杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

書道ガールズ!!わたしたちの甲子園

2013年02月13日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2010年5月15日公開 121分
2013年1月25日(金) 21:00~22:54 金曜ロードSHOW!

四国中央高校・書道部部長の里子(成海璃子)は、書道家である父(山田明郷)に認められるため、真剣に書道に取り組んでる。しかし真剣なあまり、他の部員との衝突もしばしば。そんなある日、産休教員の代理として臨時教師の池澤(金子ノブアキ)が赴任し書道部の顧問となるが、彼は教える気もなく、里子の書を見てつまらないと言い放つ。しかし、彼が生徒たちの前で音楽に乗せて大きな書を書くパフォーマンスを見て感激した書道部員の清美(高畑充希)は、父が営む文房具店の閉店セールの呼び込みに、里子たちを巻き込んだ「書道パフォーマンス」を計画し・・・。


愛媛県四国中央市は日本一の紙の町だそうです。不況の影響で活気を失っていた地元を盛り上げようと、愛媛県立三島高等学校書道部の部員達が、地元のイベントやショッピングセンターなどで書道パフォーマンスを始めたのがきっかけで、全国ニュースになりに知名度が上がったという実話を基に映画が作られたのだとか。

そういえば、数年前のエイベックスのイベントで書道家が大きな紙に書をしたためるというパフォーマンスを見たのですが、あれをチームで音楽に合わせて書くってわけね
個人と違い、息を合わせてリズムに乗らないと観る側に感動を届けられない。そのためにはチームワークが必要なのは集団スポーツと変わりませんね。

里子は書道家の父に認められたいために頑張ってきましたが、本当は自分のしたいことがわからずに悩んでいました。そんな時、いい加減なヤツと思っていた池澤先生に「お前の書はつまらない」と言われ傷つき反発します。清子がパフォーマンスをしようと提案した時も、「そんなの書道じゃない」と拒否します。けれど、清子の家の事情を知り渋々協力するの。でも気持ちがバラバラじゃ上手く事が運ぶわけありません。当然イベントは失敗します。

だからやりたくなかったと愚痴る里子を、副部長の香奈(桜庭ななみ)が諌めます。仲違いした美央(山下リオ)が家庭の事情で部を去ったことも聞かされます。部員の小春(小島藤子)が過去にいじめに遭い、書道が救いになったことも知ります。幼馴染の智也(市川知宏)の祖父(紙作りの名人)が不況のせいで紙作りを止めたこともあり、彼女の中で何かが変わるのです。

一致団結した書道部は池澤先生に教えを乞い、運動部さながらの筋力トレーニングに励み、町おこしに躍起になり、遂に書道甲子園の開催に漕ぎつけるのです。
一つ残念だったのは男子部員が単なる添え物的扱いだったこと。もう少し彼らにもドラマを与えてあげたら良かったのに。

で、大会ではお約束のひと波乱。でもこの失敗は逆に会場を一体化させる感動を巻き起こすのでした。めでたしめでたし

書道部は地味なイメージですが、こんな派手なパフォーマンスもあるのね
チームで仕上げる一枚の作品が感動を与えてくれます。

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