昨日、まったく意図していなかったが、日曜夜に放映の「仰げば尊し」を見た。いや、ほんとに見る気なかったですよ。
寺尾先生が高校の楽団を指導する話です。それも、とっても不良の多い、偏差値の低い学校の・・
1回の半分しか見ていない私が言うと怒られそうですが。
「ふるい」です。
「ふるい」の一言です。
回も進んでいますので、すでに一部不良の子たちと寺尾先生は馴染んでいるようで、結構熱心に演奏を練習。しかし、そこで合宿場所が一緒だった他校の生徒とトラブルに。
タバコ問題でみんなは窮地に。
タバコか~もちろん未成年の喫煙は法律違反だし、見つかれば部活は停止だろうしね~でも、みんなまじめなんだね~って思いました。部員が動揺して「誰かタバコ吸ってたんだって」とオドオド言うシーンがありました。私が通っていた高校はオボッチャマ君、オジョウチャマさんの学校でしたが、「ええ?あの人、タバコ吸ってないんだ~」と驚きあったくらいでしたが。
タバコが好きなわけでなく、はよ大人になりたくて吸うだけなんですけどね。
にしても、全編描写が古すぎです。劇中、登場人物のひとりが「くだらねえ」というセリフをはいたのに対して、「それを言いたいのはこっちだべ」と思いました。
数々のちりばめられたセリフが紋切型すぎて、まったく胸に迫らないし・・
先生はみんなを信じる。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために(どっかで聞いたことあり)
誰が欠けてもだめなんだ。
俺、部活辞めないよ。負け犬になりなくないから(いまどき、負け犬って・・)
そして、一番「う~~~ん」なのは、BGMです。寺尾先生が生徒に語るシーン、生徒同士で熱っぽく語るシーン、必ずしつこく「感動さんだぞ」な音楽が。。
うっとうしいです。
今、時代は体罰教師に厳しいので、昔のように熱血先生が「お前たちをなぐる」みたいな描写があるわけないですから、こうした「感動の言葉」路線で生徒の胸倉をつかむしかないんですかね~
それにさ~先生がノートにひとりひとりへの言葉を書いているんですけど、なぜオレンジのペン?札所の朱印みたい。。(これはきっと何か伏線があるんでしょう。見てないからわかりませんけど)
そのノート、めっちゃ大事なもののはずなのに、ものごっつ簡単に生徒に見られて、「みんな、先生は私たちを見ていてくれているんだよ」と涙声。それを「ノート見られたんだ。しまった」という顔をすることもなく、にこやかにうなづく寺尾先生。
なんか
「かるい」
次回、寺尾先生、再検査に行くの巻だそう。「誰が欠けてもダメって言っていたじゃないですか、それは先生も入れてですよね、そう言っていた先生が・・」とブツブツ語るナレーションが予告編で流れましたから、先生の容態もなんとなく察しがつくってもんです。
これ、生まれて初めて学園ものを見る人向けに作ったものなんでしょうね。そう思うしかないです。
「く~も~り~がらすの向こうは、打ち切りか~~♪」