今日も積乱雲はもくもくとおいしそう。青い空に映えて、勢いがいい。
夜は、仕事部屋にある掃き出しの窓をあけていると(南向き)、風が足元をサラサラと流れる。
この涼しい風のおかげで、夜も原稿を書こうと思える、それくらい気持ちいい。
この涼やかな黒い網戸は、
私がゴールデンウィーク中に咳きがひどくてどこにも出掛けられなかった時に、うちのパパさんが家中の網戸と、障子を張り替えてくれたので、こうして綺麗な風が、網戸をすり抜けていくのだ。
さて、昨日は午前中に仕事をして昼前から、同業者の友人のシャンソンショーに出掛けた。
招待券をもらったのは夏の始めで、友人・知人を誘うも、一人二人と用事が重なってしまい、これは一人で出掛けるしかないかなと覚悟を決めたところで、これまたパパさんが同伴してくれるというので、一緒に出掛けた。
友人の唄うシャンソンはいい。

MCのうまさもさることながら、自分なりに解釈をした翻訳詩が素晴らしいし、やや低い声の響きかせ方も、年齢相応にスモーキーな感情がしっかりと込められていて、しっとりと心に響く。それにサビの部分はちゃんときれいな発音のフランス語で唄ってくれるから、聞き惚れる。
シャンソンの後は、梅田の地下街にある人気酒場「やまと」で昼飲みをした。
生ビールをくいくいと飲み、アテにはたこわさ、造り3種盛り、かんぱちのカマの塩焼き、ポテトサラダ、コーンの素揚げ、車エビのおどり&塩焼き、明石焼きまで食べた。


カウンターを陣取っているのは、9割が女性客。
「今日って確か土曜だよ。世の中の女の人って昼間からこんな店で飲んで怖いよな」(パパさん)
ポツリ。そう女は貪欲なのだ、生きること、今を楽しむことに。
月曜だしの原稿が2本もあるのに、昼飲みなんて楽しいものだ。
帰宅してからは、30分ほど昼寝。
起き出してから、とらやの水羊羹と珈琲で一息いれて、夜8時頃から原稿を書く。

夕ご飯は、さすがにお腹も空かず、結局はほぐした胸肉と、ニンニク、卵をたっぷりいれたお粥をつくって軽くすました。
11時頃には疲れていったんベッドの部屋へ行って寝てしまい、それからまた12時くらいに起き出してきて、朝の3時まで原稿を書いて、それから日本酒を冷えたグラスに注いでちびちび飲みながら少しだけ読書。
ようやく頭がぼやっといい気分になったところで本格的に就寝する。
翌日は、積乱雲がこれまた元気に湧き上がる暑い一日となった。
今日も、朝、昼、晩ご飯と、2度のティータイム以外は、原稿を書いて過ごした。
最近は、依頼された原稿を淡々と書くだけで特に新しいことはせず、現状維持の生活を繰り返している。
現状維持というのは、前に進んでいるような錯覚を受けるのだが、長い時空を俯瞰のような位置からみると、微妙に少しずつ後ろにずれているのではないかと思うわけだ。
明日はもっと前に。明日こそは、もっと貪欲に挑戦してみよう!などと思いながら床につくのに、結局、翌日も決められたことをこなすだけで一杯になる。
今月は、コピーライティングの案件が3本。あとはおなじみのレギュラー雑誌のテキストを作成している。
机の上には、やってみたいことを走り書きしているのをよく見える位置に置いているのに、横目でちらとみることもなく、アッという間に一日が終わる。
明日こそは始めてみよう、と今日も心に誓いながら満月の夜に就寝。
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