月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

武夷岩茶「白牡丹」と豆かんで

2018-09-17 23:59:11 | あぁ美味礼讃

9月17日(晴れ)


3連休の最終日。いま、お風呂の中で、ポメラを使ってこちらを書いています。
東向きの小窓からは、コオロギがまるで静かに呼吸するように、羽をふるわせて鳴いてくれています。

今日の朝で、手持ちの原稿はいったん終わりました。提出した後のことは、わからないけれど、
くぎりをつけられたことは、本当によかった。今は少し自由な心境を楽しんでいるところです。


今日は午後から、車で丹波篠山の岩茶房「丹波ことり」に、岩茶とスイーツを食べに出かけました。
よく知る面々のスタッフの方々が出迎えてくださって、それもうれしかった。


武夷山で収穫されたお茶には、「白牡丹」。






さわやかな口あたりで始まるお茶は、きれいにのどを落ち、芳醇な花のやさしさが淡くひろがります。落ち着いた後味で、きれいなお茶です。


急須から茶海にいれて、小さな茶杯のなかへ。
移すごとに、とろりと甘みが加わるのは、空気にふれるからなのでしょうか。
7煎くらい、頂きました。


スイーツの豆かんも、とてもおいしかった。(同伴の相方は肉まん)






固めの寒天、スプーンにすくうごとに、
きらっきらっと輝いて。
さすが丹波篠山の黒豆は、ふくふくと煮えて、やさしい味。
舌ざわりもつるり。あっという間に、お茶を一杯、二杯と飲むうちに平らげてしまいました。


さんざし、なつめにくるみ、いちじくのお菓子も。
そして、武夷山産の白きくらげを、蜜で炊いたコラーゲンたっぷりのデザート。
わが家でのお茶時間とは違う、はればれとした気持ちのなかで、
おいしいお茶を味わえました。
同行してくれた人よ、ありがとう。


帰りには、マーラカオ(蒸しカステラ)のおみやげと、
丹波篠山の新米(5分づき)、
ぶどう(ピオーネ)を買って家路へと、車でかえっていきました。



秋は、一年で一番、空気がさらさら、ひんやり、きれいです。気持ちいい。
来月になれば、これに、澄んだ強い花の香り、弾けた木の実の香りのおみやげが、加わるのです。







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