月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

mamaの会

2013-08-07 23:59:32 | 大阪ごはん
わたしにはママ友と呼べる友人がざっと20人くらいいる。
でもそのなかで週に1度ほど連絡を取り合う仲となると、4人くらいかな(ママ友とは、勿論、娘のNのお友だちのママ)。

同じ街に暮らし、共通の友人を持ち、同じようなとこで買い物して、Nのことを幼少の頃からずっとずっと知っていてくれている稀少な存在。

ママ友は、仕事をするわたしを全く知らないので、いうなれば女×女、いや母×母の関係性だ。

いろいろなことを相談しあったり、助け合ったりして、愉しい間柄を構築していきたい。
素の女同士として。どこまで、お互いの心をホット(快楽)にさせるかが勝負だね。

本当をいえば、自分が培ってきた友達とは違い、少し気を遣ってしまうところもあったのは事実。

私の優柔不断さが直接、Nの評価につながってしまうところが怖かったのかな。
ジェジェジェ!と驚くこと、勉強することも多々。賢いママは世の中にいっぱいいて、感動のあまり観察者のように口ぽっかーん、すごーの状態もよくあること。

子育てのあれこれや、今晩の夕食のことまで影響し合うママ友は、もはやなくてはならない存在だ。

なにかあればすぐ連絡をとりたくなり、食事の冷めない距離にいてくれるという意味では、もはや身内に近い。

それに子どもができてからは、よその子までカワイくなってきて。
いつしか子どもスキスキに!

ましてやNのお友達なら、なおさらである。ママ友に子どもたちのことを聴く時間がいちばん愉しい。



さて、ママ友といえばランチ。
そしてお茶会だ。
わたしも月2度くらいはママ友ランチに行く。

先日は、グランフロント大阪の「「code kurkku+IL GHIOTTONE(コードクルック プラス イルギオットーネ)」へ。

このところ、グランフロント大阪はハズレ続きだったけれど、ここはどうかしら…。
京都の本店で笹島オーナーシェフにお話を伺ったのは、はるか昔だけど…。

さてさて、「全国各地の生産者から届く新鮮な食材をベースに、日本料理の技法を取り入れた新しい切り口のイノベーティブ・イタリアン」。
新境地はいかに!

ナチュラルな木のテラスを通り抜けて、扉をあけるとおぉ~う、いらっしゃいました、笹島オーナーシェフ。
満面の笑顔で迎えてくます。

最初はグリッシーニ(棒状の細長いカリカリのパン)と飲み物をサーブ。
私は白ワイン、友達はシャンパンやビールを注文。



ひと皿目は、「ホタテ貝とトマト、弓削牧場モッツアレラのカプレーゼ」だ。



引き出しをあけると、カトラリーがズラリ。パンは木箱に入って登場する。
 



続いて、「初カツオのタタキに、柑橘類とたっぷりのイクラをのせた前菜」。
花穂じそ、ウイキョウの泡がアクセント。



前者はホタテ貝の火入れ加減もよく、酸味のあるトマトとモッツアレラとの相性はバツグン。食欲をそそる。

続いての皿はおそらくクーラーが効いた室内で頂くことを想定のメニューなのだと思う。実際にはガラス越しに照りつける太陽は容赦なくて、
せっかくの和歌山産のカツオはぐったり。
身の締まった初カツオがキンと冷え、ツルンと口のなかへ飛び込む鮮度がほしかったなあ。
そういう意味でもイクラと柑橘類、ういきょうの演出も同様。夏のさっぱり感が乏しかった…。

やっぱり、これがいちばん美味しかったね!自慢のパスタだ!(撮影は無し)
平打ち麺に、ナスやアスパラ、などの夏野菜が入ったオイル系で、ほんのりジュノベーゼで香り付けをしていて
麺とソースの一体感が素晴らしかった。あっという間に胃袋に滑り落ちた。

メインは、「豚ローストの炭火焼き」。クリーミーなソースとともに。



ナイフを入れると、パリッと音がするほどに、高温で一気に焼き上げたとあって、香ばしさが違う。中は肉汁たっぷりでやわらかい。
3切もあり、見た目よりもボリュームがあった。

最後はパンナコッタのデザートと珈琲で〆。



う~ん。やはり心に残ったのは、パスタかな!この店のパスタは裏切られたことがない。
ディナーは10500円~とお高めだが、おそらくシェフの感性が炸裂する品々が登場するのだろう。機会があれば記念日でも予約してみたい。

このあと、香港発のデザインジュエリーの展示即売会をホテルで観て、ほっ~とため息をついて。
チョコレート専門店「ショコラティエパレドオール(CHOCOLATIERPALETD'OR)」へ。
活気たっぷりのJR北側を望ながら、いつまでも弾丸トークは止まらない。



これが、いま話題になっている「ショコラネスパ」。
炭酸の泡とチョコレート感が同時に押し寄せる不思議なドリンクだ。



甘いものがいくらでも食べられるママも、チョコレートケーキとともに食べると、甘さが鮮明すぎて…。OMGといった印象のよう(笑)。

私の注文した「カカオ水ようかん」+苦めのエスプレッソは、餡とショコラが溶け合って、
なかなか面白かった。和スイーツ好きにはオススメ。




さて、朝から夕方7時まで延々とお買いものして、おしゃべりして…。ナンとはや9時間も。
これだけ一緒にいて話すネタが尽きないというのは気のあう証拠だね。

ともに19歳の娘たちをもつママたちは、4カ月前の受験の話に花がサクサクッ!脇役であってもともに難関をくぐりぬけた戦友のようだ。それぞれによく頑張りましたネ!
ちなみに、全員娘たちが一人っ子で夏にちなんだ名前なので、「Summer Girls mama」と命名!

これからは、子どもたちに負けないように、時には弾けちゃおう!と意気投合である。
今後とも、よろしく末長~くお付き合いくださ~いませ♪




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