企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

TBSの三つの秘策って♪

2008年01月31日 | 企業の一般的な話
TBSがなかなか過激なことやろうとしてるんですね。3つの秘策というものが公開されているのですが、かなり挑戦的どうなんだろう?と思ったことを書いておきたくなりました。
○最終回の時期を決めない
スポンサーはどうするのかなぁ?まぁ6ヶ月の枠だってことで、その枠で契約するのだろうけれど。それから、途中で打ちきりとかになったらどうするのか?脚本家はたいへんだろうな(笑)。後半になって面白くなってきて視聴率伸びたら、ドラゴンボールみたく一話の中身が薄くなったりするのだろうか?ネタが尽きてきたら、一旦総集編なんかいれるのかもしれない。最近の視聴者って飽きやすいだろうし、他の局も狙ってぶつけてくるだろうし、勝ち抜けたらすごいな、と感じます。
○イケメン軍団
イケメンが多いということは、それだけ一人一人の活躍の瞬間が減ってしまうということにはなりそうです。ファン心理って、自分のひいきの俳優が出てくる分にはよいかもしれないけれど、そうではない俳優の方が露出が多くなると、逆の影響がありそう。でも、それなりに面白そうですね。にしてもイケメンばかりって、現実離れしていて(笑) おばさまファンには受けるかも。
○マドンナを15人から視聴者参加で選ぶ
これって、仮にファンの投票が分かれたとして、1位が10%しか得票しなかったとしたら残りの投票者を敵に回すってことなんじゃ?15人の上位何名かが、かわるがわる大事な役回りをする、というようなもって行き方をしたほうが、男性ファンをつかめそうな気がしますが、どうでしょう。

どうせなら、次回予告を無しにして、次にどんな展開になるかは見るまで分からない!なんて形の方が面白そうには思います。原作があるとはいえ、ドラマは大分内容変わりますからね。


TBS土曜夜8時ドラマ枠へ転換(日刊スポーツ) - goo ニュース

TBSは30日、新連続ドラマ「ROOKIES ルーキーズ」(4月19日スタート、土曜午後8時)の概要を発表した。同時間帯は、69年開始のザ・ドリフターズ「8時だヨ! 全員集合」以来、約40年間バラエティー枠。だが、近年は視聴率が低迷、一大決心でドラマ枠に転換した。俳優佐藤隆太(27)を初主演に抜てき、原作漫画が1200万部の同作品で勝負をかける。

 TBSは新ドラマ枠設立に向け、3つの秘策を用意した。
 (1)無制限一本勝負-連ドラは通常ワンクール(3カ月)が相場だが、同局関係者は「最終回の時期を決めずに続けられるとこまで続ける」。俳優たちのスケジュールは約半年間押さえている。
 (2)イケメン軍団-少年漫画誌の熱血青春不良物語で、男子のハートはつかめる。女子の気も引くために、イケメン俳優の市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、高岡蒼甫を根こそぎ起用。ウルトラマンメビウスの五十嵐隼士と、仮面ライダー電王の佐藤健の夢の共演も実現。
 (3)視聴者参加型-Yahoo! JAPANと組んで2月からネット投票を開催し、マドンナ役を、若手アイドル、女優ら15人の候補から選ぶ。「キャスト選びから加わることで、視聴者がドラマに親近感を感じてほしい」。この秘策が視聴率にどう反映されるか注目だ。
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12の口癖、ニセ心理学、常識、癒しの心、本質、感じて動く、百貨店、プレミアム、一禅者、ハンバーガー

2008年01月23日 | 本の紹介(ビジネス)
ということでここ最近購入した本を掲載です。短評ばかり

12すべては覚えていないが、成功者と言われる人がどういうマインドでいたのかを知れる。世の成功者ではなく、銀座通いをする成功者に限られるが、楽しく読める。

12の口癖 成功者たちの幸運を呼び込む言葉
ますい 志保
講談社

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血液型、占い、コールドリーディングなど、心理学っぽく語られている内容について、控えめながらも真っ当に考えたらこうだ、という視点で解説。単に論理でNGと言うのではなくて、信奉者が過去どういうデータに基づいて議論を進めてきたかもしっかり解説しており勉強になる。

ニセ心理学にだまされるな! (Doyukan Brush Up Series)
古澤 照幸
同友館

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様々な常識的に言われている事について、ごく簡単にではあるがホントかウソかを解説している本。満月の夜の交通事故は、更に気をつけるようになった。またバイオライトというものが欲しくなった。

緑色はホントに目にいいの?―図解 常識を科学する ホントかウソか!?40問
深見 輝明
ウェッジ

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ホスピスで働く人のための、考え方の本。人の死を、どう考え受け取り、そして看護にあたればよいのか。ざっとめくっただけだが、医療現場を理解する助けにはなりそう。自身がそういう立場の病人になったとき、この本を読んでいたら医者や看護士は困るんだろうか?

癒しのこころ―終末期看護のための4講
寺本 松野
サンルート・看護研修センター

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政治学者の本だけあって、様々な知識を求められる本。ただ読むだけなら、さらっと読めるが、出てくる話題を本気で理解するにはかなりパワーが必要。そういう視点で読めば更に効果は倍増するんじゃないか?

本質を見抜く「考え方」
中西 輝政
サンマーク出版

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佐渡氏の演奏会はまだ聴きに行ったことがない。CDはいくつか持っているが、激しい、またはしっとりしている印象。じっくり読みたい本。まだページもろくにめくっていない。

感じて動く
佐渡 裕,辻 秀一
ポプラ社

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レクサスやスウォッチのブランドの位置づけ、そしてビジネスのあり方について。また、日本で本当のブランドが育ちにくかった事について勉強した。どこかのタイミングで、高級呉服店を開きたいとは思っており、よい刺激になった♪

プレミアム戦略
遠藤 功
東洋経済新報社

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禅学入門の後に読み始めた本。語り口調で読みやすいが、内容が重くなかなか進んでいかない。他の本に浮気ばかりしている。

一禅者の思索 (講談社学術文庫)
鈴木 大拙
講談社

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まだ読んでないけれど、消費財と消費者の欲求について書いてあるようで、楽しみにしている。

ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味 (角川oneテーマ21 C 142)
原田 泳幸
角川書店

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百貨店ビジネスどうなるんだろう、と思って購入した本。私自身、地方百貨店の経営にかかわっているので、何か参考になるのでは?と思っている。

百貨店サバイバル―再編ドミノの先に (日経ビジネス人文庫 ブルー た 10-1)
田中 陽
日本経済新聞出版社

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過激?な読書推奨本

2008年01月23日 | 本の紹介(ビジネス)
マイクロソフトの元社長で、インスパイアを現在やっておられる成毛氏による読書推奨本。これって、直接的には彼の会社へ応募してくる若手が、あまりに本を読んでいないから、せめて自著くらいは読んで(更に、他の本も読んで)やってこい、って言っているように思えるんだけど(笑)
ビジネス書は読まない!とまで言われる成毛氏だけれど、それはノウハウや、ただの自慢話を読まないって意味であろうと思う。また、本書では、いろんな本を読め!日本の文化にも精通せよ!あちこちで、読書通の人が書いているようなことであり、その意味では、発見は少ないかもしれない。本は10冊同時に読むというのは、10冊ではないにしても、多読家は皆やっていることだと思う。
だから、わざわざじっくり読む必要はないのかもしれない。でも、紹介されている本くらいは読んでおきたいな、と思った。

レバレッジリーディング、効果10倍シリーズ、とか売れているようだけれど、本書も含め、そういうのを読む人は、そもそも本を読む側の人なんだと思う。
成毛氏、勝間氏、本田氏の読書量。。追いつき、追い越せば、もっと何かが見えてくるのかもしれない。そうすると、ブログを書いている時間ももったいない気がしてきてしまうのだけれど。
短評くらいにして、とりあえず読んだ本を掲載していこうかな?
実行しないとはじまらない!今までと同じスピードでは、更に差をつけられてしまうだけ。まだまだ道のりは遠いなぁ。


本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)
成毛 眞
三笠書房

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シュガー社員にはなりたくないですね

2008年01月21日 | 本の紹介(ビジネス)
自分に甘く勝手な若手社員のことを称して、シュガー社員というのだそうで。絶妙な言い回しですね。社員だけじゃなくて、シュガー学生、シュガー公務員、シュガー委員、シュガー議員とか、いろいろ居そうです。
この本では、シュガー社員を5つのタイプに分けて事例を紹介しながら対処方法をまとめています。まぁ、対処法は、あくまで例に過ぎないので、一つの参考にしかなりませんけれど。タイプは以下の5つ。
○ヘリ親依存型・・上空で監視している親が一緒になって会社を攻めてくる
○俺リスペクト型・・自分大事のKY系
○プリズンブレイク型・・都合が悪くなるととにかく逃げ出す
○ワンルームキャパシティ型・・なれたこと以外できません
○私生活延長型・・ある意味、私生活が大事で仕事はその一部
自分自身は、あえて言えば、俺リスペクト型になりがちかもしれないなぁ、なんて思いながら、気を引き締めました。
いや、本当に、こういう人ってたまにいるんですよね。たいていの会社には、少ないとは言えいるんじゃないでしょうか?
自ら起業して、人を雇う!というのは、こういうリスクを負うことになるわけで。。本当に気をつけないといけませんね。



シュガー社員が会社を溶かす
田北百樹子
ブックマン社

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以前から存在は知っていた本を書店で見つけ・・・

2008年01月21日 | 本の紹介(ビジネス)
20世紀の負の遺産の一つ、アウシュビッツ他の強制収容所から生還した精神学者が、自由を奪われ極限の状態の中で体験したことを、自身の学者としての見識を持って綴った本。収容所で行われた事については、様々な議論が今も続いているようだが、少なくとも著者が体験したことは、ほぼ間違いないのだろうし、著者の家族が誰も生還していないのも事実。
名前を奪われ、すべての持ち物も失い、番号で呼ばれる立場となり、それこそ本当に劣悪な環境に閉じ込められて、日々、死んでいく同胞達を横で見て、考えてきたことが綴られている。
知性を持った人間が、どういう環境でどう考え、そしてどう希望を失い、死んでいったのか、また生き残った側がどう考えてきたのか。
とかく、考えさせられることが多い本であり、もっと前から読んでおきたかったと思う本だ。たぶん、これからも、苦を前に何度か読み返すことになるだろう。
もっとも心に残った箇所。「どれだけ自由を奪われても、そこでどう振る舞うかの自由は奪うことができない。」 日頃、思いのままに振る舞って後悔することが多い私としては、とても重い内容であった。
このハードカバーの本が1500円で書店に並んでいることは、ほんとうにすばらしいことだと思う。価格じゃないが、下手な映画や様々な娯楽に大金を投ずる余裕があるならば、ぜひこの本を一度読んでみて欲しいな、と感じている。
せめて、Amazonの書評を眺めてみて欲しい。時間があれば、立ち読みでも、図書館で借りてもよいので、当blogの読者には目を通していただきたいと思っている。

それにしても、今、このタイミングでこの本を手にしたのは、自分にとってどういうことだったのだろうか?と思うのだが。。ま、それは自分にしか分からない話なので、ここではおいておこう。

余談だが、指揮者のアンチェルも収容所を経験してきた人だそうで、彼の演奏をあれこれ聞いてみようか、と思い始めた。また、著者は、マーラーの大地の歌を好んでいたそうだ。少し敬遠していたこの曲(といっても、いくつかの演奏は所持しているが)についても、じっくり聴いてみようと思い始めたのだった。


夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル,池田 香代子
みすず書房

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インフルエンザのワクチンはびみょーな産業というお話

2008年01月19日 | 本の紹介(ビジネス)
どこまで信用して読んだらいいのか、困ってしまうほどの本でした。インフルエンザのワクチンは役にはたたないよ、ということをいろいろなデータで語っている本です。本書で書かれている、インフルエンザについての話は、そのまま順を追って読んでいく限りでは、正しそうに見えます。
著者の言う話を信じる限りでは、反証となるデータもあまりなく、インフルエンザのワクチンを打つことは、ごく一部の合併症が懸念される人の他は、まず意味がないとのこと。症状が悪化するのをくいとめることも、ないのだそうです。
所詮、インフルエンザなので、他の病気と一緒にならなければ、死ぬこともないし、休んでいれば治る。そればかりか、一度かかるとその後数年は、まずかかることがないということだそう。
ワクチンを摂取しても、インフルエンザのウィルスは猛烈な勢いで変化を遂げるので、かかる人はかかるし、かからない人はかからないのだとか。
逆に、ワクチンを打つことで副作用が出てしまう人(時に死に至る)が少ないとは言っても年に何人かいること(軽度の副作用は、まま出ているよう)から、リスクと効果を考えるまでもなく、打つことはやめた方がよいのだそう。
加えて、インフルエンザウィルスが身体に入るのは、完全に遮断するのは無理であり、うがいをしても予防にはならないのだとか。かかったらとにかく休め!まぁ、そういわれちゃ仕方ないなぁ、と。実際、かかった人は休む以外にはないわけで、ワクチンを打っていようがいまいが一緒なんだそうで、否定しようがないですね。
直接の知人ではないけれど、ある大企業の役員の人が現役で突然亡くなったことを聞いたのですが、前日(当日?)にインフルエンザの予防接種を受けたとのこと。
もし、上記の話が、間違いない事実であるならば、予防接種を強制するような会社は、とんでもないリスクを負っていることになるのでしょうね。そのお金を、発展途上国の医療に生かしてもらいたいという気がするのは・・・おかしいのでしょうか?

(存じ上げない方なので失礼かもしれないが)現役のお医者様のブログでは、本書のインフルエンザについてはさして否定していないものの、ワクチン全般についての、いきすぎた叙述については反論を挙げておられる例があるこちらの記事 わたしも、と学会あたりに、この本について検証してもらいたい気はします。
はしか(麻疹)のワクチンについては、他で議論されているのを見る限り、著者は言いすぎているようにも感じるのだけれどね。

ということで、インフルエンザについての話だけを読むつもりで、ぜひ目を通してみて欲しいと思います。
Amazonの書評でさまざまな意見が書かれていますが、本当にインフルエンザワクチンが必要なら、その観点で徹底してデータを提示して反証を示して欲しいなぁ、と感じました。



インフルエンザ・ワクチンは打たないで!
母里 啓子
双葉社

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読んでる人は、読んでいる(あたりまえか)絶対計算のお話

2008年01月15日 | 本の紹介(ビジネス)
邦訳タイトルはどうか、と思うけれど内容はとても刺激に満ちた本でありました。古くから使われてきた統計の手法(回帰分析)を使って、様々なデータを分析してみたら、どうやら専門家の思い込みよりも正確に物事を説明できた、ということを事例を紹介しながら語っています。
医者の話、映画の話、そして本のタイトルの話、ワインの品質の話などとても興味深く読むことができました。こうした手法、ひょっとすると競馬などの公営ギャンブルにも適用できそうかも、なんて感じたりもします。紹介されている病気の症状から、可能性のある病名を挙げてくれるイザベルというソフトはなんて、じっくり見てみたいものです。しかし、日本語のサイトじゃ、なんだかあまり引っかからないなぁ。
この回帰分析ですが、もちろん、たくさんの因子について、それこそ膨大な過去データを分析して、こうこういう条件なら、どうなる!ということをはじき出すわけなんですが、その因子をどう選ぶのか?というのは重要な問題ですよね。
データ分析で多変量解析をして、この因子とこの因子が重要とか、時に線形回帰式がでてきたとして、それをどう理解するか?どうにも理解できないようなことが多々あるんじゃないか?と思うのですけれどね。
私自身は、様々な業界の企業様とお付き合いする中で、テラバイトとはいわないまでも、それなりに大きなデータを分析しております。その中で、様々な数字の関係を、リアルな観察のなかから、XとYとはこういう関係にあるんじゃないか?とか考えて検証していっているのですが・・
ある種、この本では「専門家」側の人間と捉えられてしまっているのではないか?と立ち位置について、考え直すきっかけとなりました。
とにかく、衝撃の一冊です。ぜひ読んでみてください。ビジネス本コーナーにないかもしれませんが、かなりお勧めの本ですよ。



その数学が戦略を決める
イアン・エアーズ,山形 浩生
文藝春秋

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CO2、温暖化対策の裏側

2008年01月14日 | 本の紹介(ビジネス)
リサイクル、エコバッグ、CO2削減など、年末あたりからあちこちの報道でこのネタが出ているのだけれど、この本で説明されているような、ウソを説明してくれるような指摘のものは無かったように思う。
CO2を社会として減らさなければならない、そうしないと地球が温暖化して多くの都市が沈んでしまう。そう信じてしまった人も少なくないと思う。特に、元日のNHKの番組は、かなり一方的にCO2は悪、という論調であったように覚えている。
この本は、前著と違い、格段に読みやすくなった、と思った。前著が、ある種「買ってはいけない」風のトンデモ本のような攻撃的論調、そして不十分なデータの説明が目だったような気がしていたのだけれど、今回の本は、きちんと説明がされていると思う。
もっとも、その攻撃的な文章は、あいかわらずのため読みにくさを感じる人もすくなくないと思う。Amazonのレビューには賛否のレビューが掲載されており、それらを読むだけでもなんとなくイメージがわくかもしれないけれど、まぁ、手にとってみられてよいのではないだろうか?
個人的には、スーパーのレジ袋の話、またゴア氏(アメリカ)の狙いがどこにあるか?という話などが、たいへん興味深く読めた。この本に対しての反論もいろいろ出ているようで、あわせて目を通されるとよいのだろう。
繰り返すが元日のNHKの番組や、一方的な雑誌掲載内容だけを見てしまったら、ウソなんて考えもせずに危機感ばかり感じてしまうことと思う。この本がすべての疑問に答えてくれたとは言わないものの、一方的な議論について改めて考え直すきっかけになったのだった。


環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks (029))
武田邦彦
洋泉社

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新幹線名古屋駅にて

2008年01月12日 | 過去の不満たらたら記事
つい先ほどのことなんですが。21時49分発ののぞみ50号に乗ろうと、近鉄電車から新幹線までやってきました。今、その電車に乗っているわけですが(汗)ホームの上で異様な雰囲気の集団に遭遇しました。
全部で30人くらいでしょうか。神経を尖らせたようなスーツ姿の男性が10人くらい、なにかを囲うような形で、目を光らせています。ん?SPか?とか思いながらも、そこが13号車あたりであることから、ちゃうよなぁ。。なんて考えてみたりもしました。(だって、そういうVIPなら8-10号車に乗るでしょう)
じゃ、何か?このN700系になって、16号車がお気に入りになってしまった私なんですが、そちらへ向かうにしたがい、別の怪しげな集団がいるのを発見。若い女性の集まりがいたのですね。ほとんどがサングラスをしている。背の低いのから高いのまで。服装は、みなコートっぽいのでわからなかったけれど。
で、この女の子?達の周りを、何名かの男性が、少し距離をおいて囲っている感じ。加えて、女性陣は、なんと黄色と黒の綱でみな囲われていました。ヲイヲイ、犯罪者の集団か?。
結局なんだったのかは分からない。ひょっとするとそれなりに有名なタレントなのかもしれないし、なんかの事件でもやらかした人々なのかもしれない(だったら新幹線なんかに乗らないか?)。それとも、どこかの宗教の人なんだろうか?女性の集団が、大事な教祖様とその側近?
タレントの集団だとすれば、グリーン車にのればよいんじゃないかなぁ?なんて思ってみたりもしたが、ひょっとすると若いタレントの集団だったりすると、うるさくなることもあり一般車に乗っているのかも。
とはいえ、車両毎貸切(借切が正しいなぁ)、ってあるのかな?修学旅行なんかで見かけることもあるけれど、土曜日のこの時間にね。
ま、特に困ったことはないのだけれど、ちょっと、SP風の男性陣については、迷惑な気持ちをしてしまった。何様?という動きをしていたからなぁ。
VIPならVIPらしい対応をしてもらえれば、ほかの人もある程度は我慢するとかあるだろうけれど、なにがあるかわからなくて物々しいのは、ちょっとドキドキする。(え?爆弾でも見つかったか?とか、人が飛び込んだ?とか悪い方のリスクを考えてしまう)
VIPだったらなおさらこそこそしないで欲しいような気もするけれど。ま、ブット元首相のようなことが日本で起こらないとも限らない。難しい話なんだろうなぁ。

ということで、くだらないネタではございました。
新幹線車中にて
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10年後の呉服市場は?

2008年01月12日 | 和の話(呉服業界など)
ちょっと呉服業界の人と話をすることがあった。大手の撤退、縮小が続いているこの業界だが、10年後には業界売上は今の半分にすらなるんじゃないか?とまで言われているほどらしい。そうした中、業界の再編の話もあったりと、いったいこれからどうなるのか?と思っている若手も少なくないことと思う。
では、業界の年配の人々はどういうことを考えているのだろう?そう思って幾名かの人に聞いてみたのだが、揃って言うことは同じ。縮小する市場の中で、自社だけはどうやって生き残るか?を考えているとのこと。仮に売上が下がっても、なんとか会社を維持できるような体制をどう築き上げるかが重要だ、なんてことをおっしゃっている。
上の方の人がそういうのでは、若手はあまり将来に期待が持てないよなぁ、と感じてしまうのだが、どうだろうか?斜陽産業?と言われる中、市場を新たに見いだしたり、また積極的に市場に働きかけて、成長をしてきたような企業は少なくないと思う。ただ、この業界では、20年近く続いてきた衰退期の中で、新たになんとかしたい、という気持ちは生まれてこなくなって来たのかもしれない。
そりゃそうかも。。今、50歳-55歳の人にとってみれば、30-35歳くらいのときから、どんどん会社が苦しくなってきて、言ってみれば大きな撤退の戦の中をたたかってきたばかりなのだから。
流れに抗って、様々な手を打ってきたつもり、ではあったが、ことごとく結果を残せず。期待した大手には裏切られてしまう結果となり、万策尽きたという感じなのかもしれない。
こういう時は、外部の業界にもっともっと知恵と人材をもとめてはどうか?と思うのだが、自分たちの業界は特殊!という意識があまりに強く(もちろん、人間関係や業界知識含めて、難しいのは確かだが)、相手にしていない。

業界内の知恵を結集!なんてことは、もともと自分さえ儲かればいい、という人が少なくない業界だけに、それこそ難しいわけで。ま、よほどの大きなお金と人材が投入されなければ、全体の改革って難しいのかもしれない。

でも、傍観する立場ではあるものの、思うところは決して少なくない、というのが私の立場。せめて、市場を今と同じ規模に維持しようとすると何が必要か?とか、様々なファッションのトレンドの中、どういうことができるのか?とか、考えるところはある。
自身は懐疑的ながらも、温暖化というキーワードだって、決して無視してならないと思うし、少子高齢化という国内の話、また、世界レベルでの格差の拡大なんかも、もっともっと考えなきゃならない。これから伸びてくるマーケットに進出することだって考えられる。
目先のトレンドだけを追っていては、本当に将来がなくなってしまうわけで、それは否定しようが無い事実なんだから、先を見た行動をおこしてもらいたいものだ。
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貴方が信じる数字は正しいか?

2008年01月12日 | 本の紹介(ビジネス)
世の中は3連休だというらしいけれど、やはりというか出張生活。土曜日の深夜に帰宅、月曜日にはまた出張に出るというこの日程。「サラリーマンは気楽な」なんてよく言ったものだ。体が疲れてくると、少し気が重くなる。なんか楽しい話でもないか?とふらふら彷徨ってしまいそう。(彷徨うって、手書きじゃ書けないなぁ。。)
さて、今日の本は・・。かなり書名がながーい本です。本のタイトルって業界では短い方がいい、なんて言われていた時代もあったのだと思いますが、最近は「○○な人、××な人」とか、結構長い本もでてきていますね。「○○の品格」とかは短いですが、「さおだけ屋」なんかは長いタイトルでもベストセラーになっちゃいましたし。
で、タイトルの宝くじについては、まぁ、導入のようなもの。さおだけ屋の本が、全然さおだけ屋の話じゃなかったのは皆さんご存じの通りですが、この本もちょこっと宝くじについて話がでてくる程度です。副題の「お金で後悔しないための経済学」がメインですね。
文章の表現上、くどい、そんな話は関係ないやろ、という処が少なからずあります。この著者の本は、そういう傾向があるのかも(MBA娘だったか)。内容は、なかなか的を射ているだけに、もったいないような気持ちもします。まぁ、本質の部分を理解できればいいや、という人には、決して高い買い物ではないとは思います。気軽に読めるし、へぇ、そうだったか、という指摘もありますからね。
ただ、同じような内容を扱った本も少なくなく、いろんな本を読んでいる人にとっては寄せ集め的な印象もあるのではないでしょうか?ま、一部にでも新しい価値があればよいわけですけれどね。お金や数字について、ちょっと学んでみたい人にとっては、読み始めの本としてよさそうに感じました。

「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か? お金で後悔しないための経済学 (ソフトバンク新書 58)
山本 御稔
ソフトバンククリエイティブ

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会社を悪くする原因は、そこら中に

2008年01月11日 | 本の紹介(ビジネス)
痛快な従業員そして社長批判本。中小企業の社長や従業員をターゲットにしているようだが、上場しているような企業でも当てはまることは多そうに感じてしまった。
同じ著者の本でクイジングの本があり、なかなかためになったのだが、こちらの本は、「あるある」の連続。ぜひ、できない上司や、物分かりの悪い社長をもつ会社員、公務員の人に読んでもらいたい。また、部下があまりに使えない、と嘆く経営陣の人にも読んでもらいたいですね。
案外、小さな事でも、見る人によってはそう見えているんだ、ということがあり、自分自身の動き方を反省するきっかけにもなっている。とりあえずの対応、ときによってやりがちだったのを改めなければなぁ、と。
文庫でもあるし、まぁ、店頭でめくってみてください。私にとっては、いろんなヒントになりました。特に、いろいろな人と接している中で、パターンで認識することもあるのですが、その切り口を増やしてくれましたよ。

会社の絞め殺し学 ダメな組織を救う本 (祥伝社黄金文庫 ひ 9-1)
弘中 勝
祥伝社

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あるがままを受け入れられるか?

2008年01月05日 | 本の紹介(ビジネス)
年末年始で時間をかけて読んだ本の一つ、禅学入門をご紹介したいと思います。実は、まだ理解は進んでいません。文章は明解ながらも、内容が難しく、また引用される様々な禅問答というのが、また分からない。ただ、決して禅は否定ではないこと。むしろ何事をも肯定する立場をとること。また、神をあがめるという意味での宗教とは異なっており、それぞれ様々な宗教と共存できる立場をとっているということ、については理解ができたつもり。
将来を不安がったり、様々な煩悩に、ふらふらと気持ちが安定しなかったりすることもあるのだけれど、ただ事実を先入観なしに受け入れる、ということをやってみなければ、と思い始めたところ。

そんな中、余命一ヶ月の本が目に入ってきて、一気に読み終えたのは昨日のこと。
以前、藤田憲一さんの「末期ガンになったIT社長からの手紙」を読んだこともあり、記事にも掲載したような覚えがあるが、こちらは更に若い女性の話。厚生労働省の資料こちらの資料を見ると、H18年において、40歳未満でガンで亡くなった人は3828名いらっしゃるとのこと。この本で出てくる長島千恵さんも、そうした若くしてガンで亡くなった方の一人。
確かに少ないかもしれないけれど、他人事ではない。私自身も大学時代の友人が、一人だが在学中に亡くなった経験をもっており、いつ自分に来るかもしれないという思いを、時に持つこともある。
そうは言っても、忘れてしまっている時の方が多いのだけれど。禅の本を読んでみて、また若くして亡くなった方の闘病記を読んで、今、この年齢まで生かされたことをありがたく思い、想いを新たに今年も頑張っていきたいと意を改めたところ。
誰にとっても限りある時間、しっかり頑張って悔いなく生きていきたいものです。


禅学入門
鈴木 大拙
講談社

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余命1ヶ月の花嫁
TBS「イブニング5」
マガジンハウス

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