企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

チャイコフスキーの「ポーランド」なかなか良い曲じゃないですか!

2007年09月26日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
なにがきっかけだったのかは分からないのですが、チャイコフスキーの交響曲第3番「ポーランド」を聴くようになりました。コバケンのアダージェットというコンサートで、この曲の第三楽章が出てきたのは覚えていたけれど、さして印象に残ったわけではなかったのです。
なのに、iPodで聴いてからでしょうかね?なんかいくつか演奏を聴き比べようと思ったようで、手元にあった全集系のCD達を聴いてみたりしていて、「おぉ、なかなかいけるやんか」と思い、いくつか買い求めたりもしました。
この曲、6曲の交響曲の中では(最近は7番も演奏されるようですが)、もっとも演奏頻度が少ない曲なんだそうですね。ウェブで調べてみても、この曲を聴き比べるという情報は皆無でした。というか曲目の解説ですら、限られた数しかないのです。
もっとも、ここで曲目の解説をするほどには、音楽には長けていないので、聴いたディスクの印象だけを紹介しようと思います。
○スヴェトラーノフ ロシア国立交響楽団 1993年。この演奏とにかく重量級。1.14:38、2.7:52、3.11:56、4.6:04、5.12:13。というスピード。これがどういう時間かというと、演奏時間全体で50分を越えているのが、かなり遅いと思われます。だいたい40分少々くらいで演奏しているのが多いのですね。
なお、特に重量感を感じるのが5楽章です。ポロネーズ風の3拍子のロンド。早い演奏では7分台のものもある(ムーティ、Saccani等)のに、12分超。もう別の曲になっています。全体に遅めなこともあり、フレーズフレーズをしっかり聴くことができますね。
○サッカーニ ブダペスト・フィルハーモニー 2006年。こちらは速めの演奏。かといって軽くなく、リズム感はすばらしい。1.13:26、2.6:30、3.9:13、4.5:40、5.7:48。なお5楽章は聴いた中では最速。カノン風のところなんかは、聴いていて爽快感があります。演奏後の拍手は、徐々に拍子があっていって、聴衆の満足が感じられます。
○バティス メキシコ 州立交響楽団。バティスって爆演かな、と思って聴くと意外とそうではない、と最初は感じました。タイムは1.12:36、2.5:45、3.8:38、4.5:40、5.9:14。本当のところはいや、実はかなり緩急をつけた爆演でしたね、やっぱり。聴かせるところは聴かせる♪というのがよい。オケが未熟だ、とか言う人はいるかもしれませんが、楽しいです。しかしロシアの曲を、メキシコが・・と思うと不思議ですね。最後の最後は、大爆発ですから、聞き逃しなく
このほか、アバド、スヴェトラのBBC、マリナー、マゼール、カラヤン、ラザレフ、フェドセーエフ、マルケヴィッチ、というところを所持。じっくり聴いてまたアップします。他にも、アツモン、ドラティ、リットン、アブラヴァネルあたりがあるようですね。
それにしても、バーンスタインやムラヴィンスキーといった指揮者の演奏がないのはなんででしょうね?すっごい聴いてみたいです。
 

チャイコフスキー : 交響曲第3番「ポーランド」&スラヴ行進曲
スヴェトラーノフ(エフゲニ),ロシア国立交響楽団,チャイコフスキー
ポニーキャニオン

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お勧めしてよいかどうか・・iPod 160GBモデル

2007年09月25日 | 過去の不満たらたら記事
iPod 80GB、5.5GモデルのHDDがほぼ一杯になっていたところへ、第六世代iPodの160GBモデルがリリースされたので、迷いながらも入手してしまった。やはり、HDDの大きさが魅力だった。実は、先日、実機を見に行ったときは、在庫切れで入手できなかったのだけれど、たまたま別の用事で家電量販店に行ったときに、在庫があったのだった。
さて、その160GBモデルなんだが、なんだかパッとしない。正直使い勝手は、前のバージョンの方がよかったなぁ、なんて思っている。少しずつでも解決していってくれるといいのだけれど。。以下、その課題について。
○ メニューで画面右側半分に現れるいろんな絵、不要かなぁと思う。まぁこれは動作にはさほど影響はないので、そんなには急がない
○ アルバム一覧の画面が、二行表示になったので、一度に見られるアルバム数が減ってしまった気がする。加えて、アルバムのアート部分(わたしは使っていない)が左側に表示されるため、アルバムの名前の表示がさらに減ってしまっている。醜くなった
○ 曲を聞いているときに、画面が時計に変わってしまった。わたしはクラシック中心に聴いていて、いま何分何秒か?ということを気にしたりするが、ぱっと見で時間が見れなくなったのが困っている。今の時刻なんてどうでもよくて、曲のプレイタイムの方が知りたいのだけれどね
○ iTunesの動作がもたつくようになった。たびたび、パソコンを連れて動作が遅くなる。他の動作まで遅くなるのでたまったもんじゃない。
○ iTunes上で、ミュージックを表示する画面があるが、この名前、時間、アルバムなどの表示コラムのサイズを変更できなくなってしまった。ライブラリの方は列の幅を変更できるのに、デバイスの方では変更できない。アルバム名など、ぱっと見たいのにそれができないのは不便

正直、5.5世代のiPodとiTunesの動作のままで、160GBに容量をアップしてもらいたかった、と思うほど、微妙な仕上がりとなっている。ただ、価格は据え置きで容量が倍というのは、魅力。
上記の不具合?というかマイナーチェンジ?について気にならない人にとっては、とても快適なiPodライフがおくれることと思う。少なくとも、わたしもちょっと面倒やなぁ、とは思うものの、外で聴いている分にはそんなには困ってはいない。

あ、ただ、プリインストールのゲームの、Music Quizは、ちょっと困ったなぁ。クラシック系で、演奏の年を、そのアルバムの年として入れているんだけれど、年だけを答えなければならないクイズは正直こまってしまう。また、曲名当てクイズも悩ましい。
同じ曲の別の演奏をたっくさん入れており、それらを識別するのは、この短時間では難しい場合が多い。ま、余興だと思っているのでいいけれどね。
ただ、突然、わけの分からんクイズが出てくるのは興ざめ。アメリカのポップス系歌手なんてわからんって(泣)



Apple iPod classic 160GB ブラック MB150J/A

アップルコンピュータ

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できるボス! あなたは当てはまりますか?

2007年09月24日 | 本の紹介(ビジネス)
社長秘書という、ほとんどの人にとってはあまり接触することのない人が書いたとされる、できるボスについてのお話。内容は、できるボスの条件というよりは、できるボスだった、彼女のボスはこんな人だったよ、というお話です。
実話?かどうかは、わかりませんが、そういうことってあるだろうなぁ、と思えるような内容。すべてが実話とは思わないものの、よくにた話はあちこちであるんだろうって思うほど、リアルに書かれています。こういうのを、うまーくドラマ化とかしてもらいたいですね。
しかしここで出てくるボス、本当によい社長っぽくて、読んでいて「いいなぁ」と思ってしまいました。社長という仕事は、相当たいへんなんだそうで、いろんな責任が、他の役員とは全然違うとのこと。そういうボスがどんな動きをしているのか、かいま見ることができます。
ある種のエンターテインメント本としても読めるような仕上がりであり、加えて、このボスの人格であり、また決断力でありを、読むことも勉強になる。久々の、ヒット作!(わたしにとってですが)です。読み終えて、知り合いの社長に渡してしまいました♪
さすがに自分の会社の社長には渡せないけれど(汗)
だまされたと思っていただいてもいいですが、この本は本気でおすすめします。著者が自分の話を誉めたのではなくて、ボスの話を誉めている。なんかこういうたぐいの本ってあまりなかったなぁ、というのも新鮮ですしね。

現役社長秘書が語る できるボスの条件
京野 友香
ダイヤモンド社

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ガイアの夜明けを珍しく視聴・・スーパーの話

2007年09月19日 | 企業の一般的な話
あまり家でテレビを見ることはないのだが、たまたま知り合いより知らせがあってガイアの夜明けを見ることになった。途中の役所さんは、ちょっと「邪魔」なんて思ったりもしたが、なかなかよくまとまった話だったと思う。
サンシャイン、オギノ、OKという、確かに最近も話題の企業ばかりを取り上げている。スーパーの再生にかかわったことがある(現在もですが)立場としては、見習いたいことが多数ある会社と言える。この他にも、ヤオコー、ベイシアなんかは学ぶところが多い。
サンシャインの試食、ライヴ販売、OK(ヤオコーも然り)の正直さ、オギノのデータ活用、それぞれ研究したし、やるべきと進言してきたことではあるが、試食販売だけがやっと取り入れられた程度で、一社については途中で担当を外れてしまったのがなんとも残念でならない。
読者の中には、その会社の人もいると思うので、ぜひ、プロジェクトで一緒に見いだしてきたことを忘れずに、実現に向けて頑張っていただきたいと思う。基本の徹底、5S、見える化、そして上記のいろいろな企業での革新的(業界の外からみれば当たり前)な活動を、一つずつでよいので実現していって欲しい。
番組でも誰かが言っていた、スーパーの従業員だからって、子供が恥ずかしがるようなことにはしたくない。誇りをもって仕事ができる、そんな環境作りと結果を出していってもらいたいと思う。
今後、自身はどんな会社のお仕事を担当させていただくことになるのか。。。また、これからどんなことが起こるか分からないけれど、本当によい経験をさせていただいたと思っている。
今回の、中途での件は、いろいろ思うところもあるけれど、必ず、志をうけついで頑張ってくれる人がいると信じている。(なんだか、独白記になってしまった)
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東京メトロのキャンペーンの意味がやっとわかった(笑)

2007年09月17日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
3丁目の夕日を、勝手に思いながら購入してきたこの映画。実はかなり切ないストーリーだったんですね。涙腺が緩くなりました。タイムスリップものだからSF系なんだろうけれど、そういうのってあり?って感じはありました。そうは言っても、なんだか、ほろり、と来る。
主人公の記憶も、時とともに変わっていっているようにも感じられるのですが、これってタイムスリップしたことは忘れてはいない(とういか、タイムスリップすら主人公の妄想かもしれない)ようにも感じられる。
歴史って、記録と記憶に残っていくのだろうけれど、それらも後にどう解釈されるかでかわってくるんだなぁ、とも思いました。結局、記憶に残って語り継がれることがなければ、何もなかったのと同じことになりますよ、なんてメッセージを勝手に感じてしまったのだけれど。
あと、人間って、自分の人生を主観でしか見ていないけれど、自分の人生がいろんなイベントとその記憶の塊であるように、別の人の人生も、同様なものであるんだ、ということを改めて感じた次第。
もうちょっと、客観視できるようにならなければなぁ、と。。生活を振り返ってみる、という意味ではとってもいい経験になったと思います。


地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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日本沈没っぽいようなお話

2007年09月16日 | 本の紹介(ビジネス)
邪馬台国の話で、それなりに有名な小説家である鯨氏。近鉄の駅で置いてあったので、手持ちの本はあるものの、買ってしまった。いや、まるで読みやすい日本沈没のような感じの本で、楽しめてしまった。名古屋から東京への新幹線の中でちょうど読み終えたのだが、一気に読み終えてしまったのだった。
歴史系ミステリーの人だと思っていたのだけれど、しっかり現代のエンターテインメント小説なんかも書いておいでだったんですね。いや、映画版の日本沈没のような、というかあの映像を思い出すような感じで、どんどん話が進んでいきます。
ただ、映画化するにはあまりにそのまんまの話になってしまいそうで(笑)それくらいビジュアルにうかんでくるようなお話でした。
いつかは噴火する、とか、いつかは関東に大きな地震が来る、と言われていますが、それがいつかは誰も分からない。明日かもしれないし、5年後かもしれない。ひょっとしたら、大分先の話なのかもしれないです。
こういう災害ものは、たまには、危機感をもつために読んでみるのがよいのではないかなぁ、とは思います。ノストラダムスみたいな話と違って、現実性が高そうな気がするのは、気のせいでしょうか?

富士山大噴火 (講談社文庫)
鯨 統一郎
講談社

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時間だけの問題ではないと思いますが・・・

2007年09月14日 | 企業の一般的な話
学習時間、本当に重要なんだろうか?短い記事ながら、すこし疑問を持ってしまいました。たぶん、自宅での学習の時間を指しているのでしょう。学習とは、学び、習うこと、字面から見ればそういうことに思えます。
学習時間が長ければ、成績が高くなるのかどうか?ここでは、小学五年生の話が書かれています。その頃の子供の時分で、どういう成績を比較したのかはわからないのですが、普通の学校教育内容程度の話だとすると、家庭学習の時間とその成績というのはあまり関係がないのかなぁ、と思ってしまいます。
このお話、二つの視点で気になることがあります。1つめは、日ごろの学習時間が長いほど、多分、自らが所属する学年よりも先の勉強をしているだろうこと。だから、自らの学年のレベルの成績であれば上位になるということではないか?言い換えれば、知識量の差を比べているということに過ぎないのではないか、ということ。知識量を比べて、であれば、そりゃ時間が長いほうが有利だろうなぁと。
もう1つは、そもそも時間だけが重要なファクターかどうか。単に時間が長いだけでは、必ずしも効率の良し悪しを反映しないのではないか?ということです。

前者と後者の指摘は、実は、前提が一貫していないのですけれどね。もっとも時間以外の方法で、成果をどう測るのか?と言われれば、あまりよい方法を思いつかないのではありますが。

この学者先生の論評には、興味深いものもありました。子供の学力と所得との関係だそうです。下のほうに、大学のリリース全文を引用しますが、その関係だけをもって見るべきかなぁ、と思ってしまいました。所得よりも資産の方が重要かも、とかも思いますが、もっと別の仮説を持っているからです。
私の仮説は、親が家でよく本を読む家庭ほど、子供の学力が高いというものです。所得が高いもしくは、資産がある家ほど、親って家でも本をよんでいそうに思います。子供は、親の姿を見て育つ、と思いますし、大人になっても本を読んでいる!という姿を見れば、子供も学習に向かうのではないか?と思うのですが。。


日本の子、学習時間2極化に 「勉強役立つ」意識薄く(共同通信) - goo ニュース

東京の小学5年生は欧米や東アジアの子どもに比べ、学習時間の長い子と短い子に2極化していることが14日、ベネッセコーポレーション(岡山市)の調査で明らかになった。「勉強が役に立つ」と考えている子の割合も他国に比べて低かった。調査を担当した耳塚寛明お茶の水女子大教授は「東京は競争する者と、しない者が分化しているのではないか。成績上位層は勉強時間も増えている」と分析。


あと、お茶の水女子大学のウェブに記載されていたものが以下。。
http://www.ocha.ac.jp/topics/h181106.html



耳塚寛明教授の研究調査結果、NHKテレビニュースで紹介
(子どもの学力と家庭所得の相関性)

 10月7日土曜日の午後7時のNHKニュースで、本学文教育学部の耳塚寛明教授の研究調査結果が紹介されました。
 耳塚教授の研究調査は、子どもの学力と家庭所得の相関性の有無を、首都圏にある人口およそ25万人の市に住む小学6年生およそ1200人と、その保護者を対象におこなったものです。算数の学力テストの結果については、保護者の年収が高くなるにつれて点数が高くなるという結果が、また家庭での子どもの学習時間については、保護者の年収が高くなるほど学習時間が長くなるという結果が出ました(下記参照)。
 子どもの学力と家庭環境の関連をめぐっては、従来より保護者の学歴については調査がなされてきましたが、所得との関連性を幅広く調査したのはこれが初めてです。耳塚教授は「漠然と指摘されてはいたが、データのうえでも、家庭の経済力による学力の格差が表れた。格差を埋めるために学校で十分な指導がなされるように、財政的支援が必要である」と、番組のなかで提言されています。
 なおこれは、お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「誕生から死までの人間発達科学」(拠点リーダー: 内田伸子教授)の一環として実施された JELS 2003 (Japan Education Longitudinal Study 2003)の調査結果であり、調査の実施に当たっては、本学大学院人間文化研究科の博士後期課程に在籍するリサーチ・アシスタントが協力しています。耳塚教授は本研究調査の結果を、9月末の日本教育社会学会でも報告されました。

 また耳塚教授は、現在大きな問題となっている高等学校の「必修科目はずし」について、朝日新聞や読売新聞(同紙とも10月26日朝刊)などで、受験特化の指導が背景にあることを指摘し、バランスを欠いた学力しか身につけていない生徒が増えることに憂慮の念を表明されています。

NHKニュースで報道された調査結果
(1)算数の学力テスト(100点満点)の結果と保護者の年収
年収500万円未満の家庭の子どもの平均点: 42点
年収500万円~700万円未満では: 43点
年収700万円~1000万円未満では: 54点
年収1000万円以上では: 66点

(2)家庭での学習時間と保護者の年収
年収500万円未満の家庭の子どもの学習時間
30分以内: 67%
1時間~1時間半: 23%
2時間以上: 10%
年収1000万円以上の家庭の子どもの学習時間
30分以内: 24%
1時間~1時間半: 39%
2時間以上: 37%
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砂糖と油脂を極力減らす・・出張が多いと出費が嵩みそう

2007年09月11日 | 企業の一般的な話
出張生活が多い私にとっては、この本に書いてあることは耳が痛い。なにせ、外食ばかりになってしまうからだ。毎日、信頼の置ける定食屋を探すなんて時間的余裕はあまりないから、外で食べるときは、うどんかそば、になってしまわざるを得ない。それほどに、確かに思い起こしてみて油脂や砂糖をしらずしらずのうちに摂取しているなぁ、と感じてしまった。
論拠があまり示されないものの、多分、「砂糖」「油脂」の摂りすぎは間違いではないだろうし、その害悪も指摘の大部分が正しそうに思ってしまいました。著者は「素食のすすめ」なる論を展開している人であり、この本も、同様の論を展開しているわけですが、一度、試してみてもよいかなぁ、とは思ってしまっています。
ずいぶん前、通風の発作が出たときに、そういえば、油脂を極端に減らした食事を約1ヶ月ほど続けました。その期間に、一気に贅肉が落ち、やせたのを思い出しました。今は、自然と脂分をとるような生活になってしまったのかもしれません。
もっとも、そういう食事をすることがストレスになってしまっては、別の病気を引き起こしかねないので注意は必要ですけれどね。

美味しい食事の罠―砂糖漬け、油脂まみれにされた日本人 (宝島社新書 246)
幕内 秀夫
宝島社

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クイジング手法♪ それってありですね

2007年09月10日 | 本の紹介(ビジネス)
クイズを使って、自ら興味を持って勉強してもらえるようにしましょう!というお話です。企業が広告を出す時、どうすれば顧客が自ら「もっと知りたい」と思ってくれるのか。そのひとつの考え方のもとに、クイズとAIDMAを核として答えた内容ですね。
AIDMA自体は、いろんな人がもう古い!と言って別のフレームワークを提示していますけれど・・。だから、マーケティングという視点では、必ずしも最適ではないかもしれません。
ただ、興味を持たせるということについては、明らかに相手が見えている環境などでは、まだまだ有効なフレームワークかもしれないな、とは思っています。で、そのための手法として、クイズを使いましょう!というのは、ひとつのひらめきであり価値があるように感じます。
企業のキャンペーンで、クイズを答えさせるものがありますが、そうしたものの多くは捻っていなくて、あまり価値がない!と筆者は断言しています。たとえば、△△という商品は、おかげさまで○○周年!、という文章で○○を答えさせるとか。すぐ横にヒントがあって、それを書けばよいだけ。それじゃ、お客の頭に残らない!というもの。
クイズを使ったテクニックは、本書を読んでもらいたいと思うので、最小限の披露にとどめたいと思います。ただ、ひとつくらいはいいかな?
「富士山」を答えにするクイズを作りましょう!というもの。小学生なら、日本で一番高い山は、というクイズを作るだろう。でも、いろんなことを知っている大人なら、それじゃ味気ない。
ほぼ100%の人が正解する問題で「富士山」を答えさせること。また、ほとんどの人が間違える問題で「富士山」を答えさせること。これらは、まぁ、やる気になれば可能だろう。じゃぁ、正答率が20%、40%、というのを想定して(もちろん、回答者のタイプを限定しないと意味がないが)作らせるとどうなるか!
なんかとっても勉強になりそうな気がする。

なお、本書では、上記のテクニック以外の、ちょっとマーケティングをかじったひとにとっては当たり前のような話もたくさんはいっているので、テクニックだけならば全体の2~3割ってところです。でも、それだけの価値はありますよ。

顧客と語らえ! クイジング入門
弘中 勝
現代書林

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この本を読んで、競馬を見たくなりました

2007年09月10日 | 企業の一般的な話
岡部幸雄、もう引退したものの、武豊と並ぶ中央競馬界を引っ張ってきたジョッキー(騎手)の一人。新書という形ではありますが、馬とのこと、レースについてのことなどを結構語っている本だと思いました。
競馬を多少した(観戦、投票)ことがある人ならば、彼の名前を知らない人は、よほど最近始めた人くらいではないでしょうか。それほどまでに、大物です。別のスポーツで言えば、イチロー、ナカタ、やわらちゃん、と並ぶといってよいのではないかと思います。
本書では、馬の話も多いので、一部の人は抵抗があるかもしれませんが、プロならではの見識を読み取ることができます。どんな世界にせよ、第一人者が語る内容には、参考になることが少なくないのではないでしょうか?
本書で、もっとも印象に残ったのは、「成功、失敗について、過去の情報にとらわれると判断を間違ってしまうことがある」との指摘です。競馬で、過去のレースを知っているが故に、ある戦法をとらなかった、ということがあるんだそう。けれど、過去を知らない外国人騎手が、乗った感触(多分、馬と話をしているのでしょう)で、誰もがタブーとしてきた戦法をとって、勝ってしまう。
先入観にとらわれないことが、こうしたプロにおいても重要と再認識される!というのが、驚きでした。ほかにも、いろんなエピソード満載です。
ぜひ、競馬ファンはもちろん、そうでない人も、立ち読みでもしてみてください。語り口もやさしくて、読み進められるものと思います。
勝負勘 (角川oneテーマ21)
岡部 幸雄
角川書店

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パワーダウン

2007年09月09日 | 過去の不満たらたら記事
一泊二日の関西出張を繰り返してしまうと、こんなにも疲れるものなのか?と思ってしまった。9日間で4往復、4泊してみたり。また、おなじく9日で4往復、3泊してみたり。これを、継続していると、どんどん体力が落ちていきます。
加えて、その一部では、夕刻6時くらいからの会議が10時くらいまであるので、夕食もとらない。やせたとは言われないけれど、色が白くなった!なんて指摘されております。
仕事でしなければならないことも多数あり、新幹線の中の読書タイムは、仕事タイムになっていますし、当然ホテルでも深夜まで仕事しておりますから、睡眠時間も減ってきています。
そんな中、会社は出勤簿だなんだ、って言ってきていますが、もう無茶。大阪の仕事が一段落したはずなのに、逆に、むちゃくちゃハードになっているのはなぜ?
また、自宅でもいろいろ課題を抱えていて、精神崩壊寸前かも。結果に対する執着心で、がんばれているだけなんじゃないか?なんて思えてきました。
無理は禁物、それはわかるんだけれど。。体壊すまでGOしてしまいそう。こういう精神状態、決して命令されるままに動いているわけではないので、なんとも変な気分です。どうしたものやら。
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上勝の再生の話。ほんまにがんばっとんなぁ♪

2007年09月03日 | 本の紹介(ビジネス)
日本で一番糖尿病の患者の比率が高い県にありながら、特に女性については糖尿病が全国平均よりも少ないという、驚異の町、上勝町。おばあちゃん達が「葉っぱ」を栽培して売っている話は、かなり人に知れるようになっているので、ご存知の方は相当多いと思います。
この仕掛け人というべきか、上勝を再生するきっかけとなった著者が、これまでについてをまとめた本。えぇ話やなぁと思いながら読みました。会話の中に、古き時代の阿波弁がでてくるのが、なんともうれしいですね。
徳島の山奥で、あんなに元気に暮らしている高齢者がたくさんいる一方で、うちの実家では、1名入院+1名要介護。同じ徳島でもえらい違いやなと思いました。きもちの持ちよう!やとは思いますが、一度、上勝に連れて行ってみたいくらいです。
徳島の農業(水産業も含めて)って、関西の食糧庫とも言われるくらい、結構規模もあるし、それなりの品質を維持していると思います。10年以上前に、農業青年者会議?のちょっとした議論に参加したことがありました(これは徳島市の集まりだったか?)が、当時から若い人の考えを結構取り入れる風土があったような気がしていました。農家って古い考えの人が多いんじゃ?と思うかもしれませんが、現在は相当先進的な人多いと思います。
その例のひとつが、上勝だったんでしょう。本書の最後には、上勝の再生・躍進について、他にはない重要な要素があることが書かれています。「人のつながり」なんだそうです。
企業の再生にかかわって(戦略コンサルも含めれば)10年、再生においては、いろんな指標や、新しい取り組み、コンセプトも重要とは思ってきました。それ以上に、現場での人の気持ちのもっていきようが最重要、これはずっと思ってきたことです。いくらコンサルや株主の立場で、あれこれ言ってみても、最後に力を持って遂行したり、人の前にたって動いていかなければ、渦をまくことはできないなぁ、と。
そうした、思いと行動をもった人と、もっともっとコミュニケーションしていきたいと思います。まずは、この本、手にとって見てください。そして、感想などお聞かせ願いたく。


そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生
横石 知二
ソフトバンククリエイティブ

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