月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

2014年、醍醐の桜。祇園白川界隈へ。

2014-04-06 22:14:06 | どこかへ行きたい(日本)



(写真は醍醐寺と八坂さん、祇園白川、高瀬川の桜)


毎年見る桜というのがあります。
同じように、今年はじめてみる桜というのも愉しみにしています。
ああ、この年にはここへ行ったなーなんて。桜の写真をみて、その年の自分を振り返ってみたり…。

桜。サクラ。同じ木であっても、その年の心情によって毎年違うように見えるのは面白い。
今年は、花が白く日本画で描かれた絵のように刹那的に迫ってきます。


また桜というのは、ごく当たり前に咲いている花と、特別な色香を匂わせる木というのがあって。
なぜなのかなとずっーと不思議に思っていたりしたのですが。
もしかしたら桜という木が見てきたものの違いじゃないかと。
(木はただ黙ってじっと何もかもをみている。見守ってくれているのですよね)
ハッと目が覚めるほどの妖艶な桜には
名木というのではなく、
風土や歴史が刻まれたところが多いから。

また、ごく普通の木なのに、おっ!と声がでてしまうほど美しい木にも出会います。
おそらく、その近くには、
ステキな人たちの毎日毎日の営みがあるのでしょう…。


ひとも、同じようなこといえるのかもしれませんねー。


醍醐寺には午前中に仕事をして、夕方4時くらいに到着したので、
少し寂しい写真になりました。





「三宝院」表書院と庭園。

真っ白な壁づたいに咲き誇る桜や、五重塔付近から見上げる青松とのコラボレーション。幽宝館のしだれ桜。
かわづ桜、しだれ、ソメイヨシノ、
山桜、八重ザクラ、金堂わきに大山桜。
池に映った桜も美しかったです。














このあとで、毎年訪れる(そして2日前にも訪れた)祇園白川の
粋なる桜や八坂神社の桜も、ことしもちゃんと倒壊することなく、咲き誇っていてくれるだろうかと、足をのばして。











夜は白川沿いの「とり新」で焼き鳥のコースを堪能。(串8品2000円)







「水炊き専門店の老舗・「鶏新」さんのお隣。
同じ鶏を使用されているとあって、新鮮でピキピキと身が引き締まってとてもおいしい焼き鳥でした。
〆のとり雑炊が最高でした。

付き合ってくれたお友達のデザイナーさん、どうもありがとう。


さて。私、風邪をひきました。
熱は38度6分。
信じられない。気合いがたりないのですね。きっと。
原稿も2本ほど抱えていますし、来週はまた別の取材もあるのに。
困った。困った。
ぼーとした頭で今桜の写真を眺めております。


桜って木の色も美しいのですが。この2枚は花の美しさをフォーカス!






来週にはだいぶ散ってしまうのですねー。
花冷えだから、もう少し持ってくれるのかな。
ガサッと。ハラリと。散っていく花びらが目に浮かぶようです…。


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2 コメント

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心の処方箋 (しろくま)
2014-04-07 05:01:37
木は黙って見守ってくれている…なるほど~
桜は特別な存在…包まれているようで
穏やかな気持ちになれます。
見る人の心も写してくれるのかもしれませんね。

今こちらでも行きつけのパン屋さんまで
道のりの川沿いを埋め尽くすように満開です。

仕事あるのに熱はしんどそう…
あったか~い生姜湯と地龍(みみずの煎じたの)
↑いつも私はコレかな…お大事に。
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地龍ーー! (アンデル)
2014-04-07 10:40:29
ソウ、私には木にはちゃんと心があるように思われて仕方ありません。黙っているし、動きませんけど。それでも感動を伝えられるってことは。心があるんですよ。きっと。生姜湯と地龍(みみずの煎じたの)!!
はじめて聞きました。びっくりしたーーーー。今度調べてみます。
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