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日々是好舌

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松本復興担当相就任9日目の辞任。

2011年07月05日 12時40分56秒 | 日記
松本龍復興担当相は5日午前、菅直人首相に復興相と防災担当相の辞表を提出した。菅首相は慰留したが、松本氏の辞任の意志は固く、辞表を受理した。松本氏は3日に東日本大震災の被災地を訪問した際、地元知事らに「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したことで批判を浴び、引責した。

松本氏は復興基本法成立で復興相ポストができたことを受け、6月27日に就いたばかり。就任9日目で辞めるという異例の事態となった。政権は、本格復興の第3次補正予算案の前提となる復興基本方針を今月中に策定することにしているが、復興担当相の辞任に因り復興・復旧に遅れが出る可能性が出てきた。

会見で松本氏は涙ぐみながら、「被災者に人一倍寄り添っているつもりだったが、言葉が足りなかったり、また荒かったりして、被災者の心を痛めたことを本当におわび申し上げたい。これからは一議員として復興に取り組みたい」と語った。

松本氏は復興相就任直後からサングラス姿で会見するなど、奇抜な言動を繰り返していた。3日の被災地訪問では、岩手県の達増拓也知事らに「九州の人間だから、東北の何市がどこの県とかわからんのだ」と述べ、宮城県の村井嘉浩知事らには「(漁港の集約は)県でコンセンサス取れよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」などと話した。会談場所に後から入室した村井氏に対しては「お客さんが来る時は自分が入ってからお客さんを呼べ」などと叱責もした。

こうした言動に、被災地を中心に「復興相はお客さんなのか」などと反発が噴出。村井氏は「国と地方自治体には主従関係はない」と不快感を表明していた。松本氏は翌4日に記者団に「結果として被災者を傷つけたとしたら申しわけない」と陳謝したが、「このまままっすぐ前を向いて復興にあたっていく」と辞任を否定していた。だが、批判は広がる一方で、与野党から辞任を求める声が出ていた。

松本龍前復興担当相は、福岡県立福岡高等学校を経て中央大学法学部政治学科卒業。

1980年、父松本英一(参議院議員)の秘書となる。

1990年の第39回衆議院議員総選挙に日本社会党から出馬して初当選し、以後7回連続当選(現在は福岡県第1区)。

1996年、社民党を離党して旧民主党結党に参加。解放同盟ナンバー2の副委員長であり、人権擁護法案の推進派である。日韓議員連盟常任幹事。国鉄労働組合のJR採用差別闘争に連帯している。

解放の父と呼ばれた松本治一郎の養孫。実家は養祖父の代からのゼネコン・松本組。自身も顧問を務める。

2000年10月17日、実家の松本組を継いだ実弟松本優三の自宅玄関ドアに約5発の銃弾を撃ち込まれる事件が発生した。

2008年度の国会議員の所得公開で国会議員でトップの8億4366万円の所得を得ていたことが伝えられている。

衆議院国会等の移転に関する特別委員長、衆議院環境委員長、環境大臣(第15代)などを歴任した。

土建業界出身の私がこんなことを言いたくはないのだが、そもそも実家が土建屋で自らがその顧問をつとめている議員を利権の塊のような復興担当相に据えた菅首相のセンスが疑われるような人選であった。そいう意味においては就任9日目の辞任はむしろ喜ぶべきではないかと思う次第である。
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