企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

きものの催事のありかた

2005年01月31日 | 和の話(呉服業界など)
きもの人という高級きもの販売サイトがある。ここのメールマガジンを購読しているのだが、きもの催事についてとっても興味深い内容が載っていたので紹介したい。なぜ、催事がきもの選びにおいて良いのか、ということをまとめてあるのだ。このまとめ方を見て、うなってしまった。確かにそうだなぁ・・・と。
1)大量で見ごたえがあるきものと帯(量と質)
2)きものと帯に付随する帯揚げ・帯締め・草履・バッグなど(付随品)
3)アドバイズ出来る産地の作り手やアドバイザーさん(知識)
4)着せつけが出来るアドバイザーさん(着せつけ)
5)きれいにご覧いただけるような用具(見栄え)
6)心地よく満足感が高い施設(庭園・和室・食事など)

そして、産地に行けば3はあるが、他がない。問屋にいっても1はあるが、他がない。(まぁ、3,4がある問屋もあるでしょうが、そういう問屋は2はあまりなかったりします)、確かにそうだわなぁ。
全部がそろうのは展示会であるとのこと。但し、展示会の弊害というか、行きにくいということについては、
1)敷居が高い
2)高級なものばかりを扱っている
3)値段が高い
ということをきちんと提示しています。展示会を開催するためには、どうしても会場を借りなければなりません。加えて、設営費がかかります。だから多少は、コストが価格に転嫁されてしまうわけです。ただ、数多い商品を見たかったり、そして展示会でもなければ出品されて来ない様な一品ものと巡り会うためには、展示会場に足を運ばざるを得ないのでしょう。

上にあげられている6つの利点ですが、6つ目の満足度が高い施設、というのがどれくらい重要かなぁ?と私は感じてしまいます。もっとも高級な商品を購入するのに、風が吹くような広場では問題でしょう。また、殺風景な倉庫でもよいのか、といっても、やっぱり違いますね。例えば、庭園がなぜよいのか、というと、庭園というのはきものを着ていく場所でもあるからなんですね。そう、きものを着用する機会にあった、購入場所が必要だ、ということなのでしょう。本当かなぁ?消費者の心理、そこがわからない。だから、みんな経費がかかる催事をやめたくてもやめられないのでは?


きもの人
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Excel 日付に曜日をつける

2005年01月31日 | ビジネスで使うエクセル
エクセルで日付を月日で入力すると、入れた年のデータに変換されます。たとえば、2/1と入力すると、2005年2月1日と入力したのと同じことになるのですね。実際は38384という数字が入っているのだけど、表示形式として日付が選択されているために、日付に見えるわけ。さて、問題となるのは、日付を、フィルハンドルでざーっと作ったときなど、曜日を入れたいのに、ある日が何曜日だったっけ?なんて考えてしまうことがあります。わざわざ、カレンダーを出してきて曜日を調べて、それを入力した後にフィルハンドルでずるずると引っ張ったりしていませんか?。。(自分自身が、以前そうしていたので、そういう人がいるだろうなんて考えるのだけれど)

実は、日付を入れたセルの表示の仕方を変更すれば、同じセルの中に曜日も表示されます。また、別のセルに表示させるための関数も存在しているのです。基本的な話だけれど、以外と文字列データ関数については、あまりご存じない人が多いなと感じてもおり、ちょっとまとめます。
セルの書式設定というメニューで、表示形式を選べるのはご存じですよね。ここで、日付を選択すると、残念ながら曜日が出てきません。ここで、一つ勉強してもらいたいのが、表示形式の中のユーザー定義というところです。中程から下の方に、yyyymmddとかそういうのがあると思います。yyyyは西暦、mmが月、ddが日の意味です。ここでm"月"d"日"とすれば、○月○日と表示されるわけです。そして、ここにaaaと入れてあげると、なんと曜日の漢字が出てきます。aaaaと入れれば、○曜日、と3文字の漢字が出てくるのですね。
実は、ユーザー設定にせずに、入力ロケールのところを外国に設定すると、デフォルトで曜日が入っている設定があるのもわかります。例えば、中国にすれば、星期一(月曜)とか星期日(日曜)という表示もできるのですよ。曜日だけが入るのです。日本の場合は、標準には入っていないのですが、入れてもらいたいですね。

さて、もう一つの関数の話ですが、=text(日付の入ったセル, "aaa")とすると、曜日の名前が一文字で表示されます。"aaa"を"aaaa"にすれば日曜日、など三文字で表示されます。英語で表示したい?その場合は、"ddd"か"dddd"にすればいいのです。セルの書式設定のユーザー設定のところに入力するものを、Text関数のところに入れてあげれば、表示を変更できるのですね。
文字列データ関数については、結構Tipsがありますので、また投稿します。

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こどもを「子供」と書いたら差別になる?

2005年01月31日 | 過去の不満たらたら記事
あるブログを読んで知ったのだが、「こども」を「子供」と表記すると差別になるらしい。教育現場では、結構話題になっているらしいが、私が朝日新聞を読んでいないからか(^^;知らなかった。(いや、昔聞いたことがあるような覚えもあるが、最近は忘れていたのだろう)
あるブログとはこちら、http://plaza.rakuten.co.jp/hijyoushiki/diary/200501280000/。なお、http://kan-chan.stbbs.net/word/pc/kodomo.htmlこちらに詳しい解説がある。私も、この後者のコラムの著者の考え方に同調したい。親が、自分のこどもについて複数いる場合に「子供」と言うのは、別に問題ないだろう。結局、使われる文脈に因るのではないだろうか?使われる時代背景にも因って違うだろうしね。例えば、子ども表記が始まったとされる1970年以前に、子供表記があってもかまわないだろう。でも、そんな文章を探し出してきて、あら探しをする人が多いものだ。

表記というものは、できるだけ多くの人が安心してみられるのがよいと思う。不快に思うことが少ない方がよいのだろう。その意味で、「子供」表記をすることにより、一部の人々が、不快感を感じるから、子どもにしよう、というのはわからないでもない。でも、こういう議論って、言ったもん勝ちなのではないか?というのが気になる。

たとえば、国会議員が、「子供」と表記をしたら、いきなり差別用語を使う国会議員だ、と言われて、下手したら辞任に追い込まれるのだろうか?首相だと、どうなるのだろう?責任ある人が、すべての差別用語、と言われている言葉について確認して、決して差別用語を使わないよう配慮しなければならないのかなぁ?、と思う。すっごい少数の人(権利意識の強い政治団体など)が、ちょっとウェブで訴えをかいていたからと言って、それまで気を使っていられないのも本当。政治家などを含め、リーダーにはリーダーとしてしてもらいたい仕事が多い。なんでも完璧な聖人が日本に何万人もいるわけではない、それどころかみんな得手不得手がある不完全な存在だ。リーダーであればあるほど、自分の至らなさを強くわかっているもんだと思う。指導者には、強いところを伸ばしてもらって、弱いところを見てたたき、引きずり下ろす、みたいなのはどうかと思う。

中には、ある人を、引きずり下ろしたいから、というので悪意で、陥れるようなことだって可能だ。この差別表現というのは、指定すればするほど、悪意で指導者たちを陥れることができるようになる、という両刃の剣でもある。差別だ、差別だ、と騒ぎ立てる人がでてくることで、気を使わなければならない人が増え、また、別の色眼鏡で人を見始める人もでてくるわけだ。ある考えを人に強いるということは、それだけ、たいへんな事であることをわかって、その上で、騒ぎ立てるなら騒ぎ立てて欲しい。(自分のblogも、ちょっと過激になりすぎているのだろうか?)
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GOOブログアドバンスの使い勝手

2005年01月30日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
GOOブログのアドバンスを利用しています。ここで出てくる機能がどうも、ぱっとしないので記しておきたいと思います。。GOOの利用者は11万人を超えたとか。アドバンスだってそこそこいるでしょう。みんなが使いやすいアドバンスを実現して欲しいです。そんな気持ちで・・・。

○閲覧数、訪問者数を見ることができている。1時間ごとに、ページビュー数とアクセスIP数とを数えてくれており、それを棒グラフにしてあるのだ。正直、こんな棒グラフはいらない。データとして両方の数字を、ひとつのビューで見られる方がうれしいな。

○logが公開されれば、どれくらい滞留してくれたのか、とか、どう見ていったのかとか、IPで見ることができるのだけれど。今の解析では、結果だけ分かって、なんにも参考にならない。対策が打てないわけですね。

○ページごとアクセス数 どなたかがスタッフブログにも書いていたが、タイトルや、カテゴリ名を入れて欲しいです。410a93132b191c64b7dc9e593e6291eaみたいな、よくわからない表記だと、どの記事のことかわからないから。またトップページについて、うちの場合は、blog.goo.ne.jp/apple2なんだけど、これと、blog.goo.ne.jp/apple2/というのが別々にランキングに載ってしまう。これは、まとめてもらいたい。これのおかげで、一つのページがランキングで見れなくなってしまうから。

○アクセス数とかの数字を、データとしてDLできるようにして欲しいです。毎日、ページをめくってはコピーしてエクセルに貼り付けていくのは大変。棒グラフも邪魔だけれど、データだけDLできれば、今のままでもかまわない。

○検索ワードの部分、アクセス元URLをクリックしてわかる検索ワードがでてくるけれど、blogの中で検索してもらったものもわかるようにしてほしい。今は、両方出て来ている気がするけれど、どうなんでしょう?

○アドバンスの機能というわけではないけれど・・・。他社のblogで、訪問者リストや、訪問した人の登録&新着記事ニュースを流す、というサービスがあります。GOOでは、こういうネットワーキングの機能がちょっと弱いですよね。もっといろいろ、人のつながりを作れるような機能を作って欲しいです。

参考までに、
各社blog一覧
各社blog機能操作比較
ここの比較はすばらしいです。GOO Blogも、あれこれ他社の機能を勉強して、サービス拡充して欲しいです。アドバンスとしてお金を取っているなら提供して欲しいものが、他社の無料機能に結構あるようですしね。
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スーパーに接客を求めてはいけないのか?成城石井の場合

2005年01月30日 | 企業の一般的な話
上本町の成城石井。成城石井と言えばかなりいいスーパーマーケットだったはずだ。レインズが株主になってかわってしまったのだろうか?店員の質がかなり落ちてしまったようだ。店員の質というのは、サービス精神というかお客様を大事にする心、いや、単純に接客レベルと言ってもよい。
店で、ちょっとたくさんの商品をもってうろうろしていて、商品を落としてしまった。横に店員がいても、見るだけで何にもしない。こういうとき、とってくれるとか、もしくは、かごを持ってきてくれたりするもんだろう。こっちは、バッグをみっつももっており、拾うのも大変。しかし、見て、知らぬ振り。そればかりか、横を通ると、いらっしゃいませ・・・だと。
また、レジ。惣菜と、翌朝の朝食を購入したのだが、「お箸はいりますか?」と聞かれていりますと答えた。だが、お箸は入れてもらえてなかったようだ。惣菜を温めて食べたいため、分けて入れて、と袋を要求すると、いやぁ、な顔をされてしまう始末。レンジアップするとき、箸がないことを確認し、いやな店だなぁ、と思いながら箸を探す。かってに取ってきた。出てくるとき、「ありがとうございました」の一言もない。謝ることもない。

ファーストフードですら、接客をきちんとしている。ファーストフードすらという言い方は失礼かもしれない。でも、成城石井ですぞ。高い値段を付けている、高級スーパー。それで、コンビニ以下の接客。最悪、最低、東京の恥と言ってもいいのではないだろうか?
たまたま?かもしれない。でも、顔を合わした3人ともがそんな調子だったら、やっぱり、おかしいと見るしかない。あまりに頭にきたので、こうして思いをぶつけてしまったが、大阪のスーパーの方々、決して成城石井には負けないで。
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四国の人についての評 そして貯蓄(泣)

2005年01月30日 | 過去の不満たらたら記事
掲示板をいろいろ見ていて、次の表現を見つけた。結構昔から言われている話らしい。なかなか言い当てている感じを持つ。とかく、徳島の人は貯金したがる。これは事実だ。理由としては、もともと、ストックがある家が多いこと。また、フローベースでの支出が少なくて済むことがあげられるだろう。
香川県人 半分貯金して半分使う
徳島県人 全額貯金する
愛媛県人 まだないかとまわりを見渡す
高知県人 その日の内に全部使っちゃう
ストックでの比較については、金融広報中央委員会の調べで、次のデータがあった。平成13年とちょっとデータが古いが、今もそう変わらないだろう。

都道府県名 一人あたり貯蓄残高(千円) 全国平均との対比
全国平均 5,709 100
1 東京 8,397 147.1
2 香川 7,202 126.2
3 徳島 6,974 122.2
4 和歌山 6,881 120.5
5 岐阜 6,744 118.1
6 福井 6,699 117.4
7 富山 6,547 114.7
8 京都 6,522 114.2
9 大阪 6,505 113.9
10愛知 6,452 113


え?香川県の方が貯蓄おおいんじゃないか?驚いてみる。まぁ、それは別としても、ゆとりがあるんだろうなぁ。四国のうち2県、また北陸の2県と隣接する岐阜・そのまた隣の愛知が上位にリストされているのは面白い。

徳島出身で、東京で住んでいる私の場合は、しっかり貯蓄していないといけないのだろうか?生活費が大変で、貯蓄なんてまだまだできないのだけれどなぁ。
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小論文試験..今は、どんな評点の付け方をしているのだろう?

2005年01月29日 | 過去の不満たらたら記事
小野田博一氏の著書に、面白いことが書いてあった。「高校生の小論文は、前までに書いてきたことと全く違うことを結論にして終わっているものが多い」とのこと。自分が高校生だった頃を思い出してみて、わかるなぁ、と思った。自分では、論理的に書いているつもりでも、限られたスペースの中で頭の中に考えているロジックをしっかり表現できず、結局、不十分な論理展開で、結論を迎えてしまうということが多かったのだと思う。
さて、その小論文についてだが、あのテストは、いったい何を見ているのか。。。ということを感じたことがある(それも15年くらい前)。話は高校時代に受けたことがある通信添削の小論文にさかのぼる・・・。自分にとって、その通信添削は、勉強というよりかは遊び的な感覚であった。ある、小論文の試験のような添削において、2つの小論文を書いたときのこと。一つは、じゃんけんの由来を述べよ・・という題だった。もう一つは覚えていない。(こっちは、まじめに回答したから) 私は、そのじゃんけんの由来について、全くの作り話をでっちあげて試験(といっても添削だが)に臨んだ。結果は、添削者を怒らせることになったらしい、長々と説教が書いてあった。ウソを書いてはいけません、という話から始まり、強烈に・・ある種、悪意に満ちた添削で、あっちこっちが真っ赤だったのを覚えている。
実は、その通信添削には、辞書を見てもよいとか、調べてもよいとか何も注意書きがなく、いつもの通信添削のごとく、参考書類なしで文章を書いた。その私がバカだったのだろうか?じゃんけんの由来なんて全く知らないから、テキトーに話を作り上げるしかなかったのだ。知らないものは知らん、と開き直って書けばよかったのか・・・。本当は、調べてまとめれば良かったんだけれどね。(それが、本来の論文であろう)
話が長くなったが、小論文とは、事実の断片を論理的につなぎ合わせて、自らの論旨を限られた文字数の中でまとめあげることを試しているのだと思う。そのために必要な知識を持ち合わせているか、また、文章表現の豊かさがあるか、また、論理展開に矛盾がないかなどを見ることになる。もちろん、正しい漢字を使うことも重要だろうが、それは評価には大きく影響を与えないものではないかと感じる。最近は、小論文の試験における評価の仕方もだいぶ成熟してきたのだと思うが、90年頃は、そうでもなかったのではないか?なにせ、減点法で点数がつけられたのだから。今の小論文の試験について、点数をつけている人がいらっしゃれば、ぜひ、その評価方法を教えて欲しい。(コメントよろしく頼みます)
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パインのエッセンシャルオイルを・・

2005年01月28日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
http://www.t-tree.net/essentialoil/pine.htm ここに、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドに対して、パインや檜のエッセンシャルオイルが効き目を持っているということが掲載されていました。私は、どちらのオイルの香りも大好きなのですが、こういう効果を目にするとうれしくなります。
精油、アロマセラピー(アロマテラピー)については、限られた一部の医療機関で採用される程度で、日本においては大衆療法の域を出ていないのかもしれませんが、諸外国ではしっかりと医療現場に取り入れられていたりもするようです。なぜなら、適度に、適切に使用すれば効果も期待できる一方で、例えば、妊婦などに対しては禁忌があったりと、使用量、使用方法を間違えると猛毒になるとも言われるからです。
個人的には、資格があろうとなかろうと、精油を買うことができ、また活用できる現在のような形がうれしいですが、誰かが変な使い方をしたりして事故を起こすようなことがあれば、自由な販売が規制されるかもしれません。わからないですが、オイルとして使用する限りは問題がなくても、他のものとあわせるとドラッグ的に使用できたりするかもしれないですしね。
それにしても、アロマオイルって、流通する量が増えてきているはずなのに、価格がこなれてきません。ものによっては原価が高いものがあるかもしれませんが、実際、かなり粗利がとれる商材なのではないかとも思います。使用者としては、せめてメジャーな精油だけでも価格が半額になれば、なんて思うのですが。だって、石鹸や化粧品などにも使われたりしている精油ですから、工業用に大きなロットで納入されているのだと思うのですよ。ユーカリ、ラベンダー、オレンジなどのオイルは、もうちょっと小売価格が安くてもいいのでは?なんて思うわけです。
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情報をどう読むか

2005年01月28日 | 企業の一般的な話
ある人から、次のような情報が送られて来た。その方は、あるスーパーのお偉いさん。日経新聞によると、「『恵方巻』がコンビニで急速に売上を伸ばしている。セブンイレブンは子供や女性向きのミニサイズ(260円)を追加し全国で300万本計画、ローソン、ファミマ(370~380円)で150万本計画。ヨーカドーが60万本、イオンが17万本予定。」この情報は、確かに意味がある。へぇ、すごいなぁ、と思うのだ。でも、あなたがもし小売の現場にいるならば、それだけで終わらせてはいけない。例えば、次のようなことを考えて欲しい。

セブンの300万本という数字から、一店舗あたり、300本を売り上げる目標と読み取れる。平均売価は300円強だろう。ということは、恵方巻で、1日一店舗10万売ることになる。全店で10億円だ。セブンの店の日商が60万~70万と考えると、売上で15%を余分に取りに行くのか?(もっとも、普通の弁当やおにぎりが減るだろうから単純にはいかないが)また、客数は1000人程度と考えると、この日だけ客数は大幅に伸びないだろうから、客の恵方巻き支持率で3割超を目指していることになる。(あくまで、一客あたり、一本と考えてだが)

他社の情報もあわせて考えてみよう。本数について。セブン300万、ローソン、ファミマをあわせて300万、C&S、ミニストップあたりなど他のコンビニの合計も200万はあるだろう。スーパーだって、イトーヨーカドーが60万といっても、他のスーパーも数を売るだろうから、スーパー全部で500万は下るまい。百貨店もまけてはいないだろう、全国の百貨店で100万本は売るに違いない。路面の総菜屋・お寿司屋だって頑張るはず、50万本とかは売るだろう。。。なんて考えると、1500万本なんて数字がでてくる。ミニサイズというのがあるかもしれないが、一本を一人で食べるのは至難。ミニもならしても、1本を1.5人とか1.6人で食べるとすると、2000万人もが単一のカテゴリーに属する食べ物を口にすることになる。本当かなぁ?
日本の中食惣菜市場は7兆円とかいう数字も気になる。かりに7兆とした場合、一日の市場は190億。上の1500万本が正しいとすると、単価400円では60億になる。ここからも、中食市場の3割を、恵方巻が占めることになってしまう。やっぱり怪しいような・・・。だいたい、中食市場に占める米飯の割合が30%を切っていると言われるのに、恵方巻でそこまで売れるのか?と感じるのだ。

翻って当日は、あっちこっちで品切れが起きるのだろうか?中には大きく商品を余らせるお店も出てくるだろうなぁ。いったい、自分の所のお客さんの数から、どれくらいまでが自社で買ってくれるのか、ということを見定めなければならない。自社の客でも、他社で購入して済ませてしまうかもしれないからだ。同様に、他の米飯商品の販売がどれくらい減るか、も考えなければならないだろう。かなり減るおそれがある。


また、まだ、今年の恵方巻の具材についてフレキシブルに対応できるお店では、具材のバリエーションをどれほど持たせるか、また、どれくらいカスタマイズして提供できるかも重要となる。具の中には、嫌いなものがはいっていることもよくあるだろうから。私にとっては、干し椎茸が嫌いな食べ物だ。たいていの場合、恵方巻きには入っている。食べられなくはないが、できれば避けたい。

これだけではない。スーパーなどでは、自宅で恵方巻きを巻く人のための材料の提供も可能だ。節分ということで、いろいろな商品を展開できる。だが、この日を逃すと売れにくいものなどは、在庫になってしまうため扱いが難しい。その点、乾物や生鮮食料品は、なんとかなる。どう売場を盛り上げ、来店してもらい、購買してもらうか、そこが肝だ。単品で何本売りましょう、という形の上だけの目標も良いが、それを達成するためには、日頃からの美味しさの評判、当日にむけて来店動機をつくる盛り上げ方、などが関係してくる。いつ行っても、欲しいものが手に入る、その上で美味しいものを、リーズナブルな値段で提供してくれるお店、と頭に擦り込まれていれば、こういうイベントの際には必ずお客様は寄ってくださる。だが、日頃の評判が悪いと、いくら気合いを入れても、お客様は別のお店で済ませてしまう。あと1週間あまりある。今からでも、節分の来店動機をしかけていかないと・・・。
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花粉症に困っている

2005年01月27日 | 過去の不満たらたら記事
だいぶ、花粉が舞うようになったのだろう。目がかゆく、鼻水が止まらない。花粉症の症状が出て、7年目くらいになろうか。去年は、楽になったと思ったが、今年はなかなか厳しいものがある。一昨年の冬から、にんじんジュース、トマトジュースを毎日のように飲み、サントリーの健康食品セサミンを飲んでみたりしてきた。そのおかげか、去年は劇的に症状が軽かったのだが、今年は、花粉の飛散量が半端じゃないようで、これから先が思いやられる。なにせ、昨年末から、トマト・にんじんジュースに加えて、アレジオンという、一度では効き目はあまりないけれど、継続して服用することで花粉症対策になるという薬を飲み続けてきているのに、既に症状がでているからだ。
もっとも、くしゃみはまだ、そんなにたくさんは出ていない。目のかゆみが激しいくらい。いつも出る微熱も、それほどひどくない。だから、効果がでてきているのだろう。もう一度、すごーく寒い日が1週間くらいつづかないものかな?そしたら花粉症は楽になるのに。

さて、花粉症だが、国内の発症者は2000万人にもなるとの説がある。かかる人が多いといわれる水虫よりも、ひょっとしたら多いのかもしれない。その数の人が、この時期だけ活発でなくなる。なんか、経済効果の試算も出ていたなぁ。外出しなくなるから、消費が減るなんてあった。当人からすれば、薬やマスク、ティッシュペーパー、健康食品、飴などあれこれ出費があって困っているのだが。健康的な消費というわけではないが、消費活動自体は自分からすれば増えている気すらある。
もっとも、仕事の効率という側面については、確かにパフォーマンスが落ちているのは確かだ。微熱があるし、鼻炎薬は眠気を誘う。頭を使う仕事が多い私の場合は、この季節のパフォーマンスは、2割くらい落ちていると思われる。(これは、時間あたりに処理できる能力という意味)くしゃみをする回数、鼻をかむ回数、うがいをする回数ともに増える。デスクワークでは、そういう時間のロスも大きい。

政治も、これほどまでの国民病となった花粉症に対して、なにか手が打てないものか。例えば、花粉症に処方する薬については、保険を3割ではなく2割にするとか。空気清浄器の購入に補助金を出すとか。公共交通機関での空気清浄器の導入を進めるとか。もちろん、原因を究明し、解決策を打つことも大事だ。だが、目の前でこれほどまでに被害があるのは、誰しもわかっていることだろう。すぐに命にかかわる大きな公害ではないかもしれない。公害なら、最悪、住む場所を変えてしまえば逃れられ得る。だが、花粉症は、本当に一部の地域を除いては逃れられないのだ。原因への対策にしても、大がかりなものになり、また効果が出るまでに時間はかかる。繊維産業も、花粉がつきにくい衣服を開発するなどして、この国民病をなんとかしてほしいものだ。(そう思うなら、自分で起業しろ?まぁ、もっともな意見かもしれないが、季節依存のビジネスは非常にリスクがある。花粉の飛散が極端に少ない年など、大きく業績を落とすことになるだろうしね。自然相手の商売は自分ではやりたくない)
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最近、夕方におなかが空くようになった

2005年01月27日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
朝御飯をしっかり食べて、お昼を小食にすると、夕方におなかがすくことを知った。これまで、どちらかというと、お昼ご飯は抜くか、たらふく食べるか、というのが多かったのだが、今週に入って、月曜日小さなパン3個、火曜日カロリーメイトゼリー、水曜日おそば(駅のそば屋のそばの様なもの)、木曜日ラーメン(社食とか学食などにある、量が少なめのもの)しか、昼食を食べていない。たまたま朝食をしっかり食べているから、なのだろうが、お昼はあまりたくさん欲しくないのだ。そういえば週末もお昼は控えめ。先週も、少なめの日が多かった。

お昼を完全に抜いてしまうと、夕食があまりのどを通らない。また、昼にたっぷり食べると、夜の食事は重たいものが欲しくない。そういうことはわかっていたのだが、昼を少量にする、ということをあまりしてこなかったため、気がつかなかったようだ。仕事の関係で、あれもこれも味見して、なんて感じで、昼もたくさん食べることが多かったからなぁ。

思い出してみると、ある工場で働く方といっしょに食事をしたときも、彼らは麺を軽く摂る程度だった。彼らは、家に帰るとしっかりした晩御飯が出るから、あまり昼は食べないのだろう。。なんて思ったものだ。(当時、私はホテル暮らしをしていたので・・・って今もそうだが、晩御飯はたいていスーパーで買ってきていた)でも、自分が昼を少なめにしてみて、やっとその意味が分かった。ホテル暮らしだと、高価な朝御飯を食べるよりは、と野菜ジュースだけを飲むなど、朝食抜き的な生活になってしまい、お昼にたっぷり食べよう、と考えてしまうから、なおさら、昼食を少なめに食べることを考えてこなかったわけだ。

そんなの、当たり前じゃないか?と言われるかもしれない。いいわけになるが、あちこちを移動し、ちょくちょく昼食を抜くような生活をしていると、どうもそんな当たり前のことに気がつかなくなる。これで一つ食生活についての知恵が身に付いたなぁ。
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エクセルでの乱数の作り方(ちょっとマニアック?)

2005年01月26日 | ビジネスで使うエクセル
エクセルに、RANDという乱数を作ることができる関数があるのをご存じな人は多いことだろう。どんなことに使うのか、というと、あまり使い道がないかもしれない。良く聞くのは、1~100などの数字を、とりあえず番号を振りたいというときなどだ。これには、重複していい場合と、重複してはいけない場合とがある。私なんかは、データのハンドリングの仕方を説明するために、あえてダミーの表を作ったりする。その時にデータを入れるためにつかうことの方が多い。
使い方だが、単純に整数で乱数を出したければ =INT(RAND()*数字)+1 これで、数字に入れたものを最大にしての整数による乱数を出すことができる。なお、エクセルでは15桁の乱数が作られるようだ。999兆のパターンの乱数である。
さて、上であげた、番号を振る方法だが、いっさい重複しないものを作る場合を考えてみよう。それも、整数で。これは、1つの列(行)で、やることもできるのだろうが、私の場合は二つの列を使う。例えば、A列に、rand()を入れて、数字を100個つくる。B列にrank関数を入れて、乱数の順位付けをしてやるわけだ。15桁の組み合わせなので、100個つくる程度で、同じ順位の数字が出てくることはまずないと思っていいだろう。
余談だが、エクセルの1シートのセルの数は、1677万程度。一つのシートで、同じ順序が入ることもまずないと思っていい。といっても、全てのセルに、=rand()を入れようとしても、まぁ、時間がかかることこの上ない。一気にやろうとすれば、メモリ不足になるというダイアログも出てしまう。なお、先に上げたrank関数は、行、列に範囲を固定されない、複数の行列にわたる範囲を指定できる。理論上は、あるシートでA1からIV65536までに、rand()を入れて、別のシートで同じくすべてのセルにrank関数を入れても、まぁ、ほとんど同じ順序になることはないと言えるだろう。同じ数字が出るのは、1/666,666に近いところになると思われる(正確な計算ではないけれどね)。
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時給の査定

2005年01月26日 | 企業の一般的な話
https://www.jikyu.jp/jikyu2/check/index/ 時給を査定してくれるというウェブを発見し、試してみた。時給の査定って、いったい?と思うが、ぜひのぞいてみて欲しい。自分のありのままを載せてみると、時給は2578円となるらしい。これには、内訳が掲載されており、基本時給710円に加えて、職業補正1136円。立場補正(なんだろう?)461円。資格42円。特殊技能56円。ヒューマンスキル173円。その他補正0円。というのの合計らしい。昨年一年間の総所得(給与所得+手当)をもとに、働いている時間を考慮して、自分の時給を計算してみると1737円となった。2578円というのとかなり開きがある。ただ、サービス残業的なものは、たぶん、査定された時給には考慮されていないのだろうから、まぁ、似たようなものかもしれない。だいたい、実質の仕事の時間は、派遣で働く時間(課金できる部分)の3割~5割増と考えれば、同じような水準だ。なかなかいい線を出して来ているのかなぁ、なんて感心してしまう。
ぜひ、皆さんも、試してみて欲しい。そして、出てきた確定時給についてコメントいただければ幸いだ。当たっている当たっていないも含めて、議論の題材としてなかなか楽しいサイトだと感じる。老舗の有名サイトである、「あなたのお値段鑑定します」http://afromania.org/~oku/nedan/、こういうのも面白いが、時給という目の前でわかりやすい題材であるのがいいと思う。
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経営者のタイプわけ

2005年01月26日 | 企業の一般的な話
経営者には、いろいろなタイプがいると思う。今、私が分けたいと思うのは、次の二軸だ。一つは、営業か管理。もう一つは、攻めか守り。よのなかには、営業管理という仕事があったりして、必ずしも、営業か管理かは分けられない。そしてどちらもうまくやりこなせる人がいるのも正しい。だが、その人の軸足が、売上をあげる側にあるか、それとも経費や在庫を管理し、また管理部門を治める側にあるか、という意味だ。そしてもう一つの軸は、攻めの経営ができるか、もしくは守りの経営ができるか、という意味。撤退は、ある意味守りを意味しそうだが、完全なる撤退は、大軍による攻めより難しい。撤退は守りではなく、攻めの一つと考えたい。逆に、守りとは、新しい打ち手を打つというよりは、今の路線をいかにしっかりやるか、という意味と考えてみるとよい。

多くの衰退産業では、攻めの経営者はいない。中から出てくるのは守りの経営者ばかりといってもよいだろう。中には、攻めもできる逸材はいるだろうが、たいていは守りの人ばかりだ。また、軌道に乗ってきた企業で、攻め・守りの姿勢が逆に変わる人もいる。オーナー経営者が、常に、攻めであるとは限らないのだ。自分の領域はここまで、それ以上のことは、次の経営者に任せる、という人だっている。すなわち、いったん、今の規模で守りに入って人材を育て、その人に、次の拡大を求めるという考えだ。

いろいろな場所で聞いた話だが、売上1億円の個人、10億円の社長(所長)、100億円の社長(事業部長)、500億円の社長、1000億円の社長、おなじ業種であれば、それぞれ求められる資質が大いに違うらしい。
話は元に戻るが、上であげた4つの象限(2軸*2軸)、あなたの勤めている会社(組織)のトップはどこに当てはまるだろうか?考えてみて欲しい。
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MBAのランキング

2005年01月25日 | 企業の一般的な話
Financial TimesにMBAのランキングが出ていた。ランキングの上位は http://news.ft.com/businesslife/mba でも見ることができます。100位まで。ランキングは一位から、HBS、 Wharton、コロンビア、スタンフォード、ロンドンと続いている。話題になりそうなのは、MITのSloanが、トップ10から外れたことだろうか。関係者にとっては、大問題なのだろうなぁ。残念なのは、日本のMBAがトップ100にもランクインしていないこと。そもそも、対象として数えられていないのだろうか?それとも・・・。

私自身は、MBAを取得していないし、今後取得も考えていない。お金もないし、時間もかけられない、それに英語がどこまで通用するか・・・とできない理由を探しているだけではあるが。。人脈作りのために、時間とお金をかけていられない、というのが本音。もっともapplyしても受かるとも限らないわけだから、言うだけばかばかしい話ではある。一度限りの人生なので、あれこれ試してみたいとは思うのだけれどね。

それにしても、これを見ていると世界のトップエリートたちについて、少しわかってくる。下世話な話だが、Salaryというのが載っているのが興味深い。一位の、HBSでは、卒業者の給与は、162107ドル。円にしたら、1669万円。給与の増加が140%ということで、MBA前は1192万円だったということだ。欧米のMBAって、20代の半ばで行くわけだから、そもそも違う世界の住人のような気がしてならない。まぁ、だからMBAの学費も払うことができるのだろう。
この金額を見れば、MBAに行きたくなる気はする。結局は人次第なんだろうけれど、40%アップってのはとっても魅力を感じるものだ。

日本では、企業や政府からMBAに派遣されるというパターンが減ってきているとも聞く。なぜなら、派遣した後、もとの会社に戻ってきても、せっかく身につけたスキルが役立たないし、
また、他の企業から、上記のような高額なオファーを受けることができるから、らしい。MBA卒の流出が激しいとも聞いている。

日本ではMBAが一時的なブームのように取り上げられたが、その後は、あまり話題に上らない。実際は、MBAを取る人は、国内も含めればすごく増えているはずなのだけれど、なんか盛り上がってこない気がする。最近MBAを取った人は、いったいどんな仕事をしているのだろうか。そのあたり、気になるなあ。
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