月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

あるイベントから。民際ー知と文化 出版記念シンポジウム

2013-12-11 00:09:45 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)


年末は何かと慌ただしいけれど、嫌いじゃない。
11月も過ぎて12月ともなると、
「やっぱり今年も良かったなー」なんて。

そして、残された1カ月。12月の街はどこへ行ってもキラキラと綺麗なので、よけい。
僅かな時間もいとおしく思える。

先週の土曜日。
クリスマスのイルミネーションがOSAKAを包み込む綺麗な冬の日に。

「民際―知と文化」(洪萬杓さん編集)と題した出版記念シンポジウムに、出席させていただく機会があった(クライアントさんからの招待)。

なんだか、難しそうな内容だなーと思ったけれど、
その予想どおり、不勉強な私にはちょっぴり難しかった。

プログラムの内容としては、
「東アジアの未来を見据えて」をテーマにした玄順恵(ヒョン・スンヒエ、水墨画家)さんの記念講演をはじめ、今回の本の執筆者の中から
5名のゲストによるパネルディスカッション。後半はホテルニューオータニ大阪のパーティメニューを頂きながら交流会、撮影会も。

玄順恵(ヒョン・スンヒエ、水墨画家で旦那様は作家の小田実さん)さん。特に彼女の講演がホントに素晴らしかった。



「東アジアは地球の陸地面積の3分の1、を占めています」
「東アジアのなかにおいて、日本は一番自由で、一番進歩している国でありたい」
「東アジアがどのように進化するかで、地球は大きく変わっていくのです」ホントにそのとおりだ、と。
改めて東アジアの中の我が国の
あり方を考えた。

最後に音読された詞もよくて、もう泣きそうだった。

テープレコーダーを持っていっていたのにも関わらず、
前日のロング取材で電池切れ。録音できないのが非常に悔やまれた。

今日印象に残った言葉は、「私たちがなぜここにこうして生きているのかは、歴史と切り離しては考えられない」。
そうして、人間と人間が本当の意味で繋がっていくには、
「考古学の発見や歴史遺産から紐解き、その価値と真実をキチンと見据える必要があるのだ」、ということ。勇気をもって。

「百済」は過去の古墳時代と飛鳥時代のなかで、日本が最初に大陸文化を結んだ稀少な国であり、
とても密接な関係を築いてきた国。
その足跡は、奈良に堺に、枚方に、しっかりと息づいている。
そして今、古代百済の本拠地である「忠清南道」は、
百済文化を前面に押し出し、
国際交流の取り組みを積極的に展開しよと試みられている。

私たちが抱いている韓国とは
少し異なるイメージだ。

「百済と倭国との関係」から捉え直すことで、東アジア全体のピースフルな視座と発展に繋げたい、それが大切だと、熱く語りかけていらっしゃった。



今、日韓問題はとてもシビアだ。
でも、今回の論点はそこではない。

「日韓両国の民間レヴェルの文化の交流こそすばらしい。政治を抜きにして仲良く手をつなぎ、平和への対話をつなげていきましょう」というものだった。


「民際。知と文化」NPO法人東アジア隣人ネットワーク(企画)2800円



この本を、パーティで頂戴したのでぜひ読みたいと思う。

倭の国。いい響きだ。
倭国いえば、卑弥呼の存在もとても気になる。
卑弥呼の説はいろいろあるのだけど、
新聞で「卑弥呼」の記事が出るたびに、ワクワクするのは
やはり日本人のDNAゆえなのだろうか。



さて、今年は仕事がらみのパーティなど例年より多かったし、

スケジュールがあえば主席させていただいた。
私としては異例だ。

先月にはレギュラーの冊子で、ご一緒しているカメラマンさんに誘っていただき、
APA関西・日本広告写真家協会主催のパーティにも参加(彼はなんと、APA関西の副会長さんだった)。








こちらは、料理研究家・堀田裕介氏のエスニック料理とご機嫌な生サウンド!
雰囲気がとても良かった。
カメラマンさんやモデル事務所の代表、それに広告代理店の方などと名刺交換。すぐ緊張する私にしては、どうしたことなのか、
普段に近いリラックスした感じでおしゃべりができた。
やはりライターはカメラマンさんと組むことが多いから、
そのせいだろうか…。

初めて仕事をさせていただく場合、
初めてご紹介いただく場合

私達のような業界では初対面での「第一印象」というのがとても重要になる。

私の経験上、自分を必要以上によく見せようと思わないこと。
カッコつけないでそのままの私、そのままの笑顔で手を差し出せば、たいてい大丈夫だ。
普通に自信。これ、大事。
逆にカチコチになってうまく行かないパターンというのは、
なんだか必要以上に意識して自分を演出してしまっている時が多い…。

これは不思議なんだけど、
初仕事での原稿にも同じことがいえるのだ…。

何年仕事をしていても緊張してしまうけれど、
自信をもって、うまくいくと思っている場合には必ずといっていいほど、
普通に、軽々と成功しているのだ。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿