企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

ご無沙汰しております。和装業界の話

2009年12月18日 | 和の話(呉服業界など)
仕事の関係で、和装業界からちょっと距離を置いておりましたが、実は細々とつながりを保っておりました。それは、和装→別の世界への進出という壮大なプロジェクトの話です。
和装で培ってきた技術を、別のところへ転じるという話であることから、なんらかの寄与ができるかな?と思い、プロジェクトに加わっております。
和装業界ですが、上場各社の有価証券報告書や四半期決算開示資料を見る限りは、かわらず厳しい状況が続いているようですね。
催事販売というスタイルは、そう急には変えられないわけで、ずっと続いているわけなんですが、きもの、買う人増えているのでしょうか?
林真理子さんの本「着物の悦び―きもの七転び八起き」光文社文庫、書店で平積みになっていますが。。最近は、そこそこ着物の人を見るようになった気がします。(もちろん、町中でです。祇園や銀座ではなくって)
が、そうして見る着物、どちらかというと、気軽なおしゃれ着的なモノが多く、リサイクル店などで買ったのか、親から譲り受けたものか?と思えるような感じでした。
小売業界が大幅に小さくなっていることから、問屋、メーカーは生きていくために、少しでも利幅が取れるように、ムダを無くしていっているように思います。
ムダなツアーや、ムダな勧誘、ムダな人員の排除をしていき、粗利と経費のバランスを少しずつ変えて行っている。
逆に言えば、同じ事をやって、売上が減少したままで、いずれは景気は回復するはずと耐えている会社は、残念ながら、もうお先はあまりないように感じます。
メーカー、販売店、そして顧客ともに高齢化が進んでおり、特に、ベテラン販売員とVIP顧客の高齢化が大きな打撃になっていますが、5年先、残っている呉服店がどれほどあるか、と心配になってしまいます。
2兆円産業であった時代から、ついには3000億円程度の市場にまでなってきたとも言われていますが、それって、ユニクロ1社の売上(連結ではなく)よりも小さいという規模にまでなってしまっているわけですね。
業界の慣習とか、いろいろ問題はあって、急激な変化を受け付けない体質ではあるのですが・・。催事販売というものだって、ずっと昔からあったわけではない。そういう意味では、次の時代の呉服・和装業界のあり方を模索し、打ち手を打っていくべきタイミングが本当に来てしまったのではないでしょうか?
和装業界の方に申し上げたいのは、せめて、業界の人くらい、もっと着物を着ましょうよ♪ってこと。以前関わっていた会社で、呉服(作務衣含む)通勤手当を支給してでも、街で歩く姿を見せるべき、なんて極論を言ってました。当然、採用されるわけもなく。
しかし、業界の人がやらんでいて、誰がやるんですか?と。ユニクロの社員は、また他のアパレルの社員は、自社ブランドの商品を着て出社します。トヨタの社員が、日産に乗ったりはあまりしないですよね。
業界の人、古い販売員の中には、きものが好きで好きでたまらない、って人はいますが、多くの人は、ただの商品としか思っていないように見えます。自分が売っている商品に惚れ込めない・・、そんな業界では、将来は・・苦しそうにしか見えないなぁ、と。
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10年後の呉服市場は?

2008年01月12日 | 和の話(呉服業界など)
ちょっと呉服業界の人と話をすることがあった。大手の撤退、縮小が続いているこの業界だが、10年後には業界売上は今の半分にすらなるんじゃないか?とまで言われているほどらしい。そうした中、業界の再編の話もあったりと、いったいこれからどうなるのか?と思っている若手も少なくないことと思う。
では、業界の年配の人々はどういうことを考えているのだろう?そう思って幾名かの人に聞いてみたのだが、揃って言うことは同じ。縮小する市場の中で、自社だけはどうやって生き残るか?を考えているとのこと。仮に売上が下がっても、なんとか会社を維持できるような体制をどう築き上げるかが重要だ、なんてことをおっしゃっている。
上の方の人がそういうのでは、若手はあまり将来に期待が持てないよなぁ、と感じてしまうのだが、どうだろうか?斜陽産業?と言われる中、市場を新たに見いだしたり、また積極的に市場に働きかけて、成長をしてきたような企業は少なくないと思う。ただ、この業界では、20年近く続いてきた衰退期の中で、新たになんとかしたい、という気持ちは生まれてこなくなって来たのかもしれない。
そりゃそうかも。。今、50歳-55歳の人にとってみれば、30-35歳くらいのときから、どんどん会社が苦しくなってきて、言ってみれば大きな撤退の戦の中をたたかってきたばかりなのだから。
流れに抗って、様々な手を打ってきたつもり、ではあったが、ことごとく結果を残せず。期待した大手には裏切られてしまう結果となり、万策尽きたという感じなのかもしれない。
こういう時は、外部の業界にもっともっと知恵と人材をもとめてはどうか?と思うのだが、自分たちの業界は特殊!という意識があまりに強く(もちろん、人間関係や業界知識含めて、難しいのは確かだが)、相手にしていない。

業界内の知恵を結集!なんてことは、もともと自分さえ儲かればいい、という人が少なくない業界だけに、それこそ難しいわけで。ま、よほどの大きなお金と人材が投入されなければ、全体の改革って難しいのかもしれない。

でも、傍観する立場ではあるものの、思うところは決して少なくない、というのが私の立場。せめて、市場を今と同じ規模に維持しようとすると何が必要か?とか、様々なファッションのトレンドの中、どういうことができるのか?とか、考えるところはある。
自身は懐疑的ながらも、温暖化というキーワードだって、決して無視してならないと思うし、少子高齢化という国内の話、また、世界レベルでの格差の拡大なんかも、もっともっと考えなきゃならない。これから伸びてくるマーケットに進出することだって考えられる。
目先のトレンドだけを追っていては、本当に将来がなくなってしまうわけで、それは否定しようが無い事実なんだから、先を見た行動をおこしてもらいたいものだ。
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東海地区の呉服屋の方と食事しました。思ったこと・・

2007年07月20日 | 和の話(呉服業界など)
先日名古屋で、ある東海地域の呉服屋さんで働く方とお話をしました。会食といっても、高島屋の上のイタリアン&マリオットのバーで、カジュアルなお話。いや、タケウチ後、いわゆる呉服専門店も、いろいろたいへんなようです。
老舗とは言え、単独立地の専門呉服店では、なかなか新しいお客様がやってこない。ハレの日の商売なんで、ずっと待ちの商売をやってきたこと。バブル以降、呉服が売れなくなってきたこと。その後、NC(ナショナルチェーン)やLC(ローカルチェーン)が、GMSなどに出店していく中、その呉服屋は昔からの立地を守ってきた形。そりゃ、人の動きも変わるし、嗜好も変わってきているので、苦しいはずです。
今、呉服に関心を持った人がいたとして、どういうところに相談に行くでしょうか?老舗からすれば、信用力のある、そして値入の低めな呉服店が、本来は選ばれるべき、と思っている節はあるのですが、お客から見ればそうともいえない現実。
専門店って馬鹿にされそう、とか、難しいことを言われてわからなくなってしまいそう、とかなんだか敷居が高そうに感じてしまうんですよね。その点、NC/LCは、親しみが持てそうな、若い人やパート主婦っぽい人が店頭にいるから、なんだか入りやすそうに感じてしまう。
まぁ、そういう言い尽くされた議論をしても仕方ないので、店頭活性化についての話を残しておこうと思います。今の呉服店、店頭活性化と称して、小物とかで顧客をひきつけようとしています。まぁ、そこまでは許せる。でも、それがよいのは小物コーナーだけであって、呉服コーナーや、アパレル商材コーナーは、相変わらずなんですよね。
もっと顧客にとって開かれた展示ってできんものか?とか話をしました。他の業界、特に高価なものを売っている商売を見てきたら、どれだけ顧客側のストレス軽減と上質さの演出を両立させることに気をつかっているか。長年、お店で商売しているがために、他の業種の店頭を見ることを忘れてしまっているんでしょうか。
また、本気でいろんなお客様呼びたければ、店頭にもっともっと、着物をマネキンに着せて展示したっていいじゃないか?とか。呉服屋がきものを買ってくるのはおかしな話ですが、リサイクルで安物買ってきて、販促用に展示したっていいと思っています。
やはり仕立てた着物のほうが、きれいに写る。絵羽をいくらきれいに見せても、着たときのようにはなりませんし。あえて値札をつけず、着たおした古着を見せたりしながら、いろんな話ができないか?とか。
リフォームにしても、ビフォー・アフターを見せるような演出だってできますよね。決して、価格の高いリフォーム業者を使うだけではなくて、世に出ているリフォーム本を置いて、顧客が自分でリフォームするのを後押ししてあげたってよいじゃないですか?
店頭に賑わいがほしいなら、にぎわえる環境をつくらないと、と思うんですけれど、そういうことをやる人はいてませんよね。あまり・・・。
いっそのこと、呉服店、買っちゃおうかな?無理?数年内につぶそうと思っているとかそんな呉服屋さんあったら、お店ごとゆずっていただきたいな、なんて思い始めました。
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呉服業界・・別に業界がなくなるわけでもないし、もっと長期視点をもって欲しいなと

2007年06月09日 | 和の話(呉服業界など)
仕事柄、中規模(正社員数で100-1000人程度)の企業の人々とお付き合いをすることが多いのだが、そういった企業で働く人は、大企業で働く人と何かが異なるか?と言われると、正直、現場管理職レベルではなんら異なることが無いな、と感じている。しかし、現場となると、たいていは人材の育成が行き届いていないことが多い。では、更に小さな企業ではどうか?というと、これはもう千差万別、会社によって全然異なっていると思う。それは仕方ないことだ。
呉服という業界について書こうとは思うが、メーカーや商社、銀行などとも比較して、どう異なっているのか?と見てみると、さほど変わらないな、と感じる。というか、経営方針さえしっかりしていれば、もっと活躍できるのにな、ということをより思うのだ。
会社というものは、やはり営利の存在であり、利益を出し続けていくことが求められるものだと思う。で、利益を出すためにどうしたらいい、ということが明確にわかっている企業がどれだけあるか?というと、案外少ないのではないか?と感じるのだ。政策的に赤字を出している企業があるだろうが、TKCによれば、日本の法人企業約297万7千社のうち赤字企業の割合は68.1%なんだそうで。
黒字すなわち利益を出すために、組織としてどう動くか、また個々人がどう動くか?ということがきれいに繋がっていないのが、少なくない企業における状態ではないだろうか?


そして、呉服業界においても、それが当てはまる。破綻したある大手チェーンでは、利益を出すための理論は明確に存在した。ただ、その手法自体が、継続的に顧客を維持、成長させていくモデルではなかったことが問題だったのだろう。多かれ少なかれ、多くの大型チェーンでは、同様のモデルを追求してきていたので、今、方向転換が求められているのだと思う。

そのモデルというのは何か。業界関係者は、わかっていて言わない。要は、高い粗利をとっているという話なんだけれど、その粗利を獲得するために、いろんな手を使っているということ。お店で40万円で買取で仕入れて、普通に売れば50万円で売ることができるきものを、メーカーや問屋から借りてきて、ちょっと離れた場所にある観光地やホテルなどで展示会を開き、足代、食費、時には観劇をつけて販売すると、100万円になるという話し。
40万円の仕入原価のものが、買う場所によって値段が違うというだけなんだが、これが、たまたま単価が高いものだから、業界関係者も口を閉ざしてしまうのだが、世の中には同様のものはいくらでも存在している、ということを彼らは知っているのか知らないのか?
コンビニで買っているミネラルウォーター。例えば、ミナクアが130円する。これが、ホテルで買えば150円とか250円とかになるし、スーパーなら98円や105円になる。仕入値は、一本55円から80円くらいかと思う(物流によって異なる)。では、メーカーでの原価は、というとボトル、キャップ、ラベルなどで20円-25円。製造ラインの償却をいれても30円程度。もちろん、水は、ほとんどの場合コストがかかっていない。
また、ドリンク剤(ユンケルやゼナ)などは、販売額と原価は全然比例していない。効能は異なるかもしれないが、原価は1000円と3000円の商品を比べて、3倍になったりはしていない。いたるところにそういう商売が存在しているのだけれども、自分たちの商売(実は、以前はもうちょっと真っ当な商売をしていたらしい)について、どうも口を閉ざがちだ。
まぁ、大手の中でも、より普通の商売へと転換しつつある会社もあるのだから、この業界は関心をひく。あまり報道されないものの、業界として転換期に来ていると思うから。
そこで、考えなければならないこと、催事ビジネスと店頭販売とで、どれほどに求められる人材が異なるか?ということ。
催事といっても、店頭でやっている催事(余計なコストを払い、単価を上げたりはしないもの)は、店頭商売と位置づける。要は、本当にお客様に納得していただける付加価値をつけられるか?という視点で捉えなければならない。
粗利30%の商売と、70%の商売とでは、人材の育て方、また活用の仕方は全く異なるといってよい。まったくモデルが異なるわけだ。そこのところをわかっていないで、二兎をおわせている経営者がなんと多いことか?そして、一人あたり人件費はというと、多少粗利70%のビジネスの方が高い程度。なぜなら、一人あたりの限界利益があまり変わらないから、なんだろう。
粗利70%ビジネスであっても、変動費である販売促進関係のコストが多くかかっており、実質、直接販売コストを引くと、残る本当の粗利はあまり変わらなかったりするから、でもある。
では、どんな人材を育成すればいいのだろう?また採用すればいいのだろう?業界の規模からすれば、それなりの人材も採用は可能だとは思う。また、既存の人材を見る限り、育成していくことは十分可能だろう。しかし、その方向性が見つかっていない。

あらためて、呉服関係を見ていると、勝ちパターンを見つけられていない企業が多いのだ。10年先まで継続して利益を出し続けられるモデルがあるか?またそのパターンを継続するために、従業員に、何をどうさせるか、まで明確に落とし込めている企業があるか?残念ながら、そういう企業が限りなく少ない、と感じるのだ。
たいてい、組織内で足のひっぱりあいをしてしまっている。
長期的で利益に基づいた視点に立ちかえって経営を見直すこと、産元、問屋、小売業とも、それが足りない。そのための、人材育成は何か?などもっとつっこんで話をしてみたいものだ。
大きな投資が必要ない業界だからなんかもしれないが、利益意識は他の業界に比べると低い。経費を外部に出しながら、売上だけを大きくしていく形のチェーン店は、そう長くないじゃないか?
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呉服小売の適正規模とは・・・

2006年09月05日 | 和の話(呉服業界など)
特に、たけうち関係記事へのアクセスが集中している。それだけ、関係している人が多いということなのか。愛染蔵の場合は、店舗数が限られていたため、従業員にネット世代が少なかったのだろうか。たけうちの場合は、店舗に若い従業員の方もたくさんおられた。今回解雇された5300人以外にも、一度は籍をおいた人が、それこそ多数おられることと思う。そうした方々も含めて、かなり多くの人にお越しいただいているのだろう。
残念ながら、メディアに出ている内容以上には私も知るところがない。ずいぶん昔に、店頭できものの紐を買った程度。紐を買うだけなのに、名前と電話番号を取られるとは・・と思ったものだ。案の定電話がかかってきて催事の案内だった。
その時は、稚拙な営業だなぁ、と思ったよ。日々、コンタクトを取りながら、催事へ案内するならばわかるのだが、催事の直前になって名簿をめくってとにかく電話する、というやり方ではうまく行くわけがないと思う。お客様に嫌がられない程度に、健康を伺ったり、来店を促したりするような電話を積み重ね、また面会を積み重ねて、呉服催事(店頭含む)を紹介していく。それは、たけうちであろうと、なかろうと、呉服という高級でかつ、圧倒的なブランドが少なく、よく知らないような商品がたくさんある市場では、顧客との関係作りが重要となるのは当然だからだ。
小売店の呉服の原価が5割とか3割とか言われているが、それだけを持って儲けすぎ、というのは商売を知らない人なんだろう。薄利多売の激安スーパーで2割弱。普通のスーパーで25%程度。コンビニでも2-3割の荒利は稼いでいる。商品によっては、4-5割は当然である。それだけ在庫が回転するからこそ、荒利が低くてもなんとかやっていけるわけだ。
食品サービス業なんかの場合は、原価率が2-3割は当然なんだけれどね。それを持ってだれもおかしいと言わないのに呉服だとおかしい、という人が多いのは。。。やはり金額が高いからだろうか?

よく言われるのは、メーカー、作家が作ったときは、問屋に数千円でおさめたのに・・それが小売店では数万円になっているという話し。それが嫌なら、問屋を抜けばいい。でも、全国にある呉服店への物流コスト、そして与信リスクは誰がとる?自分で取れないわけだ。大島の産地から北海道の小売店に直接、1反売りに行って、手形でもらって、その小売店が倒れたら・・・なにもしようがない。
皆が飲んでいる缶ジュースだって、原価ってどれくらいかすぐに理解できそうなものだろう。国産果汁100%とかの一部の商品を除き、内容物の原価は安いものだ。そこに問屋が入り、物流があり、店頭にならべてもらってはじめて買うことができる。

呉服に限った話ではなくて、今の日本では、そうした中間流通が果たしている機能は相変わらず大きい。中抜ができるのは、小売とメーカーのどちらか、もしくは両方がある規模以上になってから、と言える。(単発で中抜はいくらでもできるが、構造的にそれを実施しようとすると規模が必要。もしくは始めからSPAを意識した事業モデル作りが前提になる)
零細メーカーと零細呉服店が多い現状では、やはり問屋の存在は重要なんだろう。ということは、価格は下がらない。そして価格が下がらないのが当たり前に思うからこそ、少しでも安く仕入れられる立場にある企業が、高い荒利をもって、他店舗展開をどんどん進めていくのだろう。
もともとが、固定費が非常に高いビジネスであること、また呉服自体は決して必需品でもないことから考えると、事業規模自体は、それほど大きくはできないものだろう。無理に大きくすると、売上のプレッシャーが強くなり、長続きしない。
急成長している呉服小売は、そういうところを気をつけなければならない。(たいてい、そういう企業のトップは自信家だから、言うことを聞かないけれどね)
問屋は別として、小売店は、会社の内部留保とオーナーの資産とをあわせて、たとえば6か月くらいは売上がなくても維持できるくらいの資金余力が欲しいのかも。
資金繰りに苦労するようでは、問屋にも相手にされないし、まぁ、持たない。それくらい波のあるビジネスだと思う。
それだけのリスクを負った呉服店に対して・・・、さて、荒利5割が高いのかどうか。たけうち批判も大いに結構だが、普通の呉服店もいっしょにして儲けすぎというのはどうか、と思い、長々記してしまった。
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呉服業界の皆様へ

2006年09月03日 | 和の話(呉服業界など)
10年あまり前1兆円と言われた呉服の市場は、昨年まで6000億と言われていました。今回のたけうち倒産により約半減した5000億程度になってしまったことと思います。売上こそ、5000億ではありますが、客単価および一品単価が上昇していることから、呉服愛好者の数は半分どころか、もっと減ってしまっていることでしょう。

業界の多くの人々は、たけうち社に、もっともっと普通の商売をしてもらいたかったと思っておられたことと思います。私が、でぃあじゃぱん、に対して思ったように、「若い人主導で、若いお客様むけに、むちゃな販売をせず、じっくりお客様と育っていく」という姿に、すくなからず望みを持たれた方もおられたでしょう。

しかしそうは思う一方で、お付き合いのあった問屋メーカーさんは、決して多少強引さのある販売には文句を言えなかった。それには、ディアジャパンなどの業績があまりよくなかったこともあったのだと思います。催事から店頭へなんて言葉が、業界紙でもちあげられながらも、「一度、約束したことは断れない」普通のお客様の引け目につけこむ形の、ツアー、食事付きの大型催事による販売をやめてこれなかった。

小売店の多くは、いまだに催事販売が悪いとも思っていないし、旧来型のやりかたを変えようとはしていないと思います。ベテラン販売員の減少、顧客基盤の縮小という目に見える問題がありながら、手を打てないでいる企業が大半ではないでしょうか。これではいけない、と思いながら、聞く耳を持たない人ばかり。

これまで催事のイベントにかけてきた多大なお金を、別の所に投資する勇気をもちませんか?お客様に必要とされない商品は売れないし、そんなものしか売っていない企業も、社会には必要とされません。有力呉服店、問屋様のいろいろな方とお目にかかったことがありますが、正直申し上げて、ほとんど多くの方が、過去の成功体験にしがみついているだけと感じました。

新しいことにチャレンジできない。事実を見ることができない。反省しない。勉強しない。顧客を知ろうとしない。(否、そう言うと語弊がありますね。たけうちグループによる経営勉強会に参加していた人は、とても多かったですから。)

どんな商品を扱っていても、結局やっていることは経済活動にほかなりません。その基本を知ることなく、呉服という特殊な業界だからと、外部との接触を拒んできた。外部と言っても、たいていは元呉服業の人ばかり。
もちろん、外側に、本当のプロばかりがいるわけではない。たけうち、愛染蔵商法どころかもっとひどい活動をしている人も多数います。ただ、本当のプロをしらない呉服関係者が多すぎると思うのです。

ずっと衰退していって、市場が均衡するまで我慢していくのか。それとも、業界の本質的な構造改革を進めていくのか。どちらにしても、一次的な市場の縮小は避けられない。ただ、膿を出して、持続可能なビジネスにすることになるか。血を流し続けるか、は大きく違うと思います。
あなたが、業界から撤退するのもあり、そうでなくてなんとかしたいと思うのもよいでしょう。ほとんどの国民にとっては、伝統産業として細々とつづいているだけの存在にしか見えていないのです。

-------------以下は、ちょっと脱線します----------------

まぁ、本質的な問題以前に、すぐにでもできる業界アピールもあるとは思います。呉服業界の従業員は、実は男性が多い。彼らは、きものや作務衣では仕事ができない、なんて言っています。中には、呉服は晴れ着であって、仕事着ではない、ともおっしゃる。
今、もっとも産地も含めて縮小しているのは、男物の着物です。どうせなら、自分たちで、男物を着て仕事をして、存在をアピールしませんか?呉服屋がきもので仕事して何が悪い、こんないいこともあるぞ、なんて男気を出して欲しい気がします。
この産業、産地の職人さん、作家さん以外は、ほとんどは頭を使う仕事をしているのですから。(時に、出荷、荷受、値付け、店頭の作り替えなど肉体労働もありますが、訪問営業、店頭営業など、本質は頭脳労働が多いでしょう)
頭を使うのに、服装は快適であれば、そんなには関係ない。そうはいっても、どれだけベテランになっても、上記作業ばかりしたがる人もいないわけではないですけれどね。

現場がマインドを変えなければ、人の気持ちは変えられない。そう思います。
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たけうち倒産

2006年09月02日 | 和の話(呉服業界など)
多くの人がblogに書いているし、2chなどで騒ぎになっているが、先日の愛染蔵についで、呉服小売最大手のたけうちグループが破綻した。このBlogでも紹介したことのある、でぃあじゃぱん、などもその会社のひとつ。
あまりよくない噂は聞いていた。その噂をふっしょくするがごとく、店頭販売中心で、囲い込みをしない販売店として、でぃあじゃぱん、など展開していったのではなかったのか?それ以上に、催事販売の規模が大きかったのだろう。

今回の影響だが、まず問屋業界はたいへんだ。あと、現金買いをした消費者は、商品などが届くのはだいぶ先になるか、もしくは戻ってこないか。ローン業界も、関係したところは、今、仕掛中のものはどうなるかな?仕立てしてる人は?たけうちむけの商品をつくっていた人は?
相当影響ありそうです。
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最近、このカテゴリ放置してきたので

2006年07月12日 | 和の話(呉服業界など)
呉服関係の話し、といっても生産者の話なんですが、絹扇(きぬおうぎ)を読みました。富山の話なんですが、バッタン機から、機械織、そして電動へという、技術革新の中、ある女性がどう生きてきたのか、というストーリー。きものに興味がある人なら、苦なく読めるのかな?と思いました。
市亀の事を書いた「むろまち」という小説も、それはそれで面白かったのですが、絹扇の方が、商売だけではない、いろんな人生のイベントでの主人公の動きなど、小説としてはより完成度が高いのかな、と思ったものです。
数日かけて、ちょっとずつ読んでいったのですが、この本、一気に読むのは重たいかもしれませんね。ただ、先が知りたくて読んでしまう、そんな司馬遼太郎著作のような読後感がありました。たまには、違う世界の違い著者の本も読んでみてはいかがでしょう?

絹扇

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こういう本が大好きです。どうしてそうなるの?と問う

2006年04月03日 | 和の話(呉服業界など)
Amazonでは、かなり厳しいレビューが多いです。でも、こういう本好きですね、私は。世の中のいろいろな問題について、こうやって考えられるのではないか?という風に読めば、それほど完成度をも止めることもないのでは?と思うのです。質問が間違えていれば、そこからは答はでてこない。
これとあわせて、「ドラゴン桜」を読み始めましたが、なんか繋がっているような気がしてなりません。目指すべき姿が見えているか見えていないか、というところが大きく違うとは言え、問題をきちんと設定すること(また理解すること)は、正しく答えることの第一歩と思うからです。
統計関係の本で、「社会調査のウソ」という本もあり、問い自体がもつ問題については、こちらに詳しく書かれていますので、あわせて読まれるとよいでしょう。

愚問の骨頂

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呉服業界ニュース 愛染蔵破産

2006年03月19日 | 和の話(呉服業界など)
いつも当ブログをご覧いただき有り難うございます。最近、呉服関係の記事へのアクセスが多いことがわかりました。コメントなどございましたら、ぜひ、お願いいたします。
さて、今回のお話は、愛染蔵破産について。呉服関係者にとっては、どう映ったのでしょうか?この話。四国で住んでいたとき、愛染蔵のCMを見たことがよくあったのですが、いったいなんの会社か分からなかったのですね。それが大阪でもかなり大きな呉服屋さんだ、ということを知ったのはここ数年の話。
大きいから安全だ、CMをやっているから安心できる、そういうことは決してないんだなぁ、と思いました。それにしても、指摘されているようなダークな一面。もっとも、そうしたことは有名企業でなくても、少なからずあるのだと思います。泣き寝入りですね。パソコンのソフトにしてもそう。インストールしても、なんだか不具合が多いとか。。サポート連絡しても、当然、お金は帰ってこない。
なんか、そうした商売が多いのはどうかな?と思います。真っ当な商売を皆してほしい。真っ当で、そして破産しないような商売ですね。

http://www.tokyo-keizai.co.jp/tosan/25.html
(株)愛染蔵(アゼクラ)~破産手続開始申請

業  種  呉服小売業
所 在 地  大阪市中央区難波2丁目3番9号
登 記 上  大阪府岸和田市宮本町2-29
設  立  昭和48年7月
従 業 員  550名
代 表 者  植田 健仁、他1名
資 本 金  9,000万円
年  商  (17/5)180億円
負債総額  75億円内外

弊社特別情報No.11479(H18.1.27), No.11443(H18.1.12), No.11058(H17.6.16)他で既報の当社は、次回決済資金の目処が立たなくなったことから、平成18年3月16日付で事業を停止し、大阪地裁へ破産手続開始を申請、同日、同地裁より破産手続開始決定を受けた。
 申請代理人は、弁護士法人淀屋橋・山上合同の軸丸 欣哉弁護士(住所:大阪市中央区北浜3丁目6番13号 日土地淀屋橋ビル6階、電話06-6202-3355)。
 当社は昭和20年に個人創業、上記年月に法人化された呉服小売大手。独特なCM「♪京都嵯峨野に降る雪は・・・アゼ~クラ~♪」で、より知名度を築き「展示会商法」を確立、グループ会社としても(株)愛染蔵ことぶき屋、(株)CS愛NETサービス、(株)ツーリスト愛、(株)夢工房愛CESS、(株)NEXT愛、(株)愛ランドJC等を有するなど、呉服小売にとどまらず、多角経営を行ってきた。
 業容のほうも、独特な営業手法と展示会等の積極的開催により、リピーターを獲得、毎期高額所得法人名簿に名を連ねるなど高収益との評が大勢であるが、その反面で、過剰な接客や勧誘による顧客とのトラブルを抱えるなど、ダークな一面も絶えず、平成13年4月には、本社近隣道路への営業車輌不正駐車(車庫法違反)により、大阪府警の家宅捜索を受けていた。
 また、昨年11月には個人顧客からの2200万円の損害賠償請求や信販会社(株)ジャックスより違約金請求、取引先である富士(株)より売買代金支払請求訴訟を提起され、消費者センターへの顧客の苦情駆け込み件数は、数十件にのぼるなど、華やかな表とは裏腹に信用面は低下が続き、これまでのグループでの積極的投資による借入負担も重荷で、資金繰りは多忙化、先行き資金面での見通しがたたなくなり、今回の事態となった。

展示会商法が問題化、「愛染蔵」破産手続き申し立て
 積極的なテレビCMなどで関西を中心に知名度を上げている呉服販売「愛染蔵(あぜくら)」(大阪市)は16日、破産手続きの開始を大阪地裁に申し立てた。
 同社によると、グループ会社7社を含めた負債総額は約148億円にのぼる。同社を巡っては、展示会の来場者を商品購入まで帰さない「展示会商法」が問題化。購入者が損害賠償訴訟を起こしたり、消費者センターに相談が相次いだりしており、取引先の信用が低下していたという。
 民間信用調査機関の東京商工リサーチによると、愛染蔵は1973年の設立で、資本金は9000万円。
 同社による展示会での強引な勧誘による契約について「解約したい」との相談が、2000年度以降だけでも大阪市消費者センターに計339件寄せられている。

[ 03月16日 23時08分  ]
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きものの販売 最近思うこと

2005年12月05日 | 和の話(呉服業界など)
店頭回帰というが、どれほど店頭に力を入れている企業があるか?というと結構怪しいな、と思う。店頭でのディスプレイさえやればいい、と思っている企業までもがあるような感を受ける。店頭とは、催事ではない、店先でそしてお客様の自宅を訪問して、販売することを指しているのだと考えるが、どうだろうか?
いくら目先を変えても、販売のスタイルが催事型から脱却しきれていないと、店頭回帰は続かないと私は考えている。既存の顧客は別として、店頭で獲得した顧客にたいして、既存の催事への導入をしていく、というスタイルがどれほど効果があるのか?ということだ。店頭でとった名簿に対して招客をかける。これを名簿を消化するとかいう人もいるようだが、たぶん、その人にはお客さん一人一人の顔が一切見えていないのだろう。(中には、見えた上で、催事でよりよい商品を選んでもらいたいから呼んでいるという人もいるでしょうが)
どんな商売でもそうだが、顧客に喜んでもらって初めてリピートに繋がるものだ。インフラ産業を除き、スイッチが可能な業界(呉服なんてスイッチし放題だ)では、価格を見比べることも可能だし、同等品を別のお店で購入することも可能。それを、他のお店と変わらないような催事に連れていって、さぁ買ってください、ではどうにもならんと思うのだが。。それが分からない販売店の人は多い。
呉服って、一品単価が高いものであるのに、サービス精神が低いなぁ、と思う。それは以前書いた、お店や催事会場での鏡の状態一つとっても分かる。なぜ、別の人や販売員の指紋がベタベタついた鏡の前で、着姿を見なければならないのか?それが分からない。売り手にとっては、何百、何千回のうちの一回かもしれないが、お客にとっては限られた体験の一つなのに。
呉服店にとっては、10万円の小紋(仕立て上がり)は、ほとんどもうけにならない、と考えてしまうことでしょう。だからといって、お客様を軽く扱ってはいけないですよね。また、そのお客様に、すぐに100万円のきものの催事を薦めても行けない。あくまで見に来てね、であり、楽しんでもらうならいいですが・・・。売ろうとしてはいけない。だって、そのお客様の経済状況とかわからないじゃないですか?たぶん、なんでもLOANで、というのが誤りなんだと思います。
ローンから脱して、販売をすることができれば。。。それが、お客様を知ることにも繋がり、また無理な販売をしなくなる。ローンを手軽な回収手段と考えるのか、それともリスクヘッジはもちろんしながら、お客様とのコミュニケーションを取るために、しっかりと分割払いを自分で受けるのか。そんなことも考えないといけないでしょうね。

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ある呉服問屋の社長と

2005年09月29日 | 和の話(呉服業界など)
食事をしてきました。お酒はあまり飲まれない方ですが、二軒のお店でおしゃべりいたしました。今回は、ある呉服店の社長さんの紹介をうけて、(と言うより、その社長にお願いして)、初めてこの問屋の社長にお目にかかった次第。
お忙しい方なんだと思いますが、都合5時間近く、業界談義、経営談義をしてきました。それこそ、長時間です。まぁ、こんなにお時間をわけてくださったな、と本当に感謝しております。
議題は、収益の源泉は何か?一人一人の営業力を上げるには?古い業界とは言えど、女性の進出が遅れている、その対策は?などなど。まぁ、当たり障りのない話しが多かったとは思います。(ま、言えない話もいっぱいしましたけれどね)
具体的な次へのアクションとしては、これまで呉服に興味はないわけではないが、どうしていいか解らなかった層へのアプローチの仕方について、互いに情報交換しながら、次なる一手を打っていくこと。
業界内の考えだけでは、どうにもならないところにきており、体力のある会社が、一歩先にむけて動き出さなければならないね、というところですね。
業界の、川下~川上については、まだまだやれることはあるのかな?ということも議論。率直な話をお聞きできたとも思っています。近く、考えを掲載しますね。
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呉服と高級乗用車・・・売り方って共通項があるのでは?

2005年07月23日 | 和の話(呉服業界など)
自動車販売業界からスーパーへ、あの巨艦ダイエーを復活させられるのかどうか?みんなそっちばかりに目が言ってしまうことと思います。この本では、スーパーのことはほんの少し触れられているだけで、どちらかというと、高額品である自動車の販売を、著者がどう考え、どう変えてきたか?が主題となっています。
呉服業界にどっぷりつかっている人に、こういうことを言ってもなかなか通じないのですが、顧客との信頼関係で、高額品が売れていく様、結構共通することってあるのではないか?と思います。車が、多くの場合家族の物であるのに対して、きものは、たいていご婦人だけのものとされてきました。そしていまでも催事は女性だけのためのような物。ご夫婦一緒にきものを選ぶような催事、どこの問屋も企画しませんよね。そして呉服店もやらない。
店頭強化といいながら、VMDばかりに目を奪われて、本質的なお客様のニーズをとらえきれていないと思います。そこで、今話題のレクサスのショールーム、のぞいてみませんか?もしくは、ホンダの新神奈川のお店でもいいでしょう。きっと、セールスという世界について、新しい発見があるはずです。マンネリ化した催事でなく、継続したきちんとしたサービス。大事だと思うのですよね。

失礼ながら、その売り方ではモノは売れません

亜紀書房

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今年の浴衣は・・・?

2005年06月20日 | 和の話(呉服業界など)
ちらちらと情報を聞く。今年は、浴衣商戦の立ち上がりが悪いそうだ。それもそうかもしれない。ここ数年、浴衣ブームでかなりの人が浴衣を買ったはず。毎年新しい浴衣をみんなが買うかというとそうではないだろう。
浴衣にも高級浴衣、廉価浴衣とあるが、今年はどちらが特に在庫調整が必要なのか?高級浴衣の場合、在庫は国内でさばくしかないが、廉価浴衣の場合はOEMで作っていたりする。そして、以外と海外で売ったりもできるかもしれない。
呉服、というとどうしても国内市場ばかり見てしまうが、以外とハワイやブラジルには、日系人向けの呉服屋があるのだという。また、日本でもエスニック系の服を着る人がいるようで、そういう服の店も、ある種のニッチではあるが存在している。
では、呉服、浴衣も、海外で販売できるのでは?と思うのだが、大手メーカーはやろうとしないわけだ( ̄ー ̄;
僕なら、やってみようと思うのだけれどね。。。さすがに、今の仕事を放り出していくわけには行かないわけで・・・
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きものブティックMAXの広告@梅田

2005年04月11日 | 和の話(呉服業界など)
最近、和の話を投稿していないためか、アクセスが激減しております。小難しい話とかばかり書いてきたのもあり、ちょっと写真付きの情報を載せていこうと思っています。きもの関係として、梅田で発見した広告。優秀賞を取ったとか書いてありました。どんなお店かと思ったら、なんと楽天に出店しているお店でした。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/kimono-max/
お店は、リサイクルきものブティックMAXというところです。なかなかお安いですね。こういうお店の路面店に一度行ってみたいですね。

さて、今週から、大阪の阿倍野近鉄で、和印マーケットが開催されます。14日から20日まで。こちらには29のショップが集うとのことです。相当な混雑が予想されますが、和の関係者の人は、一度は行ってみた方がいいと思いますよ。
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