① 峡谷の夜風匂はせ炭を焼く
(よみ)きょうこくのよかぜにほはせすみをやく
(句意)
谷間に築いた窯で炭を焼くと木酢酸の匂いが谷間に充満する。季語は「炭焼き」で冬。
② 古地図の赤きシベリア雁帰る
(よみ)ふるちずのあかきシベリアかりかえる
(句意)
春になって雁は北国へ旅立つ。昔、数寄屋橋公園でみた大日本愛国党・赤尾敏総裁の街宣車の地図はサハリンやシベリアが赤くなっていた。季語は「雁帰る」で春。
③ 商談を潰し三月棒に振る
(よみ)しょうだんをつぶしさんがつぼうにふる
(句意)年度末に期待していた商談がまとまらず三月の営業活動は空回りに終わってしまった。
季語は「三月」で春。
④ 焼け跡に汚れ女雛の雨ざらし
(よみ)やけあとによごれめびなのあまざらし
(句意)
消防車の放水に濡れ、雨に濡れ、悲惨な目に遭った女雛が火事場の塵芥に雑じっていて哀れである。季語は「雛」で春。
⑤ 古雛の直衣の襟を正しけり
(よみ)ふるびなののうしのえりをただしけり
(句意)
雛段へ飾る前に古い有職雛の男雛の装束を整えてやった。
季語は「古雛」で春。
(よみ)きょうこくのよかぜにほはせすみをやく
(句意)
谷間に築いた窯で炭を焼くと木酢酸の匂いが谷間に充満する。季語は「炭焼き」で冬。
② 古地図の赤きシベリア雁帰る
(よみ)ふるちずのあかきシベリアかりかえる
(句意)
春になって雁は北国へ旅立つ。昔、数寄屋橋公園でみた大日本愛国党・赤尾敏総裁の街宣車の地図はサハリンやシベリアが赤くなっていた。季語は「雁帰る」で春。
③ 商談を潰し三月棒に振る
(よみ)しょうだんをつぶしさんがつぼうにふる
(句意)年度末に期待していた商談がまとまらず三月の営業活動は空回りに終わってしまった。
季語は「三月」で春。
④ 焼け跡に汚れ女雛の雨ざらし
(よみ)やけあとによごれめびなのあまざらし
(句意)
消防車の放水に濡れ、雨に濡れ、悲惨な目に遭った女雛が火事場の塵芥に雑じっていて哀れである。季語は「雛」で春。
⑤ 古雛の直衣の襟を正しけり
(よみ)ふるびなののうしのえりをただしけり
(句意)
雛段へ飾る前に古い有職雛の男雛の装束を整えてやった。
季語は「古雛」で春。
特に好きです!
月曜日は句友達が我が家で句会を開いてくれます。
気が進まなくても、始まりますと何とかなるものです。
句会いいですね。自由律の結社を辞めてから句会にでたことはありません。大間の小櫻さんのところが最初で最後でした。