【アントニオ】ドイツ×日本

選手起用とゲームプランを、ポイチが事前にどこまで考えていたのかは怪しいところですが、見事に勝ちましたね。

左SBの先発は90分間プレー出来ない長友でしたが、ドイツの攻撃は日本の右サイドに偏っていて、長友の出番はあまりありませんでした。
浅野ではなく上田なら、得点出来ていただろうと思いながら見ていたところに、二度と決められないだろう浅野のシュートが飛び出しました。
日本の弱点はGKだと思っていましたし、その通り、権田の凡プレーで失点してしまったのですが…。

一晩寝てから落ち着いて考えると、ドイツのコンディションはどうだったのでしょう。
鹿島も、ゲーゲンプレスを目指していた時は、後半の途中から見事に足が止まり、相手に攻め込まれました。
ドイツは、まるで鹿島のように見えました。
ポゼッションが高ければ高いほど、やられてしまうんですよね。

冬の中東での開催で、ホテルは暑く、スタジアムの気温だけは涼しいという環境も、ゲーゲンプレスに適さないのかもしれません。
日本の高温多湿の中で、鹿島も苦労しました。

ドイツは足が止まっても前から来ることを考えると、上田よりも速い浅野を使うのは効果的なんでしょう。
ノイアーも、浅野をなめてかかっていたと思います。
あそこからシュートに来るとは思っていなかったからでしょうが、コースの切り方が甘かったです。

ところで、ポイチは、ドイツの足が止まることを想定していたのでしょうか。
攻撃的な選手ばかりを入れたタイミングと、ドイツの足が止まったタイミングが重なりました。
直前に試した3バックも、ドイツの左サイドからの攻撃を見事に封じました。
やはり、ポイチは持っているとしか思えません。

ゲーム中に、冨安と酒井がケガを再発してしまいましたが、勝てば、それだけの代償を支払う価値はあったと思います。
選手たちは口々に次も勝ってグループステージの突破を決めたいと言っていましたが、決まるのはスペインがドイツに勝つか引き分けた場合だけです。
それでも、良い雰囲気でコスタリカ戦に向かえることは間違いありません。
お疲れ様でした。

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