雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

巫女姫の太鼓

2013-08-29 00:31:40 | 不思議...パワスポ寺社
「縄文時代です。日本。
今から4000年以上も前の時代—————」



北陸のとある街に住む、渋~い大人の男性のYさんは、
ソレが今、目前にあるリアルな現実のように僕に話をし始めました......



「—————現在の北陸、能登半島の片隅にある日本海に面したその地は、
4000年以上前も今と変わらず、
なだらかで小高い丘に囲まれた小さな入江でした。

入江の海から緩やかに昇り続く丘の上に立つと、
遠浅で濁りのない、蒼く輝く海を遠くまでよく見渡すことが出来ました。
丘と海とが接する入江には、
少しグレーがかった茶色い砂と岩場とが入り交じるような浜が広がっていて、
穏やかで美しい波が寄せて、また海に......静かに帰って行きます。

浜辺の近くには木製の小さな船が幾つか置かれていて。
小さな集落が浜に沿って転々と散らばっています。
そこには海の恵みをいただく漁師さん達が住んでいるようでした。

そんな入江を見渡せる小高い丘の上にも幾つかの集落があって、
その集落の後ろの方には、延々と濃い緑色をした多種多様な木々......
原生の林に覆われた山々......
が泰然と丘の奥へと連なり、続いていました。

そちらの集落の方には森の豊かな恵みを得る山の民と、
奥の山々から丘にかけて湧き上がり、
流れ出る豊かな水がもたらす作物で暮らす人々が住んでいました。



......とても豊かな地のようです。



海があり、山があり、丘もあって水がある。



全ての “幸=さち” が揃う豊かな入江。



その中に少しばかり不思議に映る光景があって。
ソレは、
その入江の集落と丘上の集落との “間” に広がる広大な広場です。
そこは......
その豊かな入江の周りに暮らす人々が何かと集う公園的な場所のようです。

広大な広場は一面芝生の様な緑の草に覆われていて。
その中心......目前の海も背後の山も見渡せる丘の中央には、
大きな木の柱が何本も、
直径10メートル近い巨大な “円の形” で建てられています。
その大きな “木柱” はそれぞれバラバラの高さなのですが、
その殆どが7メートル前後。
広々とした緑の広場から大きく、高く、空に向かって聳え立っています。

柱自体はいわゆる普通の “円柱” ではなく、
大きな木を真っ二つに割った様な “かまぼこの様な形” で、
円くラウンドした面を円の内側に、
平たい方は円の外側に向けて建てられています。



何故?そうなのか?......は、よくわかりません。。



その全体像はちょうど、
イギリスの “ストーンヘンジ” の石を巨大な木の柱に置き換えたような、
まさにそんな感じです。
そこは少し不思議な存在感を持った空間で、
特に木柱に囲まれた “中の空間” はとても強力なエネルギーを放っています。



天と地を繋ぐ場所......



そんな空間。



......どうやら......ココは......
大きな木柱が円状に立ち並ぶ丘上のサークルというのは、
この豊かな集落の中心地で。
大いなる神々を祀る “祭祀の場” のようです。
数百年、数千年......と、長い間、
この地で暮らす人々の心の拠り所となって来た “聖地” のようです。



美しい巫女の姿が見えます。
縄文の姫です。



時刻はちょうどお昼ぐらい。
太陽が大空に高く昇っています。
少し長めの髪に美しい宝石を散りばめた髪飾りを付けて、
帯で真ん中を留められた、白い麻の着物を着ていて。
首飾りもしていて......そして、
その大きな木のサークルの内側の真ん中に佇み、
建ち並ぶ木の柱の間から丘の下先に広がる海を見ています......



凛とした美しい立ち居姿。



彼女のいる木柱サークルの外側......周り、には、
大きな体をした村の男達が十人ぐらいいて、
彼女の姿をサークルの外からジッ......と見守っています。
皆、太古の麻の着物を着ています。

彼女はサークルの中で何か祈りの言葉を唱え、
天に向かって手を広げ、
何かの所作、舞い、儀式......を終えました。
そして、その大きな木柱サークルの中から静かに歩みだし、
彼女は......丘を降りて、入江......海へと向かっていきます。



.....片方の手には.....何か、
“小さな太鼓” の様なモノを抱えています。
ちょうど歌舞伎などに使う “鼓=つづみ” のような......そんなもの。
それを小脇に抱えて歩き出しました。



サークルの外で巫女姫(みこひめ)の動きを見ていた村の大男達は、
海に向かって歩き出した彼女の後について一緒に歩いて行きます。
彼女は緑の丘を一直線に降りて、浜辺につくと、
そのまま、服を着たまま、
躊躇もせず遠浅の海の中に入って行きました。
男達も彼女のあとに続いて海に入って行きます。

そして、
ちょうど海面が腰の下ぐらいの高さになったところで
彼女は歩みを止めました。

男達は彼女から距離をとって、
彼女の横の方に拡がり、そのまま黙って海の中に佇んでいます。
やがて彼女は小脇に抱えていた鼓(つづみ)のような太鼓を
そっと前に出しました。
よくよく見ると、ソレは、ちょっと驚くことに............」



つづくのだっ!(*・ω・)ノ







北陸、石川県、能登半島の北方。
半島の先端にもほど近い能登町にある
「真脇遺跡=まわきいせき」
その遺跡の中にある
「環状木柱列=かんじょうもくちゅうれつ」
こちらの遺跡は縄文遺跡では全国有数の規模を誇るとても大きなもので。
「列柱」はここで発見された遺構や遺物から一部、
忠実に復元されたものとなります。
土器などは「真脇式土器」と呼ばれ、実際目にしてみると



「ああ、コレか、、」



と、教科書などで見たことがあるような、
貴重で有名なものが沢山見つかっています。
かなりマイナーな場所ですがスゴイ遺跡のようなのです。
数年前のある日。
北陸の街に暮らす知人のYさんに



「久々に能登半島をドライブしようと思うのですが、
地元の人ならではのお勧めのトコってないっすかね!?」



と聞いたら、



「uzmetさんだったら、、
もう、絶対、間違いなくココですよ。。」



と、この「真脇遺跡」を教えてくれました。



「遺跡!?(@.@)とな!?
また、これ、マニアックですな。Yさん......」

「いやいや、本当に素晴らしい所です。
uzmetさんはきっと気に入ると思います。
確かに何も無いし、普通に?
観光的に薦められるような所ではないですけど、
本当に良い所なんですよ。
温泉もありますし、不思議な力もある場所です」

「むむーーん。。そうれすかぁ。。。
Yさん的にはどのへんが良かったですの?」



と、さらに突っ込んで聞いてみると、そこで—————
—————今回ココで記し出したお話をボソボソ......
と話し出してくれました。
Yさんは普通に!?立派に!?
市井に暮らしているイチ社会人さんなのですが、
ちょっと特殊な感性と力も持っている気功師さんでもあって。
僕の中でも不思議ちゃん前頭筆頭!?的な存在。
そんなYさんの感性で見えていた能登の太古の風景を、
その時、彼は僕に丁寧に話してくれました



「......僕の中では本当に衝撃的で、
今でも忘れられない風景なんですよ」

「ふーーん(@゜o゜)、、なんだか面白いでふなぁ、、」



その時、話を聞いていてとても面白かったのは、
今回ココで記している話し=「ビジョン」をYさんが最初に見たときは、
その時点では未だそんな土地があることも、
ましてや遺跡なんてものが能登にあるということも、
縄文の史実なんていうものも、
まったく知らない!
という中で「ソレ」が見えていたということでして。
なので、自分の脳裏に浮かんで来たそんな場所が本当にあるのか?
どうか!?
それを実際に確かめてみようと「カン一つ」で能登半島のドライブに出かけ、
本能の赴くまま山奥をグルグル回るうちに、偶然!
そのビジョンとまったく同じ場所に出会ってしまった......
という奇跡。衝撃。
Yさんが見たビジョンそのままの遺跡や遺物までもがソコに、
そのマンマあったというオチ。
その「オチ」の場所というのが、
僕に勧めてくれた真脇遺跡らしいのです。
Yさんのそんな話しを聞いていた僕も、その時、
なんだかYさんが話すことと同じ風景がチラチラと......
頭に浮かんで来ていて......
その自分の中にある景色が本当に本物!?かどうか、



「俺もYさんと同じ様に、この目で確かめに行ってみよっ!」



ってなことで、その後、
勢いだけで飛び出して行ってしまいまちた......
というわけなのです。(´з`)ナノダヨ
そんなワケで写真の「環状列柱」を実際に目にした時は、
僕もYさんと同様に本当に感激しました。
しばらくその場に無言でボーーッと佇んでしまいました。
Yさんお勧めの縄文真脇温泉にも入ったりましたし......( ̄‥ ̄)=3



入り口はこーんな斬新スギル!?感じでしたし。



記し出したお話は、正確には、
そんな僕のビジョンとYさんのビジョンを重ね合わせた「物語」になります。
ちょと不思議なフワフワした話し!?となりますが、
夏の終わりの「ファンタジー!?」として、なんとなくユルリ......
と受け止めて貰えればこれ幸いかと。。( ̄。 ̄;Aアセアセ


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ワクワク

2013-08-26 00:29:26 | 凄い...映画/音楽/珈琲
劇場で最初に「3D」の映画を見たのは、
「ジェームズ・キャメロン=James Cameron」監督の
「アバター=AVATAR」で、その時は

「スゴイよーーん!
全然ちがうんだよーーん( ̄▽ ̄)」

と噂に聞いていた「IMAX=アイマックス」シアターで見てみました。
北米を中心に、
今や全世界で500館近くに設置されている最新のデジタル映写システム。
それまでも「3D」映画は、
ディズニーものを中心に実験的な作品が幾つか公開されてはいましたが......
なんとなく映画の内容ソノモノに興味が湧かなかったので僕は見ていませんでした。

僕は劇場で映画をみる時には少しばかりの「こだわり」があって、
自分の視野の中に「スクリーンの端」がギリギリ見えるか見えないか......
に収まる席で見ることをとても好みます。
この席位置で見ると視界全部がスクリーンで、
スクリーンの中にマルマル自分が入り込めるような感覚になれて、
臨場感も音響効果も最高に楽しめる感じがして好きなのです。
そうなると選ぶ席は大体いつも決まっていて、
あまり人が選ばない「結構前メの席」になります。
よく設置されている「特別席」より、
だいたい3~5列ぐらい前方の辺りになるのですが、
そうすると殆どが劇場内を横断する真ん中の通路沿いの辺り......となります。
足も伸ばせるし、出入りも楽だし。
視角的にもこの辺りだと見上げなくても良い「ギリギリ」の位置で、
首も体もまだ普通にしていられて。
それでもってお好みである「視野いっぱいのスクリーン」が実現されてもいて。
なので、いつもこの辺りで見てしまいます。
唯一の難点は、字幕モノだと文字が手前で大きく成り過ぎて
ちょっと読みづらくなる所でしょうか。でも個人的には、

「本当はココが特別席だと思うんだけどなぁ......ウキキキのキ( ̄w ̄)」

......という感じで見ています。
で、De......
そのIMAXシアターで見た初体験の3Dがどうだったのかと言えば、
ソレがまた、
当時自分が想像していた以上の素晴らしさだったりしてしまい......



「 (O_O)わわわっ! 」

「わふぅんわ!?(@.@)」

から始まり、

「(;゜0゜)ほわをっ!」

「ウキャキャキャ!Σ(゜д゜lll)」

「 ((((;゜Д゜)))))))にゃんとまーーっ!!!!」

「!(◎_◎;)すげーーー!、、を超えてるのぁぁーー!?か?( ̄◇ ̄;)もし!?」

「コレ屋久島ソックリやんかぁぁーーっ!(=゜ω゜)ノ
さては行ったあるな!? きゃめろーーん!」



最後には、



「 (T_T)じぃぃーーーん......よ、余韻が......
なんだか感激でござひまふ。
涙こぼるる......」



......と、まぁ、衝撃の感激。
感動のサンバカーニバル!
だったことを覚えています。
もう顔文字のオンパレード!でございます。

その2009年の「アバター」公開当時の日本の劇場は、
「DLP=Digital Light Processing = デジタル・ライト・プロセッシング」
という最新の「デジタル映写機」を設置する映画館が
可成りの勢いで増えていっていた時期でもあり。
一方で、依然アナログ映写機で上映する映画館も
マダマダ多くあったという時でもありました。

フル・デジタルの映画ということをもう少し詳しく記せば、
「制作から上映までフィルムは一切使わず、
全ての制作作業を一貫してデジタルで処理をしていく作品」
ということであって、
このフローに載せた一番最初の世界公開作品というのは、実は、
アノ、2002年に公開された
「スター・ウォーズ エピソード 2/クローンの攻撃」
であって、
「劇場も巻き込んだ映画のデジタル化」
というのはココから加速して行きました。

そして、その後にやってきた革命というのが、
そんなフル・デジタル制作のフローの確立が無ければ成立しえなかった
「3D」ということになります。

3D映画というのは、
上映用のフィルム(今やデータですね)を「右目用」と「左目用」との、
2つのロール(素材)に分けてあるのが特徴なのですが、
通常のデジタル映画館ではDLPプロジェクターは1スクリーンに対し1台しかないので、
一台のDLPから2つの素材を同時映写することになります。
DLPはデジタル機ですから、
その機能を「2つに割って映写することが可能」なのです。

それに対して、
アナログ映写機のスクリーンではこの映写機能の分割が出来ないので、
3D映画は上映出来ません。
今でも3Dが上映出来るスクリーンとそうでないスクリーンが分かれるのは
そういった事情となります。
映写機がデジタルか、そうでないかによる、ということです。

ただ、そんなデジタルスクリーンでの3D作品となると、
DLPプロジェクターの元の映写能力を「100」とすれば、
その能力を右目用、左目用の2つの素材に分けて使うことになるので、
それぞれ本来の映写能力の50%づつ......
「半分」の力を使って写することしか出来ません。

「IMAXシアター」の3Dというのは、
その「1スクリーン1台」であったDLPプロジェクターを、
1スクリーンになんと!2台も!(*゜0゜)ビックリ!!
設置してあるというとても贅沢な映画館なのです。
左右の目用に分けられた素材をそのまんま、
ソレゾレまるまる1台づつ使って映写出来ちゃうのです。
だから単純に言ってもその映像の美しさ、
解像度は普通のスクリーンの二倍。
撮影された本来の質感、制作者の意図に近い映像が楽しめます。
勿論、その細かい映像に対応出来る「スクリーン」も
他とは違ったモノになっています。



......それで、まぁ、
最初に書いた様な状態に僕様わ陥ってしまったっというわけです......
(*´ω`)ハガユシハガユシ



「アバター」は3D映画では初めて見たい!と思った作品。
しかも巨匠ジェームス・キャメロンの力入りまくりの超大作という触れ込み。
当時の僕が住んでいた近所にあった「IMAX」シアターは、
神奈川県、川崎駅直結の「109シネマズ」という所だけ。
僕は気合いを入れてIMAXのお気に入り席をネットで予約♡
して見に行ったのでございまする。
そしてその体験は、映画好きの僕にとっては
一つの「価値観」を変えられてしまったような革命的な出来事で、

「もしかしたら、
僕はもう3D映画以外は見れない身体になってしまったかもしれなひ......」

なんていう
「アブノーマル宣言!」
をする寸前にまで追い込まれたような出来事で。
余りに感激した僕は、その後3回も......合計4回も!
劇場に足を運んでしまいました......



@IMAX以外のシアターではどう見えるのか?やっぱりちょっと違うのか!?
@左右壁寄りの席ではどう見えるのか?今回は左寄りに座ったろ......
@いつも皆に人気のセンター後ろめの見やすい席ではどーなんだべか......



......ということの追加調査の三回。アホです。



それ以来、
「コレは3Dで見るでしょ。。」
という作品は漏らさず劇場に見に行っていましたが、
単純に考えても右目用と左目用とで
「一本で二本分のお金がかかってしまう」
3D作品というのはハリウッドといえどそう滅多にあるものではなく。
大きく
「3Dです!」
と事前宣伝している作品にしても、
多くが編集で擬似的に3D処理をしたものか、
3Dカメラで全てのシーンを撮影していたとしても、
その映像データの量を少し落として仕上げている感じのものだったり......と。
「アバター」クラスの感涙の美しさを感じられる視覚効果や緻密な編集、
勿論、楽しめる物語!を全て感じれるような作品は、
その後僅かしかない感じでした。

ただ、一作。特に
「IMAXで見てホントによかったなぁ。。」
と思えた作品は、
あのジョージ・ルーカスから次期「スター・ウォーズ」の監督に指名された男
「J.J.エイブラムス=J.J. Abrams」が監督した
「スタートレック=Star Treck」の新シリーズでした。
エイブラムスは今、ハリウッドでダントツ!にお金を動かせる男。
そんなこともあってか、本編は勿論、
エンドロールの宇宙映像までが、もう......

「なんかスゲぇプラネタリウムみたい......
これ、も少し長く引っ張ってくれないかなぁ......」

なんて思ってしまった様な出色の出来。
宇宙船「エンタープライズ号」がワープする時に出来るブルーの光の航跡なんか、
もう、やたらと......最高。



そして、今週。
そのJ.J.エイブラムス監督による「スタートレック」シリーズ第二弾、
「イントゥ・ダークネス=Into Darkness」が公開されました。
やぱーーり、3Dで。



ええ。。



みまちた。。



久々に乗り込んだ「湘南テラスモール」のIMAX-3Dで。
パンケーキをキッチリと小腹に収めた後に、E-17番の席で。
視野一杯に広がる宇宙、スクリーン、で。



ええ。



待ってました!ですよ。



最高!(><)/ でございましたですよ。



なんとなく予想はしていましたけど、
今年の個人的チャート一位の座を「クラウドアトラス」から奪い、
一位に躍り出ちゃいました。
流石、次期スターウォーズの監督、J.J.エイブラムス。
前半の爆破テロのくだり以外!?は粗の見えない完璧なフィルムワーク。
だいたいこの映画、見ていると一部、
次期「スター・ウォーズ」の布石的なシーンがあるような感じも。
来るべき「スター・ウォーズ/エピソード7」のイメージが......
何となく......見えてくるのでございます。
少しボヤケてイメージしていた次期スターウォーズのイメージがピン!っと、
ピントが合って見えて来る感じがしてしまいます。

その辺もワクワクなのです。

最近家庭用テレビで「4K」というモデルが各社から発売されていますが、
現在の劇場にあるDLPプロジェクターのスペックは「2K」
こちらの方でも近く4Kという今の倍スペックでの映写がスタートしていくようで......
もしかしたら次のエイブラムスのスターウォーズでは「4Kの3D映像」が、
見れるかも!?しれません。

4Kのテレビを見てみると分かるのですが、
HD(2K)の倍のスペック———ココ迄解像度の高い映像———というのは
3Dでなくても、撮ったそのままでも奥行きも感じられ、
立体的に見えるくらいのものです。
そんなもので3Dを......
それを2台のデジタル映写機を使って巨大なスクリーンに投影するなんて......
いやいや、一体、未来にはどんな映像世界が見れるのでしょうか。
今回の「スタートレック」を見ると本当にまたワクワクしてきます。
J.J.エイブラムスの「スターウォーズ/エピソード7」が
とても待ち遠しくなってしまいます(^^)





「スタートレック」前にチロッと食べたj.s.パンケーキカフェの
「チョコレートバナナパンケーキ」
パンケーキの生地にカカオが練り込んであって......ワクワク。
なんだか美味しかたよぉぉ(*´ω`*)ウットリ


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Twilight

2013-08-23 00:07:29 | 嬉しい
Twilight =トワイライト。

夕暮れ時。

多くの人はそんな意味に理解していると思いますが......

英語である「twilight」を分解すると、

Twin Light......

もしくは、

Two Lights......Twice, Light......

明かりが二つあることを意味しています。

二つの明かりとは夕暮れ時に現れる二つの明かりのコトです。

そう、

今まさに沈もうとしている太陽の明かりと、

何処からともなく現れてきた月の明かり

太陽と月。

この二つが見上げた空に同時に現れている時間。

そんな夕暮れ時のことを、

誰彼ともなく「トワイライト」と呼び出したようです。

英語さんも時にナカナカ叙情的でんな(^。^)

ホラー映画のように

「これからこわ~い時間がやってくるどぉぉーーーっ!ψ(`∇´)ψぶへへへ」

と、怖い感じで理解するのもまた一興ではありますが、

「二つも明かりがあるなんてナンダカすごひぃーーーっ♪( ´▽`)ワキャキャ」

なんて、理解してみるのもまた一興。

そして、忘れないでいたいのは、

そんな太陽と月が一緒に見れる時間というのはもう一つあります。

そう。

朝です。

登り来る太陽と、うっすらと消えていこうとする月。

その両方が同時に浮かんでいる時間。

この時間も、ちゃんと、トワイライトです。



いつも誰かを、何かを照らして頑張っている人は、
タマには照らされてみるのもいいかもしれません。

照らされていた人は、
時には人を、他人を、何かを、
照らしてあげるようなコトをしてあげるのもいいかもしれません。

照らすも、照らされるも、
どちらも選べます。

その選択も自由ですよ、と。
どちらも、この星を回す力なのですよ、と。
どちらも同じようなバランスで持ちながら周すのですよ、と。



消える時は現れる時。



現れる時は消える時。



トワイライトには、



そんな太陽の神様との神様の会話が聞こえてくるのです。



神社などで頂ける「御守り」というのは、
最初は大抵、幼い時に両親や祖父母に貰う......
というようなコトが多いかもしれません。
僕の場合、持ち物はいつも極力少なく動きたいなぁ.......
なんていう嗜好や本能が強いためか

「そんなもんいらねーよーーっ!(゜∩゜*)プン!」

なんていう生意気お子チャマ時代を過ごしてしまい。
御守りをちゃんと、有難く、
何処かに忍ばせて持ち歩いたりしてみたのは、
実は高校三年生の夏を過ぎてからのことでした。
その初めて持ち歩いた御守りが、
当時付き合っていた同級生の彼女がくれたお守りで。
その頃、謹慎と停学を繰り返し、
就職を含め身の行き場を失いつつ、
退学問題にも揺れていた僕が、その中で突然言い出した

「よし!にゃらば!大学受験するどっ!(*`へ´*)」

という、世に言う

「血迷ったぜ宣言!」

を彼女が心底心配!?してくれて......
僕のために彼女一人で神社に参拝して持ってきてくれた御守り。
ソレが僕が最初に持ち歩いた御守り。
本当の意味で心から大切に思えた御守り。
彼女が持ってきてくれたその御守りは、
東京「明治神宮」のお守りで、
当時僕達が住んでいた埼玉県の片田舎からは
電車で一時間半ぐらいもかかるようなところにある神社のもの。
彼女と、彼女のくれたその御守りのおかげか、
勘違い的発想!?で始めた僕の大学試験は奇跡的に合格!
という結末を迎えたのですが、
その後、明治神宮さんには彼女とお礼参りをしに行ったり、
初詣に行ったりもしました。
僕が生まれ育った実家のすぐ裏にある、
子供の頃からの遊び場だった神社以外では
初めて好きになった神社さんでした。
そして神社というものに「興味」をもった最初の場所でもありました。
この時の記事で書きましたが
昨年末、父が大病で倒れた時に僕が病室に届けた御守りが

「なぜこれなのさっ!(◎_◎;)?」

というコトには、
実は、僕の中にこんな物語があったからで。
まぁ、元気になった父はこんなコトはマッタク知りませんが(^.^)ホホホ

そんな高校三年生の夏以来、
僕個人の御守りに対してのコダワリは「ソレなりに」育まれ。
数は常にたった一つ、
そんな明治神宮さんの御守りだけをずっと、
毎年毎年お礼の返却参りとリニューアル!?
を繰り返しながらいつも身近に置いてきました。

その明治神宮さんの御守りは、
自分のお家を持ってからは「お札」という形に変わり。
今では我が家をいつも護ってもらっています。
いつも傍に置いていた御守りは、
その時からは「伊勢神宮」の御守り......
「太陽の神様」の御守りに変わっていきました。

そして、それから、
不思議な出会いで「地球の神様」の御守りに出会い......
つい最近、ある意味念願!?ではありましたが、
やっと手に出来たのが、
お祓いを受けなければ決して立ち入ることが許されない、
写真を撮ることも許されない東北の聖域、
「月山=がっさん」山頂の「月山神社本宮」で頂いた
「月の神様」の御守り。

長い間「一つ」だった御守りが、

これまた長い「月日」を経て「三つ」となりました。

僕の傍にやってきたそんな三つの御守りさん達。

太陽と月と、

そして、地球の御守り。



照らし、照らされ、与え、与えられ。
引っ張り、引っ張られ。
それぞれ影響し合い、等しい価値を持って周り、巡ってゆく。
そんな御守りさん達。

見ていると、なんだか少し見惚れてしまい。
とても嬉しく、
幸せな気分になるのでございます♪( ´▽`)

「トワイライト」は僕にはちょっと神秘的で、
大きな神様達の会話が聞こえてきて!?
意外にとてーーーも好きな時間なのでございます。
マジック・アワーでございます。


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イル・ケッチャーノ 2

2013-08-20 03:17:25 | 美味い
So Cool!( ̄∇ ̄)

でもって、ちょっと長くなったので......
も少し「つづく」っちゃーの!




地元庄内の豊かな食材の味を決して損なわないように創られる
奥田さんのイタリア料理は、評判に評判を重ね、
今に至る迄、雑誌や新聞の取材記事だけでも数千回。
自身の著書も既に5冊以上を数えます。
最近では奥田さん同様の「地産地消」コンセプトを掲げるレストランや、
食材生産者経営のレストランなども各地でかなり増えてきているようなのですが、
奥田さんのこのお店がそんな地産地消系レストラン達と少しばかり違うのは、
奥田さんが庄内の生産者と一緒になって食材を育てるところから
強く関わっているというところ。

食材をシェフ自ら生産者と一緒に育て。
直接契約し。
仕入れ。
そしてまた、料理やお店からのフィードバックを通して
更なる素晴らしい食材を生産していくというサイクルを生み出していく感じ。

もう一つは、そのサイクルの規模。
奥田さんと直接仕入れの契約をしている地元庄内の生産者さんは、
今や農家だけでも50軒以上。
漁師さんや畜産者、酪農家さんなどを含めたら、もう、
かなりの数になるのではないのでしょうか。

この規模にまでなると、最早、奥田さんのお店は地元庄内が誇る
「一つの理想的産業モデル」
になっていたりもするようで。
数年前のトアル新聞記事によれば、
「アル・ケッチャーノ」に訪れる客は一日平均125人ぐらい。
年間では4万4000人。
東京、銀座にある姉妹店「サンダンデロ」にも
年間2万1000人が訪れるとのこと。
両店合わせて年間で6万5000人が利用している計算。
仮に1人5000円の売上げと仮定すれば、
年間では3億円以上の売上を上げていることに。
そこに「アル・ケッチャーノ」の隣にオープンしたカフェスタイルの新店舗
「イル・ケッチャーノ」の売上げを加えれば......
この3店舗だけでざっと4億円強の売上げ。
前回記した奥田さん関連のレストランの売り上げを抜いて計算しても、
レストランとしてはとても大きな売り上げとなります。
そのうち、食材調達先として生産者さんに回っていくお金も
1億円以上にはなるでしょう。

地元の生産者さん達にとっても、
とても前向きな話なのだと思います。

そしてさらに、こんなブログ記事のように、
奥田さんや奥田さんの関わるお店を通して「庄内の味」に出会った人々が、
庄内の「海幸」「山幸」の情報発信や、
新しい販路の開拓に様々な試みや形を作っているというデータもあるようです。
実際「アル・ケッチャーノ」効果で銀座の某有名デパートなどにも
「庄内の野菜コーナー」が誕生していたりもします。
庄内には美味しいものを求めて全国からやって来る人や、
観光客もカナリ増えているようです。



どーも、
2000年にオープンしたたった一軒のイタリアンレストランが
地元に及ぼす経済効果は、
今では相当なもになっていると思われます。



コレは一つの「美しい革命」なのだと思います。



奥田さんのレストランは
食産業の一つの新しい形を示しているような部分もあると思われます。



過疎化しそうな地域の
一つの新しい道を示しているような気もします。



尊敬なのでございます。



さてさて。
そんな「イル・ケッチャーノ」さんのシンプルな料理を
スマホの写真で見てみると......やっぱりパスタ~( ´ ▽ ` )ノ
不思議な苦味が上品に美味しすぎる!
ほわいとそーすぅぅーー!



庄内産マッシュルームのホワイトソースパスタ!
マッシュルームがヤバすぎぃぃーー(((o(*゜▽゜*)o)))
こちらわ!
きのこ色々と川俣シャモのトマトソース、ボスカイオーラぁぁーーー(o^^o)



よくわかんないけど、
やたらと美味しいスープとパンンンーーーっ!
バカちんなものでぇぇぇーーーっ(T_T)



デザートは「梅」ちゃん味のジェラートぉぉーーヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪
もうお手上げぇぇーーっ!



この「イル・ケッチァーノ」も「アル・ケッチァーノ」も、
東京、銀座一丁目「 サンダンデロ」も、
メニューはいつも決まっていないようで。
まずは毎朝、どんな食材が集まってくるのか?
それを見てから奥田さんが全てを決めて行くそうなのです。
奥田さんと苦労を共にしてきた生産者さんとの絆はとても固く。
信頼も厚く。
店に届く食材はいつも最上のものが届けられるのだそうで。

そんな庄内の大地が育む豊かな食材の味を、
決して損なわないように作られる奥田さんのイタリア料理は、
とてもシンプルな味がします。
でも、その奥にとても深く、広く拡がる旨味があります。
確かに野菜が、魚が、お肉が、喜んでいるような味がします。

素材が持つ本来の味。
その味を決して邪魔しないソース。

僕は料理のことは詳しくは分からないし、
通りすがりのB級グルメファンですから。
あまり細かいことは分かりませんが、
庄内の大自然に触れてみて、
母なる恵みの山、月山、羽黒山、湯殿山......
「出羽三山」全てにも登り、そうして感じることというのは、
奥田さんの料理とういうのは、なんとなく......



「月山の味」



......がしました。
とてーーも変な言い方ですが。
僕にはそんな感じ。



月山の神様......
「月読命=ツクヨミノミコト」様の料理、味、にも思えました。



そしてなにより、
その料理には改めて教えられたことがありました。
それは......



「僕等が食べるもの全て、
大地の恵みでないものなど何一つ無いのだ......」



そんなことが僕が奥田さんの料理に感じる全て。



「先進の現代文明と母なる大自然と、
この料理のような街や国が創れないものかな......」



それが僕が奥田さんの料理でいつも思うこと。



奥田さんは震災復興に向けて頑張る福島の地に、
今迄のお店同様の地元発展に尽くせるお店を出したい......
と、今、新たに準備しているそうです。



出羽三山。
それと、北は「鳥海山」からも流れ出る命の水と、
肥沃な土が辿り着く美しい庄内の海
上の写真はそんな庄内の海にある
「由良海岸=ゆらかいがん」
癒しの風景が広がります。
この橋のかかった山の頂上には「白山神社」が祀られています。
「橋は参道」ということでしょうか。
その橋の上に行くと......
何やらカモメさん達も盛り上がってます(^.^)



嫌いではにゃい」という記事に記していた
「月の雫の塩=つきのしずくのしお」
という、
「満月の夜に汲み上げられた海水からだけで作られる伝家の宝刀的お塩!」
というものは、実は、
奥田さんと塩の生産者さんとが一緒に創っている特別なお塩なのです。
「イル・ケッチャーノ」でも売っています。
最後に、その記事では記していなかった、
この塩のパッケージ裏に書かれている言葉を載せておきますです♪(^^)

「世界でも珍しい海流の日本海。
日本海側でも綺麗なことで知られる笹川流れ。
黒鯛やアワビ、海草が多く暮らすその海はシェフがよくもぐった海です。
この海が一年に数回、星の力によってシェフの好きな味に変ります。
その日の潮を汲み上げてゆっくりと釜に火を入れると、
最初にひとにぎりの海の雫がキラキラと浮いてきます。
その雫の結晶をそーっとすくい集めてもらいました」


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イル・ケッチャーノ

2013-08-17 04:08:02 | 美味い
新築された東京駅の一階
「GRANSTA DINING=グランスタ・ダイニング」
にあるパスタショップ
「Yudero191=ユデロ191」。
いつ行ってもチロチロと人が並んでいる
人気の小さなパスタショップです。



山形県「庄内野菜」のサラダっす!
厚みのある味の野菜なのだ!(^。^)
でもって「庄内豚」の厚切りベーコンと
「庄内玉ねぎ」のトマトソース!
メタクタ美味しい!((*´∀`))ウキャキャ



この小さなお店に入ると、
カウンターや壁の所々に小さな液晶モニターが備え付けられていて。
このお店のコダワリを表すこんな映像と言葉がループして流れています......



「食材の声を聞く」

「その日の食材がして欲しい料理をする。食材がして欲しくない料理はしない」

「茹でる水とその水の特徴によって使う塩を変える」

「ソースによってパスタの茹で加減を変える」

「ソースの旨味とコクによってパスタとの混ぜ方を一回から二十回に変える」

「どのパスタも一皿の塩分量をほぼ一定にする」



そりゃ......
美味いでしょうよ!(=゜ω゜)ノポンポン



兵庫県の淡路島。
そこに廃校になった小学校を改装して創られた
「野島スコーラ」
というイタリアン・レストランがあります。
レストラン以外にも地元農家による採れたての野菜売り場やカフェ、
手作りのパン工房も併設されています。

三重県「湯の山温泉」には
「AQUA×IGNIS=アクアイグニス」
というミックスカルチャーな不思議な温泉施設があって。
その中に「奥田食堂」と「サーラ・ビアンキ・アル・ケッチャーノ」という
二つのメインダイニングがあります。

最早、完全に東京の名物観光地の一つとなった「東京スカイツリー」
そこに併設されたモール「東京ソラマチ」の最上階、
地上150mにある東京が一望出来る話題のレストラン
「LA SORA SEED=ラ・ソラシード」
と、一階にある
「farm il aid=ファミレード」

千葉県の柏市には、最近「未来の食と農」をコンセプトに掲げ、
農園を始め様々な施設が併合されたプロジェクトビレッジ
「オークビレッジ柏の葉」
がオープンしました。
その中にも施設内の農園で採れる食材を使って作られる、
美味しいと評判のメインダイニングがあります。

そして、東京、銀座一丁目。
言わずと知れた、予約も大変なイタリアン・レストラン
「San-Dan-Delo=サンダンデロ」



......冒頭の「ユデロ191」は勿論のこと、
これらのレストラン全てに関わる一人のシェフさんがおりまして。
それが奥田政行さん。
「ユデロ191」のスモールモニターの写真になりますが、
こんな方です......



奥田さんは知る人ぞ知るイタリアンの名シェフ。今や
「言わずと知れた......」
という言い方の方が良いのかも?しれません。
2006年にはイタリア・スローフード協会から
「世界の料理人1000人」のうちの一人にも選ばれ、
数々の賞も受賞されているような方。
イタリアンのシェフでは珍しい、
本場イタリアに修行に行くというようなことも無かったキャリアのようで。
東京で修行を重ねた後、地元、山形県、庄内平野にある「鶴岡市」に戻り、
2000年にオーナーシェフとしてイタリアンレストラン
「Al che cciano=アル・ケッチャーノ」
をオープン。
そこから世界に名を馳せていきました。

鶴岡市街からはほど遠い農村のど真ん中。
畑以外は何もないような中にチョコン......と建てられた、
その一軒家のお店は、
奥田さんの「地産地消」「地域の発展」という考え方と共に、
地元、庄内が誇る、あらゆる食材を使った料理を出してくれます。
いつも多くの人が引っ切り無しに訪れているようです。

先日、ちょこっと山形に行っていたので、
そんな奥田シェフの本拠地「アル・ケッチャーノ」にも寄って来ました。
看板はこんな感じで。
なんだか「味」がありますなぁ......



なんと!
今や専用のバス停迄出来ているのです。(゜ロ゜)ス、スゲー!



行ってみると、とてもハッキリと実感できるのですが。
庄内平野というのは、
とてもコンパクトなエリアの中に豊かで美しい海や山や川があって。
その豊かな土地には有名な「お米」は勿論、
魚介類や牛さんや豚さん、山羊さんから沢山の野菜にいたるまで、
とても美味しいキラキラした食材が作られているような地域。

特に「月山=がっさん」という、
ブナの原生林を中心とした太古の自然をそのまま残す
大きな山から流れ出る河川は、
麓に広がる広大な平野に栄養豊かな水や土をもたらしています。
貴重な月山の恵みは庄内のあらゆる農産物に......
それは、そんな川や土が流れ込む海の幸に至るまで......
特別な味や命を与えているようです。

そんな「あまりにも豊かな恵み」に対して、
地元の人々は「月山」と峰を連ねる「羽黒山」「湯殿山」の三山を合わせ
「出羽三山=でわさんざん=いではさんざん」
と呼び。
古来より今に至る迄
「神の住む山」
として厚い信仰や畏敬の念を捧げ続けて来ています。
奥田シェフの「アル・ケッチャーノ」というお店は、そんな

「日本一の月の山!」
「月に届く山!」
「月山!」

を望む地に立つレストランなのです。
とても素敵なお店なのです。(^_^)
ただ、今回は訪れた時間がランチタイムで、

「ディナーはまだ、ちょっとぉぉ......」

という時間であったのと、さらには、そのままスンナリと
「アル・ケッチャーノ」
なんぞに入ってしまうと、
このブログのスタート以来ずっと謳って来た、
僕の「B級マイスター」の看板にキヅをつけてしまう!?
即A級戦犯!
ってなことにもなりかねない!(><)
ような感じもするので、
今回はその「アル・ケッチャーノ」の隣に出来た
「il che cciano=イル・ケッチャーノ」
というカフェ・スタイルのお店の方に入ってみまちた。
コチラはパスタやピザを中心としたライトミールと、
自慢のドルチェを沢山揃えているという、これまた超人気!
のお店なのです。

B級の僕さん向きぃぃ(^ω^)/

このお店。
僕さんは今回初めて入ることが出来たので、なんだかとてもうれすぃ。
ちなみに、どちらのお店の名前も一聴するとイタリア語!?
に聞こえますが、どちらも地元「山形弁」の言葉。

「そんなのソコにあるんじゃねーの!?」

......という様な意味の

「あるけっちゃーの」

「奥田シェフはどこにいるのかって!?
そこにいるんじゃねーの!?」

......ってな意味の

「いるけっちゃーの」

だそうです。

So Cool!( ̄∇ ̄)

でもって、ちょっと長くなったので......
も少し「つづく」っちゃーの!


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風立ちぬ

2013-08-14 00:28:20 | 凄い...映画/音楽/珈琲
「風立ちぬ」
遅ればせながら先日見ることができました。(^^)
スタジオジブリ、宮崎駿さんの最新作ということで今作も大ヒット!
のようですが......いやいや、
相変わらず心に「真っ直ぐに入って来る」作品で。
個人的にはとても良かったです。



心に真っ直ぐに届いて来る......という感覚は、
言ってみれば「音楽」もそうで。
宮崎駿さんの作品というのは
いつも大好きな音楽を聴いているような感覚で見ている自分がいます。
ジブリ作品も色々とありますがその辺の感覚が――――
頭や思考を介さずそのまま心へ真っ直ぐ届いて来る感覚というのが――――
「宮崎駿監督作品特有の感覚だなぁ......」
と、そんなふうに僕は感じています。



もう一つ、宮崎監督特有のものとして
独特の「ピュアさ」みたいなものを僕は感じて来ていたのですが、
今作は駿さんとしては初めてとなる「不思議」や「ファンタジー」
を抑えた大人向け作品とも聞いていたので、
「その辺りはどーなのかなーー。。。」
と、ちょっと斜めに構えつつ観に行ったりもしたのですが......
さすが!(´▽`*)
ソコも今作でもブレず!
健在!
でございました。



水彩画のようなタッチの絵は相変わらず美しく。
以前記したモネ的なフレームも今回は満載!で。
風に揺れる草葉の一本一本の動きも細かく描き込んでいくような感じは、
そこに「風」が見えてくるようで......
感じられもしました。

人の感情は口元や眉の動き、
目の中の光などを微妙に細かく変えて描いていて。
その効果を劇的にするには、
細かい描写の背景とはウラハラに、時にキャラクターの顔は
抽象画的なシンプルな線で描かれる方がよいわけで。

駅や街なども、
それを本当にリアルに描こうとしたら、
そこを行き交う人々の様々な顔、表情......
「気持ち」も描き込んだ方が上手く表現が出来るハズで。
現実の世界で僕等が感じている風景とは、実は、
いつもソコにいる人々が生み出す感情や空気のようなものでもあるワケで。
そんなふうにして、
さりげなく描き込まれている登場人物周りの人々の表情や動きの描き方も
とても細やかで丁寧。



どれもこれも宮崎作品一級の仕業。



始まった直後には
「(*・ω・)れれ!?スピーカー壊れてんの!?」
と思ってしまった音響は、
そのまま暫く見ていると、どうも
「モノラル!?」
らしく。
終始スクリーン裏のセンタースピーカーしか使っていない様な感じ。



大胆極まりなし。。



それは、最近の映画ではかなりイレギュラーで、
久々な感じではありましたが、きっと、
それも監督のコダワリなんだろうな......と思って見ていました。
個人的にはユーミンの曲はやっぱり
「ステレオ」で聞きたかったような気もしますが。はい。



しかし「モノラル」という音響のもたらす効果に関しては
改めて感じさせられたことが幾つかあって。
音響的な空間の広がりなどは、当然、一切無く。
映画としてはちょっと窮屈な感じもしてしまいますが、
それでも耳や意識は音の聞こえる方......
スクリーン裏のセンタースピーカー方向に傾けられていくので、
スクリーンに気持ちがドンドンと引寄せられていく感じ。
「台詞がハッキリと聞こえてくる」
「届いて来る」
という効果もありますし、
その音のシンプルさは見ている人に何となくの「古さ」や「懐かしさ」
郷愁感」みたいな感情も喚起させているのだろうな、とも思えます。
古き時代を描く作品の音響としてはマッチングも含めて恐るべき確信犯!?
クリエイティブ・アイデア!?
と言えるのかもしれません。
ココは賛否両論が分かれる所だとは思いますが、
その「勇気」と「コダワリ」にはまたちょっと感心してしまいました。



最後迄見終わると、
「戦争というこの国の負なる歴史」
に色々と配慮しているような部分も多々見受けられ、

「本当はもっと描きたかったことが沢山あったのではないのかな。。」

とも思われ。

「戦争って、こんな所にまで......
何十年という時間が経っていても、今の、
この時代に描かれるアニメ作品なんてモノにまで
影を落とすようなものなんだなぁ......」

なんて、そんなコトも考えてしまいました。
この映画は、そんな戦争という負なる時代が終わり、
長い時間がたった「今」という時を生きる僕等、大人達に、
凄くプリミティブなことを投げかけようとする作品なのでしょうか。

人間としてのプリミティブさ。

日本人という民族のプリミティブな部分。特性。

今や当たり前に思っていて
ナカナカ考えることも無かった様なことを今一度考えてみる。
正してみる。

厳しい時代を経てこの国が得たものとはなんなのか。
僕達が手にしたものはなんなのか。
僕等が手にしていたものはなんだったのか。

僕が手にしているものとはなんなのか。
豊かさとはなんなのか。

原発があることは豊かなのか?

おい、
お前は、俺は、
果たして豊かなのか?
恵まれているのか?
んん?

失ってしまったものはあるのか?
あるとして、それはなんだ?
そんなものなんか無いのか?

それはただ忘れてしまっていて、
思い起こしさえすればよいものなのか?

どうなんだ!?

......そんなことを、自分に正してみたくなりました。

「正して=ただして」は「糺してみる」でもあるのでしょうか。

映画を見て数日がたった今、ナントナク、
そんな感じで過ごしているのでございます。(゜ω゜)ウンウン



京都でもしかしたら一番好きな!?場所かもしれない、
世界文化遺産、下鴨神社(しもがもじんじゃ=賀茂御祖神社=かもみおやじんじゃ)
にある「糺の森 = ただすのもり」
最初......漢字が読めなかったの...(T.T)







糺し(ただし)に行くべし(><)/


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ヒマラヤブラック

2013-08-11 00:48:28 | 凄い
お風呂好きなせいか、

「シャワーだけ、、」

ということがどーーもダメな人間でして。
近頃のようなとんでもなく暑い日が続く中でも、
寝る前にはどうしても

「ひとっぷろ浴びて寝よっ!」

......ってなパターンをとってしまいます。
一日に一度はお風呂に入らないと、
なんとなくその日が終わらないような、
区切りがつかないような......
落ち着かないというか、眠れないというか。

そんなヤツですから「入浴剤」なんていうものにも
妙ななコダワリみたいなものがあったりもしまして。
「生活必需品」的な扱いをしていたり、
気持ちが高じて目に入るモノを手当たり次第に試してみたり......と。
自分で自分を客観的に見ても、
結構な「入浴剤マニア」かもしれません。。( ̄ー ̄;

そんな中、ここ最近の一番のお気に入りで、
もうかなり長い間使い続けている入浴剤......
それは「バスソルト」と言われる部類ではありますが......
我が家の「エース入浴剤」となっているのがコレ。



「ヒマラヤブラックソルト=HIMALAYA BLACK SALT」
どこかのラーメン屋さんが新商品につけそうな名前ですが、
「ヒマラヤの黒岩塩」ってやつです。
僕がよく買うパッケージはこんな感じ......



ココんちは値段も安い!エライ!♪( ´▽`)プッシュ!
ヒマラヤの塩というと、料理を含め、
一般的にはピンク色をした岩塩や塩が有名なのですが、
このブラックさんの方は

「This is ONSEN成分!」

とも言える「硫黄=いおう」を沢山含んでいる岩塩で、
料理にはマッタク向きません。てかアブナイ!?
でも、バスソルトとして使うと、これがもう......すこぶるスペシャル!
香りは硫黄の匂いが強く、
自宅のお風呂がまるで温泉地の様な!?
火山の火口が近くにあるような?
温泉卵のような?
湯上りの自分の身体からもそんな香りがホノカに漂います。



本当に温泉に入ったみたい......(嬉゜ω゜)ウ・・・ウレシィ



他の、香りの良い入浴剤と合わせて使うのが一番とも思われ。
しかし、そんな風に思う人もいれば、
匂いが嫌いな人もいるかとは思います。
が、でも、個人的には何だかとても癒されて、
自宅のお風呂からそんな温泉の匂いがする......
というのが少々ウレシハズカシ、特別な?
気持ちになってしまうのです。

付属の商品説明書や各所からの情報などによれば、
このお塩はピンク系のモノと同様に、ヒマラヤ山脈にある
全長120kmに及ぶ岩塩層から採掘される貴重なモノとのことで。
天然のミネラルなども沢山含んでいるらしく。
天然なので肌にも自然と馴染みやすく。
敏感肌の方はもちろん、
アトピーやアレルギーの方にも勧められるものなのだそうです。
確かに、使っていると「鈍感肌」の僕でも、
とてもまろやかな湯あたりになる感じは肌を通して良くわかります。
ゴロゴロとした大きな岩塩の形というのも、
使ってみると、お湯の中でユックリと溶けていき。
小さく丸くなって行く様子もなんだかとても楽しく。
半分ぐらい、好きな分量だけ解けたところでお湯から出して、
ポン...と、適当に置いておけば、
残りのカケラはまた次のお風呂の時に使えますし。
自分の好きな適量が決まりさえすれば、
どんな大きさのものでも適当に分けて使うことも出来ます。
なのでパウダー系のものと同様に、
お湯に溶かし込む分量も時々で自由に調整できます。
そういう部分でも経済的。

そんなこんなで、
長いこと入浴剤チームのエースの座に君臨している
ヒマラヤブラックソルト、岩塩タイプさん。
以前記した「晴明水=せいめいすい」の記事などと合わせて見てもらえば、
記事の通りイローーーんな意味で!?
「使い分け」などが出来ると思いますが、
「普段」の、「普通」の、
「毎日の癒し」的バスタイムにはこれが、

いや、ホントに。。。

星三つ!!

でございます(^з^)-☆☆☆


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銀だこ命!

2013-08-08 00:04:17 | 美味い
銀ダコいのち!! ダ━━━━(`∀´)ノ━━━━━━!!!

一部のマニアの間では「銀ダコのみこと」とも呼ばれておりやす。

美味しいことこのうえなしぃぃーーーーっヾ(´∀`*)ノ ナノダァ

マヨネーズは多めにしてくだされぇぇぇぇーーーーっ!(><)/

たっぷりとーーーっ!



......思い起こせば、思い起こせないくらい昔。
親戚の叔母さんでクリーニング屋さんをやっている人がいて、
いつもウチに一週間に一度ぐらい
「御用聞き」にワザワザ来てくれていました。
家族のように仲の良い親戚さんだったので、

「クリーニングの仕事で......」

なんていうのはホボ口実。
お子ちゃまの僕から見ていてると、
オバさんの姉であるウチの母親といつも

「あーでもねーこーでもねー。。」

というご近所話で一通り盛り上がり、
毎度毎度しばしのトークショーを繰り広げておられました。はい。
そのオバさんがある日、

「いつも行っているお得意さんに、
とても美味しいタコ焼き屋さんをやっている家がある」

ということで、
そのお家の「たこ焼き」をお土産で持って来てくれました......



「はい。たこ焼き。
美味しいよ。ここのウチの。
ホントに。( ̄ー ̄)ウンウン」

「た、たこ焼き!?ってなんでちゅか?」



......そうです。
上に記したように「思い起こせないくらい昔」の話しですから、
多分僕はまだ日本語が完璧ではなかったハズでちゅ。
そんな頃でちゅ。



「食べてみなよ」

「ぱくりんこ!......もぐもぐ......もぐもぐ......」

「。。。」

「......もぐもぐ......」

「。。どう?。。美味しい?」

「な、なかに、、何かコロコロしたものが入ってまちゅ。。」

「あら?だめ?」

「う、、、ぁ、、ぁ、、あああ、、、う、、、」

「????」

「お、、、ぁ、、、がぁ......お、、おお、、
おいしい!
こと、この上ないでちゅぅうぅっぅうぅぅーーっ!(∂△∂;)!」

「(^^)ほーほー。でしょう」

「なんでちゅかこりわぁぁぁぁーーーっ!?(@。@)
よし子(うちの母)はこんなの
食べさせてくれたことなかったでちゅぅぉーーっ!(TДT|||)ガビーン」



その味は......
幼かった僕にはマサに「衝撃の出会い!」でございました。ええ。
ディープ・インパクトでございます。
氷河期でございます。
タコがメッポウおいしいのでございます。
僕の体にぴったりフィットだったのでございます。
以来、僕は大のたこ焼き好き。
思えば、この時から僕の体に
B級
という血が流れ出したのでしょうか。
そして、その後訪れた
「セカンド・インパクト」というのがこの築地!
「銀だこ」さん。



すばらし!



美味し!



大阪に住んでいた頃、
明石方面も含めてアレやコレや、と、
大好きなたこ焼きは色々と食べ歩いてもみたのですが。
それでもこの「銀ダコ」さんは相変わらずの
お気に入りなのでございます。
今更説明する迄もない話しですが、
「焼き上げる」たこ焼きさんの周りに、
さらにたっぷりと油を流し込み。
まるまると焼いた後に揚げちゃう!なんていう、
そんなたこ焼き。
表面がカリカリになった「焼き揚げた」たこ焼きさんというのは、
その食感も含め僕にはとても愛おしいのでございます。
今では色々な味やバリエーション、
更には「焼きそば」などに至る迄、
メニューを拡げている「銀だこ」さんですが。
街中でこの看板を目にすると、
たとえお腹が一杯であろうとも、
時間があまり無く急いでいる様な時であろうとも、
ついつい寄って
「一個くださーい!」
と買ってしまうお店なのでございます。
出来れば看板を僕に見せないように
もっと工夫をしてもらいたいものでございます。ええ。
まったくもって大迷惑でございます。(*´ω`)ウンウン
ソソラレルにも程があります。ええ。

さっ!

ウダウダとこんなコト書いていたら......

明日は絶対どっかで食ってやる!!o( ̄ ◇ ̄)ノ ヤッタルワ!


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居場所

2013-08-05 00:01:44 | 凄い
定期的に書棚を整理したりなんかしているのですが。
今日、さっき迄、ゴソゴソ......と、そんなコトをしていたら、
途中、手塚治虫さんの本に「ひっかかって」しまい。
作業を忘れてちょっと読み入ってしまいました。



「よくやっちゃうんだぁよね。。
本棚整理中のこのパターン......(´。` )ブヒブヒ」



書棚にある本ですから、一度は読んではいるハズなのですが。
パラリと開いた所で偶然目に入った言葉などが
僕の「何か」に触れたりなんかすると、このパターンに引き込まれます......
そんな書棚片付け中にフト目にした手塚治虫さんの言葉。



「コンプレックスに居場所を与えてやろうとがんばったのが
マンガの原動力だという気がしています」



おややぁぁ!?(゜ω゜)パチクリ



......至極、共感......



「自分にとっての仕事も同じようなものなのかもなぁ、、」



と、仕事に対して、
僕の根底にあったものを改めて認識させられた瞬間......



—————コンプレックスに居場所を与えてやろうとがんばったのが
僕の仕事の原動力だという気がしています———————



という感じ、か......(o-´ω`-)マス



仕事や目的、
生き甲斐や夢みたいなものを失ったら居場所も失うのかしら、ね......
どーなんだろ......



そんな手塚さんの作品で一番好きなものをあげろ......と言われたら、
僕は迷わず「火の鳥」と答えます。
手塚さんが30年もの長きに渡り描き続けた作品です。
僕がこの作品を好きな理由は、
この作品が一番「手塚治虫」という人間「そのもの」を感じられるからで。
他の作品とは少し違った居場所にある、
他の作品とは少し意味が異なる「手塚治虫のリアリティー」を感じるからです。
それはとても個人的な考えではありますが、今迄、
仲の良い友達と手塚作品の話になった時は決まって語ってきた思いであって。
今日、立ち止まって見てしまった本には、
そんな「火の鳥」に対して手塚さん自身が語った言葉もありました。



「僕は火の鳥を日記だと思ってるわけ」

「僕がどういうふうに人生観を変えているかが、
あれを最初から読むとわかるんです。
だからテーマは一貫していませんね」



手塚さんは、今や日本が世界に誇る一大コンテンツとなった
漫画やアニメの基礎を築き上げてきた方々の一人。
例えば、日本初の「連続テレビアニメ」の制作や、
複数の作家で作品を手分けして創っていく「アシスタント・システム」。
異なった作品に他の作品のキャラクターが顔を出す「スター・システム」......など、
手塚さんが生み出した、
漫画やアニメの発展に寄与した様々な新しい手法や技法、考え方などは、
挙げ出せば、もう、キリがなく。
ソレらは専門家さんの文献やサイト、評論等を見てもらうのが一番だと思いますが、
中でも、僕が最も偉大に思えるコトというのが

「主人公を死なせる」
「登場人物が涙を流す」

といった、今では考えることすらもしない「当たり前」となっている手法や考え方。
それを初めて漫画に持ち込んだこと。
手塚さんが活躍し始めた漫画の黎明期というのは、
まだ終戦直後の国の混乱期。
手塚さん自身も戦争経験者でした。
その時代において、漫画の立ち位置というのはとにかく
「子供のためのもの」であって。
その子供達の教育などに対し、
好ましく無いと思われる様なことは一切持ち込まれず。
意識的に排除もされていたようです。
そんな子供達に夢を与えたり、
分かりやすく物事を伝えることに特化、定型化していた漫画において、
タブーとなっていたコトを破ったということが
手塚さんの一番偉大なところの様な気もしています。
何だかトテモ感心してしまいます。
このことが、漫画を子供達ダケのものではなく、同時に、

「人生を生きる全ての人々のもの」

にした要因だったのではないのだろうかと。
マーケットを爆発的に拡大した瞬間だったのではないのだろうかと。
そんなふうに僕は感心してしまいます。



—————手にした本には、
このコトについて語った手塚さんの言葉も書かれています......

「僕がはっきり胸を張って創造したと言えるのは
漫画に悲劇の要素を持ってきたということ」



—————自身が残してきた全ての作品に共通してあるテーマは何か?
ということに関して説明した言葉も書かれていました......

「人間てのはバカだなぁということを僕はテーマにしたんです」



—————代表作である「鉄腕アトム」に関しても......

「進歩のみを目指して突っ走る科学技術が、
どんなに深い亀裂や歪みを社会にもたらし、差別を生み、
人間や命あるものを無残に傷つけて行くかを書いたつもりです」



—————他にも印象的な言葉が並びます......

「豊かな自然への記憶が、
仕事に追いまくられる都市生活者となった僕を
湧き水のように潤してくれているのでしょう」

「自然への畏怖を無くし、傲慢になった人間には必ずしっぺ返しが来る」

「生命のないところに未来はない」



—————改めて強く印象に残ったのはコノ言葉でしょうか。
子供達が構図に多くの絵を詰め込もうとすることを見て言った言葉だそうです......

「僕が漫画を見て美しいと思う要素の中に、空白の美しさというのがある」



—————そして、
一部では有名な話しだと思いますが、
手塚さんが生前に残した最後の言葉。
病床で最後に残した言葉......

「となりの部屋へ行くんだ。仕事をする。仕事をさせてくれ」



お気に入りの「火の鳥」だけは「特別版」でもっているのです(^^)へへへ。


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女神の言葉

2013-08-02 00:31:37 | 勇気
よくあることですが、
大きな会社で、大きな組織改編などがある時、
やはり、会社は少し落ち着かない雰囲気になります。

そんな時に、
同じチームで仕事をしたことがあったり、していたり、
同じ「志」を持ってコトに当たっていた仲間みたいなスタッフが
会社を辞めていくようなコトなどもしばしばあって......
それはソレゾレ色々な事情や考えがあることだと分かっていても、
なんだか、少し......
寂しくなったりもします。

これから環境を変えていくような、そんな仲間達と、
そのあたりの話しをするような時というのは、大抵、
職場とは物理的にも精神的にも少し離れた所で、
リラックスしてお茶などを飲みながら、
食事などをしながら、
時にはドライブに出掛けたりなんかもしながら......
色々な話しをします。


あーんなことや、こーーんなこと。。


知らなかった驚きの事実や、
知っていたけど言わなかった真実。。


そして、必ず、
そんな四方山話しの最後の方には一抹の寂しさが訪れて来て、
同時にキラキラと香る希望も訪れて来て、


気がつくと......「ありがとう」......という言葉を、
お互いにかわしていたりします。


みなソレゾレの道があって、
思いがあって、
考えがあって、
楽しみがあって、
愛する人がいて。


みなウラハラな思いも、
真っ直ぐな思いも、心もあって。
少し曲がった気持ちも、心もあって。


時に自分を自在に操れて、
時に自分を持て余して。


時に不本意で、
時に思う通りで。


人をキヅつけたり、傷つけられたり。
行きあたったり、突き当たったり、すれ違ったり、食い違ったり。


夢を持てたり、持てなかったり。
信じられたり、信じられなかったり。
叶えたり、叶える途中だったり。
捨てたり、拾ったり。
見つけたり、横目で流したり。


環境を変えないで自分を変えていく人。
自分を変えないで環境を変えていく人。
変わる、
変える環境と共に自分を変えていく人。


......時刻は夜の9時頃。
駅からの帰り道。。


僕は優しいオレンジ色の街灯がともる、
大きな川に沿って続く土手沿いの道をトボトボ......と歩いて、
その土手の横に新しく造られた大きな公園に入り込み、
公園の真ん中、
土手より更にもう一段小高く造られた丘の頂上にポツリ、と出来た、
見晴らしの良い、真新しいスターバックスコーヒーに入りました。



コーヒー・フラペチーノってやつを頼みました。
床から天井迄ある綺麗に磨かれた窓のすぐ傍にあるソファー席に腰を下ろし、
テイクアウト仕様のカップに差し込まれた緑色のストローに口をつけます。
小さく砕かれた冷たい氷がシャリシャリと心地よくて、
でも、ちょっと......僕には甘くて......


「もう少し砂糖抑えたのは無いのかなぁ。。。」


なんて、ボーッと、思ったりなんかして。


大きな窓の外を覗き込んだりして。。


そして、また、


会社を辞めていく仲間の顔をフト、思い出します。


「アイツ、、あの時、、 ......な顔してたなぁ。。」


窓の外の川の上に広がる暗くて広い夜空には、
幾つかの星が雲の間でキラキラと輝いていました。


......どこからか声が聞こえて来ました。。


その声は、
いつか大切な友達からもらった大切な本にも書かれていた様な言葉。
いつか、どこかで、誰かに言われたことがあるような言葉。。


とても美しく、
厳しくも優しい、ある女神様の言葉。


「迷われたといわれし道、
そなた達の歩まねばならぬ道であった」


幾つかの星が、
夜の雲の間でキラキラと輝いています。



コーヒーのカップには女神様が描かれていました(^_^)


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