雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

一巡 8

2024-01-30 00:06:47 | 面白い...パワスポ寺社
「こ、これ、
や、邪馬台国(やまたいこく)の......
わ、若神子社(わかみこしゃ)やん......
あ、アノ場所そのままやんか......
またドス黒い、は、、鼻血とか!?(  ゚ ▽ ゚ ;)
出たりなんかしないだろーな......
ちょっとビビるんすけど......
御田の森(おたのもり)?
というの?
ですか......」

新年の干支話はもう少しだけ続きます......






島から帰った後に調べたことなのですが、
種子島では田園の中に「ガロー」と呼ばれる
種子島特有の自然信仰の森が点在しているそうなのです。
その聖域の森には神が宿るとされていて、
特に南種子町は「十八ガロー」と呼ばれるほどの
多くの聖なる森があり、
中でも「御田の森(おたのもり)」は
種子島宝満神社(ほうまんじんじゃ)さんの御田植祭で、
赤米の苗に神を降ろすという神事が行われる最も重要なガローとのこと。
御田植祭では海水と海砂で清められた神田に
神の力を宿した赤米が植えられるのだそうで、
神田では四季折々の祭礼も執り行われているようです。
秋には願成就祭(がんじょうじゅさい)と奉納踊りで
収穫した赤米の俵を宝満神社に奉納。
種子島では黒潮がもたらした南洋文化が赤米の伝統行事と混じり、
神の力を得た赤米を媒体として、
神と人とが共存する自然信仰が受け継がれてきたのだ......と。





また、「ガロー」は訛っていき
「ガラン」とも言われるようになり。
「廈檣」「夏檀」「伽藍」などと表記もされつつ、
宝満神社に祀られる玉依姫が種子島に降臨した時に
随行して来た神々と称されるようにもなったのだとか。
宝満神社周辺の「十八ガロー(十八ガラン)」とは、
その随行して来た神々のことで、
後にそれぞれが独自のガローを祀るようにもなり、
そんな有力士族を「門(かど)」というのだそうです。

「ひとかどの人物......」

などの「かど」にしても、
ここから来ているとのこと。
陰陽師などの元となっている

「土御門家(つちみかどけ)」

なんていう氏族のルーツにも関わっているのではないかと。
そんな「ガラン」という言葉に関しても、
時代を経て神仕えの修行者が集まり
修行する場所のことを指すようになって。
やがて寺院または寺院の主要建物群を意味するようにもなった......
という伝承もありました。
仏道における伽藍(ガラン)の起源は、
通説ではサンスクリット語の音写であり、
「僧伽藍摩(そうぎゃらんま)」が略されて
「伽藍」となったと言われていますが......

果たして......!?!?!?

宝満神社や御田の森で執り行われる祭事は
知れば知るほど伊勢神宮における諸祭事の原型感があり。
天皇陛下が宮中で行っている諸祭事の元となっているような
ニュアンスも感じられます。
ガローの有りように関しては「邪馬台国徒然」で記した、
東北地方の真ん中にある荘園での古代祭祀形態とも
重なるイメージもあって。
やはり、この島は、
この国における稲作の原型が培われた地なのではないか......
稲の原種の種の入り口となった島なのではないか......と。
そんな思いが湧き固まっても来ます。



「種子島。
タネの神。
名前、そのままやん......」



「御田の森」の前には「舟田(ふなだ)」と呼ばれる、
玉依姫(たまよりひめ)さんが稲穂を携えて乗って来た
舟の形を模したと伝わる三角形の田んぼが。
「稲=古代米=赤米」の種が黒潮に乗ってやって来た
船によってもたらされたことを想像させられます。



玉依姫さんからお願いもされていたので、
鼻血が出たらどーしよぉぉ.....と緊張しまくりながら、
礼を尽くして「御田の森」ガローに入らせていただき。
お酒を一瓶捧げさせていただきました。
とても清廉で張り詰めた空間......
決して無礼があってはなりませぬ......



「鼻血は......

大丈夫。

......そうか。

なるほど。

邪馬台国と違って、
ココでは巫女や人を埋めたりとか、
生贄的な間違ったことはしていないのだな。
本来の、というか、健全な正しい形だ。
きっと、列島に稲作が伝わっていく中で色々なことがあって、
どこかでオカシナことになっていってしまったのだろうな。
つーか、僕さん、
未だ宝満神社に行けてないのでちゅけど......
行く前からもう大変やん......」



もはや完全に飽きられてしまっているであろう、
干支を巡る年初のお話は、
もうチビっと続きます。。



☆邪馬台国や若神子社、鼻血のお話はコチラ☆
邪馬台国徒然
邪馬台国徒然 2
邪馬台国徒然 3
邪馬台国徒然 4
邪馬台国徒然 5
邪馬台国徒然 6
邪馬台国徒然 7
邪馬台国徒然 8



☆シリーズ過去記事はこちら☆
一巡
一巡 2
一巡 3
一巡 4
一巡 5
一巡 6
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一巡 7

2024-01-26 00:00:18 | 面白い...パワスポ寺社
やぱーーーり、
宇宙な感じなのですなぁ......
この島は。
続きます。






種子島北端の浦田神社から最南端の門倉岬まで
ズズズーーーっと走り訪れた後は、
島で最も居心地の良いカフェではないか?と思える
「Cafe The Beachclub Sandal Wood
(カフェ・ザ・ビーチクラブ・サンダルウッド)」
というカフェでゆったりとコーヒー。







その後は、
あちこちでやたらと良い評判を聞く天然温泉ホテル
「HOTEL SANDALWOOD(ホテル・サンダルウッド)」
さんを押さえてチェックイン。
名前の通り、カフェと同系列のホテルさんです。





泊まってみると、噂通り本当に素晴らしく。
イメージとしてはバリ島のウブドに泊まるような感じでしょうか。
そんなホテル自体のことはまたいつかココで記したいとも思いますが、
とても印象的だったことは、
一泊して、翌日、ホテルの朝食をいただいていた時のこと。
ふと、ダイニングフロアのカウンターの上にあった
小さなお土産ものが目に留まりました。



「これが......
種子島の赤米(あかごめ)かぁ......
ココでも売ってるんだ......
なんだか、すごいな。これ。
一目で普通と違うコメだとわかるやん。
光ってる。
名前からしてヤバイし......」



お米の名前は「玉依姫(たまよりひめ)」というようで。
種子島にしかない固有種の古代米であるらしく。
栽培方法や品種の維持は何千年もの長きに渡り
島の南端にある宝満神社(ほうまんじんじゃ)さんや、
その氏子さん達が受け継ぎ、
守り作って来ているお米なのだそうです。
「一巡 3」に記していたように、島の伝承によれば、
赤米の種を携えた玉依姫が島にやって来て
人々に稲作を教え広めたのだと。
この稲作が後に日本列島に広まっていたのだと。
宝満神社はその玉依姫さんを祀った神社さんであり、
場所的にはホテルのすぐ近くにあるようで。
それで、地元の宣伝も兼ねて、
その貴重なお米をこのホテルでも売っているとのこと。



「むむむ......
もち米とうるち米があるのですな。。ふーむ。。
これ、今出ている分しかないのですか?
3個?だけ?ですか。
なるほど。
でわわ......全部ください。
ええ。ええ。」



当然、こんなお米を手にしたからには
宝満神社なる場所には島を出る前に寄ってみるべきでして。
当初はホテルを出たらゆったりとランチでもして、
そのままフェリーに乗って帰ろう.......
などと思っていたのですが、急遽予定変更。
ねーさんが預かった言葉には無かった場所でしたが、
それらの場所を巡ったが故に、最後、
明らかにお呼びがかかっている感じ。



「......そういえば、
浦田神社の由緒看板にも書いてあったな。
北の浦田神社と南の宝満神社は対を成す神社であると......
浦田神社は白米をもたらした男神で、
宝満神社は赤米をもたらした女神で、
お米が足りない時は互いに助け合っていると......

そうか!

それで!

浦田海岸に玉依姫さんが来てくれていたのか!

なるほど!

やぱーーり!

行かねば!」



ホテルからあっという間に到着。
神社の向かいには「たねがしま赤米館」なる建物も。



「むむ?
なんじゃ?
建物の方になんだかスゲーパワーを感じるのでつけど......
裏の方やな、、
先にそっちに行ってみっぺ......」



「ありゃりゃ、、
こ、こりわ、、
やべーっす、、」



「こ、これ、
や、邪馬台国(やまたいこく)の......
わ、若神子社(わかみこしゃ)と同じやん......
アノ場所そのままやんか......
またドス黒い、は、、鼻血とか!?(  ゚ ▽ ゚ ;)
出たりなんかしないだろーな......
ちょっとビビるんすけど......
御田の森(おたのもり)?
というの?
ですか......」

新年の干支話はもう少しだけ続きます......





ちなみに、上にある写真が「若神子社」。
その写真も含めて、
以下にテキストリンクをした過去記事が
邪馬台国や若神子社のお話となります。
岩手県、一関市、骨寺村荘園遺跡のお話。
鼻血話も含め、以前シリーズで記していました。
御参考まで。(^^)

邪馬台国徒然
邪馬台国徒然 2
邪馬台国徒然 3
邪馬台国徒然 4
邪馬台国徒然 5
邪馬台国徒然 6
邪馬台国徒然 7
邪馬台国徒然 8



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一巡 6

2024-01-22 00:00:28 | 面白い...パワスポ寺社
お気に入りの曲をココロに響かせながら、
種子島を巡る年初の干支話はもう少し続きまする♪(^^)




ロケットの丘展望台から下におりて、
有名なJAXA(ジャクサ)さんの種子島宇宙センターを散策。













宇宙センターさんの裏手にはこんな
「象の水飲み岩」
という風光明媚なトコロも。
そうです。
いわゆるパワースポットというやつですな。
ええ。ええ。





さらに島の南を回っていくと、
南方から流れてきた黒潮が正面からぶち当たる
「前の浜」という浜がありまする。
遠浅で潮が当たる浜なので、
とにかく難破する船が後を立たないという航海の難所。
一帯は「前の浜海浜公園」という名前になっております。





有名な「ドラメルタン号(ドラムエルタン号)」
というイギリスの船が難破漂着した地の石碑なども。
種子島の人々は難破して困り果てていた船員さん達を助け、
手厚くもてなしたとのこと。
そのお礼にもらった鶏を「インギー鶏」と呼ぶらしいのですが、
それは当時イギリスを「インギー」と呼んでいたからだとか。
......しかし、浦田海岸の建物といい、
どうして、こう、形が......
ロケット感があるのだろうきゃ......
面白いなぁ.......



難破船は勿論、稲を携えて来た人達も
黒潮のブチ当たるこの浜あたりに辿り着いたようで。
浜から陸に入り込んだエリアには沢山の田んぼが広がっています。
さらには、
この浜の端には有名な「鉄砲伝来」の地などもあって。
鉄砲を携えたポルトガル人が乗っていた船が
漂着したという場所でもあります。





「門倉岬」
鉄砲伝来の地。
神社もあるのですな.....
種子島最南端の石碑も。





小高い断崖の岬ですけど。
「前の浜」も見渡せます。
ここもかなりの聖地やのぉぉ.....
とても気持ちの良い場所。
心身が洗われまする。
船の形の展望台の先には朱色の本殿前鳥居。





鳥居の手前に見えるは金色の鐘。
鳴らしちゃいますけどね。ええ。
もちろん。



御崎神社(みさきじんじゃ)さん。
本殿。参拝。



振り返るとこんな感じ。



鳥居の向こう正面、
遠くに見えるのは宇宙センター。
神社はセンターを見守っているような感じ。



この島を司る神様に関しては、
僕らポンチキーズ的には
「種の神(たねのかみ)」
という名前で伺っています。
どうも、宇宙の神様のようです。
島の要所で感じられる存在感の次元が全く違います。
おそらくは、
稲という種を外宇宙からこの星に降ろしてくれた神様ではないかと。
となると、僕個人の稲作起源の見解としては、
現在主流となっている北九州起源説より、
稲を携えた民が南方から黒潮に乗ってこの島に流れ着いたという
種子島起源説を選択したくも思うわけでして。
日本列島における稲作は陸稲という形も含めて、
この島から列島に伝播していったのではないかと思うのです。
当然、物的証拠発見がなされていないポンチキ個人説ですので、
そこは何卒、テキトーに悪しからずなのです。
そして、門倉岬の門倉神社を後にする時に、
そんなタネの神様がお出ましに!?
むむ!?
タネから芽が出る的な!?





......というようなこともありますが、
境内にあった宇宙飛行士の像ともイメージがダブルのですけど......
ヘルメット横のアンテナ?みたいなものにも似てますし!?
タネの神様って、実はこんな感じなんす......



やぱーーーり、
宇宙な感じなのですなぁ......
この島は。
続きます。


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一巡 5

2024-01-18 00:01:56 | 面白い...パワスポ寺社
福島のお酒をお持ちしましたぁぁーー。

どぞどぞーー。。

次は「千座の岩屋(ちくらのいわや)」に向かってみますぅーー。。

続きますぅーーー。。







千座の岩屋。

ヤベーっす。

ここ。

レベル高いっす。

「ちくら」を「千座」と書く意味も良くわかるッス。

千の神が集まり座するところっす。

岩屋の中にも入れるッス。











すげー。

ちょっと宇宙的。

なるほど。

ロケットの島か......

やはり種子島は宇宙と繋がる島なのね。

種子島の神様は宇宙の神様やな。

偶然は必然なわけね......

おおお!

そーだ、そーだ!

感動してお酒を繋ぐの忘れソーになった。

どぞどぞーーー。。。







駐車場に戻って......と、
あ!
にゃんと!
ニャンコさん!





おーおー。。
元気そーですな(^^)
にゃに?
駐車所横の森の陰に神社がある?とにゃ?
ほーほー。。
じゃぁ、行ってみますよー。。
お酒持ってけば良い?
りょーかい。りょーかい。
ありゃ!
ホントにあった。( ゚д゚)



この地に入らせていただき、
ありがとうございましたぁぁーーー......
スゲーとこっすぅぅ......
と、コレでプリリンねーさんメニューは果たせたかな。
うん。
じゃぁ、ココからわ自分の趣味に走りましょーかねぇぇ。。
なんてったって宇宙と繋がる島ですから。
ええ。ええ。
となると種子島の名所の宇宙センターとかかなぁ......
「ロケットの丘展望所」とか。





新海誠(しんかいまこと)監督のアニメ映画
「秒速5センチメートル」
などでも有名な場所でしょうか。
大ヒット作「君の名は」誕生前夜の麗しき作品。



新海作品における絵の質感やタッチ、
世界観などは既にこの時に完成されている感じで。
内容的にも「君の名は」はこの作品から
スピンアウトしていったイメージ。
「ロケットの丘」に佇んでいると、
そんな新海監督の作品が浮かんできて、
山崎まさよしさんやRADWINPS(ラッドウィンプス)さんの
曲なども聞こえてくる感じ。
「なんでもないや」とか。



お気に入りの曲をココロに響かせながら、
種子島を巡る年初の干支話はもう少し続きまする♪(^^)


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一巡 4

2024-01-14 00:15:34 | 面白い...パワスポ寺社
浦田漁港を守る様にしてある
漁業家の原捨思(はらすてし)さんの碑や、
その上にある港の守護社
「恵比寿神社」さんにもチロチロとお酒を配りつつ、
種子島を巡るお話は続きます。






浦田漁港を後にして、
次に向かったのは島で一番美しいと言われているビーチ。
浦田海水浴場。浦田ビーチ。
ベンチの色が赤と白を合わせたピンクというのも、
なんだかよくわかるっす。
ええ。ええ。



日本で唯一の「ヨガの聖地」に選ばれているそうなのです。
なんか、わかる。
その感じ。









島の南端の宝満神社さんからシッカリ和装の
玉依姫(たまよりひめ)さんが来てくれました。
嬉しいっす♪(^^)
全てが美しいっす。
対面にある屋久島も素晴らしい島ですけど、
種子島もやべーっす。
とても癒されるっす。
とても穴場っす。
シーサイドハウスなる建物もやっぱりピンクですし。
どこかロケットぽい!?のでつ。



そんなこんなの浦田エリアを後にして、
次に向かったのがこちら。
「雄龍雌龍の岩(おたつめたつのいわ)」





ある嵐の夜に、
崖崩れで海に投げ出されてしまった達五郎と達江という
夫婦の生まれ変わりの岩......
という伝説があるそうですが。



島の龍神さんが上がって来る場所でしょうか。
北の浦田神社の男神さんに使える龍神さんと、
南の宝満神社の女神様に使える龍神さん。
島の2龍や2神の会合地であることは勿論、
島の外からいらっしゃる龍神さん達の玄関口でもある感じっす。
江ノ島とか竹島といった感じでしょうか。
ええ。ええ。



福島のお酒をお持ちしましたぁぁーー。

どぞどぞーー。。

次は「千座の岩屋(ちくらのいわや)」に向かってみますぅーー。。

続きますぅーーー。。


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一巡 3

2024-01-10 00:01:10 | 面白い...パワスポ寺社
鹿児島県、種子島。
宝満神社さん。
続きます。(^^)




実は、僕さん。
3、4年ほど前から種子島の神様や他の神々様から

「種子島に行ってくれ」

とずっと言われて来ていまして。
しかし、

「急ぐ必要はない」

と、そうも言われていたもので。
なので、自然なタイミングが生まれるまでは
無理に行かないでいた場所ではありました。
しかし、今回。
昨年末の出雲会議が終わった後になぜか?
強烈に行きたくなってしまい。
不思議と自然に行く流れともなって。
それで、
その流れに身を任せて向かってみることにしました。



種子島には鹿児島港から桜島や
開聞岳(かいもんだけ)を横目に高速船で渡りました。



島の西之表港に着いて、
最初に向かったのは「浦田神社」というところ。
細長い、ロケットのような形!?をした
島の北端にある神社さん。





北半球においては、多くの場合、
地球のエネルギー的なものは北方から入ります。
風水などでもお馴染みの知識や感覚?でしょうか。
なので、この地からスタートして島を回っていくのは
とても自然でエネルギッシュな感覚にもなれます。
ただ、この時は、
僕さんに関してはもう一つの理由がありまして。
ソレが、僕さんが種子島に伺う際に
プリリンねーさんが降ろしてくれた神々の言葉。



「千座の岩屋(ちくらのいわや)と
雄龍雌龍の岩(おたつめたつのいわ)と
浦田神社と、
タネの神が言っていました。
宮古島に繋がるらしいよ」



ふーーむむむ......
タネの神とは種子島の神様。
となると、その3ヶ所はマストで行ってみようかな、と。
それで最初に北端の浦田神社さんに向かったという次第。
神社のある浦田漁港はとても美しく、静か。
龍神さんもいらっしゃいますでしょうか。



社(やしろ)は高台から港を護るようにして鎮座しています。



故あって、福島から取り寄せてお持ちした
「若清水」という日本酒。
誰もいなかったので、
アマテラス祝詞(のりと)と共にしっかりとお届けしつつ......



境内の端には神様が上に乗って米の種を撒いたと伝わる大岩
「御種蒔石(おたねまきいし、お種子まき石)」
があります。



岩の写真は撮り忘れていたのでネットから拝借。
境内の由緒書き看板にはこんなことが書かれています。



———————ここ浦田神社は白米を祀っており、
祭神はウガヤフキアエズの命である。
命(ミコト)は神社のお種子まき石の上から下の田んぼに向けて
稲の種子をまいたと言われ、
稲作発祥縁起の伝説が残る。
また、ここ種子島北部の浦田神社と
種子島南部にある宝満神社は一対をなす神社であり、
南種子町(みなみたねちょう)宝満神社の
赤米(あかごめ)が絶えたとき、
浦田神社の白米を宝満神社へ持っていくと赤米になり、
浦田神社の白米が絶えたときは、
宝満神社の赤米を浦田神社へ持っていくと
白米になると伝えられている—————————————



神社自体の由緒に関しても興味深いのですが......



—————————種子島で最も古い神社は、
北の浦田神社と南の宝満神社である。
浦田神社の祭神は鸕鵜葺草葺不合尊
(ウガヤフキアエズノミコト、鵜葺草葺不合命)。
宝満神社の祭神はウガヤフキアエズの尊の妻、
玉依姫(たまよりひめ)であることから、
両社は夫婦神社といわれる。
また、神饌米(しんせんまい)は宝満神社が赤米であるのに対し、
浦田神社は白米である。
個の神社は拝殿だけで本殿は無く、背後の山を神山とし、
山頂の二体の巨石夫婦岩が御神体である——————————



種子島の名前の由来に関しては色々な説があるようですが、
個人的には、おそらく、
この神社や岩や宝満神社の伝承が元になっているのではないかと。

そして、
この国における稲作発祥の地はどこか?ということに関しては、
現在主流の学説としては北九州エリアとされています。
佐賀県で日本最古の水田跡が発見されているからなのですが、
朝鮮半島からの伝来説とも重ねられているわけです。
しかし、黒潮の流れや陸稲などの栽培法も考慮すると、
確かに種子島も日本国における稲作発祥の地であるという可能性も
否定できないという学説もあります。
もしかしたら稲の種が最初に列島に持ち込まれた場所である可能性。
もし、そうだとしたならば、
稲作を国富の根幹とする神道や日本国において、
この島の存在と意味というのは
とても大切なものともなるのではないかと。

種子島を巡るというのは、どうも、そんな、
この国における稲作の最初期の形を知る、
感じさせていただく......
国の基幹産業の起源を学ばせていただく......
というような旅となるのではないかと。

国旗の白と赤とは、
紅白とは、
本来どんな意味を持っていた言葉なのか......
を知る島であり旅ともなるのではないかと。
島で最初に訪れた浦田神社では
そんなことを感じさせられもしたのです。



浦田漁港を守るようにしてある
漁業家の原捨思(はらすてし)さんの碑や、
その上にある港の守護社
「恵比寿神社」さんにもチロチロとお酒を配りつつ、
種子島を巡るお話は続きます。


☆シリーズ過去記事☆
一巡
一巡 2


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一巡 2

2024-01-06 00:00:07 | 面白い...パワスポ寺社
なぜこの干支話は巳年から記し始めたのか。



いち動物が神へと進化する旅。



「一巡」



今年舞い降りて来たのはそんな御言葉。



......新年恒例のポンチキ干支話は続きます。(^ν^)




高い建物の中にある螺旋形の階段。
その起点や終点、曲がるところにある踊り場。
それが12箇所あって。

その12箇所目。

建物の屋上に出れるドアの前にある最後の踊り場。

その踊り場から、
登って来た階段を上から覗きこんでみると、
よくここまで上って来たな、
頑張って登ったな、と。
そんなことを思ったりもして。



ある意味、
一つの到達点。



一方で、前を見ると、
屋上へ出られるドアがあり。
そのドアの手前には、
ドア部分との床面の高さを調整するために設けられた階段が
数段だけあります。

「あのドアを開けると気持ちの良い屋上か。
その先は......」

その先というのが来年の巳年。へび年。

きっとまた新たなレイヤーで、
リフレッシュもした初動的なスタートが待っている。
なので今年は、そんな屋上へ出る手前にある最後の踊り場。
外に比べると少し薄暗い建物の中ですが、
ここ迄の11年間をまとめて感じることもできる、
一旦の整理ができる、
見える、見れる、
そんな場所。
屋上にもいつでもすぐに出れる。
そんなことを一言で表すと

「一巡」

となるようでして。

いちじゅん。

ひとめぐり。

ひと巡りの結(けつ)。

起承転結の結。

一旦のまとめ。

一旦の自己点検。

ここまで何が出来て、

何が出来ていなかったか。

人間としてのレベルは上がっているのか。

人格はちゃんと磨かれているのか。

苦労や苦悩や努力を重ねようやく到達できた場所で、
一旦、色々と整理をしながら、
また次の目標やイメージや自分の在りようを再設定していく。
そんなひと巡りのイメージ。

過去記事にも幾度か記して来ていますが、
僕個人のポンチキな見解としては
辰年こそが干支の巡りの結びであって。
となると、僕としては、
干支の始まりは一般的に言われているネズミ=子年ではなく。
巳年(みどし)と捉えてもいて。
手足の無い、地を這うヘビから始まり、
頑張って、頑張って、やがて手足が生えて来て。
指が出来て、ツノも生え。髭も伸び。
あとは綺麗に輝く鱗(うろこ)を纏えれば......
美しい玉をその手に持つことが出来れば......

龍となり。

大地を這うだけでなく、
天空を泳げるような存在ともなって。
現実にはいなそうな、
自由で自在の存在ともなり。
自然や地球や宇宙と調和する感覚も身について。

物理学的には、
物質の最小単位である量子の動きはスピン量であらわされますが。
故に、エネルギーというものは常に振動し。
うねり。螺旋を描き。
龍とはそんなウネルエネルギーの権化でもあって。
現実世界に存在するモノでありつつも、幻のような、
見えないような存在でもあって......

時に神!?

のような存在でもあるのではないかと。

人よりも自然を護るような厳しさを持つ存在でもあるのではないかと。

それが龍神さんであって。

辰年。辰歳。龍年。龍歳。

干支の巡りを経て、
自分は龍さんのように成れたのか。
成れたとして龍なのか、竜なのか。
龍や竜だとして、指は何本あるのか。
ウロコはあるのか?ないのか。
あるとして、どんな輝きを持っているのか。
玉は持っているのか?いないのか。
龍なのか、龍神なのか。
そんな成長の巡りを点検しつつ、
また次のレイヤーにおける成長ループを見据える。
そして、昨年末の出雲会議後に天から降り下りてくる
そんなイメージに導かれ、
訪れることになったのは......



鹿児島県、種子島。
宝満神社さん。
続きます。(^^)


☆冒頭の写真は草場一壽(くさばかずひさ)さん
陶彩画(とうさいが)の龍神さんです。


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一巡

2024-01-02 00:56:47 | 面白い...パワスポ寺社
年明け早々に能登半島を中心とした
大きな地震が発生していますが、
今、困難な状況にある方々が
少しでも良き方へ進めるよう願っています。
まだ被害の全容はわからない状況だとも思いますし、
余震的なものも続いていますが、とにかく、
自分に出来るようなことがあればやっていきたく。
頑張っている人が少しでも早く
平易な日常を取り戻せたらと。

僕個人の年末年始に関しては、
とても幸いなことに、
今のところ心身共に無事に過ごすことは出来ていて。
いつも家族や家を護ってくれている近所の氏神神社さんにも
年明け早々の深夜に初詣に行くことが出来ました。









どこかモヤモヤした気持ちを抱えている状況ではありますが、
新年最初の記事は、
毎年の恒例的なお話ともなっている
出雲会議後に天空から降り下りて来る1年のイメージのお話です。
超おおざっぱな干支(えと)に絡んだポンチキトーク。

今年は辰年。たつどし。龍の年。

例によって、
これまで記して来たことのダイジェストから始めますと......



2013年。巳年。みどし。 ヘビ年。蛇年。
過去記事は「ウネリと螺旋
伊勢と出雲の「同時遷宮」の年。
年間のエネルギーは「8」で表される強大なエネルギー。
しかし、その力は「8」の形に捻られ、閉じ込められ。
「8」の内側で蛇の様にウネリ、
強くあるのになかなか外に出ていけない。
停滞しているかの様な焦れったい状況。年。
ただ、何かを勉強したり、始めるにはとても良さそうな年。
年末に導かれた神社は埼玉県の大宮氷川神社

2014年。午年。馬年。うま年。
過去記事は「うま
巳年で内側に溜まっていたエネルギーや勉強した力が、
遷宮の義の終了とともにお馬さんに乗ってドドド......
っと走り出しそうな年。
年末に導かれた神社は神奈川県の箱根神社と、その元宮

2015年。未年。ひつじ年。
過去記事は「星の時代
見えて来る景色が何故か?宇宙から見た地球の姿。
太陽系の姿。
宇宙という世界。
地球という囲いの中で生きる羊。
導かれる神社さんも今迄になく「星の神様」の社が多く......
星の気持ち。
星の視点。
本格的な「星の時代」の始まり。
そんな意味と出来事が加速しそうな年。
年末に導かれた神社は大阪府、交野市、小松神社
別名、星田妙見宮。

2016年。申年。猿年。さる年。
過去記事は「SIGNAL
引き続き加速していく「星の時代」と共に、
国家や企業、コミュニティの「混」にも立ち会うかもしれない年。
「混」という文字にどんな文字が足されるのか?
......ということと同時に、
多くの「去る」もあるのではないか......という年。
年末に導かれた神社は大阪府、東大阪市、
石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)と、
その上之宮(上之社)

2017年。酉年。鳥年。とり年。
過去記事は「The Year of Ghost
正確には「丁酉=ひのと・とり」と呼ばれる酉年。
ソレは「火の鳥」。幻の鳥。
多くの人に「リアルな未来の生活イメージ」みたいなものが
ようやく幻の様に見えてくる、ビジョンが持ててくる様な年。
故に、火の様にユラユラと消えて無くなる
「幻のような年」にもなりそう。
年末に導かれた神社は岐阜県、不破郡垂井町、南宮大社。

2018年。戌年。犬年。いぬ年。
過去記事は「Eve
それぞれの人にとっての「勝負」とも言える様な事が、
目前にいくつか置かれる年になるのではいかと。
その勝負事の明暗を分ける「鍵」というのが犬!?
というか「恩義」なるもの。
年末に導かれた神社は滋賀県、東近江市、
阿賀神社(あがじんじゃ)
別名、太郎坊宮。

2019年。亥年。猪年。いどし。いのしし年。
過去記事は「維新と威信
維新と威信。
明治の時のような社会科構造の変革が猪突猛進的に進み、
新年号と共にわかりやすく現れてもいく。
旧体制と新体制との間で精神的に傷つき、
血が滲む様な人も多く。
弱り目に祟り目。
犠牲無き維新は無く。
必要なのは自らの威信にかけるという強い気持ち。
どんな時も明治の志士達のような強い気持ちや誇り、
尊厳を失わないこと。
年末に導かれた神社は山口県、萩市、松陰神社

2020年。子年。ねずみどし。鼠。ネズミ。
ちゅーちゅー年。
過去記事は「2020・0101
降りて来た言葉はシンプルに「自立」。
それは「神々や全てのモノモノからの自立」という意味のようでもあり、
現在の人類はようやく成人し、大人になったのだ、と。
そんなテーマが裏に隠れた事象が起こっていくというような年。
ずっとドッシリと構えていたような方々も!?
そんな「新たな自立」という様なことの為にあくせくと、
チューチューと、
ネズミさんのように走り回らねばならないことも多くなる年。
年末に導かれた神社は宮崎県、
日向市にある大御神社(おおみじんじゃ)

2021年。丑年。年。もーもードシ。
過去記事は「風和」。
降りてきた言葉も同じく「風和」。
どんなことがあっても風の様に軽やかに。
透明に。
色をつけず。
流されるところは流され。
止まる時は止まり。
無為自然に。しなやかに。柔かに。
風が和するが如く。
風と和するが如く。
牛のようにドッシリと落ち着き。
小さなことは気にかけず。
どこ吹く風!?みたいにのんびりと。
食べて寝て、寝て食べて。ソレでも全然大丈夫な年。
年末に訪れた神社は奈良県、
生駒郡にある龍田大社(たつたたいしゃ)

2022年。寅年。トラ年。
過去記事は「清洲の虎
降りてきた言葉は「勝利」
この年における「虎」とは結実の「金」であり、
「勝利」を意味するとのこと。
当然、勝利があるということは敗北もあるようで、
どこか張り詰めた厳しい空気も感じられる一年になるとも。
そして虎は「終わりの虎=尾張の虎」でもあるようで、
とにかく「織田信秀」さんのところに行きなさい、と。
年末に導かれた神社は、岐阜県、清洲市、
清洲古城跡公園の中にひっそりと佇む、
信秀さんの子息である織田信長さんを祀る小社
右大臣織田信長公古城跡」。

2023年。卯年。兎年。うさぎ。
ぴょんぴょん年。
過去記事は「矢岳徒然」。
降りてきた言葉は「無」。
卯年らしく「ぴょん!」と大地が揺れる危機感もはらみつつ、
「ぴょん!」と飛躍するための無。
それは、我欲は捨てなさい、的な、そんな宗教的な無ではなく。
挫けずに何かをやり続ける、手に入れる為の無。
無のチカラ。無の心。
そんな無心さが大切な年なのだと。
そして「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の逸話。
無心で頑張っていれば助けてくれる人が現れる年。
訪れた神社は熊本県、天草の山中深くにある
矢岳神社(やだけじんじゃ、矢嶽神社)
訪れてみると、
神社というよりこの国最古級の古代遺跡の一つ。
巨岩が円形に並ぶストーンサークル的な場所。
山頂直下には世界最大級の「ドルメン(支石墓)」も。



さて。今年。
自分はツルツルとした蛇さんから、
手足やツノや髭のある、
キラキラと輝く鱗を持つ美麗な龍さんになれたのか?
地を這うだけのものから、
天空を舞える力を持ち得たのか?
現実に存在する動物から、
現実には存在しそうもない想像していた生命に成れたのか?



なぜこの干支話は巳年から記し始めたのか。



動物が神へと進化する旅。



「一巡」



今年舞い降りて来たのはそんな御言葉。



......新年恒例のポンチキ干支話は続きます。(^ν^)



☆毎年この時期に問い合わせをいただく
「初詣」に関するエトセトラはこちらの過去記事迄。

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