月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

久しぶりの友よ

2012-10-12 22:16:12 | 今日もいい一日

ここ数日間は、一歩玄関を出ただけで木の実と金木犀の香りに包まれて外出がはじまる。




特に朝のウォーキングなどは、こうして希望に満ちて一日をスタートするのだけれど、
お昼をまわる頃には、ぐじぐじと小さなことに囚われて考え込む自分に、
ガッカリする、または、腹立たしくなる。
きっとこの夕刻を過ぎたあたりからの、真っ暗な早い夜の訪れと冷たい外気もよくないのだ。
あまりに寒すぎる。
(今日、歯医者の帰りに立ち寄ったデパートには、ファーやコートが勢揃い)

そういう時は、やっぱりというべきか、急いでお風呂に入らなければ!

湯気のたつ明るい電気の下で、なみなみとしたお湯のなかにゆったりと浸らないと、
決して善いほうに思考が回らないような気がするから。

昨日は以前の職場でコピーライターとして机を並べていた友達と
久しぶりに連絡をとった。

彼女から届いた、たった数行のメール文。そのなかでさえも、その人の聡明さや
温もりにみちた人柄、広い広い精神性みたいなものが伝わってきて、
さすがだな~と思わず感嘆の声を口にしてしまった。
その人のもつ、知(ち)の泉はとても雄大で豊かだ。そこにも憧れてしまう。


今日電話で話した、同じく同僚のデザイナーの男性の声も、音量を下げようかと思うほどに大声で自信にあふれていて、実に愉しそうに撮影の仕事をされていたようだった。

ふたりのなかに同じ空気を感じた(ふたりは仕事のコンビをよく組む仲だから)

素敵なことだな、と素直に感心する。

新しい仕事というのは、最初エンジンがかかるまではすごく勇気がいることだ。
善しなし事も、浮かんでくるけれど、
まあ、あまりいろいろと考えすぎないことである。
このところ、常連メンバーとの仕事が続いているので、新しい空気のなかで
活を入れてもらおうか!

そういえば、FBでお友達になりましょう、と
4度も誘ってくれていた代理店のクライアントの人にも
そろそろ連絡をとる頃だろうなあ。

どうしていらっしゃるのだろうか。
私ったらいろいろな人が次々浮かんでくるなんて、もしかして人恋しいの?
驚きだなあ。ほんとうに…。