杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

2018年12月09日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2018年6月8日公開 115分

サラリーマンのじゅん(安田顕)が仕事を終えて帰宅すると、玄関で妻のちえ(榮倉奈々)が口から血を流して倒れていた!動転するじゅんだが、「ククク……」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。最初は呆れるだけのじゅんだったが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。ちえの謎の行動には、“秘密”があった。(公式HPより)


2010年に「Yahoo!知恵袋」に投稿されて話題になったらしいですが…知りませんでした。初音ミクでオリジナル楽曲が制作されたこともコミックエッセイ化も 映画は妻の「奇行」の理由に悩む夫を描いたラブコメディになっています。

劇中では、15パターンもの“死んだふり”が描かれます。この夫、随分と物分かりが良いというか、優しい人だな~~!もし私が同じことをしたら二回目でキレられること間違いない

じゅんは再婚で、最初の結婚が3年で破綻したことから、ちえとも3年経ったら「見直し」をすると約束していたという設定。そろそろ3年が経とうとしているのですが、二人とも互いを想っているのにうまく気持ちを伝えられないでいるんですね。

ちえの行動は結局はじゅんへの愛のメッセージなのですが、そりゃ~わかりづらいっちゅうの

彼女の愛読書のお気に入りの言葉「月が綺麗ですね」は夏目漱石が " I love you "の日本語訳について語ったエピソードです。これは単刀直入な「愛している」を遠回しに表現した言葉なのですが、劇中でも使われています。

不器用な二人のラブストーリーって・・なんじゃそりゃ でも榮倉奈々の可愛い死体パフォーマンスや健気さが受けたのでです。


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