雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

天使の取り分

2012-10-31 00:37:18 | 願い
先日、友達のH君が山梨県にある
サントリーの白州蒸溜所を訪ねて行ってました。
何でも最近ウイスキーに凝っていて......ということらしく。
とても楽しそうでした。
元バーテンダーの僕としたら、ついついカラミたくなる話題なので、



「白州よいよねぇぇ。。
庭にいると香りだけで酔っぱらいそうになるし。。
個人的には “酒造り” と言うことに関しては “山崎” の方が
何だか “凄み” を感じるんだけどね~。。」



なんて話をしたのですが。
その彼はレコード大賞もとっているくらいのトップ音楽作家なので、
何かと「凝り性」な性格で。
大阪府や京都にほど近い、その「山崎」蒸溜所にも既に



「行ったことあるよーん!」



などとのたまわっとりました。
いつのまに!?
びっくりさん w( ̄o ̄)w !



ウイスキーというものを超簡単!
分かりやすい!
......ってな感じで言いますと、
意外にこういう言い方はしないようなのですが......

「ビールを煮詰めたようなもの」

でして。
作っている場所が何処なのか?
原料は何なのか?
などによって名前や種類が決まってきます。
原料に関しては先に記したようにビール......なので、
多くは大麦やライ麦、コーンなども使います。
ちなみにワインや果実酒を蒸留していったものは
「ブランデー」と呼びます。
サトウキビは「ラム」。



お酒というのは古来より世界中で薬代わりとなっていたり、
神への捧げものとして扱われて来たりもしています。
そんなお酒に宿る神秘的な力や魅力というのは、
酒造り職人さん達の奥の深い造り方を見たり、知ったり、
そこに注ぎ込む愛情や情熱などを感じたりなんかしてしまうと、
そういった部分に依るところもとても大きいのだろうな......
などと思ったりもします。
白州蒸溜所などに行っても、
素晴らしい酒職人さん達はまるで自らの子供を育てるかのごとく大切に、
愛情を込めてお酒を造っています。
そして、その製法はウイスキーにおいても、それはもう......
奥深く神秘的なものです。
そんな風にして作られたお酒に時に不思議な力が宿る......
なんていうことも、ナントナク納得出来たりもします。
もし、機会などあれば、
日本酒の酒蔵やワイナリーなども含め、
お酒の造られる処を一度見てみる、
なんていうことはナカナカ面白いかもしれません。



ウイスキーの製造法を真面目に記していくと、
バーテン時代のコダワリなども出て来てしまい、
とても細かく長くもなりそうなので、ソコはブレーキをかけつつも、
そんなことを大まかに記してみますと、
ウイスキーというのは「醸造」された後(大まかや!)
アルコール濃度を上げるための「蒸溜」という作業をします。

その蒸溜されて出来たアルコール濃度の高い原酒は、
次に、大きな木の「樽」に入れられて。
その中で数年間貯蔵され、寝かされたりなんかしちゃいます。

寝かされている間、
樽の中ではお酒さんに「樽の木そのもの」の味や香りや
命などが溶け込んでいって、熟成が進んでいきます。
それがウイスキー独特の香りや風味、
色といったものを作り上げていくことになります。

寝かされる期間は短くて2年ぐらいから、
一般に多く流通しているものでは
大体5年から8年ぐらいのものとなるでしょうか。
高級品は10年から12年、18年、それ以上......
などといったものもあります。
樽の寿命が大体30年と言われているので、
それ以上のモノはあまり聞いた事はありませんが。
この樽の中で寝ている時間の長さで味も変われば、
価値や値段も変わっていくのです。



面白いのは、
この「樽」の中でウイスキーが寝ている間に、
年間で全体の3パーセントぐらいづつ、
樽の中のお酒が何処かに、空気に......
自然に溶け込んで無くなっていってしまうのです。
10年モノだと樽の30%ぐらいが消えてなくなってしまうこととなります。

薄暗い酒蔵の中で膨大に積まれた沢山の酒樽さん達の中で、
誰も、ナーーンにもイジっていないのに、
頼んでもいないのに、
お酒さん達は樽の中から外の世界へと、フワッと、
消えて無くなっていきます。
まるで誰かに?
何処かに?
運ばれていくように僅かな量が少しづつ「ちゃんと」消えていくのです。

コレは、実はウイスキーだけの話しではなく。
ワインもブランデーも日本酒も焼酎も、
みな同じ様に、熟成されていく最中に
「しっかり」消えていってしまう分のお酒があるのです。
それは、まるで



「美味しいものを造るためのヒツヨウナ対価だよ、、」



とでも言うかのように、です。
そんな決まって失われていくお酒のことを、
世界中の酒職人さん達は昔からこんなふうに呼んできました......



「天使の取り分」



......つづくことにした!(。・ω・。)



大好きなバーボン。
ブッカーズ(BOOKER’S)!
この木のケースがまた、良いのでやんすぅ。。(*´∇`*)


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どーなつ

2012-10-29 00:16:02 | 美味い...珈琲
おわおわおわわわわーーーっつ!?

俺の大切なドーナツがコニャ(奥さん)に食べられてるーーっ!

ぐわわぁ~ん!Σ(T▽T;)

せっかく映画見ながらゆたーーりと食べようと思ってたのにぃーーーっ!!

しかも!

お気に入りのポン・デ・ダブルショコラが失われているではないかぁぁーーーっ!

なーーーんてこったーーーーーっ!!

大惨事ィィィィーーーーっ!(>O<)・゜゜ビエーン

救急車ぁぁーーーっ!

あのヤローまた一人でお太り様になるつもりやなー!

にゃろーっ!(`ヘ´#) !!

おしおきだべーーーっ!



......ってね。
ドーナツはデスネ、大好物なのです。はいー。
食べているとですね、どーーも......こう、幸せな気持ちになるのです。

なんでだべ!?

僕の好きなドーナツの食べ方はですね、
先ずは大好きなコナ・コーヒーを用意してですね......
はい。コレです。



「KONA HILLS COFFEE(コナ・ヒルズ・コーヒー)」
さんの
「extra fancy(エクストラ・ファンシー)」
ハワイ本島(ハワイ島)で日系の滝沢さんという方が
無農薬で精魂込めて実らせているお豆さん。
焙煎が、また、とーーっても素晴らしいのでございます。
感激でございます。
直接滝沢コーヒーファームに行かないと買えないので、
超買いだめ&お土産お願いねん!
攻撃でしのいでいる貴重なお豆さんなのです。

こいつをですね、
グワわわわーんんんんっ.......とグラインダーにかけてですね。
程よいひき加減でコナ粉(コナゴナ)にしまして。
シンプルにワンホールのドリッパーで、
蒸留水機(台湾製2万円!)で作っておいた超純水(ピュアウォーター)
を沸かしたお湯を注ぐのです。
そうして美味しいコーヒーさんの出来上がり!
となるわけでございます。
そのコーヒーとドーナツさん達を木製のトレーに載せて、
いそいそ......とお気に入りのソファーまで運びます。
そうしたら、
ソファーの側にあるステレオの電源をポチッと入れてですね、
山下達郎さんの「I LOVE YOU...PART 1」という曲をセットします。

あくまで「セット」です。

曲順を確認し、
スキップボタンで呼び出しておいて、
ポーズボタンをかけて。
リモコンを持ってソファーへと戻ります。
ソファーに座ったら

「なんでiPodにいれてないんだ?俺?」

と、ひとしきり後悔をして。
それでですね......
煎れたてホカホカのコーヒーを一口だけ口に含み、
はい、ドーナツに手を延ばしましたぁー......



その瞬間……!!



ポーズぼたんかいじょ!



「♪ あいらびゅーーーウウウウーーううううーーー
あーーーーいらーーーぶーーーゆーーーーぅぅぅーーーー♪」



......至福のドーナツタイムの到来であります。



それがポン・デ・ダブルショコラだったりすると、
もうどーにもこーにもお太り様です。



どれだけドーナツの一噛み目のタイミングと曲頭のタイミングとを
心地よいポイントに合わせられるのか!?
が勝負の分かれ目となります(・ε・)

僕の経験では、
わずかにドーナツのひと噛み目が先行する方が
至極の幸せに近付く感じがしております。
はい。

そして数千枚あるCD達の中で、
この曲が一番この作法とのマッチングが良い感じがしております。
上の動画はサブスク未解禁曲の為CM動画となっちょります。
はいー。

この極上のタイミングと楽曲で、
一度この「お作法」をお試しなどしてもらいつつ、
更なる研鑽と意見がある方はぜひ教えて欲しい限りなのでござります。

今宵、
わらわはそんなドーナツタイムと映画鑑賞で過ごしとうございます。

そうです!

お太り様です。



在りし日のボン・デ・ダブルショコラ......
買いにいかねば!(><)


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マジックを

2012-10-27 00:05:34 | 願い
小さな子供の頃は、
見るもの、聞くもの、触るもの、
全てが楽しさに満ちていたような気がします。
それはとても好奇な感覚でもあり。
刺激でもあり。
憧れにも似た何かをも宿していた「楽しさ」だったような感じもします。
神様もサンタクロースも、
天使も悪魔も、
お化けも妖精も、
月にいる兎さんも、
みんな今より身近に感じられ、
まるで存在していたかの様に感じていたようにも思います。



それは、今思うと何か不思議な魔法......
「マジック」にかかっていたような......
僕にとってはそんな感触で思い出されるようなことであったりします。



でも、当然、
幼い故の残酷さに囲まれ。阻まれ。晒され。まみれ......
傷だらけになるような時期などもちゃんとあって。
それでも、息も絶え絶え何とか頑張って。乗り越えて。
しかるべき時にちょっとだけ振り返ってみると、
支えてもらった様々な人や力を感じたりもします。
そして、そんなチカラ的なモノの中の「一つ」には、
幼い頃にかかっていた不思議な「マジック」のようなのもが、
そこに確かに存在していたように僕には思えるのです。
それは、もしかしたら「夢」とか「偶然」とか、
「奇跡」というような言い方をしても良いようなモノかもしれませんが。



二十歳前後ぐらいの時は、
文字通りいろんな意味で無敵で。
故に、痛い目にもいっぱい会って。
三十代も半ばを過ぎる頃には七転八倒。右往左往。
罵詈雑言の四面楚歌。
大志を抱いてお金も投出し。
四苦八苦の試行錯誤。
汗にまみれた毎日は、
それはそれで真正面から受け止めてみればとても充実した毎日で。
全てがあって、とても楽しく。
有り難い日々であったようにも思います。
そんな毎日の中で、子供の頃にかかっていたマジックは、
見たもの、見えたもの、
触ったもの、感じたもの、
出会ったもの、手にしたもの......
そんな様々な「何か」と交換していくかのように一つづつ......
それは気付かないくらいに少しづつ......
解けていったように思えてもいます。



そんな年月もまた通り過ぎていき。
ふと、気がついてみると。
そんな子供の頃にかかっていた、
持っていた「マジック」などは全て解けて無くなってしまっていて。
目の前に拡がるのは、
混じり気などまったく無い純然たる現実世界と、
そんな世界の鏡に映る自分の肖像。
その肖像というのは、
見渡す限りの彼方にまで続いている広大な砂漠の真ん中で、
緩やかに膨れたボストンバックを足下に置き。
そして、ポツン......と、
呆然と立ちすくんでいる様な人の姿。風景。
その砂漠は、
少年の頃に住んでいた魔法やマジックの世界では、
もしかしたら多くの水と緑と自然とに溢れ、
沢山の建造物と人とモノと愛にも溢れていたかもしれない大地。



もし僕のように、
こんなふうに思うような時や一瞬が他の誰かにもあったとして。
その時、その人はいったいどんなことを思うのでしょうか。
どんなことを考えるのでしょうか......



僕はそんな広大な砂漠の中に一人、ポツンと佇んで。
そのうち何かを振り払うかのようにしゃがみ込み。
脇に置いてあったボストンバッグの上のファスナーを開け、
ゴソゴソと両手でバッグの中を探り。
そして一枚の古ぼけた、
何かが記されているニュースペーパーのような紙と、
ペットボトルに入ったミネラルウォーターを見つけて取り出しました。
そのペーパーと薄茶色の砂が延々と波打つ大地と、
嘘の様に真っ青に突き抜けている空とを何度も交互に眺めながら、
ちびちびと水を飲み。
ある日、僕の心には一つの思いが生まれてきました。



「マジックをかけよう」



この地に消えてしまったマジックをかけよう。
今度は自分で、自分に、マジックをかけよう。
自分で周りに、世界に、マジックをかけてみよう。
それは、いつかの幼き日々にかかっていた魔法のような、
好奇さと刺激と残酷さと恐れと、
憧れと愛にも溢れているマジック。
それは、幼い頃、
自然と何かが、誰かが、
僕にかけてくれていたかもしれないマジック。



マジックと一緒に生まれ、過ごし。
そんなマジックが解け去り。
その後は、その次は......
自分が誰かに、子供に、何かに......自分自身に、
そんなマジックをかけられるような人になれればいいな......
なれるかな......



決してマジックが失われないように。



砂漠の真ん中で生まれて来た思いとは、



そんなようなこと。



マジックは嫌いじゃないです。



時々とても素敵なもののようにも思えます。



マジックを失うこと......なかれ (^ ^)



砂漠の真ん中にまるでマジックの様に姿を現すラスベガスの街。
ストリップから見るベラージオ・ホテルの噴水はけっこう好き(´∀`)


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日本中央 4

2012-10-25 00:12:13 | 面白い
そしてさらには、
日本の国号というのはいつ正式に「日本」と定まったのか?
その言葉は本当のところ「何処から」来たのか。。
「日本中央」と記された東北に眠る伝説の石碑の話も、
ココ迄来てしまうと、
必然的にそんなことに思いが馳せられていくのでございます......
次回最終回!(゜0゜)/......のハズ......




一般的に一番有力な「国号」制定説は
「701年の大宝律令による、、」
となっていますが、
それは、実は諸説あってハッキリしていません。
世界を見渡してもこんな国はなかなかないようです。
国名そのものの起源に関しても、
大陸の国々からみて東の果てに当たる日本は必然的に
「太陽が昇り来る所の国」
などと呼ばれて来ていて。
当時のアジアの強国であった中国や朝鮮半島の国々の文献にも
そのように記されていることから、
「日本」と言う国号は
外国から見た表現を用いて定められていったのではないか......
とする説が最も有力になってはいます。が、
それも「決定的な証拠づけ」は未だ出来ていなく、
やはりハッキリしないままです。



仮に、国号制定の経緯が上記の様なことであったとしても、
「日本」という国号が定められる以前......
それは「倭=わ」もしくは「大倭、大和=やまと」が、
そのまま国全体を指し示す言葉として使われていた7世紀以前......
のこの国においては、
「日本」と言う「正式な国号」は、まだ、
この国に定着していなかったという可能性は
捨てきれないのです。
特に、田村麻呂が蝦夷を平定し、
東北の地で「日本中央」と記した時には、
東北地方を始め、北海道や熊野、九州の一部など、
まだ当時の政権の支配下に入っていない、
完全に掌握が出来ていない辺境の地というのは沢山あった時代であり。
そんな中においては、これ迄記して来た様に、
古の当時の「日の本=ひのもと」といえば、
もしかしたら本州において最初に太陽が昇ってくる東の果ての地......

「東北の地を差していた」

という可能性は、やはり捨てきれないのです。
実のところ「日ノ本」が陸奥(みちのく)をさす言葉として
使われていたという事実は、
大宝律令から数百年を経た鎌倉時代後期にも記録が残っています。
北海道アイヌ民族との間の重要な交易拠点でもあった
青森県十三湊(とさみなと)の豪族の安東氏を

「日ノ本将軍=ひのもとのしょうぐん」

と呼んでいたという記録です。
その後の戦国時代においても、
豊臣秀吉の小田原攻めを記す書物には

「小田原の事は関東 日ノ本迄の置目にて候まま......」

などと記されていて。
「日ノ本」が陸奥をさす言葉として使われていたことを
示す証拠として語られることもあります。
この「日の本=東北」という説は、
捨てられない大きな可能性を有しているのです。



「日本」という国名の元が、実は東北、
蝦夷の地の呼称だった...という可能性。



史記にある通り、田村麻呂が蝦夷平定後、
もし本当に「日本中央」と大きな石に記したのであれば、
その石碑のある場所というのは「日の本の地」を治めていた
蝦夷のリーダーであるアテルイに関わる地の何処か?なのか。
「日の本の地」における「何らかの中心地」であった何処か?なのか。
もしかしたらそんな場所にあるのかもしれません。



......うーーん.....浪漫ですぅ。。 (´-`) ンー。。



「日本中央......ひのもとのまなか」



単純な4文字ですが、
それ故に古の昔から多くの人々の想像力を掻き立てて来た
大きなロマンを秘めている言葉。石碑......
とてもマニア向け!?マイナー系の話しなのに、
ソレは、もしかしたら日本という国の名前......国号......
の由来に関わる秘密を宿している話しかもしれない。
そんな歴史学においてもメジャー級の魅力を宿す大きな石碑が、
古の昔より、未だ東北の地の何処かに埋まっている......かも......
しれない......



それは浪漫と言わずして、何と言いましょう。



東北の地で起こることは「ひのもと」で起こること。



それは日本で起きていること、起ころうとしていること、



抱えていること、の雛形。



「ひのもと」が苦しめば日本全ても苦しむ。



東北の震災復興を願うことは「ひのもと」の復興を願うこと。



それは日本の復興を願うこと。



日本の飛躍を成し遂げること。



それも、僕らの浪漫と言わずして何と言いましょうか。



がんばらなきゃ。



ふぃーー ......今回長編になっちゃった。。
頑張ったよぉー。じぶーーん。。ε-(´・`) フー 
まぁ、コーヒーでも一杯
オタクな話をわざわざ読んでくれた皆さんにも。。


☆シリーズ過去記事☆
日本中央
日本中央 2
日本中央 3


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日本中央 3

2012-10-23 00:10:48 | 面白い
それが......「Ley Line = レイ・ライン」です。。

つづくのだ!じゃじゃーーん!(><)/




知っている方もいるとは思いますが
「レイ・ライン」というのはイギリスで生まれた考古学「的」な言葉です。
幾つかの古代遺跡が何故か?一直線場に並んで存在していることがあり、
そこには何らかの意味があるのではないか......
というような「線」のことを言います。
「的」と記したのは、
考古学としては正式に認められているような話しではないからです。
そこは誤解無く......ということですが、ただ、なにやら面白く、
コレまた浪漫のある話しじゃね!?
という感じではあります。はい。
仮にこの話しを、騙されたと思って正面から受け止めて。
改めて日本という国をグーグル・マップなどで上から見てみますと、
そこには何やらとても面白い「レイライン」が幾つか浮かび上がってきます。



その内の一つ。
今回は、前回記した「原初」大和政権伝説の残る
「弊立神宮」をスタート地点にしたレイラインを辿ってみます。



「幣立神宮」から太陽の昇って来る東の方向に線を引いていってみると......
先ず高千穂神社に当たります。
そして、その先には数々の伝説を有するミステリアスな四国一の霊山「剣山」
さらに四国とは「空海」でも繋がる紀伊半島中ほどの「高野山」を通り、
その道の?人々?では「日本三大弁財天」中最強!?
と噂される「天川大辨財天社」
その先は、伊勢からの熊野への玄関口に当たり、
伊勢内宮の「隠宮=かくりみや」と目される神秘の「瀧原宮」に重なります。

ココ迄でも相当スゴイのに、
その先には言わずと知れた「伊勢神宮」があり。
神宮の全ての神事に欠かせない大切な「塩」を作る重要な摂社である
「御塩殿神社=みしおどのじんじゃ」も通って、
伊勢の海の玄関口、「夫婦岩」で有名な二見浦の
「二見輿玉神社=ふたみおきたまじんじゃ」へと、
このレイ・ラインは抜けていきます。
夫婦岩は伊勢の地において夏至の日に
天照大御神=太陽が最初に登って来る場所でもあります。

そこからさらに太陽が登る方向に目をやると、
海越しに見えるのは......日本一の霊峰「富士山」
富士山へ伸びる線の途中には「豊川稲荷」もあります。

その「富士山」から、
さらに太陽の登る方向を追いかけて眺めて見ると、
そこには「明治神宮」があり「皇居」までもがあるではあーりませんか......



なーんてこった(@.@)



そして皇居から更に太陽の出所を追いかけていってみると......
「香取神宮」があり最終的に大海原、
太平洋へと突き当たる場所には「鹿島神宮」があります。
あまり知られていませんが、鹿島神宮の「一の鳥居」というのは、
実は皆が参拝する本殿からは遠く離れて、
鹿島灘の海に面した砂浜に立っています。
僕に連れて行かれた人も何人かいるとは思いますが......ここです。
美しい。
マニア向け。。



ここは本州において
太陽の光が「最初に」差し込んでくる場所の一つでもあります。
本州で一番日の出時刻が早いとされている鹿島のほど近くにある千葉県犬吠埼や、
本州最東端の地である、
岩手県宮古市にある「とどヶ崎」などと比べてもさほど変わりません。
そこに鹿島神宮の一の鳥居が太平洋に向かって、
海原から太陽を迎え入れる様にして立っています。



これが日本のレイ・ラインの一つ。



あぁ、浪漫。



不思議なのは、
記した様にこの線上には最近流行の言葉でいう「パワースポット」、
それも超一級のスポットがズラリと並んでいるのです。
中には超一級どころか、弊立神宮や天川大弁財天などは
ココに書くこともはばかれる様なトコロでもありまして……
決して

「ごりやくごりやくーぅ ( ´ ▽ ` )ノ 」

などと迂闊に行ってはいけないようなところです。はい。
何卒。お気をつけを。
そしてさらに面白いのはこの線が、地質学的に言う、いわゆる
「中央構造線=メディアンライン」
といわれる日本列島の大断層帯と「ほぼ」重なっていると言う事実です。
地球プレートの境目から湧き出る大地の力と、天を渡る太陽の力。
その双方が注がれて走っている線、地点......そんなふうにも見えます。
そりゃ確かにパワーはあるかもしれません。



高千穂から太陽の昇る場所を遥々と追いかけて行ってみたら、
鹿島神宮に突き当たり。
そして「東北」というのはさらにその先にある土地、国です。
記した様に「本州最東端」の地、岩手県、とどヶ崎もそこにあります。



東北というのは古代大和から見て日が昇ってくる国......



それは日の本の国。



もしかしたら「ひのもと」と呼ばれていた可能性もあるのです。



あぁ、浪漫。



そしてさらには、
日本の国号というのはいつ正式に「日本」と定まったのか?
その言葉は本当のところ「何処から」来たのか。
「日本中央」と記された東北に眠る伝説の石碑の話も、
ココ迄来てしまうと、
必然的にそんなことにも思いは馳せられていくのでございます......
次回最終回!(゜0゜)/......のハズ......



鹿島神宮、奥宮。まさに聖地。
僕に一の鳥居にまで付き合わされてしまう友達Jさんと撮影したとある日の写真(^^)
鹿島神宮というのは古代大和政権からみて
蝦夷地(えぞち)の入り口にあたります。
田村麻呂の東征の際も
「日の本の国、蝦夷」
を望む朝廷軍の重要な軍事拠点でもありました。
祀神が最強の武神「タケミカズチノカミ」とされている理由の「一つ」でもあります。


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日本中央 2

2012-10-21 00:01:49 | 面白い
そして、浪漫はつづくよ、どこまでも。
あぁ......書き上げられるのだろうか、これ......
ちと不安......続く......




「何故、田村麻呂は東北の地で “日本中央” と記したのか?」
というのは確かに、長い間......それは平安の昔から、
日本史における一つの「ミステリー」になっていて、
歴史学者さん達の間でも様々な議論がなされて来た話しでもあります。
そして未だに確実な答えは見出されていません。



この日本中央と彫られた石碑「つぼのいしぶみ」は、
未だその存在の有無がハッキリしていません。
そんな中「袖中抄=しょうちゅうしょう」での記述以来、
この石碑の伝説は古の世から様々な人々に
「歌枕」として数多く読まれて来ました。
藤原清輔、西行、慈円、源頼朝、藤原仲実、藤原顕昭、和泉式部、
南部重信、高山彦九郎、岩倉具視、大町桂月。。
歌人は勿論、平安貴族や歴代の武将、文人、政治家などなど。
遠く、道の奥......「みちのく」のさらに奥のどこかに、
「日本中央=ひのもとのまなか」と記された大きな石碑がある......
という言い伝えは、人々の浪漫を掻き立てる「何か」を宿している......
ということなのでしょうか。
あの松尾芭蕉も、
宮城県の多賀城で江戸時代初期に発見されたソレらしき石碑を見た時、

「コレがあの伝説の “つぼのいしぶみ” だ!」

と感激してしまい、
名作「奥の細道」にシッカリ、ウッカリと記したりしなんかしちゃったようで。
多賀城は確かに田村麻呂が蝦夷征伐の拠点としていた城ではあったのですが、
この石碑を伝説の「つぼのいしぶみ」とするには沢山の疑問が残りました。
先ず「袖中抄」に記されている様な「つぼ」という名前の地では無いこと。
記されている碑文の内容にも「日本の中央」という言葉も意味もありません。
さらには石の大きさも記述と違ってかなり小さい。
そんなワケで、これは「つぼのいしぶみ」では無い......
とされる意見が現在では主流となっています。



一方、青森県の東北町という所に、
昔「ツボ=坪、都母」と呼ばれていた集落があり、
そこに「千曳神社=ちびきじんじゃ」と言う神社があります。

「昔、昔、、、村人千人が大きな大きな石を引いて来て、、
神社の下に埋めちゃった!」

なんていう伝説が残っている神社で、
それがそのまま神社の名前にもなっています。
明治時代、この伝説の埋められた石が「つぼのいしぶみ」ではないかと、
その話しを聞いた明治天皇が勅命を下し、
大勢の人でその神社の境内をくまなく、
何度も掘り起こさせたということもありました。
が、結局そこでも石碑は発見されませんでした。
その後、今度は昭和の中期に、そのツボの村で

「明治天皇も発見出来なかったこの伝説の石碑を発見したんだよーーん!」

という事件!?が起こり。
当時、このニュースが日本中にも流れ。
その真贋を専門家がよってたかって調べたりもしたようなこともあったのですが......
石碑の筆跡があまりに稚拙であることや、
石自体の年代の不明瞭さ、
さらには史実的にもこの場所には田村麻呂が到達していたという証拠も無く。
現在に至るまでその真贋は明らかになっていません。



未だ「つぼのいしふみ」の存在はミステリーのままということです。



勿論「日本中央」という言葉の真意も。。



あぁ、浪漫。。



ちなみに「発見したよーん!ニュース」の石碑は、現在
「日本中央の碑 保存館」
という展示場が地元に建てられて、そこに飾られているそうです。



そして、実は、ここからが......
この「みちのくの浪漫」の深遠に迫る!?
ロマンちっく街道に入っていくのでございます......



話しの舞台は東北の地から九州の地へ飛びます。
時代も飛んで遥か昔、日本神話の時代。。



記紀神話、現日本史における初代天皇である「神武=じんむ」は
日本を統一する為に九州のとある場所から日本列島を東へと遠征に向かいます。
それを教科書的には「神武東征=じんむとうせい」といいます。
その神武が最初に居住していた場所、国は諸説あるのですが、
ここでは「仮」に、強引に九州、阿蘇山に程近い宮崎の高千穂としちゃいます。
ここではです。仮定です。はい。
異論は2年後ぐらいにお願い出来ればと。はい m(_ _)mペコリ
特に、神武が住み執政も行っていたと言う伝説や、
神武以前の不思議な神話も数多く残っている、
いつ頃からあるかも分からない様な神社......
「弊立神宮=へいたてじんぐう」
というところから「浪漫ちっく街道」はスタートします。

知る人ぞ知る、深い山間にあるその不思議な神社「弊立神宮」から、
太陽の昇ってくる「東」の方向をジッと見てみます......
すると、そこに、
何やら一本の不思議な「線」がイメージ出来る事に気がつきます。

はい......

それが......「Ley Line = レイ・ライン」です。。

つづくのだ!じゃじゃーーん!(><)/



神話の宝庫、弊立神宮。
高天原はココ!
なんて碑も立てられています w( ̄o ̄)w オオー!だいたーん!
高千穂峰も実は!?ココなんだぜーい......
なんて碑も立ててあります。



ココに伝わる神話の真偽はともかく、本当にヤバい所。
特に本殿裏の山と降りた所にある......
もう不思議としか言いようがありませんが......
歴代の宮司さんも皆その道の有名人。
カン!?のある不思議ちゃんが行く際は、何卒!気を引き締めて。。


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日本中央

2012-10-19 00:02:27 | 面白い
日本中央......「ひのもとのまなか」と読みます。
何だか......「浪漫=ろまん!」を感じる言葉です。



「袖中抄=しょうちゅうしょう」という
鎌倉時代初期に歌学者の藤原顕昭(ふじわらのけんしょう)が編纂した
20巻からなる和歌をまとめた歴史的にもとても重要な書物があります。
その第19巻にこう記されています。



「顕昭云 いしぶみとは(けんしょういわく いしぶみとは)
みちのくの奥に “つぼのいしぶみ” 有り(みちのくのおくに“つぼのいしぶみ”あり)
日本の東の果てと云り(にほんのひがしのはてといえり)

但、田村の将軍征夷の時(ただし たむらのしょうぐんせいいのとき)
弓のはずにて 石の面に(ゆみのはずにて いしのつらに)
日本の中央のよしを書付たれば(ひのもとのまなかのよしをかきつけたれば)
石文と云うと云へり(いしぶみというといえり)

信家の侍従の申しは(のぶいえの じじゅうの もうししは)
石の面ながさ四五丈計なるに(いしのつらながさ し~ごたけなるに)
文をゑり付けたり(ふみをえりつけたり)
其所をつぼと云り(そのところをつぼというなり)

私云(わたくしいわく)
陸奥は東のはてとおもへど(みちのくはひがしのはてとおもへど)
えぞの嶋は多くて千嶋とも云ば(えぞのしまはおおくてちしまともいわば)
陸地をいはんに(りくちをいはんに)
日本の中央にても侍るにこそ(ひのもとのまなかにても はべるにこそ)」



要しますと、
征夷大将軍、坂上田村麻呂が蝦夷討伐のときに、弓の「はず」で
大きな石に「日本中央」と言う意味の言葉を書き付けまちた!
という事のようです。
その書き付けた石碑のある場所、土地の名前が東北の
「つぼ」
と言われる所で、筆者は、
北海道や遠く千島列島までも日本とするのであれば、
このみちのくの何処か......
「つぼ」と言われる場所が日本の真ん中!
と言っても間違いでは無いのではないか......
というようなことを記しているのではないかと思われます。



なんで? 
こんな話しをしているのかと言いますと、
少し前に「アテルイ」という記事をノリノリちゃんで記したのですが、
その時にそれを見てくれたマニア系友人「M山」さんから



「田村麻呂と言うと僕の場合 “日本中央の碑” なんですよねぇ。。
でも、何故? 東北の地で日本中央なんでしょうか。
僕はそれがとても不思議なんですよねぇ。。」



という、
M山さんの体型には似合わないとても浪漫てっくな質問を頂いたからです。
コレは個人的にも面白いと思っていた話しなので
直ぐに記事返しをしようと書き出したのですが、
ちょっと長くなりそうだったので時間のある時に改めて書こうか......
などと思っているうちに、今回になってしまいました。
M山さんすいません(><)
このM山さんのマニアックな質問、



「何故 田村麻呂は東北の地で “日本中央” と記したのか?」



というのは確かに、長い間......それは平安の昔から、
日本史における一つの「ミステリー」になっていて、
歴史学者さん達の間でも色々な議論がなされて来た話しでもあります。
そして未だに「確実な」答えは見出されていません。



あぁ......ろまーーんヽ( ´ ▽ ` )ノ



そして、浪漫はつづくよ、どこまでも。
あぁ......書き上げられるのだろうか、これ......
ちと不安......続く......




B級ファンにはタマラない!
日本三大やきそばの一つ、秋田、横手やきそばぁ!
秋田駅の扇屋さん。(><)ろまーん!


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ボッコボコ!

2012-10-17 00:27:04 | 願い
「ブラジルつええ。。」

サッカーの話しですが......
こんなボコボコなサッカー日本代表を久々に見ました。
これが現時点での日本代表のリアルな位置なのだろうか。
攻守全てにおいて圧倒的な力の差を感じてしまいました。

ボール全く取れないんだもん......スゴいや。

ホント。ブラジル。

BRAZIL is a BRAZIL

今日は、
選手は試合中どこかで気持ちが切れそうなこともあったろうな。
見てる方も途中で切れちゃったもの......気持ち......



そんな試合を見ている最中。
頭の中で今記しているこのブログの記事がクルクルと浮かんでいました。
それは「絶望」という言葉にまつわる話し。



昔から......いや、それは最近もありましたが......
僕は幾度か「絶望的」という気持ちや状況になってしまった時がありました。
きっとヤンチャ様だからかな......なんだべな。(T.T)ぶぇ
ただ、今もこうして生きているのだから、
それは文字通り「的」なだけであって。
決して絶望なんて「真に厳しい」ものなどでは無く。
単に絶望風、絶望っぽい状況、気持ちだった、
ということなんだとは思いますが。
まぁ、その時は、本人はいつだって真剣なものでして。ハイ。
ただ一度、そんな時に、

「絶望ってどういうことなんだろうか。。」

なんてことを真剣に考えてみた事がありました。

あるとき僕が思い至った「一つ」の答えは、

「ある状況、状態から事態が全く何も変わらないことが分かった時の気持ち」

なのではないか......と。

きっとそれが絶望という事の正体なのではないか......と。

ただ、世界は、時間は......
残念ながらいつも刻々と止まらずに動いていて、
ひと時も同じ状態や状況にとどまっているものは無い様に思われます。
それは見えるモノは勿論、見えないもの......心や精神、
お化けさん達に至るまで、
一秒たりとて変わらないものは無い様に思えます。
そうすると「何一つ変わる見込みが無い状態」を絶望だとすれば、
この「全てが移り行く世界」には本来絶望などというものは無いのだ......
と言う事も出来るのでしょうか。
常に全てが変わりゆく世界である限り、
そんな世界に生きている限り、
本質的な絶望などというものは存在しないのではないかと、
その考えに至った時は思えたりしました。

良い事も、悪い事も、みな常に変わっていって。

絶望も希望もどちらにも変わっていって。

ずーっと同じ状況なんてきっと無いんだ。

となると、絶望を決定づけるのはきっと自らの気持ち。心。

まぁ、当たり前ですが......

でも、客観的に見て本当に
「絶体絶命!正真正銘の絶望だ!」
ってな状況に陥っても、
そう思わないようにすることが「もし」出来れば、
消え去ってしまうにしても、
希望の中で消え去っていけるのかな、なんて......
そんな事も思ったりもしました。



僕をいつも楽しませてくれるサッカー。
刻一刻と変わりゆく世界や時間の中で行われるスポーツである限り、
いつかブラジルを公式戦でボッコボコ!!(><)/ 
にしちゃえる日も来るのではないかと......
そう絶望せずに思ってます。はい。



あーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー悔しい!



寝る!



おめーもそーおもうかぁーー!?
ととろさんよーっ!
んん!?


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おやすみ、デイジー

2012-10-15 00:00:06 | 感謝...映画/音楽/珈琲
デビット・フィンチャー監督。
「ベンジャミン・バトン」
フィッツジェラルド原作の、
映画史に刻まれるであろう素晴らしい映画なので、
ネタバレ的な事は勿論書けませんが、
沢山ある印象的なシーンの中で、少しだけ......
いつか見てくれるであろう、大切な人のために。



主人公は、老人として生まれ、
月日とともに若返っていく
「奇妙な運命」のもとに生まれた男、ベンジャミン。
ヒロインは普通に年を重ねていく美しいダンサーのデイジー。
生まれながらに全てが「老人そのもの」だったベンジャミンと、
普通の子供であったデイジーは、
二人共に「幼い頃」に出会います。

その後の二人の人生は、
流れる時間が「真逆」になっているので、
一つの交差点に正反対の方向から歩いていく......
といったような物語になっていきます。

片や若返り、片や年老いていく......
ちょうどその二つの道が出会い、交じる交差点の中央。
二人共に43才ぐらいの時。
数奇な運命を辿り、ようやく二人は一緒に暮らすことになりました。
年を重ね、でも女性として幸せいっぱいの中にいるデイジーは、
なんだか寂しそうにしているベンジャミンにこう話しかけます。



「......何? 。。何を考えてるの?」



日々若返っていく自分の体を思いながら、
ベンジャミンはこう答えます。



「ん、、永遠は無いんだなって。。残念だけど。。」

「いいえ、あるわ」



そういうデイジーに、
これから先の自分の運命を予期したかのようなベンジャミンは、
寂しそうに、でも、ニコッと笑ってデイジーにこう言います。



「......おやすみ、デイジー」

「おやすみ、ベンジャミン」



デイジーは幸せそうに、そう答えました。
その時彼らの部屋でついているテレビはモノクロで、
そこではビートルズが「ツイスト&シャウト」を歌ってました。



それからまた月日は流れます。
家を出て、たった一人、
若々しく世界を放浪しながら暮らすベンジャミンが、
デイジーとの間にもうけた娘に手紙を出します。
娘はちょうど大人になろうとしている頃。
その最愛の娘に宛てた手紙にはこう記されていました。



「......遅すぎる事は何も無い。
僕は早過ぎか。。

望みはきっと叶う。
いつ始めてもいいんだ。

君は何時でも変われる。
変わらないままでいるのも自由だ。

最高でも最悪でもいい。
勿論、最高の方がいいが。。。

驚きを目にして、
感じた事の無い事を感じて、
様々な価値観と、人に触れてほしい。

誇りを持って生きて欲しい。

もし君が道を見失ったら、
自分の力で、、、もう一度、、、やり直せばいい」



止まることのない月日は、また悠々と、遠々と流れていきます。
年老いてしまったデイジーは、
その頃はもう青年の様に増々若返ってしまっているベンジャミンに
こう言います。



「......永遠など無いわ」



青年のようなベンジャミンは年老いたデイジーにこう返します。



「あるよ」



デイジーは少し微笑みます。



「......おやすみ、ベンジャミン」

「おやすみ、デイジー」



映画はこの後も、
印象的なラストに向かい深いドラマを紡いでいきますが、
そこに描かれていることには、
沢山の意味や意図が込められているように思われます。
劇中でベンジャミンも言っていたかもしれませんが、
中でも一つ僕が思うのは、年をとることと、
若返ることとはあまり大きな違いは無いのではないか......
ということ。



僕の奥さんは同い年です。
大卒後10年務めた会社の同期の女性です。
そして、今日は彼女の誕生日。
デイジーとベンジャミンと違って、
全く同じに、一緒に歳をとれる事がとても幸せな事に思えています。
だから、何の変哲もないありきたりの言葉だけど、
多くの気持ちを込めて、
今夜ぐらいはちゃんと彼女にこう言おうと思っています。

「おやすみ」



キッチンのひまわり。
とても好きなのだそうで。。


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鍋島「ニュームーン」

2012-10-13 01:21:49 | 素敵
お酒はですね、
決して嫌いではなくてですね。ええ。
むしろ好きなのですが。ええ。
とてーーーも弱いのです!ええーーーっ!
飲むと直ぐに顔が真っ赤っかーーーっ!(><)/ダサダサプー!

実は、大学時代はバーテンなんぞを4年間マルッ!と務めあげ。
アルバイトの面接や仕入れからレジの纏めから新店舗の設計、
店長候補で入って来る社員さんの先生!
なんてことまでオーナーさん達と一緒になってやっていたほど
水商売ドップリだったのですが......
イヤイヤ......飲むと直ぐにヨッパラーイになります。
お恥ずかしい。(T.T)

それだけドップリプリンとバーテンなんぞをやったりなんかしますと、
カクテルなどを作る為にも一通りのお酒は全て飲んで、
それぞれの味も覚えていなければいけません。
なので殆どのお酒の味は
未だにしっかりと記憶の中に仕舞われていたりはします。ええ。
このブログを見てくれている人の中には、この頃、
毎日の様にスーツを着込んで、
店でブイブイしていた僕を良く知っている人や、
一緒に働いていた人もチラホラいたりもしますので。
僕がかなりマニアックなバーテンダーだったということは
フォローして頂けるかと。
恥ずかしながら。はい。

当時、日本バーテンダー協会の理事のオヤジが僕をイジメに?
カクテルの勝負を挑みに?
乗り込んで来たという一件を知っている方もいるやもしれませんし。
この話しはソレだけで一話書けちゃいますので、
またいつか記したく。ええ。ええ。
まぁ、お酒は、値段が高いものは

「そりゃ当たり前に美味いでしょ!」

ってなことで。
そんな銘柄やワインなどのマニア向けジャンルはちょっと別格としつつ、
今回は横の方に置いておき。
その上で個人的に思う「良いお酒」というのは、やっぱり、
僕ら庶民でも毎日付き合えるぐらいリーズナブルだけど、
ナニやらとても美味しい......
という様なものになるのかなぁ......
と勝手に思ったりなんかしています。

先に記したように僕はお酒はヨワっちいので、
家で飲む様な事は滅多には無いのですが、
さほど高くない「B級系の好きなお酒」というのはホンの僅かな種類、
幾つかの銘柄だけ、
なんとなくいつも家に置いてあります。

その内の一つは「ズブロッカ」というお酒で。
細長い草がビンに一本入っているウォッカさん。
コイツは凍らせておいてストレートも良いのですけど、
僕はトニックウォーターで割るのが好きなのです。
ライムがあるともう言うことなしー......(´▽`)

もう一つはバーボンの「ブッカーズ」。
コイツの入っている木製のケースがまた......
何とも好きなのであります。

後は大好きなビールさん達!
近頃は「プレミアムモルツ」君がお気に入り。
「レーベンブロイ」や「コロナ」さんは、
もう昔からのお気に入り。

で、お気づきとは思いますが......
日本酒と焼酎に関しては昔からどうもあまり美味しいと思えていなくて。
チューハイなども全く飲まないのです。
どうもこの2つは飲むと頭が痛くなって来たりもして。
時たまですけど......なんなのだろか(・_・)?
体質の様な気もしてますが。はい。
勿論、まったく飲めないというわけでは無いのですが、
昔からウイスキーとビールだけあれば何も要らない、
というタイプではありました。



さて。
話しは今年一月。年始の話しになります。
僕さん、生まれて初めて



「なんだこれ!?美味過ぎやんかーーっ!」



と、感激してしまった日本酒に出会ってしまったのです。
某世界一のバッグブランドの広告チームを、
某大手広告代理店で管理職として皆を取りまとめている、
美食家で美酒好き、体はちと弱め。
でもって甘いモノにはめっぽうオタク!な親友
K様」の罠にハマって飲まされちまった!(T . T)のですが、
それはもう本当に美味しくて......ビックリして感激しました。



それが写真のお酒「鍋島 ニュームーン」なのです。



いや、これ......本当に......
日本酒苦手だった僕でもやたら飲める。美味しい。感激。
K様凄い!尊敬。
そのK様やお店の人に色々とお話を聴いてみると、
いたずら心を出してボトルを隠し、
写真のようにワイングラスなどで出すと、
人によっては普通に白ワインと思って
飲み続けているようなこともよくあるらしく。
そんな感じで、
僕の感覚でもとても日本酒とは思えないような不思議な味なのです。
フルーティーとも言えるほのかな甘さと、
でもスッキリとした飲み口。
味気ない様なシンプルな感じなのに、
飲めば飲むほど色んな味が後からじわじわと効いて来るというか、
湧いて来ると言うか。

「セクシーという表現とはこんなこと?」

みたいな。そんなかんじ。
最近はもう大人気の一品で、
街の酒屋さんなどでは手に入れる事は殆ど出来ないしいらしいです。
この写真のお店でも

「仕入れがとても難しくなって来た、、」

とマスターがおっしゃってました。
蔵元は佐賀県、鹿島市!
にある「富久千代酒造有限会社」さんという所。

「鍋島」の名前の由来は江戸時代、
佐賀藩をまとめていた鍋島家から来ているそうです。
国内はもとより世界中の利き酒のトップが集い審査を行う
「国際酒祭り」というコンテストで「純米酒部門」で見事日本一!
いや、世界一位!に選ばれたお酒でもあるそうです。
凄い!(><)

もう、あまりに美味しいのと、
お酒に宿っている何とも言えない情熱?思い?
みたいなものをかなり強く感じてしまい、
好奇心も手伝って、後でこのお酒と蔵元さんのことを
ネットなどでチョロチョロと調べてみたのですが、
やはり珠玉の名酒を創るような蔵元さんだけあって。
鍋島が生まれるまでの歴史やお酒にかける思い、
哲学といったものは感動的でした。
もし同じ様に興味を持った方は是非ググって見てみて下さい。
心地良い話しがいっぱい載っています。
映画みたいです。(^^)
最後に、
HPにも書かれているこの蔵元さんのお酒作りに注ぐ
「情熱の言葉」を記しておきます。



「故郷に錦を飾ること」

「平凡道を非凡に歩め」



( ゜o゜) 素敵。。


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こころ

2012-10-11 00:37:51 | 願い
このブログのアル記事にコメントをもらいました。
小説も書いている様な方で、
返事も書かせてもらいましたが、
それは、書きながら自分でも何だか色々と思う事があって......



「......私はレールに乗った人生を生きたくなくて、
生きられなくて、
登校拒否、引きこもり、自傷、、、
とどんどん自分の中にとじこもって生きてきました。
......大嫌いだった学校に、今、何とか通っています。
......ずいぶんと遅れた女子高生です」



「......ずいぶんと遅れた女子高生です」



多分......そんなことは無いと思います。



同じ色でも人それぞれで見えている色は必ず違っているように、
「時間」というものも、
全ての人やモノ......で流れているスピードが違うように思います。
過ごしている「時間そのもの」もきっと皆違うのだと思います。
科学的にもアインシュタインはそれを相対性理論で証明しました。
「朧げな線」という記事の中でも記しましたが、
人それぞれの個性や環境の中で、それぞれに流れる時間があって。
だから自分だけのペースで
「必要な時間を必要なだけかけて歩んでいければ」
それが何より貴く、素敵なことだと僕は思っています。



人の心の動きを鋭敏に感じとれるような感受性は、
それはきっと、とても鋭い両刃の剣であって。
自分自身を傷つけてしまう様なこともとても多くあると思います。
そんな感受性というのは、多くの場合、
自分でも持て余してしまうような能力や感覚なのだとも思います。
それは、使い方を見出すことが出来れば
一つの才能ともなるべき素晴らしいものだとも思いますが、
そんなふうに使う為の「距離感」を自らの中に見出す事が、また、
とても難しい事だとも思います。



「心」というものはとても傷付きやすくて、柔らかくて......
それはタマゴに例えるとちょうど「白身」の様なものに思えます。
回りの硬い「殻」は厳しい社会や人間関係などから
その柔らかい中身を守る思考や知識、
理性のようなものということになるのでしょうか。

そして「黄身」があるワケですが......
それがもしかしたら「魂」の様なものではないかと、
そんなふうに僕は感じたりしてます。

ちょうど地球の構造というのも、
そんなタマゴみたいな感じで出来ているのでしょうか。
「コア」と呼ばれる中心部が黄身であり魂。
その周りをドロドロと柔らかく対流している
熱いマグマやマントル部分が白身であり心。
その対流層の上に乗って少しずつ動いている硬い地殻やプレートが
僕らの立っている大地であって、卵で言えば硬い殻。
ソレは僕らの頭であって、脳であって、思考、知識、理性。。



きっと、白身や「マントル=ココロ」は
「黄身=魂」を守る為にぐにゅぐにゅ......と柔らかくあって。
何時も凹んだり、盛り上がったり、傷ついたりなんかしていて。
でも、その柔らかさは硬い殻と共に
大切な魂を守る為の形でもあって......
だから、きっと魂は、
そんな殻や「白身=心」達のおかげで絶対に傷つかないのだと、
最近はそんなふうに思うようになりました。

柔らかな「心」で世界と真っ当に対応していると、
イチイチ傷ついたり、凹んだり。
嬉しかったり、悲しかったり、怒ったり、楽しかったり。
時々とても疲れます。
疲れ果てます。

それでも心は大切だと本能でもわかるから、
それも失いたくはないし。
じゃあ、手前の殻......「頭」で生きるより、
心よりもう一つ奥にあるもので生きることが出来ないのだろうか?と。
そんなふうに考えるようになりました。



今、

僕はこう思っています。

「心より魂で生きたい」

と。



それがどういう事なのか?
そんなアドバイスをくれる貴重な友人もいてくれて。
それでも毎日毎日、本当に試行錯誤と自己嫌悪の繰り返しです。
もしいつか、確信を持ってそれが出来るようになったら、
きっと心で生きるより「強く」生きれるのではないかと、
そんなふうに思っています。



魂は絶対に傷つきません。



僕は今、



そんなふうに思っています。



大好きな山下達郎さんのベストアルバム。
きっと魂で生きている人。
今日の記事は九州に住む大好きな友、
恩人でもあるMさんにも捧げたく思います。


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神もサイコロをふる

2012-10-09 00:09:46 | 不思議
昨日、Google検索のトップページロゴが
「ニールス・ボーア」になってました。
なんでも、ボーアの誕生日で、
「生誕127周年記念」という事だったらしいのですが、
流石グーグルというか。
マニアックというか。
彼は現代物理学の核となっている「量子論」の父として有名な方で、
勿論、ノーベル賞もとっています。
僕個人としては、
ボーアの考え方や生き方にはとても影響を受けていて、
その事は散逸構造論という記事の中でも触れていました。



「量子」というのは、
宇宙に存在する物質を小さく小さくして行って......
これ以上分けることは出来まへんなぁ......
といった「物質の最小単位」のことをいいます。
一般に言う「原子」などは、
この量子を組み合わせた物質であって、
量子に比べると、実はかなりの大きさになります。
現代を牽引する情報処理技術にコンピューターは欠かせませんが、
そのコンピューターを構成する主要部品である
半導体やICチップといったものは、
「電子」という
「これ以上小さく出来ない物質の一つ=量子」
の振る舞いに関する知識や理論から作られています。
当然、携帯電話やスマホなども同じです。
Googleは勿論、ITに携わる人々や会社にとっては......
それは今や社会的生活者の全てなのかもしれませんが......
ボーアの功績というのは計り知れないくらい大きな偉業なのだ、と。
そういうことで祝っていたのだと思います。



量子論の根底をなす定理の一つに
「不確定性原理」
というものがあります。
最近原理から定理に変更されたようですが、
呼称は依然原理です。

「物質......量子は、
その運動量と位置とを同時に測定することは出来ない」

という定理で、
そこから導かれる不思議な宇宙像というのは

「量子......物質や我々がそこに存在しているということは
確率でしか表せない」

という事実や、

観測される前の物質は、
あらゆる状態の可能性を持って
“雲”の様に拡がって存在している


ということや、

「物質は観測されて始めて状態が確定される」

「一方の量子の状態が決まれば、
もう一方の量子の状態も同時に決まる」

「その伝達速度は光速も超える......
即ち、距離も時間も超越して決まる」

最近では

「宇宙は沢山の次元で同時に複数存在している」

という「多次元宇宙論」に至るまで展開されている
重要かつ不思議な定理です。
一般的な概念ではまるで「お化けの世界」のような話。
しかしながら僕らは、
この物理理論の世界で生きているのです。
ウォシャウスキー兄弟......いや、今は姉弟か......監督の大ヒット映画
「マトリックス」などは、この量子論を元に
脚本が起こされている部分などがかなり多い様に思われもします。
そして、そんな、

「宇宙の全ては確率論的な曖昧さの範疇にある......」

とする量子論に対して、

「そんな馬鹿げた、非科学的な話があるか!」

と、かの偉大なるアインシュタインは、
物理学者としての誇りも込めて、
友人に宛てた手紙の中でこう言いました。



「神はサイコロをふらない」



いや......シビれる言葉!(><)最高!



......しかしながら、2012年現在。
世界はボーアの理論の方向に発展進化を遂げていて、
この状況を、
この時のアインシュタインの言葉で表現するのであれば



「神もサイコロをふる」



「神すらも不確定性の中で生きている」



という事になるのでしょうか。
この量子論や相対性理論、神智学もからむような話は、
書き出すとご飯6杯ぐらい食べれそうな長編になる気がするので、
またの機会に記せればと。
ただ、一つだけ、
敬愛するアインシュタインの、
この言葉の「真意」をフォローするのであれば、彼は

「量子論的確率という事の中にも、
必ず何らかの定理が含まれているはずだ、、」

と言ったのだと、僕は思います。
それを裏付けるような物理学の研究も、
現在引き続きなされていますし。
100年近く続いているボーアとの論争は、
未だ決着がついていないというのが真実なのでしょうか。

そんな、アインシュタインを一度ならずも幾度も論破し、
現代物理を牽引する量子論や量子力学を打ち立てたボーアは、
その後、自らが纏めあげていった理論や力学の考え方が、
東洋の精神世界の書物に、既に数千年も前から記されている......
という事実を知り衝撃を受けることになります。
特に「チベット密教」や「易」の書に衝撃を受けたようです。

その衝撃からなのか?
ある日、彼は物理学界の最前線基地である、自らが開き、
自らの名を冠した研究所を研究員達に譲り、
田舎で畑を耕すような生活を選びます。
晩年、学会からの強力な要請もあり、
所長としてその研究所に復帰はしましたが、
現在も物理学の最先端を牽引する、
その研究所の紋章には、
東洋の有名な紋章がデザインされています。
それは......



太極図。



陰陽の紋章です。



最先端の物理学を研究する機関のロゴマークの真ん中に、
東洋の英知の象徴が組み込まれているのです。



量子論と太極図の間に広がる世界......
そこに思いを馳せると、
ボーアの見ていた宇宙が少し見えてくるように思えます。
それは何だか、
僕にはとても浪漫チックなことに感じられるのです(´ε` )…



太極図とDVD。マトリックスの脚本は深淵です
映像とともに感服しちゃいます。
ラナ・ウォシャウスキー......
やはりただのオネエではありませんな。。


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ぎょーむす

2012-10-07 00:01:25 | 美味い
や、やはり.....書いてしまった。。
B級おむすびシリーズ。
自分の心の叫びに逆らうことが出来なかった.......
A級の人にはまた不憫な思いをおかけしまする。



沖縄県、中北部。名護市よりもう少し北上。
人気スポットの「沖縄美ら海水族館」のある半島をぐるりと北側に回り込むと、
離島の「古字利島=こうりじま」が見えてきます。
「古字利大橋=こうりおおはし」という全長二キロほどの、
美しいデザインの橋が、
沖縄らしい緑がかった青の海原に離島へ向かってまっすぐにかかっています。
こーーんな感じ......



ここをぶぃぃーーん!と、
車で渡る時の気持ち良さはもうニッコニコ!o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
爽快!!満開!

ブログはブログらしく極力自分の手持ち写真を使おうと、
無駄にコダワッテいるうえに、
どこに行くにも昔からカメラなどを持ち歩かない僕には、
常に古い携帯写真ぐらいしか無くて申し訳ないのですが、
ネット検索などしてもらえれば、
此処がとても美しいところだということがきっと伝わるかと思います( ゜ー゜)

渡った先の「古宇利島=こうりじま」も、
一面のサトウキビ畑が続く、こじんまりとした美しい島で。
見渡す限りのサトウキビ畑越しに見る紺碧の海は
「This is Okinawa!」
的な風景の一つだと思います。
車で直接行ける離島としてドライブするには個人的にもオススメのコースです。



好きですぅー(*´▽`*)ここぉ。



そして、その美しい古字利大橋を渡ると、その橋のたもとに、
島で唯一のスポットらしいスポットであるドライブインがあります。
これも古い携帯写真ですが......こんな感じのとこ。
地味め。



そのドライブイン「くい島」のメニューにこう書いてあります。

「ぎょーむす」

「ぎょ?ナニ?」

と思って、
お店にちょこん、と佇むおばちゃんにお話を聞くと。

「餃子が入っているおむすびだよーん」

なんてのたまわるではないですか!
どどどどーーーーーん!Σ( ̄Д ̄;)
な、なぬぅっ!?
そ、それわボンバー発言やで!おばちゃん!
B級冥利が尽きちゃうで!おばちゃん!
とっても食べたい!
いっこ下さーーい!!

......で、これ。
マニア向け。
焼き餃子まるまる一個入りおむすび!
略して「ぎょーむす」
餃子にはタレの味がちゃんとついていて、
おばちゃんがシッカリとニギッてくれます。
食べかけ。申し訳なし(T.T)



このドライブインの横はこーんな感じの一面の白い砂浜で、



おばちゃんに
「浜辺で食べたーーい!!」
なんて言うと、わざわざラップに包んでくれたりもします。
冷え冷えしたお茶なんかも一緒に買ったりなんかして。
ノソノソと砂浜に歩いて行って......



真っ白な砂浜と碧色の海と、
そこにかかる古字利大橋の美しい姿を見ながら食べる
「ぎょーむす」はなにやらとても美味しくて。
忘れていたあーんなことや、こーーんなことを......
ちょっと思い出させるような味がします。
なにやら青春な味もします。
なので大好きな人と一緒に食べにいくのが良いかと思われます。
僕はそうしました(^_^)

とてーもB級なやすらぎ。

ああ、ぎょーむす……
決して天むすと比べること無かれ。
決して家で作ることなかれ。


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まるごと半熟煮玉子!

2012-10-05 00:08:51 | 美味い
大胆すぎるやろ!(*゜o゜*)

これぇ。

ファミリーマートの「まるごと半熟煮玉子」おむすびさん。

高級寿司屋であたふたしてしまう
どこまでもB級な僕のハートをわしづかみーっ!(><)/
最近のコンビニはなにかとイケイケですなぁ。。

だし醤油の炊き込みご飯に、
これまた味付けされた半熟煮卵玉子がまるまるっと包まっているという
ボンバー感満点!のおにぎり。
ほれほれ......うまらやしいだろ。ほれほれ......



ちょっと前から売っていたらしいのですが、
僕はつい最近知って、最近ハマってます。
A級の方々には本日の記事は本当に申し訳なく思っております。はい。

でもね、
だいたいやね......うまいのだ!
やった!!

とりあえず......うまい!
やった!

いつも売り切れ!
やった!

二個食べると必ず胸焼け!!
やっちゃった!(T.T)

味濃いし!
注意!!

しかし、コノ流れは......
次回もB級おにぎり大会になるような......
あの沖縄の、
愛すべき幻のおにぎりさんを紹介しちゃう流れなのだろうかぁぁぁっっ(><)?
もしかしてぇー!?


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水を求められたら水を

2012-10-03 00:13:48 | 願い
カフェで珈琲をちゅるちゅる......っとしていると。
隣のテーブルに座る「社長さん」と呼ばれる
白いワイシャツの中年男性と、
30代後半と思われるヤヤお派手めな2人のお姉様方との間で
何やら不思議な会話が続いています。



別に聞きたくないのに聞いてしまう。
つい聞こえてしまう?
気になってしまう?
つーか、聞きたいのか!?じぶーーん!?



お姉様は
「腰が痛くて......」
という話をしているのに、
男はピラティスの歴史の話をしている。
「良い方法は無いかしら......」
という話をしているのに、
男はゴルフのスコアの話をしている。
男の話の入口は確かに常に「腰」だけど、
途中から要点がどんどんと変わっていく。
それでも続く会話。。
もしかして全員血液型が ※ 型なのかっ!?
毎回毎回、お姉さんずの投げかけた話は
知らぬ間に何処かに捨て置かれていくような......
ムゥゥゥ......
それが気になるんだ......
きっと。(・-・。)フムフム



自分もこんなことってあるのかもしれない。
あるとしたら......
何だかとても嫌だなぁ。。
注意。注意。



あれ!?
俺の血液型も ※ 型じゃね!?
もしかして?
つーか、勝手に隣テーブルの血液型決めつけてね?
注意。注意。。



相手が話したい事は何なのか。
聞きたい、知りたいことは何なのか。
欲しいモノは何なのか。



そして、途中で、
知らぬ間に物語の「主人公」が変わってしまったりしていないだろうか。



水が欲しい時にパンを出したり。
お腹いっぱいで
「でもスイーツなら食べたいかもー!?」
ってな時にラーメンを出したり。
紅茶が飲みたい人に珈琲を出していたり......
人の目に映る青を自分の目に映る青だけで理解していたり、
話していたり。
愛の話しを責任で返していたり。



そして、



相手のことを話していたのに、
知らぬ間に自分の話をしていたり。



うーーん。。。



水を求められたら水を。



ちゃんと出してあげたい。



あまりに当たり前すぎるけど、
その当たり前をちゃんと出来ますように。
是非に。
なにとぞ。



さて!上記「※ 型」に当てはまる血液型は何型なのか?
正解者にはハワイ旅行おぉーーーーーーっ!!どどーーーん!
うそだぴょーーーん!(><)



神水「真名井の水」の湧き出る、
知る人ぞ知る!
京都、丹後、真名井神社。名水!


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