杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

アナと雪の女王

2014年03月19日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2014年3月14日公開 アメリカ 102分 2D字幕鑑賞

アレンデール王国の姉妹エルサとアナは、幼い頃は大の仲良しだった。だが触れたものを凍らせるという禁断の力でアナを傷つけてしまった日から、エルサの魔力は秘密とされ、二人は離ればなれに育てられる。エルサは妹を傷つけることを恐れ自分の世界に閉じこもり、アナは姉に嫌われたと思い込む。やがて美しく成長したエルサは新女王として戴冠式に臨むが、力を制御できずに真夏の王国を冬に変えてしまう。
城から逃亡した彼女は、生まれて初めて禁断の力を思うがまま解き放ち、雪と氷を自由自在に操り、冬の王国を作り出す。愛する者を守るため本当の自分を隠して生きてきたエルサは、“雪の女王”となることで生きる喜びと自由を手に入れたのだ。一方、妹を守るために姉が払ってきた犠牲と愛の深さを知ったアナは、エルサと王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへと旅に出る。アナの思いは凍った心をとかし、凍った世界を救うことができるのか?そして、すべての鍵を握る“真実の愛”とは…?(チラシ&HPより)


映画の原案はアンデルセンの「雪の女王」からインスピレーションを得たそうです。
雪の女王と言うと冷たい心の持ち主のように思いますが、この映画では誰も傷つけたくなくて閉じこもっていた人一倍優しく愛情に溢れた女性として描かれています。
そもそも隔離して育てること自体が間違っているのよね~~とお姉ちゃんに同情しちゃいました。ま、それも両親の愛故だったんですが互いを想う故に傷つけてしまうことはよくあること。でも魔法が絡むと事は厄介ね。

妹の方は天真爛漫というか無邪気というか、恐い記憶はトロールに消されてしまっているのだから仕方ないとはいえ、もう少し姉の気持ち察してみろよ!と言いたくなるほどあっけらかんとしてます。
長い間、閉ざされた城で退屈しきっていたのだから、戴冠式のお祭り騒ぎに浮き立つのはわかりますが、出会ったばかりの王子に一目惚れして即結婚したいなんぞ、エルサじゃなくても分別のある大人なら反対するっつうの

口論となり、姉の手袋を引っ張ってしまったため、封印されていた力が暴走して王国は雪と氷に閉ざされてしまいます。思わず城を逃げ出したエルサは、北の山で初めて自由に自分の力を使ってみます。孤独だけれど誰も傷つける心配もない自分だけの場所を見つけたの

アナは姉の秘密を今さらながらに知り、彼女と王国を救おうと姉の後を追いかけるの。その途中で氷配達人のクリストフと出会い、半ば強引に彼を冒険に引っ張り込みます。あれれ~~ハンス王子がいるのにいいの?と思ったら・・・後半、王子の邪悪な本性が暴かれ、なるほどね~~この展開は小さな子にはちょっと毒がある気もしますが、大人としては楽しめる内容でした。やっぱり愛情は時間をかけて育てるものよね

クリストフの相棒のトナカイ・スヴェンや雪だるまのオラフ、岩みたいなトロールたちなど人間以外のキャラも可愛いです
オラフは子供の頃にエルサがアナのために作ってあげた雪だるまなの夏に憧れるオラフですが、夏が来たら融けてしまうじゃんでもそこは魔法の力で彼の夢は叶うのでした

ディズニーアニメーションはとにかく風景が美しいのですが、今回も雪や氷のシーンが素晴らしかったです。いつものシネコンでは2Dしか上映がなく、春休みが近いせいかかなりの盛況で前から三列目しか空いていなかったので首が疲れましたが、それでも十分楽しめました

本編の前に「ミッキーのミニー救出大作戦」という短編が上映されました。
実はミッキー&ミニーのお話はあまり好きじゃないのよね
ファンにはノスタルジーに浸りながら現代的でもあるので喜ばれるんだろうなぁと思いながら少し醒めた目で観ちゃいました。


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