杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

マイティ・ソー バトルロイヤル

2017年11月06日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)

2017年11月3日公開 アメリカ 131分

人工知能ウルトロンとアベンジャーズとの戦いから2年、アスガルドを追放された父オーディン(アンソニー・ホプキンス)を捜しにニューヨークへやってきたソー(クリス・ヘムズワース)だったが、突如として現れた強大な敵ヘラ(ケイト・ブランシェット)によって宇宙の果ての惑星に飛ばされてしまう。その星で行われていた格闘大会に出場させられたソーは、対戦相手として盟友ハルク(マーク・ラファロ)と再会。危機を乗り切った2人はヘラを倒すためアスガルドへ向かい、わけありの女戦士ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)、そして宿敵であるロキ(トム・ヒドルストン)も仲間に加え、チームを組んでヘラに挑むが……。(映画.comより)


「アベンジャーズ」の一人、雷神ソーが主人公の「マイティ・ソー」シリーズ第3作です。

えっと・・・ソーが主役の時ってコメディだっけ? と思ったら監督のタイカ・ワイティティはコメディアンでもあると知りなんか納得してしまいました これまでも大抵は家族の揉め事(主にロキが仕掛けてくるんだけどね)の話で、一応神なので騒ぎが大きくなるって感じでしたが、今回も姉兄弟喧嘩のバトルですね

特にロキと一緒だと、漫才のような掛け合いとなって苦笑・失笑・大爆笑ですなんだかんだ言っても兄弟、仲良いじゃん!!(8歳の時のエピソードも常人なら犯罪だけど、彼らの間では日常的なことに思えるのがまた可笑しいです)

ここにヴァルキリーとハルクも加わり更にコメディ度が上がります。

ヘラも頑張ってるんだけど、彼らの掛け合いを前にすると迫力不足は否めない。加えてお父さんのオーディンもどこかとぼけた感があり、全くこの一家は~~

地球ではドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)も登場し、ソーとロキを軽~くあしらってくれちゃってます。 (次回作への布石?)

もちろんおちゃらけシーンばかりというわけじゃなく、アスガルド(の民)を守るための戦いとか、サカールの闘技場でハルクとのバトルなどは迫力ありました。コーグ(タイカ・ワイティティ)はサカールの革命を企てて投獄されていましたが、ソーと意気投合し友情が生まれます彼の岩のような容貌は「ファンタスティック・フォー」のベンを連想させます。

冒頭で登場するスルトはソーに簡単にやっつけられてましたが、ヘラへの最終対抗手段として復活させられ、それによりアスガルドは崩壊してしまいます。アスガルドは場所ではなく民そのものだとソーにオーディンは告げていたので、この奇策となったわけですが、ヘラをやっつけた後、スルトの始末はどうつけるの?

ちなみにヘラとの闘いでホーガン(浅野忠信)の見せ場はありましたが・・短かったな

ビフレストの番人のヘイムダル(イドリス・エルバ)は今作ではアスガルドの民を守り戦う英雄です。彼に代わり番人を務めていたのはスカージ(カール・アーバン)ですが、ヘラの手下となってしまいます。でも最後は民を守るために自らを犠牲にするスカージも根っこはちゃんとアスガルドの戦士なんですね

このシリーズは主役のソーより義弟のロキの方が個人的には魅力的です。すっげ~~悪賢い奴なのにどこか憎めない愛嬌があるのは、彼が北欧神話では悪戯好きな神であることによるのかな。もちろん演じているトム・ヒドルストンの演技力も一役買っているのですが。
オーディンになりすましてロキを讃える劇を上映させて喜ぶ様とか、ヘラから逃げ出そうとして逆に彼女をアスガルドに入れてしまったり、サカールに飛ばされた際にはグランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)に取り入って厚遇されるも、ハルク(前作で痛い目に遭っている)を見て逃げ出そうとしたり、賢いのかおバカなのか迷うところです そんな弟を結局は許してしまうソーの人(神)の善さも好きですね。
 
ちなみに前述の敢えておっそろしく下手な素人芝居に見えた劇でソー役はクリスの兄のルーク・ヘムズワース、オーディン役はサム・ニール、ロキ役はマット・デイモンが演じています。超豪華じゃん

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