラー一つがビジネス面で命取りになる虞もあることから、とかく徹底して管理されている。エラーが起きないように、様々な対処をしているものだ。これは日本のまともな工場も同じ。運営面では、ひょっとしたら中国の方が日本より規則に厳しく運用されているのでは?と思うような叙述が目だった。
日本の工場においても、まぁ、きちんと運営しているところもあるだろうが、雪印の例を見てもわかるように、人を人と思わないような扱いをするわけではなく、ある程度、現場監督者や現場に裁量をもたせているところが多いように思われる。その意味、中国では単純労働含めて、かなり厳密なルール運用がされているような印象を受けたのだった。(自分自身、いくつか日本の食品工場を知っているが、とても厳しい工場とそうでない工場があったのは鮮明に記憶している)
本書の最後、あとがき部分には、中国に依存している食品事情について、将来を見据えての著者としての考えも掲載されている。食に関心のある人には、ぜひ一読してもらいたい本。
![]() | 中国食品工場の秘密 (小学館文庫 あ 14-1)青沼 陽一郎小学館このアイテムの詳細を見る |
もう一冊。英雄と言われる人の話を中心に、世界の歴史を追いかけていくという本。順序は、決して古い順ではない。歴史にifはない、というのは当然のことながら、それぞれの英雄が現代社会に及ぼした影響、を面白く指摘しているところは、とても勉強になった。一人一人の章はそう長くないし、カバンにいれておいて通勤中(電車・汽車の人)なんかに、読んでみてはどうだろうか?
![]() | 井沢元彦の英雄の世界史 (廣済堂文庫 イ 11-1)井沢 元彦廣済堂出版このアイテムの詳細を見る |